笑いの深海6〜考える肴達〜

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979弟 ◆Speed/Rrd2
行員 男
「正直君の第一印象は良くなかった。
身長は低く、痩せ細った身体、髪はボサボサで、黒ぶち眼鏡が更に印象を暗くしていた。
休憩時間、同僚と話をすることもなく一人パンをかじりながら携帯をいじっている君を見てちょっと悲しくなった。
だが君の印象が少しずつ変化していった。
勤務態度が真面目で、たとえ上司に叱られても次はミスしないと言う心意気が感じられた。
残業で初めて二人きりになった時たわいもない話をしたよね。
僕の問いかけに、はにかみながらボソっと答える君はとても可愛いらしく思えた。
仕事の帰り道、付き合ってほしいと伝えると君は明らかに動揺していた。
980弟 ◆Speed/Rrd2 :2008/06/26(木) 18:12:48
今まで男性と付き合ったこともなくどう接していいか分からないと言う理由で振られたね。
でも僕は諦めたくなかった。初めて本気で人を好きになったと思えたから。
三度目の告白でようやく君にOKをもらった時は本当に嬉しかった。馬鹿みたいに飛びはねる僕を君は笑っていた。
付き合いはじめて半年、楽しい思い出や時にはすれ違いで喧嘩した事もあったけど僕は確信してる。
君とならどんな辛いことも乗り越えて行けそうな気がする。幸せにする自信がある!


結婚して下さい。」

行員 女
「はい。(泣)」

犯人
「ちきしょ〜泣かせるぜ〜」