1 :
名無し職人:
うっひいひいいいいいい
2 :
名無し職人:2007/02/07(水) 11:52:33
これは・・・・
3 :
名無し職人:2007/02/07(水) 14:48:17
>>1の人生設計
16歳 現在中卒プー太郎ヒッキー
17歳 猛勉強の末大検を獲る
18歳 日本の大学のレベルが低すぎるので単身渡米、MIT主席入学
19歳 飛び級でマスターへ
20歳 優秀すぎるのでドクターへ
21歳 天才すぎるのでいきなりプロフェッサーへ
22歳 ソロスも真っ青の革命的金融工学理論を構築し起業
23歳 超伝導量子コンピュータの開発大量生産に成功
24歳 M$を押しのけダウ入り
25歳 ゲイツを押しのけ総資産世界一へ
26歳 ノーベル経済学賞受賞
27歳 全世界総生産の80%を独占し経済的世界征服完了
28歳 国連加盟国全ての大統領・首相・書記長に同時就任
29歳 国連非加盟国を軍事力で制圧統制世界征服完了
30歳 エネルギー問題と人口問題を解決する為に粛清し人口を1000分の1へ
31歳 労働力不足を補う為人型ロボットを開発
32歳 恒星間移動船及びワープ航法を開発
33歳 天の川銀河系を支配下に置く
34歳 アンドロメダ銀河連邦と全面戦争→完全勝利
35歳 アンドロメダを植民地とする
36歳 50億光年内の全ての惑星を掌握し宇宙征服完了
37歳 自分の導いたワーム理論により他宇宙を掌握し森羅万象征服完了
38歳 自分の導いたスーパーストリング理論により多次元空間へ
39歳 108次元に居た神と対決→完全勝利
40歳 神を忠実な下僕とする
41歳 脱童貞
4 :
名無し職人:2007/02/20(火) 12:18:27
42歳 目が覚める
5 :
名無し職人:2007/02/23(金) 20:30:10
6 :
虚構世界内存在 ◆vWilh8Qklc :2007/02/27(火) 23:08:09
7 :
名無し職人:2007/03/05(月) 22:07:59
おいでよ!獣姦の森
8 :
名無し職人:2007/03/05(月) 22:10:24
このスレなんしょん
9 :
名無し職人:2007/03/05(月) 22:53:22
鈴木ちんちん「ちんちんだぞぇ〜」
Y^´ ∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! | l }´ 〈
〉 変 〈/ , ' // ̄`>< /// /// _,.=‐|'"´l l〈 変 /
〈 態. ∨, '/l| ,.'-‐、`//`7/ /''"´__ | ハ l丿 態 {
人) ! ! (/! |ヽ〈_ ・.ノ〃 〃 / '/⌒ヾ.! ,' !く ! ! (_
ト、__/ ヽ、_,.イ /l l |:::::::```/:::::/...´.. //´。ヽ }! ,' !! ) /
ト' 亦 ,イ⌒ヽ/ !l l ! l し J ::::::::::::::::::::``‐-</ / ,'、`Y´Τ`Y
l 夂 (ハ ヽ l i ! l ', ! , -―-、_ ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ 〉,\ ! i ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、 ι 〃,'/! ヽ、\ ヽ、
! 能 // ,' lヽ! ii ',l ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、! / ハ ノヽ._人_从_,. \
| 心 { / ,' ' ,! ll l`、 { ヽ' \ ヽ ' '´ Λ ',} ( \
.丿 ∨ // ,',! l l l ヽ`、 \ \ ∨ し /! ∨ 変 ,ゝ、
∧ / / ヾノ //l l l l、_ヽ\ \ ヽ , ' ,.イ |ノ 態 (ヽ
/ノ__ ゚ ゚ (⌒`〃'j | l l l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl { | ヽ ! ! ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l l l } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! ! | )_
11 :
名無し職人:2007/03/17(土) 17:05:48
童貞タワー 〜オカンとボクとで、ドキドキ、オトン〜
200X年、女性が社会的に力つけ発言力を増していった時代。
機運を見たトワイライトゆかりはフェミ組織「赤い谷の噴き出す波」を結成し国会を制圧。
世間を味方につけた赤い谷は日本を支配し世論を誘導し
不要な男性は排除せよと言わんばかりに冴えない非イケメン勢を夢の島埋め立て地へ追放し
ムリヤリ独立宣言をさせて日本から切り放してしまうのであった。
この物語は30歳ことなかれ主義の小心者 茨城発彦が童貞を捨てようと日本に殴り込み
この不条理な社会をガツンと建て直す、壮大なフィクションの記録である。
「もうこんな生活は嫌だぁぁああぁああ!!」
嘆く発彦。
高い金を払って日本本土から送られてきたのは根本はるみの写真集ではなく
長州力が表紙を飾る今はなき週刊ゴングであった。
*
太平洋に浮かぶゴミまみれの孤島、それは日本から切り放された夢の島埋め立て地のなれの果てである。
そこに棄てられた日本に必要とされない冴えない童貞たちは
海水に一手間加えて塩水にする作業を生業としてなんとか糊口をしのいでいた。
*
せっかくなので黒タイツ一丁の長州で発彦はシコシコしてみた。
シコシコシコ・・・
涙が出てきた。
かつてソドムの街は男色が横行したため神の怒りを買い業火で焼き尽されたという。
この島は神にすら見捨てられたのか…。
ならばもう俺もこの島を、そして童貞を捨てよう、心にそう誓った発彦は海に飛び込み日本を目指したのであった・・・
「今度は岐阜県 今度は岐阜県…」
掛け声も快調に飛騨の海岸沿いをランニングする梨本サムと東海林マリン。
すると神通川に奇妙なモノが浮いている。死体か?それとも茄子か?
鳥越の報道路線の魔の手がここにまでといぶかしがる梨本だったが
今までに何万と死体を見てきた東海林のあまりの驚きぶりに顔を向けたところ目にしたのは
「バカの顔だ!!
おこがましくも女性に対抗せんとする童貞バカの顔だっ!!」
そう、発彦は途中でイッカクにアナル処女を奪われたり飯塚に引っくり返されたり不審船と間違えられて攻撃されたり
乱獲で絶滅したり飯塚に引っくり返されたりグリーンピースに残念鯨と名づけられたりと
いろいろ苦労しながら泳ぎに泳いで日本に上陸したのであった。
こうして神通川に辿り着いた発彦は珍しい動物だと勘違いされ
夜這いくらいしか娯楽のない田舎の名物となったのだった。
「イゴール・ボブチンちゃん」とのあだ名をつけられ
連日見物客が大勢くるは童貞音頭が出来るはと一躍時のアイドルに。
昼間はエサとして鯖や味噌を投げ込まれもうこれ美味しくってたまランチな毎日を送っていたが
平穏な日中とは違い日が暮れれば恐れるものがあった。
夜が、また来た。
パラリラ静寂を切り裂く轟音、闇夜をつんざくヘッドライト。
何の楽しみもなく生きる田舎の暴走族にとって発彦は格好の玩具であったのだった。
投石・ロケット花火は当たり前 イカ臭い白線を流してきたり松居棒で大掃除されたりもした。
昨日は網で捕えられ、バターになあれと一晩中振り回された。
今日は何をされるのだろうと脅える発彦。
すると突然松ヤニの薫りが顔に張り付いてきた
気がつけば発彦はガムテープで全身をがんじ絡めにされていたのだった。
こうして発彦は暴走族に捕えられぶら下がり健康機に吊されることとなった。
どんどん吊されていく冬物。重ねられていくコート。薄れゆく感覚。
遠のく意識の中で死を覚悟した発彦に何かが語りかけてきた。
『生きたいか』
(誰だ・・・)
『イッカクだよ お前のアナル処女を奪ったイッカクさ』
(何故お前が俺に呼び掛けて・・・)
『そんなことはどうでもいいさ 生きたいかどうなのか? それを答えろ』
(生きたい こんなところで、童貞のまま死にたくはない・・・)
『ならば望め 力を欲せよ そうすればお前は…』
*
フェミニズム政権によって村を取り巻くスピードは大きく加速していった。
娘っ子は国の政策で都会へと奪われた。 才能・ツテ・若さ・・・男は何かを持っていれば村を捨てて街へと流れた。
田舎の村に残されたのは年寄りか夢破れ出戻ってきた人々のみ。周囲のスピードとは逆に村に漂う空気はより鈍重に停滞したものへとなっていった。
気力もなければ娯楽もない、息の詰まるような過疎の村で少年たちは育った。
墨の教科書と外ばかり見てる暴走族。超高層山脈の上の空 届かない夢を見てる。
やりばのない気持ちの扉破りたい。 校舎の裏、草鞋を編んで見つかれば逃げ場もない。
しゃがんでかたまり背を向けながら心のひとつも分かりあえない大人たちを睨む。
そして仲間たちは今夜川で玩具を見つけた。
とにかくもう学校や家には帰りたくない。自分の存在が何なのかさえ解らず震えてる15〜35の夜。
*
ガムテープで縛られ吊された発彦は重ねられたセーターの毛玉で、まるで蝶の蛹のようであった。
それは人間的にもチンチン的にも脱皮できない自分たちへの皮肉のようで暴走族は
自分たちの着ている物を脱いでまでいらなくなった冬物を重ねる手を早めていった。
裸の男衆に祭られたミノ虫。それはある種神々しいまでの景色であった。
すると蛹の中から何やらお経のようなうめき声が聴こえてきた。
「俺の先端が真っ赤に燃える マンコを貫けと轟き叫ぶ
必殺 シャイニングディックイッカクー」
繭からは炎に包まれた発彦がまるでロケットの様に飛び出してきた。その勢いで剥ける不良たちのチンコの皮。
衣類に火が移り凄い勢いで燃え盛るぶら下がり健康機。逃げる暴走族。
追い掛けるキャスター付きぶら下がり健康機。剥き出しが痛くてうまく走れない暴走族。
遠く夜空へと消えていった発彦が何処へ飛んでいったのかは誰も見ていなかった。
これが日本一かがり火祭りの原型となった騒ぎの顛末である。
こうして生まれた祭りは今では岐阜の若者たちが大人に変わる儀式として、そして有り余る若さを発散する娯楽として今なお続いているのである。
二郎さんか発彦かってくらい飛んだ発彦が目を覚ましたのは京都タワーの目の前だった。
伝統と近代文化とが入り乱れる都市・京都。だがそんな伝統都市もフェミ政策によって大きく様変わりしている。
都を彩っていた舞妓は華奢な少女たちではなくムサいおっさんたちがやる羽目になり、なんだこの男色大鑑って感じ。
舞を舞うっていうよりヒゲダンスだしね。白塗りが街中を闊歩してる様子は腸で悪玉菌が繁殖してる様子のようで、
かつては京都の恥とまで呼ばれた京都タワーがまともな建物に見えるという惨状であった。
発彦はその異形の塔を見た途端ある種奇妙な情動に襲われた。この塔には昇らなければならない何かがある。
こうして発彦は陰謀渦巻く白い巨塔に足を踏み入れたのであった・・・
京都タワーの入り口をくぐった発彦を待っていたのは【竜宮の間】とかかれた蝋人形館であった。
タワー1階でお土産を見て回ったりご当地フレームの記念プリクラを撮ったり名前入り記念メダルや自分の産まれた日の新聞を買おうか悩んだりと
十分に京都を満喫したので帰ろうとしたところ駐車場で海がめに捕まり無理やり2階に連れてこられたのだ。
そこは世界各国のそこそこな要人や二流スターたちをモデルとした微妙な蝋人形が並ぶ空間。話のタネだとしても入ったことを後悔するような場所である。
襲いかかってくるチャーリー・シーンや銀座の双子ママの蝋人形。だが発彦はそこで、ある衝撃の物体を目にしたのであった。
ダバダバする有賀さつき、立候補してくる羽柴秀吉、芸能界から消えるヒロミ・・・
様々な攻撃で発彦を苦しめてくる蝋人形たち。その中にそれはあった。
発彦自身の剥製であった。
どういうことだ?じゃあ今の身体はいったい?
だが発彦のとまどいもお構い無しに襲いかかってくる蝋人形たち。舞い踊る鯛や鮃やチャーリー・シーン。
発彦に飛びかかってきた乙姫の鏡に写し出されたのは1匹の海獣、あの処女を奪ったイッカクの姿であった。
あの夜の記憶が蘇ってきた。
暗い夜空に捨てたはずの遠い記憶。
*
夢の島から日本を目指し泳ぐ発彦を襲った刺すような痛み。後ろからイッカクが発彦の肛門から中へズブズブと侵入してきたのだ。
だが、それは次第に快感へと変わっていった。それでも悦楽に耐えながら日本を目指す発彦。
イッカクと文字どおり一つとなりとろける様な苦痛が快楽を伴い発彦の体を波打ってくる。
思わず声を上げてしまう発彦。だがそれが悲劇のきっかけになってしまった。
夜の海に鳴り響く悦楽の声。それは鯨の鳴き声とうりふたつであった。
鳴き声を聞きつけたマタギは今まで見たこともない海洋生物を見る。発彦だ。イッカクと体を重ねあっている発彦だ。
UMAだと確信したマタギは傷つけないようにまず大きく開いた口に一発、被っているベレー帽に一発と銃を発射した。
口から入ってきた弾丸は食道を通って胃、小腸、大腸へと流れていきイッカクを押し出し
もう一発の弾丸はベレー帽のみを貫いた。ベレー帽を失った発彦は単なる魂を持った肉塊。
発彦を仕留めるにはそれで十分だった。
*
こうして発彦は一度死んだ。
だがその魂はイッカクさんの漢気で生かしてもらっていたのだ。
26 :
◆71H0C.7h5Y :2007/03/22(木) 00:30:33
発彦の魂の前に現れた発彦の身体はベレー帽にブリーフ一丁と在りし日の姿そのままであった。
発彦は今まで宿借りしていたイッカクの体を飛び出し自身の身体へ飛び込んでいく。
久方ぶりに戻った体はしばらく帰ってなかった我が家のようで少し違和感があったもののじきに感覚を取り戻せそうなものであった。
肩慣らしに目の前に広がる蝋人形たちを倒してみせるか。おもむろにブリーフを脱ぎ自慢のドリルチンポを構えてみせる。
「喰らえ!シャイニングディックチンポー」
だがその叫び声も虚しく発彦自慢の豆鉄砲はウンともスンとも言わない。
何故ならそれは剥製を作る際に内臓器官が全て取り除かれてしまったからだ。
内臓なしでは童貞脱出どころか普通に暮らしていくこともままならない。
こうして発彦とイッカクは各地に散らばった48の臓器を求めて、虚しさを抱えて夢をぶら下げ二階建ての明日へとTAKEOFFするのであった。
私がはじめてこの物語を読んだのは中学2年のころだった。頭の中が性欲と妄想に支配された厨房の私は、即この作品の虜となったのを覚えている。
物語は主人公が秘密基地で深い眠りについているシーンから始まる…私はそんな予感がしぬるぽた。
2008年3月22日
油断ならんな
このスレはノーマークだった
そんな訳で口実も出来たことだし足早にこの場を立ち去ろうとする発彦とイッカクだったが
そうは問屋が卸してくれなかった。
下りの階段を塞ぐチャーリー・シーンたち蝋人形。発彦にのしかかってくる有賀さつきたち蝋人形。
一人かと思ったら後ろにもう一人隠れてて分身の術ってやってる銀座の双子ママたち蝋人形。
戦う術のない発彦たちは抵抗することも出来ずただイッカクを振り回しての防戦一方だった。
このまま時間の問題か…。 諦めかけたイッカク。
だがそんなイッカクの目に映った発彦は何か秘策があるかのように立ち向かっていった。
発彦は思い出したのだ。あの夢の島での特訓を・・・
*
その朝、発彦はいつもの通り消しカスをねり消しに変える仕事のため文房具屋に向かう途中だった。
「おい、坊主!」 呼び止める声。
振り返ると栗本慎一郎がTVブックメーカーで売り飛ばしたスポーツカーの上に出っ歯の男が座っていた。
「坊主、お前だよ坊主。そこの弱そうな坊主。」
尊大な前歯は呼びかけ続けてくる。どうやら振り返ったのは失敗だったようだ。
「坊主、お前は弱そうだから俺が稽古つけてやろう。だから食べ物分けてください。」
偉そうなだけで要は乞食だった。
だが発彦が反応するよりも早く前歯は発彦の腕を取りレッスンを開始した。
特訓は夜まで続いた。向こうもクタクタになったので上手く何も支払うことなく逃げてこれたが
発彦の心には前歯の師匠への感謝の念が深く根付いていたのだった。
*
蝋人形を前にして発彦はかつて前歯師匠が教えてくれた技を披露した。
ワックスON、ワックスOFF、ワックスON、ワックスOFF・・・
もし教えてくれたのが沖縄の爺さんなら威力は抜群だったことだろう。だが前歯は沖縄人どころか宮城ですらない。
発彦の必死の攻撃は馬鹿が盆踊っているようにしか見えず蝋人形たちも安心して油断しきっていた。
すぐに効果は表れてきた。ドロドロに溶けていく蝋人形たち。
何故なら敵は蝋人形。
ワックスをOFFする要領で簡単にやっつけることが出来たのだ。
ワックスをOFFしたことによって竜宮の間は幻想だったかのように消え失せ
代わりにピカピカに輝く板の間が姿を現した。
ところどころ蝋人形の顔面が原型を留めたまま床に張り付いているのは
まるで梅図かずおの世界のようである。
かつてジャッキー・チェンは何十体もの木像ひしめく“木人の間”を攻略し木人拳をマスターした。
発彦も蝋人形館でワックスON・OFFをマスターし、少し強くなった気分だ。
ジャバールが待ち受けていないことを祈りながら発彦たちは3階へと足を運んだ。
33 :
名無し職人:2007/03/23(金) 02:00:58
♪
京都タワーからほどなく行った所にある深泥ヶ池。そこは関西屈指の心霊スポットとしても知られ
『雨に消えたタクシー乗客』など様々な怪談が噂されているが
その中でもっとも広く知られているのが河童伝説である。
出るのだ、河童が。深泥ヶ池に。
京都タワー3階。
薄暗い部屋に佇む謎の男を見れば大抵の人は驚くことだろう。
「河童が出た」と。
その姿は深泥ヶ池の伝説を知らなかった観光客ですら見紛い、そしておののくものだろう。
だが発彦は違った。発彦は憶えていたのだ。
「ま、前歯師匠!!」
35 :
名無し職人:2007/03/24(土) 01:25:51
主人公、発彦の前に現れた覆面男とは一体何者なのか?
京都タワー編もいよいよ佳境へきて今更明かされるこの物語のタイトルとは?
次回予告!
「まさかのぬるぽ」乞う御期待!
36 :
名無し職人:2007/03/24(土) 01:26:51
♪
『おお、お前はあの時の坊主じゃねえか…』
懐かしそうに目を細める前歯師匠。
緑色の全身タイツを身に包んだ前歯師匠はスックと立ち上がると同時に、前歯を振りかざし発彦の方へ投げ打ってきた。
身構える発彦。だが前歯スラッガーは発彦を通り抜け、隙あらば寝首を掻こうと後ろに潜んでいた2階竜宮の間の主 海がめに命中したのであった。
『へっ、コソコソ隠れて他人の足を引っ張ることしか出来ねえ様な野郎が。
さあ、坊主。これで邪魔モノはいなくなった。男同士1対1のタイマンだ。どれだけ強くなったのか見せてくれ!』
「いや今それどころじゃないから」
発彦は
>>35にあるように覆面男を早く見つけだして戦わなければならないので前歯の相手をしてるほど暇ではないのだ。
『ほらオレが覆面男だって!ほらほら!被ってるだろ覆面、覆面!』
皮のかむった陰茎をほっぽり出してなんとか発彦をこの場に留めようとする前歯師匠。
その慌てた姿は師匠の威厳もへったくれもないただの目立ちたがり無職30男である。
「はいはい、前歯が覆面男ね。わかりましたわかりました。」
面倒くさいが相手しなければしつこそうなので仕方なしに戦うことにした発彦。
それを見た前歯師匠は再び偉そうな態度に戻りこう投げ掛けてきた。
『坊主、全力で来い。俺の教えた技で俺を超えてみせろ。』
要は自分の対処できる技を使ってくれということだった。
だがそれに気づかない発彦は前歯の誘導に乗ってワックスON・OFFで前歯に飛びかかっていく。
狙い通りの攻撃。前歯師匠はペンキUP、ペンキDOWNともちろん教えていない技で対応する。
前歯師匠の反撃で次第に劣勢に追い込まれていく発彦。
このままでは危ない。身の危険を感じた発彦は近くにいたイッカクの角を掴んで前歯師匠の頭にドーン。
勝負あった。
師匠と言われてるけど実際は大したことのない前歯師匠こと花鳥諷詠は一撃で沈んだのであった。
○茨城発彦−花鳥諷詠×
(3分23秒
イッカクでドーン)
恩師との決闘という試練を突破し4階へと向かおうとする発彦とイッカク。
『よくぞオレを乗り越えた、坊主。だがな、この京都タワーはまだまだ続く。
上の階へ行けば行くほどオレでも敵わない様な強豪が待ち受けてるぞ。』
前歯師匠が負け惜しみを言うかの様に、というか負け惜しみをぶつけてくる。
だがその言葉は発彦たちに次の一歩を踏み出すことを躊躇させるには十分なものだった…
エレベーターを使うことにした発彦一行は楽々屋上の展望台へと辿り着いた。
いちいち階段を昇って階ごとに戦わなくてもいいなんてまさに文明万歳。
京都タワーからなので変チクリンな建物も目に入れることなく京都の夜景を一眸に見下ろす発彦一行。
だが革命戦士たちの休息は束の間のものだった。
何故ならこの京都タワー、UFO基地なのである。
「たた、大変や〜 えらいこっちゃでセンセ〜」
京都タワー112階に響きわたる関西弁。その声に反応してこの塔の主が顔を出す。
『どうしたでおじゃるかスケキヨ、そうぞうしいぞよ』
センセイと呼ばれるこの男は名を竹屋みそと言い公家の出身で京都でも屈指の陰陽師として知られている。
キモ短髪の小間使いスケキヨは竹屋みその顔色を窺いながら言葉を続ける。
「そ、それが市役所のほないから苦情が来おりよりまして…」
京都の条例によれば景観保護のため113mを超える建物は禁止されている。京都タワーはそれに違反しているというのだ。
『はて、この塔は113mきっかりに作ってあるはずでおじゃるが・・・?』
一方そのころ、屋上の発彦たちは地上にいる市役所職員に九条ネギでしばかれていた。
発彦たちが屋上に立つことで規定の113mを超えてしまっているのだ。
退去を迫りぶぶ漬けを投げつける職員たち。
だが発彦たちは戻ろうにも営業時間が終了してしまっているためエレベーターが動かず一歩も退けない状態にある。
屋上で発彦一行がべったら漬けにまみれている間に竹屋センセイは決断した。
ただでさえ公安当局から睨まれているのにここで騒ぎを起こしてしまったらどうなることか。
『よし、屋上を吹き飛ばすでおじゃる!』
幸い京都タワーは沢山のUFOが積み重なってできた基地なので切り離しは自由である。
念を込め屋上のスイッチを入れる竹屋みそ。
ゴゴゴゴゴ
鳴り響く轟音。遠ざかる京都の街並み。あの子の命はひこうき雲。
こうして発彦一行を乗せた湯のみは天高く京都の夜空を駆けていったのであった。
43 :
◆71H0C.7h5Y :2007/03/26(月) 19:10:25
途中でアメリカ空軍に打ち落とされたり「あれは人工衛星」との声明があったりでんじろう先生が出てきたりと
様々な紆余曲折がありながら発彦一行が辿りついたのは北国だった。
『おい、見てみろ!コナン君の銅像だぞ!』
眼鏡の小男のブロンズ像を指さしそう叫ぶのは隙あらば寝首をかこうと後ろに潜んでいたら巻き込まれた前歯師匠である。
だが肝心の発彦は天井のないUFOのせいでハンチングを失いシオシオのパ〜状態であった。
そんな発彦を気にも留めず宮殿を前にしてこれが読売テレビかぁと感慨深げな前歯師匠。
すると墜落騒ぎを聞き付けた地元の男衆がやってきた。その格好は発彦と同じくブリーフ一丁である。
「マエバ男子!マエバ男子!マエバ男子!・・・」
威勢のいい掛け声とともに男衆に担がれ宮殿に連れられていく前歯師匠。
いま、北国ではマエバ男子がブームなのだ。
「発彦ー!新しいベレー帽だカクー!」
イッカクが徹夜でべったら浸けを縫いあわせてベレー帽を作り上げてくれたおかげで
元気100倍ハンチングとなった発彦。
前歯師匠のことは放っておくとしてこれからどうしようかと考えていると宮殿からブリーフ男衆がランニングしながら戻ってきた。
運悪くその流れに巻き込まれる発彦。
他の男衆がガリガリな中で発彦のビール腹は明らかに浮いている。
まるで蟻に運ばれているイモ虫の様である。
ヘトヘトになった発彦が転がされてきたのは蟻の巣穴みたいに無惨に掘り尽された炭鉱であった。
ブリーフ男衆はもうここでは何も出てこないと薄々気づいていながらもツルハシを振り続けているのだ。
とりあえずイッカクを振ってエア削岩でお茶を濁す発彦。
他の強制労働者たちはそんな発彦を見て特に気に留める様子もない。そんな気力もない。
こうして発彦は運良く何の身寄りも頼る人もいないこの北国で衣食住を確保したのであった。
一方その頃、将軍さまの御前に連れてこられた前歯師匠はというと・・・
「マエバ男子!マエバ男子!マエバ男子!…」
前歯師匠の出っ歯はフロントスポイラーのように空気抵抗を極限まで小さくしていた
男衆もそれに応え、神輿の速度は速くなる一方。三日の工程が一日で城に到着
前歯男子神輿も16回目を数えて、毎年死亡者が出ると有名な男祭りだが今年も例外に漏れず死ぬ事となるがそれはまた別の話…
「最近どんなエッチな夢見たの」
投げやりに客人・前歯師匠に質問する将軍は最近網走刑務所から帰った元囚人だ
前歯師匠の話は一切聞かず、独房での看守によるハードレイプの話を切り返す将軍
元西武、バークレオ似のイケメン青年死刑囚との情事、その別れ
前歯師匠 「泣ける2ちゃんねるやで…」
いつのまにか亀甲縛りを完璧に極められていた前歯師匠はその涙で鼠を書いた
すると書いた鼠が生を受けて前歯師匠に言った
「最近どんなエッチな夢見たの」
のくのは原っぱで自らの境遇を呪っていた
「こんなアナルなら無い方が良かったのに…」
そこに現れた石原軍団総帥、渡は言う 「アナルは失って良さがわかるんだヨ」
彼女は決めた、臭いアナルと土嚢フェイスを受け入れてくれる人を探す旅に出ようと
その様子を眺めていたユーミンも臭い部類のアナルだが、ミリオンシングル「彼女のアナルに蝿が寄る」の詩はここから来たと後日語っている
旅に出ると決めた日、家来を呼んだのくの
小男で すばしっこいががが、実話ナックルズの記者である牛頭
桜舞い散る高円寺、三人の旅はここからはじまる
将軍さまがどんなに淫猥な夢を望もうとも、前歯師匠は夢を見ることが出来ないのである
それは夢の世界、現実社会の世界とこのパラレルワールドの3つの世界それぞれに
前歯師匠の魂が散らばってしまったために前歯師匠は夢の世界、そして現実社会の世界には干渉出来ないのだ
前歯師匠は考えた 下手なことを言えばこのまま殺されてしまうかもしれないからだ
刻々と時間が過ぎていく中、前歯師匠はあることに気がついた
将軍さまの話術、そして猥談への熱い想いはあの名落語家 笑福亭鶴光を彷彿とさせるものがある
もしや将軍さまは落語好きではないだろうか
『将軍さま、時間は夢を裏切らない 夢は時間を裏切ってはならないのでございますよ』
前歯師匠はかつて修行僧時代に散々聞かされた瀬戸内寂聴小咄で切り抜けることにした
だがそれは前歯師匠を更に窮地へと追い込む選択であったのだった
49 :
◆71H0C.7h5Y :2007/04/01(日) 01:39:19
前歯師匠のトンチをいたく気に入った将軍さまはあるお題で前歯師匠に挑んできた
「これ前歯よ、ここにキャンギャル時代の藤原紀香のポスターがある このポスターから藤原紀香を出してきて縄で縛ってみせよ」
ただでさえ無理難題である上、亀甲縛りを完璧に決められている前歯師匠は動くことすら出来ない
頼みの綱であった鼠の姿もどこにも見当たらない
ピピーピピー
前歯師匠は前歯7奥義の1つ、前歯レーダーで助けを求めることにした
そのころ発彦はというと空腹に耐え兼ね捕まえた鼠を素材に
同じ監房の住民である寒村はだか囚人とややうけ囚人から鼠料理のやり方を教わろうとしていた
もともとこの二人はダイエー屋という関東煮のお店をやっていた料理人だったが
ハムスター程度の大きさしかない小柄なややうけをゴキブリだと将軍さまが勘違いしたために店は消毒のために焼き討ち、店主二人は炭鉱送りの身となったのだった
発彦が手順通り包丁を入れようとしたその時、鼠の前歯から聞き覚えのある前歯師匠の声がしてきた
「最近どんなエッチな夢を見たの?」
ちょっとふざけてみた前歯師匠。
だが発彦にはもちろん意味が通じるはずもなく空耳だと判断され、鼠の調理が再会される。
慌てて本題に戻ろうとする前歯師匠。
『じ、実は将軍さまが夢を語れとしつこくて紀香を縛らなきゃならないんだ。』
戸塚ヨットスクールみたいな状況下にあると想像した発彦は前歯が矯正されるのはいいことなので放っておこうと思った。
だが横で話を聞いていた寒村とややうけは将軍さまから尻毛までむしりとられ都を追放された恨みからか
宮殿に乗り込むいい口実が出来たと乗り気でない発彦を説得し前歯師匠を助けに行こうと言い出した。
鼠前歯レーダーの向こうで自分の人徳の賜だと勘違いし感動に体を震わす前歯師匠。
その様子を見て、フィギュア萌え族 北国の将軍さまが思いついたのが後の世界フィギュアスケート選手権を席巻した技マエバウアーである。
〜予〜告〜!
細長〜いもみあげを風になびかせ、あの男が帰ってきた!
「童貞のシリ毛を他人に譲渡する事は法律で禁じられている。まさか知らなかったワケでもあるまい?…100円くれたら見逃してやるよ!」
死んだ筈の汚職巡査・坂則
なぜお前がここに…高鳴る胸の鼓動、渦巻く陰謀、産まれたての子馬の嘶き、禁煙する成人病患者、優しく微笑む天使の笑顔、オナホールは友達、中古で買った8弦ギター、タイガースファンの禁じ手、手ぶらで気軽に日帰り旅行…(中略)……貧乏ヒマなし、しめじ、次回!
「地球温暖化について考える」
乞うご期待!!!!!!!
宮殿に辿り着いた発彦たちを待っていたのは、これでもかと言うほど大量に仕掛けられた数々の罠であった。
唸るファイアバー、飛び散る溶岩、襲いかかる北国産マツタケ、池に浮かぶ山田勝巳・・・
これらの罠を回避し300秒という限られた時間の中で複雑に入りくんだ迷宮を突破しなければならないのだ。
イッカクを振り回し雑魚を蹴散らす発彦、ファミ通の攻略本で大丈夫な寒村、
そそりたつ壁に苦戦する山田、ケージの中で飼われるややうけ
そろそろべったら浸けが腐ってきた発彦、拾ったスーパーの袋でリュックがパンパンになる寒村、
年下の正社員に呼び捨てで呼ばれる山田、道案内役の鼠とカラカラの取り合いで喧嘩するややうけ。
様々な困難を乗り越え発彦たちは将軍さまの鎮座する部屋の前までやってきたのだった。
侵入者との報せを受けた将軍さまは刺客たちの到着を今か今かと楽しみにしていた。
上半身は客人を迎えるためおニューのハンチングにルパチカでキメてみたが
下半身はどんないやらしい夢が聞けるのかという気持ちばかりが先行してちんこを直接ティッシュを包んだだけの姿で
準備は万端である。
だが肝心の発彦たちは扉の前で攻略本に載っている無限1UPのやり方を真似て寒村の亀をいじめているところだった。
階段で何度も踏みつけられ次第に大きくなっていく寒村の亀
ビシャア
真っ白な残基が発彦の顔にかかる。初めて味わった苦味。それは発彦自身の味とは比べ物にならないくらい大人の味であった。
しかし残念なことに127基を越えてしまったため仕様によって1基扱いに戻ってしまう。
無限の命を求め次々と仲間の亀を襲いどんどん大人の階段を昇っていく発彦。
まあそんなこともしつつ将軍さまの部屋に乗り込んでいく。
するとそこには目を疑うような仕掛けが待っていた。
54 :
(^ρ^) ◆X01PWwexF. :2007/04/04(水) 23:08:46
110円均一のパンティ
あと踏み台と棒と亀甲縛りのまま吊された前歯師匠。
どうみても罠である。しかし発彦はその罠の魅力にあらがえなかった。
踏み台にパンツを被せ担ぎ棒で貫いて山田勝巳が陣どれば
あっという間に女神輿を完成させる。
ただ、遠ざかる意識の中で見たあの男祭りを再現させたかった。それだけだった。
もちろんこれで前歯師匠を助け出すことは不可能である。
だが将軍さまの顔つきは険しいものとなった。
神聖な前歯祭りを女人の血で汚されたと怒る将軍さまはふんどし男衆を呼び戻した。
男神輿で女神輿を叩き潰すつもりなのである。
「w・a・t・e・r… w・a・t・e・r…」
将軍の陰茎に水脈を発見したデンタルハザード(※日本名 前歯師匠)は
ギャル曽根こと忍者ムラサキが化けたサリバン先生の手ほどきで挑戦した忌まわしい記憶
ジャンボ餃子で失明した過去をフラッシュバックした
前歯に触覚が集中していた前歯師匠は水脈の正体を自慢の歯で探った
常人の100倍を越える射精圧でエニアグラムを無限回廊に刻んだ将軍様
そして勢いそのままに近衛兵をのらくろの漫画よろしく首を切断
近衛兵(※別名 立川一門会)の総帥、談士のサングラスに白濁液がのった時、古のワイ談が甦る
女神輿にはエロい衣類が必要と城のカーテンをスイスイ渡り全裸にそれを包んだ山田も「カーテンはいらないよね」と全員と意見が合うも、挑戦前に既に出来ていたカーテンだこが悲しく潰れる
ベッタラ漬けにはホイミ効果は無いらしく、傷口にそれを塗りこまれるも死を察する山田
男塾と同じように復帰する事を約束し、親指を高々と掲げ溶鉱炉に沈む
3秒後普通に女神輿として復活
まるで速い人みたいだね
将軍さまは前歯の切れ味の前に露と消えた。
だが放たれた男神輿衆は止まらない。
それに立ち向かうは山田勝巳と一体になった女神輿。べったらベレー帽を失いまた不抜けに戻った発彦を背負い戦場を縦横無尽に駆け巡る。
ふんどし男衆を跳び越え蹴散らす山田神輿。だが敵の数はなかなか減らない。北国中の男がこの応接間に集っているからだ。
焦る山田神輿。だがその焦燥が元で大きな隙を作ってしまう。
背中からの違和感。急に発彦ではない何かのずっしりとした重さを感じとったのだ。
山田神輿の背中、そこには北国唯一の女であり総ふんどし男長である美川憲一がのしかかっていたのだった。
そのころ発彦はというとキリストの様に十字架に吊され
竹とんぼの要領で回転を加えられて大空に解き放たれようとしていた。
憲一をふりほどこうとするジョーバ山田。山田にしがみつく憲一。動かない髪の毛。
必死に憲一をふりほどこうとするジョーバ山田。必死に山田にしがみつく憲一。動きもしなければ風になびきもしない髪の毛。
ようやく憲一をふりほどいた山田神輿。だが肝心の憲一はまだ背中に残ったままだ。
宙に舞う憲一の髪の毛。これが前歯祭り最大の悲劇を生むのだった。
天を駆ける憲一のカツラは隠れていた寒村に激突した。
その衝撃で寒村の持っていたケージは吹っ飛び、中に入っていたややうけと前歯鼠は放り出される格好となる。
運の悪いことに前歯鼠は一心不乱にカラカラで走っていたところで
そのカラカラごと放り出されたために地上に着いた途端勢いよくふんどし男衆の元へと転がっていってしまった。
だがそれに気づかない男衆。
あわれ前歯鼠は男神輿の軍勢の下敷きとなってしまった。
60 :
◆71H0C.7h5Y :2007/04/07(土) 23:30:12
談志師匠の介抱で目を覚ました将軍さまの目に飛込んできたのはあの時の風景だった。
筋骨隆々のこんがり日焼けした山田が死にかけている鼠を手に悲しんでいる姿、
それはあの網走刑務所で死刑になった最愛の黒人が囚人仲間のペットだった鼠を死から救おうとしたあの場面にうり二つだったのだ。
男衆をいさめこの光景に見入る将軍さま。将軍さまだけでなく今やこの北国にいるすべての人が山田と鼠を見守っている。
だが山田には看守の膀胱炎を治す力もなければ清い魂を持っている訳でも本当の犯人が同じ監獄にいた囚人という訳でもない。
「オイラが死んでもただの絵に戻るだけでチュウ」
悲しむ人々をよそに静かに天に召される前歯鼠。
その体は本来の線に戻り将軍さまの注文どおり壁にかかっていたキャンギャル時代の藤原紀香を縛る格好となった。
風になびくポスター。その後ろには前歯鼠が自分の産みの親である前歯師匠のため諦めることなく掘り続けた脱獄用の穴があった。
誰にも気づかれることなくショーシャンクの空に舞う発彦。その下では北国の国民が心優しい鼠の死に涙するのであった。
61 :
名無し職人:2007/04/11(水) 18:34:58
保守
62 :
◆71H0C.7h5Y :2007/04/12(木) 23:55:34
こうして前歯鼠は死に、発彦は飛び去り、山田はアメリカへ渡っていった。
寒村とややうけは田舎に帰って元気にしてるそうだ。
職人さまとメガネ談志のことは知らない。
帰りの船の中で前歯師匠は物思いに耽っていた。
あの前歯鼠は何のために産まれ、そして死んでいったのだろう・・・ そして発彦も・・・
一人には慣れていたつもりだった。
修業が嫌でムラサキ師範の元から逃げ出して以来ずっと一人だった。
だが将軍さまや発彦との出会いで人の温もりを身に染みるほど感じとった。
それなのに、また一人に逆戻り。一度人の温もりを知ってしまったためにまた孤独になるのが辛くてしょうがない。
『出来ることなら、帰ってみるか、あの寺へ…』
そうぼんやり考えていると何やら悲鳴の様なものが聞こえてきた。
上から? それも聞き覚えがある! 発彦だ!
上空から降ってきた発彦。祭りの勢いで空高く放たれたまま地球を軽く3周半はした模様。
軽い脱水症状とノンハンチングでもはや動けない発彦。
前歯師匠は発彦の体を起こし、友好の証である将軍さまのベレー帽を手渡して再会を心から祝う。
船が日本に差し掛かった頃、二人は結ばれ一つになったのだった。
頼む俺の童貞を貰ってくれ 3夜目のセンズリ
北朝鮮編 完
シリーズ物wwwwwwwWWWWWWW
乙でした
あぁ!終わってる…
【次回予告】
スタンガン博士の産み出した青魔導プログラムCOOが発彦を襲う!!
そして前歯師匠に放たれた殺し屋 氏に神百番を裏で操るレディムラサキとは!?
新歌舞伎座を舞台に繰り広げられる新人女優硫化アリアを巡る愛憎劇!!
喫茶店マスターの語る弟殺しの真相とは!?
謎の都市伝説が流れるラジオ塔をジャックする発彦&前歯!!
そして絶景の観光地で海鮮グルメと温泉を満喫する角煮DONの3人は!?
気力が起こり次第随時更新
頼む俺の童貞を貰ってくれ日本シリーズこうご期待
ワクワク
わぁーい!
どうなってんのこれ
70 :
名無し職人:2007/04/19(木) 20:51:05
素人大全集 ろりまにあ
↑
コピペしてケンサクしてね
お宝映像あります(≧∇≦)
人
(__)
(__)
( ・∀・ ) おすすめだよ
U θU
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71 :
◆71H0C.7h5Y :2007/04/22(日) 16:46:32
構想は出来上がってんのよ
一線越えちゃったあとの微妙な気まずさを千葉と芭蕉の間に漂わせて
そこに冷凍が襲いかかってきて
千葉はなんか芭蕉助けられずにいて
パントが作ったこおが冷凍襲撃してなんとか難を逃れるんだけど二人は気まずくて別行動になるってのが大筋で
そこにマーマレードボーイネタやらホイチョイ映画ネタやらを降り混ぜていきたいんだけど
文章が降りてこない
>>72 正直奉りあげるのいい加減にしてもらいたい
大したもん書いてないのに馬鹿みたいに凄い凄い言われてもやりづらくなるだけだ
リレー小説みたいなもんだから俺の手から離れてって予想出来ないような内容になるのが理想なのに
これじゃ誰も入ってこない
敷居はちょっと高いくらいでいいんだよ
夏野気持ち悪いよ
75 :
名無し職人:2007/04/29(日) 20:35:25
一人でやっとけ
76 :
2D:2007/04/29(日) 23:08:04
さようで 失礼致しました
俺は面白いかった、長いから全部は読んでなかったけど毎回半分くらいは読んでた、
内容は支離滅裂だし笑う処も特にないけど、ひっそりと毎回長い文章を出す愉快な人がいるなと思ってた。
このスレを見てた人の大半はそんな感じだったんじゃないか?
ただ、ひょっとしたら本気で書き込みを継続してる人かもしれないから
下手にからかって傷つけないよう気を遣いつつレスしただけで、小馬鹿にしつつ奉り上げようなんて意思はなぬるぽかったんじゃないかと思うよ。
78 :
名無し職人:2007/05/06(日) 20:58:31
おなら
79 :
名無し職人:2007/05/09(水) 20:16:18
(^▽^)
80 :
名無し職人:2007/05/19(土) 02:10:39
保守
うわっ。規制が入っちゃった。名無しさん、オツでした
モスラに処女膜を再生してもらったザ・ピーナッツ
84 :
名無し職人:2007/05/30(水) 19:50:19
二人は後悔していた。
勢いでとはいえ一線を超えてしまった二人。
もう師弟の関係にも友人の関係にも戻れない。
NWAインタータッグを狙うことも出来なければ
1つのベルトを2人で巻いて阿修羅バスターをすることも出来ない。
二人の間に流れる気まずい空気・・・
黙々と九十九里浜を歩く。
仲むつまやかに夏の日の1993を熱唱しながら近くを歩くglassの二人とは対照的に
会話が一言も交されないまま3往復目に突入した。
glassの帽子被ったハゲの方と共に波にさらわれていく足跡が
戻れない二人の絆を現しているのだった
頼む俺の童貞を貰ってくれ
第2章 〜南へ、西へ〜
いい日旅立ち
いい日金玉
知らない筈の砂浜に適当に流れてきた二人
この砂浜はイチローの本塁打が通った跡より綺麗であり
イチローの打球がスタンドに入ったあとの一瞬のように静かでもある
何故これほどまで静かであるのかと訝しむ発彦
夏の日の1993の歌声以外は聞こえない世界
やがてその声さえもかき消される
夏の日の1993を熱唱しながら近くを歩くglassの二人が蟻地獄に巻き込まれた結果だった
突如現れた巨大な蟻地獄の中心で回り続ける元凶のパンダは砂嵐の中で黄ばんでいる
では彼らの断末魔は何処へ消えたのだろうか?
静かだが力強くノイズのようにうるさく鳴るさざ波、通ったようだが鳴るはずもない潮風の音
昭和の音を予感させる回り続けるパンダ・・・・・・
そして彼ら自身の夏の日の1993が断末魔をかき消していたのだった
歌手として生まれた2人の皮肉である
やがてパンダが巻き起こした蟻地獄から彼らが身に着けていたのであろう衣服が舞い上がり前歯師匠の前歯に引っかかった
いや、引っ掛けたのである。ここでも乞食は健在である
87 :
名無し職人:
いい具合にダメージ加工されたジーンズを身に纏う前歯師匠、それを見守る裸の発彦。
glass二人を仕留めたことで任務を完了したと勘違いしたパンダは蟻地獄から出てきて
中国に帰ろうとしているところだったがわかめに埋もれている発彦・前歯コンビを見つけたことで事態は急変。
glassの骨を加工した牌で本場中国仕込みの3人打ち麻雀対戦を要求してきたのだった。
索子ばかりを揃えてくるパンダに勝ち目を見い出せなかった二人。
ましてや麻雀素人でルールは一切知らない。
いいようにカモられそうになったその時奇跡は起こった。
紅中と西が並び「中西」と出来上がったのだ。