1 :
ヴェルロス:
敵はおそらく操作系か具現化系能力者…
いずれにせよ敵の能力は未知数…
しかも単独なのか複数なのかも分からねえ…下手すりゃとんでもねえ黒幕がいるかもな…
かなり危険だ…命を落とすくらいの覚悟がなけりゃ冨樫の封印は解けねえ…
それでも俺は行くぜ…
覚悟のできた奴だけ付いて来てく
ツッ!…な、これは…針か!
気をつけろ!敵の能力者の攻撃だ!
クソッ俺達の行動がバレてやがったのか!
闘るしかねえ!
”邪龍結界陣”(フィールド・オブ・ドラゴニカ)!!
2 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:33:08
”邪龍結界陣”(フィールド・オブ・ドラゴニカ)!!
一定範囲の地面に俺のオーラで邪龍陣を浮かび上がらせる!
邪龍陣の内側ならどこからでも念龍を召喚出来る!
さっきは一発喰らっちまったが次からは俺の能力で弾くことができる…
どこからでも来やがれ…
チッ、気配を消して隠れやがったか…
俺の能力は発動中は移動出来ないのが欠点…
それは敵も見れば分かること…
俺が能力を解除するまで待つつもりか…
確かに正しい選択だ…並みの使い手が相手ならな…
俺の邪龍結界陣の最大半径は…
5000mだ!!
俺の邪龍結界陣は円の役割も果たす。
つまりお前はもう俺の術中に嵌まってるってことだ!
捕捉した!!終わりだ!
”邪龍乱舞”(ドラゴニック・ダンス)!!
3 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:33:13
気持ち悪いんだよ糞オタク野郎
失せろボケ
4 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:33:39
‥‥!!
コイツは‥ヤバそうな能力だぜ‥‥
しかも防御も完璧ときたか‥‥やってくれる
だがその完璧さが命取りだ!!
俺を補足してから攻撃に移るまでの一瞬のスキに俺の能力でケリをつける!!
"永遠の猛吹雪"(エターナルフォースブリザード)
一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ
‥‥!今だ!!
"永遠の猛吹雪"(エターナルフォースブリザード)ッ!!
5 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:34:12
!!凄まじいオーラ!
…いやそれだけじゃねえ!空気が光って…
いや…違う!これは大気中の空気が凍結して…
マズい!”邪龍螺旋甲”(ドラゴニック・シャッター)!!
ヒュオオオオオ
間に合った…しかし凄まじい凍気…!!
ここまでの凍気を使う能力者はお目にかかったことがねえ…
最初の攻撃も針ではなく氷を飛ばしていやがったのか…
だが俺の邪龍螺旋甲は究極の防御能力…!
どんな能力も……
!?
邪龍螺旋甲が凍結し始めているだと!?
クソッ…強い!
まさかこの能力まで使うことになるとは!
”邪龍炎獄陣”(ドラゴニック・インフェルノ)!!
6 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:34:44
ふう…終わったか。
街が壊滅しちまった…ちょっと暴れすぎたかな…
それにしても恐ろしい能力者だった…
いきなりの敵があれほどのものとは…
まずは身を隠して作戦を練らないとな…仲間に連絡だ…
〜そしてヴェルロスは酒場の地下にある秘密基地に向かった〜
『ようヴェルロス。ボロボロじゃねーか』
「スコット…お前しかいないのか…まあいい
さっき敵能力者に襲われた。かなりの使い手だった…俺程じゃないが…
とりあえずお前の能力で冨樫がいる大体の位置を探してくれ…」
『めんどくせーけど、まあ仕方ねーか』
”超生体感知機”(バイオ・サーチ・システム)
スコットの能力!
彼は対象者の細胞が含まれる毛髪や皮膚組織などを具現化した装置で分析することによって
その対象者に関する情報を得ることが出来る!
人工衛星と連動することにより大まかな位置情報さえも知ることが出来るのだ!
7 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:35:27
恥ずかしい!!恥ずかしすぎるぞww
8 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:35:48
『大体の位置は分かったぜ…ここから北北西に150kmほどいったところに冨樫は囚われている…』
「北北西に150kmか…デスアルプスのど真ん中じゃねえか…
2年前の謎の大爆発、ゴッド・バーストが原因で隆起した標高8000m級の険しい山脈…
まさか冨樫とゴッド・バーストに何か関係が…?」
『さあな…俺に分かるのは冨樫がデスアルプスにいるってことだけだ。とりあえず報酬を貰おうか』
スコットはヴェルロスの仲間ではあるが能力を使う時は必ず報酬を要求する。
彼は過度な馴れ合いを好まず、ビジネスはビジネスだと割り切るクールな男なのである。
〜そしてヴェルロスは汽車の特等席に乗りデスアルプスに向かった〜
ここがデスアルプスか…
恐ろしいところだ…山がでか過ぎてバケモンに囲まれてる気分になっちまう…
とりあえず一番高い山に登るか…
頂上から見渡せば何か見えるかもしれねえ…
邪龍結界陣を使えば5kmは探れるが俺の存在が敵にバレるからな…
ふう…
ここから電子双眼鏡で探るか…
!!…あれは何だ!こんな険しい山の中に建築物がある…
間違いない…冨樫はあそこに囚われている…
!!
クソッ攻撃か!双眼鏡を覗いて視野が狭まっているところを狙ってくるとは…
何だこれは…腕に何か取り付けられちまった…これは…神字の書かれた腕輪…?
9 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:36:23
クソッ…油断した…
落ち着け…”凝”!
…隠は使ってねえ…敵は操作系能力者か…
それにしてもこの険しい山で俺に近づいてくるとは…
それに姿も見えねえ…だがどこに隠れようと俺には無意味だぜ!!
”邪龍結界陣”(フィールド・オブ・ドラゴニカ)!!
…!?どうなってる…能力が…発動しない…!?
やられた!敵は腕輪を取り付けることで能力を封じる能力者!
だが能力を封じても姿を見せないと言うことは戦闘能力はさほど高くない!
おそらく戦闘に長けた味方を呼び攻撃する作戦!
ならばその前に叩けば勝機はある!
”円”!!
俺の円は半径100メートル程探ることが出来る…
体調と精神状態で5〜7メートル増減するが…
見つけたぜ…なるほどな…この険しい山で容易く俺に接近出来た理由が分かったぜ…
お前のいる場所は……真上だ!!
うん、頑張れ。
スレッド立てる前に努力した感じがプンプン臭う
けど、頑張れ。
11 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:36:49
うはw
12 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:37:06
自己満足ネタはvipでやれ
13 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:37:08
まさか大鷲に乗って俺に近づいきていたとはな…
だが距離は70mはある…邪龍を召喚出来れば余裕で届く距離だがこのままでは…
跳んで攻撃するか…俺の垂直跳びベストは55m…いや…どの道かわされるのがオチだろう…
待てよ……あれは…鷲にも俺のと同じ輪が着いている…
ということはまさか…
クソッ体が動かねえ!!
やはり奴も一流の念能力者!ただ能力を封じるだけじゃねえ!
対象者の動きまで制御出来るのか…
クソ…意識…が……
『やあ、目が覚めたかね』
……ここ…は…どこだ…?俺は……
そうだ…俺は敵に捕まって…周りに結界が張られてやがる…
オーラも出ねえ…
『その結界は私の能力”魔神封陣”(サタンプリズン)
君の邪龍結界陣と対照的な能力と言っていいだろう…
私の部下の能力”破戒輪”(デモンズリング)と合わせて君は2重の封印をされている…』
「何故俺の能力名を…それにその声……お前は…スコットか!!」
『クックック…もうその名は捨てたよ…今の私は…絶対統制者、アブソルート・ルーラーだ!
私が…世界の頂点に立つ…!』
また厨房か
下げてくれよ
15 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:38:12
痛すぎ
16 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:38:58
「世界の頂点に立つ…だと?
報酬なしに能力も使わなかった小っせえ男が…
…それより一つ聞きたい…テメエ…他の仲間はどうした…!?」
『仲間…?ああ、あいつらか。殺した』
「…ハンス…ミリアム…ボブ……マックスまで…全員お前が殺したってのか…」
『お前がバカみたいに街を破戒している間にな。』
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
『!? 何だこのオーラは…!?大気が… 大地が… 震えている…!?
ありえない…こいつは2重に念能力を封印されている…なのに何故…こんなオーラを…
それにその赤い眼…まさかお前…クルタ族か…!?』
「ああ。」
パキン
『破戒輪が壊れた!?一体どれだけのオーラを放てばそんなことが…
!?…俺の魔神封陣が邪龍結界陣によって浸食されていく…!?』
「テメエは…完全に消滅させる…後に毛一本も残さねえ…
お前の得意なバイオテクノロジーを使っても再生出来ない様にな…」
”邪龍爆誕”(ダーク・ヴァハムート)
”エターナル・フレア”!!
ズ ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
17 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:39:46
フツーに腕輪取り付けられるなんて結構弱いんじゃねえかww
18 :
ヴェルロス:2006/12/27(水) 22:39:55
…殺った…
だが…俺も限界みてえだ……クソ…目が霞みやがる…
…ハンス…ミリアム…ボブ……ローズ…俺もそっちに…
『まだお前は死ぬのは早いぜ』 ハンス…?
『私たちの分まで生きて』 ミリアム…?
『わいらの事は気にせんでええで!』 ボブ…
『頑張れよ…兄貴』 マックス…
そうだ…俺は死ぬわけにはいかねえ……この命が燃え尽きるその時までは!
19 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:40:53
ありきなりな話をオタクが語ってる感じ
背筋に寒気が走った
>ヴェルロスさん
下げてください
これが出来ないのなら冬厨だと見なします
うん、頑張れ。
「早くコピペしなきゃ!みんなが待ってる!」と心の叫び
けど、頑張れ。
この痛い文章を狙って書いてるならなかなかの才能
読んで損した。
つまんねーもん貼りやがって
スコットのまさかの裏切りによってヴェルロス達の冨樫救出作戦は失敗した。
さらにハンス、ミリアム、ボブ、マックスという大切な仲間を失い、
何とか生き延びたヴェルロスさえ限界を超えたオーラを引き出した反動で念能力を失い再起不能となった。
だが、まだヴェルロス達の後を継ぐ者が滅びたわけではなかった。
ヴェルロス達は所詮冨樫ファン達が雇った外国人傭兵に過ぎなかったのだ。
ここからは普通の高校生、流神瞬が彼らの意志を継ぐことになる…
25 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:43:34
ヴェルロスとか、ガキがネトゲで名乗りそうなネームだ・・
第2章
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高校2年生の流神瞬(りゅうじんしゅん)、は期末テスト中にも関わらず窓の外を見ていた。
IQ195である彼は既に全問余裕で解き終わっていたのだ。
フッこんな問題に手こずるとはこいつらは大したこと無いな…
県内最高の偏差値を誇る学校もこんなものか…ぬるい…
だが今日のこの学校は何か違和感がある…
…空気に微量だが邪悪なオーラが含まれている…
並みの能力者なら見落としてしまうような…まさか…俺を誘っているのか…?
むっまさか…
”凝”
間違い無い…美術室に念能力者がいる…それも強い敵意を放つ奴が…
何者だ…確かめるか…だが今教室から出れば敵の警戒網に引っかかる…
仕方ない使うか
”神飛行機”(フリーダム・スカイ)!!
わざと上げないでください
”神飛行機”(フリーダム・スカイ)
流神瞬は折った紙飛行機を自由自在に遠隔操作する放出系念能力者である
一見用途の少ない能力に見えるが彼の超頭脳にかかれば応用は無限大
これは シンプル イズ ザ ベスト という彼の思想の体現でもある
今回彼が使うのは視覚と聴覚を含む「自我」を紙飛行機に乗せて飛ばす偵察能力である
問題用紙を折って念を込める…
よし…こういう状況を予測して窓際の席にしてもらっていて良かった…
この俺ならその程度のことは教員に少し頼めば可能だからな…
よし、テイク オフ(離陸)!
…目標高度に到達…到達時間誤差0.05秒…計算通り…
美術室の状況は…
! いた…間違いないアイツだ…だが…絵を描いているのか?
…画風はルネサンス後期……レオナルド・ダ・ヴィンチを彷彿とさせるな…
この学校の制服を着ているが違和感はない…年はせいぜい20か…
その年齢であの絵のレベル…奴の念能力は絵に関係している可能性が高い…
よし、充分だ…解除!
…放課後まで待って奴がどう出るかだな…
そして放課後
…美術室の奴は気配を絶ちやがったな…完璧な絶だ……
狙いは俺か…それとも…
手っ取り早く誘い出すか…?
奴の標的が俺なら、俺が学校の裏山に行けば必ず狙いにくる…ならば…!
”隠密戦闘機”(ステルス・イーグル)!!
強化した紙飛行機を5機、”隠”を使って気配を絶ち隠密飛行させる…
奴が俺にうかつに近づけば取り囲んだステルス・イーグルが一斉に攻撃…ジ・エンドだ…
そして学校の裏山
予想通りつけてきやがったか…
やはり奴の狙いは俺…念のため何が目的か聞いておくか…無益な殺しは思想に反するからな…
「気をつけな…既に俺の能力が包囲してるぜ……妙な動きをすれば、殺す…!」
『ククク…まいったね。さすがは天才流神瞬といったところか…』
「フン…俺に何の用だ?」
『闘る気は無いよ…僕は君が念使いだということを確かめたかっただけなんだ。』
「何の為に、だ…?返答次第じゃ、殺す…!」
『ククク…君はHUNTER×HUNTERという漫画を知ってるかな?』
「念能力者で知らない奴がいるわけないだろ。全巻持ってる。」
『ならあの漫画がずっと休載してることも知ってるね?』
「正確には最期に掲載されたときから数えて47号分休載している。理由は大方察しがつくがな…」
『そう、冨樫は念能力を題材に漫画を描いてしまった…だから「奴ら」を敵に回してしまったのさ…』
「【奴ら】…だと?」
『ああ。念能力を漫画の題材に使えば問題が起こるのは当然…
だがそれを快く思わない奴らの中でも【奴ら】はかなりヤバい。【奴ら】は冨樫を力ずくで拉致した…
そしてそれを知った大富豪の冨樫ファンが傭兵部隊「ブラックドラゴン」を雇い【奴ら】にぶつけた…』
「ブラックドラゴン…!!あの世界でも5指に入る念能力者集団か…!」
『結果…ブラックドラゴンは全滅した…』
ゴクリ……
「……あのブラックドラゴンが…全滅…」
『この間横浜で突然起こった猛吹雪と大火災…あれは【奴ら】とブラックドラゴンの戦闘によるものだ…』
「まさかとは思っていたが…あれが念での戦闘…?完全に災害クラスのデストラクションだぞ…」
『そして信じられないと思うが…3日前デスアルプスの一部が噴火で吹き飛んだが…
俺の情報網によるとあれの真相も噴火ではなく【奴ら】とブラックドラゴンの戦闘だ…』
「…嘘だろ…一体…どんなレベルの能力者なんだ…」
『ここからが本題だ…僕は冨樫を救出する。君にはそれに協力してもらいたい』
「救出…だと?そんなバケモン相手に何が出来るってんだ…どうかしてるぜ…」
『ククク…出来るさ。君の頭脳と、僕のこの特質系能力があればね…我が能力お見せしよう!』
”異次元美術館”(アンダー・ザ・アンダーグラウンド)!!
ズ ズ ズ…
大木の幹に扉を作った…!?
なるほど…読めたぞ…ここが美術館の入り口と言うわけか…
「そこに入る前に聞いておきたい…お前は何故冨樫を助けようとする…?…金の為か?」
『…妹の為だ』
「妹……?」
『HUNTER×HUNTERファンだった僕の妹は休載が始まって一ヶ月経った頃から
学校に行かなくなり部屋に閉じこもり始めた…
医者は自閉症だと言ったが……真の原因は…冨樫の念能力”ドラッグコミック”』
「…インターネットの闇サイトで噂されているあれか…確かにHUNTER×HUNTERには僅かだが念が込められている」
『波長の合う者が読めば麻薬の様にはまり、禁断症状さえ出る…俺は名のある除念師を探したが…結果は…クソッ!』
ガン!
あんなに強く木を殴りやがった…血が出てるじゃねえか…
それほどまでに妹のことを心配しているのか…こいつ…
最初からおかしいと思っていた…あれほどの美しい絵を描く者が何の罪も無い者を襲うはずが無い…
”神飛行機”(フリーダム・スカイ)!
「こいつが俺の能力だ…俺は昔から紙飛行機に興味があってね
空気抵抗と紙飛行機のフォルムの芸術的な関係性は実に面白かった
俺が流体力学を極めたのは小学校2年生…いや、一年生の時だったかな
本当は操作系が得意系統なら良かったんだが…フ、天は二物を与えず、か…」
『君は…僕を信用してくれるのか…?』
「…ああ。」
何年ぶりかな…こんなに魂が熱くなるのは…
ブラックドラゴンを倒した念使いが相手か…面白い…
フッ…思えば俺が本気になる程のことは物心ついてから一度も無かったかもしれぬ…
石壁の地下牢に足音が響く
コツ…コツ…コツ…ピタ
『そろそろ描く気になっていただけましたか…?冨樫先生』
「何度も言わせるな…俺は金の為に漫画を描いてるんじゃない…読者の為に描いてるんだ…
お前の雇い主が誰かは知らんが…そんな奴だけの為に描くことは出来ない…」
『フフフ…まあその内やる気が出てからで構いませんよ…
あの方の第一の目的は念能力に対する認識が世間に広まるのを防ぐことですからね…
ブラックドラゴンさえここに辿り着くことは出来ずに壊滅した…その意味をよく考えることですね…』
冨樫が閉じ込められている地下牢は国会議事堂の地下にある!
ここは第2次世界大戦末期に政治家達の避難所兼地下司令部として作られた地下空間である!
この地下空間の名前は『パーフェクト・ハウス』
冨樫をさらった黒幕は老政治家、山元源蔵!
彼は念能力を使って日本政治界を裏から操る狡猾な悪徳政治家である!
彼は少数精鋭の念能力犯罪組織『サイレントスネーク』を雇い冨樫を拉致監禁した!
日本最高度の堅牢地下施設『パーフェクト・ハウス』を6人の『サイレントスネーク』が守ることで完全無欠な要塞と化した!
さらにサイレントスネークの1人、アナコンダが『パーフェクト・ハウス』全体に結界をかけているため念での探知も難しい!
『ようこそ俺の”影の美術館”(アンダー・ザ・アンダーグラウンド)へ!』
「……これは…世界中の名画、彫像、工芸品が…これはレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐か…
ルーブル美術館で見た本物と見分けがつかないぜ…」
『フフフ…僕の能力は1、芸術品に直に触れる 2、自分でそれの贋作を造ることで準備が整う…
この部屋から作品を持ち出すことにより、作品が表現している『モノ』や『力』を抽出して発動出来る…
一度発動すればその作品は消滅する……』
なるほど…IQ195の俺に接触して来た理由が分かったぜ…確かに俺の頭脳ならこれらを完璧に使いこなせる…
どうやって強力な念使い相手に闘うんだと思ったが………刺せる!
翌日流神瞬は普通に登校して期末テストを受けていた。
作戦決行には準備が必要なのでしばらくは普通に過ごすことにしたのだった。
…よし、12分43秒04で全問終了…
それにしてもいつもは平和過ぎて退屈だと思うが…今日はこの平和な時間がいいものに思えてくるぜ…
フ…今必死にテストを解いてる奴らにはこの思想は分からないだろうな…
久しぶりにテストの裏に流体力学の特殊計算式を書いてみるか…
いや…教員に見られるとうっとうしいからな…のんびりと雲の流れでも見てる方がいい…
雲の形は大気の流れとともに刻一刻と変化する…それは流体力学の法則に従った芸術的な流れだ…
ヴオーン!ヴォンヴォン!
『オラー出てこいや豪田!コラァー!』
何だあの無粋な連中は…バイクに乗ったいかにも頭の悪そうな連中が5人…
どこの暴走族かは知らんが学校にまで入り込んでくるとは…日本警察は何やっているんだ…
むっ…何だアイツは…
『うるせー連中だぜ!学校まできやがって!そんなにぶっ飛ばされてーか!』
校舎から出て来たあいつ…奴が豪田か…?
”凝”
体から発するオーラが常人とは明らかに違う…念能力者だ…
ドカ!バキ!ドゴ!
一瞬で5人を…強いな…この俺でも念無しの戦闘では敵うまい…
しかも奴はかなり強力は念能力者…俺の眼はごまかせん…ポテンシャルは俺と同等なレベルか…
面白い…奴も仲間に引き込むか…
昼休みか…他の奴らは無駄話をしながらのんきに昼飯か。いい身分だな…
さて俺は豪田を探しにいくか…歩き回るのも面倒だし、手っ取り早くいくか
”円”
俺の円は半径20mを探れる。体調と精神状態で1〜2m増減するが…
学校の中ならこれだけで充分。
よし…捕捉!
奴は1人で屋上か…好都合だな…
…この階段を上った先の扉の向こう、7m23cmの位置で扉に背を向けて座って飯を食っている…
だが妙だ…奴も俺の円に気付いているはずなのに奴の挙動にもオーラの揺らぎに緊張は感じられない…
あいつ…ただの不良(ワル)じゃねえ…!
瞬が扉を開けると予想通りの位置に豪田が座っていた
『よう、俺に何か用か?』
こいつ…振り向きもせず飯を食い続けてやがる…なめやがって…!
ゴ ゴ ゴ …
『何だ喧嘩しにきたのかよ…でもいいのか?』
「…何だと?」
『俺の間合いに入ってるけど』
ピ……ン
!!………一瞬で俺の喉元に…念の剣を伸ばして突きつけやがった…
「…………参った」
『ま、殺気がないのは分かってたけどな。俺の能力名は”大和侍”だ。よろしくな』
_,,t-‐‐-、,-‐‐-、
三'::::::............... .....::::::`y,.
ナ::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::ヾ
| ̄| V::::::::::::::::_{{ ({∫∬ノノjヾ:::::{
| ̄| | ̄| ナ::::::::::::::i`__,,,,,,,ァ_ _,,,,,_ t;;:ヌ
| | | | イヘ::::::(ヾ~!,ャt、 !'''i ィtン )=f }f
| | | | i {t)テ" ヘ' '___,イ ヽ_/ 介'
| | | | _,rヘ_,j|!' /ー--''! |'
|,.ィ―'''' ̄ /| | /二ク !
/;;:::'';;::''::;;:/ { ! 、 ヾニン ノ\
/'''::::;r|''':::;;;| | ! \ _,,./|::;;'''\
/:;;/ |;;;''::;;| 丶\ `__>-ー´ !;;;:'''::iヽ、
i/ |'::;;;;''| 三 ―''" !''::;;;;| /ヽ
/⌒ヽ |;;''':::;| \ !;;::''|/ i
/ \{'';;;::''}  ̄二ニ= !::;;| |
/ヘ |;;:::::;{ ‐- !/ |
/ i |:::;;;''! ー ! / |
/ l |;;'';イ } {、
〉、 ∧テ{ ヽ _ _,,,,;;;;;:::-==ニ;;;_ ノ __,イ´
/ \_ //レ!  ̄  ̄ { ̄ |
/ `ー::v'´/ | i i |
i / ̄ | | i、 |
i / || ヽ |
豪田の家系は先祖代々侍であり、廃刀令が施行された1800年代後半まで侍を続けていた。
豪田の祖父は豪田流古武術の師範であり、彼はその厳しい修行を受けて育った現代の侍なのである!
決して弱者に暴力を振るうことは無く、武士道に乗っ取って闘う漢の中の漢!
”大和侍”
オーラを鎧と兜と刀の形状に変化させる変化系能力。
刀は伸縮自在で切れ味抜群。鎧と兜は高い防御力を誇る。
まさに現代の侍である豪田にふさわしい能力と言えよう。
『で、俺に何の用なんだ?』
「漫画家の冨樫を知ってるか?」
『ああ知ってるぜ』
「彼を救出するのに協力して欲しい…」
『何だそんなことか。いいぜ』
「…フン…理由は聞かないのか?」
『人助けなんだろ?だったら俺が闘うのに理由なんかいらねーよ』
!…こいつ…理由も聞かずに見ず知らずの俺の頼みを承諾をするとは…なんて器のでかい漢だ…!
まさに侍…!この学校にこんな漢がいたとは…!まるで俺がせこい人間なんじゃないかと錯覚しちまうくらいだ…!
「そうか…礼を言う…今日もう1人の仲間を紹介するぜ。名乗り遅れたが俺の名前は瞬…流神瞬だ」
『そうか、俺は豪田斬だ。よろしく頼むぜ』
〜そして放課後
瞬「よし3人揃ったな…とりあえず豪田に状況を説明するぜ…」
影『………というわけだ。俺の情報網によるとサイレントスネークの構成員は5名…』
豪田『そうか…大変だな』
影『ああ。一人一人が相当なレベルの能力者だ…』
豪田『いや、そうじゃねえ…妹さん、大変だな…』
!…こいつ…これから恐ろしい敵と戦うってのに敵の強さなんか微塵も気にしちゃいない……
それどころか影の妹の心配まで……しかもこれは…!
瞬「おい豪田…お前オーラの総量が増えてないか?」
豪田『ああ…俺の家系の特異体質なんだ。闘志が湧けば湧く程オーラが増える。
影の話を聞いて…ちょっとやる気出て来たんでな』
侍だ……!!そう、言うなれば…太陽のような漢…!!
瞬「へへ…俺もやる気出て来たぜ…そう言えば必要な贋作は完成したのか?」
影「ああ…既に作成済みだ」
よし…いけるぞ…この仲間と一緒なら冨樫を助け出せる!!
〜国会議事堂地下『パーフェクトハウス』
アナコンダに近づくクサリとバイパー
クサリ「結界の調子はどうだ?」
アナコンダ「決まってるだろう…いつも通りだ…総体積750000立方メートルのパーフェクトハウスの周囲全てに
展開しているオーラ・ガードは正常に機能している。念能力での探知は不可能だしネズミ一匹も侵入していない。」
クサリ「フン…おかげで俺達は暴れ足りねーがな…ブラックドラゴンの連中とも闘えなかったしよ」
アナコンダ「ケビンのエターナル・フォース・ブリザードで倒せなかった相手だ…お前でも楽に殺れるとは思えんがな」
クサリ「…俺のテラ・グラビティで死なない奴がいるんならお目にかかりたいもんだぜ…
六本木ヒルズくらいなら圧壊させれるんだぜ…ま、団長は例外だがな」
バイパー「…コブラを殺せる奴なんかいねーよ…あの能力はマジ反則だぜ…」
チャキ…チャキ…チャキ
「チッ、俺のバタフライ・ドレッド・ナイフが血に飢えてるぜ…団長、敵はこねーのかよ?」
「フ…愚問だなガブーン。アナコンダの結界を突破出来る能力者がいるならお目にかかりたいものだ…」
「笑えねー冗談だな団長…アンタならアナコンダの結界をものともせずに俺達を全滅させられるぜ…」
コツ…コツ…コツ
「モールか…冨樫の様子はどうだ?」
「いつも通りでしたよ団長…漫画を描く気も無いようですね…」
「フ…1ページ100万ドルという破格の待遇、それに加えお前の破戒輪で痛めつけられても描こうとしないとは大した意志力だ…」
「だからこそ山元源蔵も我々に依頼して来たのでしょう…奴を捕獲するだけでも並みの使い手じゃ不可能ですからね」
「フ……その通りだ…」
「あーあ暇だぜ…まっ、仮に侵入者がいても俺がすぐ切り刻んちまうからどうせまた暇になるんだがな」
〜異次元美術館・内部
影「準備は完璧に整ったぜ…いつでも出発出来る」
豪田「どうするんだ瞬?」
瞬「もう少し待ってくれ…23000通りのシミュレーションをしたが…もう1300パターン読んでおきたい…
そうだな……突入は……10分後だ」
クソッ…油断した…
落ち着け…”凝”!
…陰毛は生えてねえ…敵は操作系能力者か…
それにしてもこの険しいモリマンで俺に近づいてくるとは…
それに姿も見えねえ…だがどこに隠れようと俺には無意味だぜ!!
”膣大解放”(ヴァギナ・オブ・ドラゴニカ)!!
…!?どうなってる…能力が…発動しない…!?
やられた!敵はローターを取り付けることで能力を封じる能力者!
だが能力を封じても姿を見せないと言うことは戦闘能力はさほど高くない!
おそらくマットプレイに長けた味方を呼びローション攻撃する作戦!
ならばその前に叩けば勝機はある!
”射精”!!
俺の射精は半径100メートル程出ることが出来る…
体調と精神状態で5〜7メートル増減するが…
見つけたぜ…なるほどな…この険しいモリマンで容易く俺に接近出来た理由が分かったぜ…
お前のいる場所は……風俗だ!!
>>9 少しいじった
〜異次元美術館・内部
……よし…24300パターンのシミュレーション…コンプリート…!
不確定要素の多いこのミッション…やはり結論はシンプル イザ ザ ベストだったな。
「終わったぜ…予測しうる全てのパターンを読み切った…!」
『ククク…IQ195はダテじゃないな…やはりお前が味方で良かったよ。
それでどの作品を持って行くんだ?
この美術館からの持ち出しは一日一回限定。それも5作品までだぞ…』
「フ…最善の5作品…それは、これとこれとこれとこれ…そしてやはり【あれ】だ」
『なるほどな…補助能力3つと直接攻撃1つ…そして【あれ】か…』
「そうだ…。昨日既に画家ダリの作品”足跡”を使って冨樫のいる大まかな位置は特定した…。
冨樫の移動した痕跡は国会議事堂から少し地下におりたところで消滅…
おそらくそこからは敵能力者が念での追跡を妨げる結界を張っている…」
つまり冨樫が囚われているのは国会議事堂の地下…!
突入するには本来なら存在を感知されなくする能力が欲しい所だったが…」
『ああ…俺にも得意不得意がある…そういう性質だと持続時間が短すぎる…』
「そう…だからサイレント・スネーク6人を直接削除(デリート)していく…
補助能力で念をブーストさせ、一瞬の不意を突き敵を倒す…!
豪田…お前には最初に遭遇する何名かを一撃で倒して欲しい…俺達じゃ攻撃力不足だからな…」
『いいけど、街を壊せるような連中があっさりやられてくれるとも思えねーがな』
「…一撃で仕留められなかったら…恐らく、死あるのみだ…決めてくれ…一撃で…!!」
『分かった。なんとかやってみるぜ…!!』
こいつ…またオーラの総量が増えやがった…!底の見えない漢だ…!
これはひょっとしたらひょっとするかもな…
「よし、行くぜ!!」
〜国会議事堂地下・『パーフェクトハウス』
アナコンダ「クックック…3名様、地獄へご案内、か……」
…探索範囲は広い…恐らくサイレント・スネーク全員との戦闘は避けられない…が、
運が良ければ早めに冨樫を見つけ出し脱出出来る可能性もある…!
それがシミュレーションナンバー00026〜00054までの29パターン、それらが最善パターンだ…!
やるか…!
”円”
!! 馬鹿な…!?
「後ろだ!!」
「何だと…!?いつのまに…!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
『フン、やはりアナコンダの言った通り小物のようだな…クサリ、お前に譲ってやるぜ』
『「俺の剣は雑魚を斬る為には無い」ってか?バイパー。いいぜ、そこで俺の遊びを見物してな』
……怪物…!!直接会って初めて分かる強さってのはこういう事をいうのか…
躊躇すれば一瞬でやられる…!!…殺るなら油断している今しかない!!
「影!!頼む!!」
「任せろ!」
”生の躍動”
影が取り出した絵が光を発し豪田のオーラが数倍に膨れ上がる!
「ハハッ、力が漲ってくるぜ!くらえ!」
”大和魂”!!
凄まじいオーラを凝縮させた豪田の刀が一閃する
だがギリギリでそれをかわすクサリとバイパー。特殊合金の壁が切り裂かれる。
クサリ「ヒュウッ…おもしれえ!俺から闘るぜ!手を出すなよバイパー!」
バイパー「フン、俺は騎士の末裔だぜ。漢の闘いに手は出さねえよ」
こいつら…レベルが……違いすぎる!!
42 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:52:10
〜国会議事堂地下『パーフェクトハウス』
アナコンダに近づくクサリとバイパー
クサリ「結界の調子はどうだ?」
アナコンダ「決まってるだろう…いつも通りだ…総体積750000立方メートルのパーフェクトハウスの周囲全てに
展開しているオーラ・ガードは正常に機能している。念能力での探知は不可能だしネズミ一匹も侵入していない。」
クサリ「フン…おかげで俺達は暴れ足りねーがな…ブラックドラゴンの連中とも闘えなかったしよ」
アナコンダ「ケビンのエターナル・フォース・ブリザードで倒せなかった相手だ…お前でも楽に殺れるとは思えんがな」
クサリ「…俺のテラ・グラビティで死なない奴がいるんならお目にかかりたいもんだぜ…
六本木ヒルズくらいなら圧壊させれるんだぜ…ま、団長は例外だがな」
バイパー「…コブラを殺せる奴なんかいねーよ…あの能力はマジ反則だぜ…」
チャキ…チャキ…チャキ
「チッ、俺のバタフライ・ドレッド・ナイフが血に飢えてるぜ…団長、敵はこねーのかよ?」
「フ…愚問だなガブーン。アナコンダの結界を突破出来る能力者がいるならお目にかかりたいものだ…」
「笑えねー冗談だな団長…アンタならアナコンダの結界をものともせずに俺達を全滅させられるぜ…」
コツ…コツ…コツ
「モールか…冨樫の様子はどうだ?」
「いつも通りでしたよ団長…漫画を描く気も無いようですね…」
「フ…1ページ100万ドルという破格の待遇、それに加えお前の破戒輪で痛めつけられても描こうとしないとは大した意志力だ…」
「だからこそ山元源蔵も我々に依頼して来たのでしょう…奴を捕獲するだけでも並みの使い手じゃ不可能ですからね」
「フ……その通りだ…」
「あーあ暇だぜ…まっ、仮に侵入者がいても俺がすぐ切り刻んちまうからどうせまた暇になるんだがな」
〜異次元美術館・内部
影「準備は完璧に整ったぜ…いつでも出発出来る」
豪田「どうするんだ瞬?」
瞬「もう少し待ってくれ…23000通りのシミュレーションをしたが…もう1300パターン読んでおきたい…
そうだな……突入は……10分後だ」
「ここは俺に任せろ!!お前らは冨樫を探せ!!」
…まさか…死ぬ気か!?クソッ!このケースはシミュレーションで想定していなかった…!!
「…豪田!分かった!絶対勝てよ!帰ったらラーメンおごってやるからよ!!」
「ああ!大盛りチャーシューで頼むぜ!!」
走り去る瞬と影
『何だバイパー、一応殺っとかなくていいのか?』
『構わん。どうせガブーン当たりが勝手に殺ってくれるだろう
それよりその漢に少し興味がわいたんでな…貴様…サムライだな?』
「ああ。先祖代々侍だぜ…あんたはさっき騎士だって言ってたが…?」
『そうだ。俺の先祖は……「円卓の騎士」だ…』
「円卓の騎士…!!アーサー王と戦ったという伝説の騎士か!?」
『フン…話は終わりだ…勘違いするなよ…お前の相手は俺じゃない…クサリだ』
『長話は終わったかよ?じゃあ早速バトルといこうぜ!!喰らえ!!』
超重力(テラ・グラビティ)!!
体が…重い…!!何だこの攻撃は…”凝”!
…これは……奴のオーラが空間を取り囲んでいる!!
そしてその範囲内の重力が数倍になっている…!!
つまり奴は…特質系能力者の重力使いか…!!
『おいおい、この程度の出力で動けねーのかよ?まだ2%だぜ?』
「…なめるな…!」
ダッ!シャキン!!
『おっと動けたか!だが随分動きがのろくなってるぜ?』
バイパー(俺の見込み違いだったか…?いや…この漢の目…これは諦めたものの目ではない…!)
「…3人目のおでましか…気を付けろよ影…かなりの使い手だ…」
『……クサリとバイパーが全部殺っちまったかと思ったぜ…!
俺の名はガブーン!バタフライ・ドレッド・ナイフで切り刻んでやるぜ!』
44 :
名無し職人:2006/12/27(水) 22:52:44
”神飛行機”(フリーダム・スカイ)
流神瞬は折った紙飛行機を自由自在に遠隔操作する放出系念能力者である
一見用途の少ない能力に見えるが彼の超頭脳にかかれば応用は無限大
これは シンプル イズ ザ ベスト という彼の思想の体現でもある
今回彼が使うのは視覚と聴覚を含む「自我」を紙飛行機に乗せて飛ばす偵察能力である
問題用紙を折って念を込める…
よし…こういう状況を予測して窓際の席にしてもらっていて良かった…
この俺ならその程度のことは教員に少し頼めば可能だからな…
よし、テイク オフ(離陸)!
…目標高度に到達…到達時間誤差0.05秒…計算通り…
美術室の状況は…
! いた…間違いないアイツだ…だが…絵を描いているのか?
…画風はルネサンス後期……レオナルド・ダ・ヴィンチを彷彿とさせるな…
この学校の制服を着ているが違和感はない…年はせいぜい20か…
その年齢であの絵のレベル…奴の念能力は絵に関係している可能性が高い…
よし、充分だ…解除!
…放課後まで待って奴がどう出るかだな…
『切り刻む前に一つ聞いておくぜ!クサリとバイパーはどうした?』
「俺の仲間が…闘っている…!生命をかけて!!」
『そりゃあ御愁傷様だな』
「……それは……どういう意味だ…?」
『アイツらはバケモンなんだよ!戦闘力は今のサイレントスネークのNO.2とNO.3だ!』
「……NO.1はだれだ?」
『決まってるだろ…団長、コブラさ!あの人に勝てる奴なんか世界中探してもいるかどうか。
まあお前らがあの人に会う事は……あり得ないがな』
ペロリ…
……ナイフをなめやがった!こいつ…ヤバい!
”魔の逆十字”(ブラッディー・クロス)!!
シュパア!!
疾い…!!…ナイフから逆十字型の血を飛ばして来やがった!!
ギリギリで躱せたが…頬が少し切れちまった…!!使うしかねえ!!
”神飛行機”(フリーダム・スカイ)!!
『ケケケケ!!紙飛行機かよ!!こいよ切り刻んでやる!!』
「くらえ!!」
”20連神風”!!
シュパパパパパパパ!!
『ケケケケ!所詮紙だな!ナイフの敵じゃねえ!!』
……高速飛行する神飛行機20機を全部切り落としやがった!!恐ろしい動体視力!!
「瞬、絵を使うか?」
「頼む!!作戦βだ!!」
〜異次元美術館・内部
……よし…24300パターンのシミュレーション…コンプリート…!
不確定要素の多いこのミッション…やはり結論はシンプル イザ ザ ベストだったな。
「終わったぜ…予測しうる全てのパターンを読み切った…!」
『ククク…IQ195はダテじゃないな…やはりお前が味方で良かったよ。
それでどの作品を持って行くんだ?
この美術館からの持ち出しは一日一回限定。それも5作品までだぞ…』
「フ…最善の5作品…それは、これとこれとこれとこれ…そしてやはり【あれ】だ」
『なるほどな…補助能力3つと直接攻撃1つ…そして【あれ】か…』
「そうだ…。昨日既に画家ダリの作品”足跡”を使って冨樫のいる大まかな位置は特定した…。
冨樫の移動した痕跡は国会議事堂から少し地下におりたところで消滅…
おそらくそこからは敵能力者が念での追跡を妨げる結界を張っている…」
つまり冨樫が囚われているのは国会議事堂の地下…!
突入するには本来なら存在を感知されなくする能力が欲しい所だったが…」
『ああ…俺にも得意不得意がある…そういう性質だと持続時間が短すぎる…』
「そう…だからサイレント・スネーク6人を直接削除(デリート)していく…
補助能力で念をブーストさせ、一瞬の不意を突き敵を倒す…!
豪田…お前には最初に遭遇する何名かを一撃で倒して欲しい…俺達じゃ攻撃力不足だからな…」
『いいけど、街を壊せるような連中があっさりやられてくれるとも思えねーがな』
「…一撃で仕留められなかったら…恐らく、死あるのみだ…決めてくれ…一撃で…!!」
『分かった。なんとかやってみるぜ…!!』
こいつ…またオーラの総量が増えやがった…!底の見えない漢だ…!
これはひょっとしたらひょっとするかもな…
「よし、行くぜ!!」
〜国会議事堂地下・『パーフェクトハウス』
アナコンダ「クックック…3名様、地獄へご案内、か……」
石壁の地下牢に足音が響く
コツ…コツ…コツ…ピタ
『そろそろ描く気になっていただけましたか…?冨樫先生』
「何度も言わせるな…俺は金の為に漫画を描いてるんじゃない…読者の為に描いてるんだ…
お前の雇い主が誰かは知らんが…そんな奴だけの為に描くことは出来ない…」
『フフフ…まあその内やる気が出てからで構いませんよ…
あの方の第一の目的は念能力に対する認識が世間に広まるのを防ぐことですからね…
ブラックドラゴンさえここに辿り着くことは出来ずに壊滅した…その意味をよく考えることですね…』
冨樫が閉じ込められている地下牢は国会議事堂の地下にある!
ここは第2次世界大戦末期に政治家達の避難所兼地下司令部として作られた地下空間である!
この地下空間の名前は『パーフェクト・ハウス』
冨樫をさらった黒幕は老政治家、山元源蔵!
彼は念能力を使って日本政治界を裏から操る狡猾な悪徳政治家である!
彼は少数精鋭の念能力犯罪組織『サイレントスネーク』を雇い冨樫を拉致監禁した!
日本最高度の堅牢地下施設『パーフェクト・ハウス』を6人の『サイレントスネーク』が守ることで完全無欠な要塞と化した!
さらにサイレントスネークの1人、アナコンダが『パーフェクト・ハウス』全体に結界をかけているため念での探知も難しい!
『ようこそ俺の”影の美術館”(アンダー・ザ・アンダーグラウンド)へ!』
「……これは…世界中の名画、彫像、工芸品が…これはレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐か…
ルーブル美術館で見た本物と見分けがつかないぜ…」
『フフフ…僕の能力は1、芸術品に直に触れる 2、自分でそれの贋作を造ることで準備が整う…
この部屋から作品を持ち出すことにより、作品が表現している『モノ』や『力』を抽出して発動出来る…
一度発動すればその作品は消滅する……』
なるほど…IQ195の俺に接触して来た理由が分かったぜ…確かに俺の頭脳ならこれらを完璧に使いこなせる…
どうやって強力な念使い相手に闘うんだと思ったが………刺せる!
「喰らえ!!」
”磔刑”!!
『な…なんだこれは!!』
ガブーンが具現化された十字架に張り付けになる。
「今だ!やれ!」
”真・神風”’(ゴッド・ストリーム)!!
カキン!!
『ふう…ビビらせやがって…”練”が間に合ったぜ』
!!こいつ…生身を練で強化しただけで俺の真・神風を弾きやがった!!
『残念だったな!!俺は強化系だったのさ!!』
いや、それだけじゃない…明らかにオーラの総量が俺の倍以上はある…テメエも十分バケモンだぜ…!
「影、もう一つ頼む!!作戦αだ!!」
「分かった!!」
”突撃”!!
……よし!オーラが沸き上がってくる…さらにこの絵の能力で対象者の身体能力も大幅に上昇する!!
”硬” !! 神飛行機に全オーラを集中させ、さらに自ら敵に突進!!
”神飛行剣”(ゴッド・ブレード・イン・ザ・スカイ)!!
ドス!!
『……ゴフッ………………… 』
勝った…!!だがこいつはサイレントスネークでも中堅以下…
その程度の奴に絵を2枚も使ってしまったのか…これで絵は残り2枚…
『フン…俺の超重力に少しは慣れて来たようだな…なら次は出力を10倍に上げるぜ…!!』
「………へへ…こいよ…侍の底力を見せてやる…!!」
そして放課後
…美術室の奴は気配を絶ちやがったな…完璧な絶だ……
狙いは俺か…それとも…
手っ取り早く誘い出すか…?
奴の標的が俺なら、俺が学校の裏山に行けば必ず狙いにくる…ならば…!
”隠密戦闘機”(ステルス・イーグル)!!
強化した紙飛行機を5機、”隠”を使って気配を絶ち隠密飛行させる…
奴が俺にうかつに近づけば取り囲んだステルス・イーグルが一斉に攻撃…ジ・エンドだ…
そして学校の裏山
予想通りつけてきやがったか…
やはり奴の狙いは俺…念のため何が目的か聞いておくか…無益な殺しは思想に反するからな…
「気をつけな…既に俺の能力が包囲してるぜ……妙な動きをすれば、殺す…!」
『ククク…まいったね。さすがは天才流神瞬といったところか…』
「フン…俺に何の用だ?」
『闘る気は無いよ…僕は君が念使いだということを確かめたかっただけなんだ。』
「何の為に、だ…?返答次第じゃ、殺す…!」
『ククク…君はHUNTER×HUNTERという漫画を知ってるかな?』
「念能力者で知らない奴がいるわけないだろ。全巻持ってる。」
『ならあの漫画がずっと休載してることも知ってるね?』
「正確には最期に掲載されたときから数えて47号分休載している。理由は大方察しがつくがな…」
『そう、冨樫は念能力を題材に漫画を描いてしまった…だから「奴ら」を敵に回してしまったのさ…』
『出力…50%!!』
ドン!
「ぐあああああああああ!!」
『余りやりすぎるなよクサリ…ここが崩れたらどうするんだ?』
『安心しろよバイパー!もう奴の体の周囲にだけ超重力を集中させりゃいい。
奴はもう…一歩も動けねえからよぉ!!』
「………祇園精舎の……鐘の声…」
『あ?何か言ったかサムライさんよ?』
「……諸行…無常の……響きあ…り…」
『何ぶつぶつ言ってんだお前?』
「沙羅…双樹の…花の色…!」
『気をつけろクサリ!!奴のオーラが…!!』
『何だありゃ!?』
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
豪田の背後に般若武者の姿をした巨大なオーラが浮かび上がる!
驚いて呟くバイパー
『……ジャパニーズ……サムライ………』
「盛者必衰の理をあらわす!!」
凄まじいオーラを放ちながら立ち上がる豪田
『何だこいつ!?出力60%!!』
だが豪田は倒れない!それどころかゆっくりとクサリに向かって歩き始める!!
「奢れる人も久しからず…ただ…春の夜の夢のごとし…」
『出力70%!!75%!!80%!!』
超重力によって床が分子レベルで崩壊していく!!だが豪田は歩き続ける!!
「たけき者も遂には滅びぬ…」
『出力90%!!………何故だ!!?何故止まらない!!?何故潰れない!!?』
「ただ風の前の…」
『もういい逃げろクサリ!!!離れろ!!!!そいつから離れろ!!!!』
『出力100パーセントオオオオ!!!!』
「塵に同じ」
真っ二つにされたクサリの体が宙を舞う
特質系能力”黄昏の般若武者”でオーラを使い果たしてしまった豪田が倒れる。
パチ!パチ!パチ!パチ! 拍手をするバイパー
『見事だ!誇り高きジャパニーズ・サムライよ!偉大なるもののふよ!!』
「ハァッ!ハァッ!まだだよ…まだアンタが残ってるじゃねえか…!」
『その体でまだ私と闘うつもりだというのか…?
ならば…私も誇り高き円卓の騎士の末裔として相応の礼儀を持って応えねばなるまい!』
”暗黒に堕ちた聖騎士”(ダーク・エクスカリバー)!
バイパーの手に禍々しい形をした巨大な剣が出現する
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「……おいおいマジかよ……すげえオーラだな……
…こいつはさすがにキツいかもな……でも最期の相手がアンタなら悪くはねえ…
死ぬ時は敵の剣で…そう決めてたからな………!!」
……すまねえな、瞬、影…後は…お前らだけで頑張ってくれ……
「うおお!我、誇り高き侍としてこの一太刀に魂を乗せる!”最終奥義・幻想新月”!!」
ド ン !
豪田を覆っていた最後のオーラが消滅し、空中に鮮血が吹き出す!
崩れ落ちる豪田。バイパーは豪田の血で真っ赤に染まったダーク・エクスカリバーを消す。
『見事な最期だ。先祖もあの世で喜んでいるだろう…』
バイパーは騎士の誇りである深紅のマントを取り外した。
そしてそのマントを息絶えた豪田に掛けてその場を立ち去った。
豪田の気配が消えた…!?まさか死…いや、そんなはずねえ!きっとすぐに追いついて来るさ…!
「………どうやらこの先だな……桁違いに恐ろしいオーラが漂ってくる…」
「さっきの奴が言ってた団長とやらか…どうするんだ?」
「リーダーがいるなら冨樫が囚われている場所もこの先にあるはず…よし…俺が先に行く…!
俺が奴らの注意を引きつけている間に最善と思える行動をとってくれ……
わかってるな?冨樫救出が最優先だぞ…!」
『よくぞここまで辿り着いた!その脆弱な力を補って余りある知力は賞讃に値する!!』
広大な部屋の真ん中に団長コブラとアナコンダ、モームの3人が待ち構えていた。
『褒美に教えてやろう!冨樫は私たちの後方にある【大練獄門】を抜けた所にいる!』
「…アンタが…ホワイトスネークの団長か……?」
『その通り…私が団長コブラだ…そして後ろにいる2人はアナコンダとモーム。
この地下空間に結界を張っている能力者と、冨樫の念と動きを制限している能力者だ。
どうだ?この2人のうち片方でも倒せば冨樫がここから逃げられる可能性も出るぞ?」
……ペラペラと喋りやがって余裕だな…だが口だけじゃねえ…纏っているオーラの密度が
異常に高い…総量は恐らく桁が二つ違う…本能的な恐怖で体が震えてくるぜ…
仮に俺の全潜在オーラを一撃に込められたとしてもこいつは倒せない…!だが後ろの2人なら…!
「…馬鹿野郎が……その情報、致命的だったな!!」
”終焉は光の速さで”(ライトニング・エンド)!!
この神飛行機のマックススピードはマッハ50!!
いかにこの男が強かろうと眼で追うことすら絶対に出来ない!!
そしてこの一機のみに潜在オーラの84%(これが限度)を込めて強化する!!
標的は後ろの2人!!もう選択肢はこれしかない!!
本来この技は全ての敵を確実に仕留められる時にしか使えない!!
なぜならこの技は一度使えば永久に念能力を失うからだ!
だが今なら俺が死んでも、この2人さえ殺せば後は影と豪田がきっと上手くやってくれる!
影……豪田……お前らと仲間になれて…本当に良かった……あばよ…
「ライトニング・エンド!!!」
パシ
超高速で飛行している神飛行機を余裕で掴みとるコブラ
次の瞬間、瞬の両足が弾け飛ぶ
大量の血液が吹き出し、瞬は地に倒れる
『理解していなかったようだね…絶対的な力の差というものがいかなるものか』
クソッ…油断した…
落ち着け…”凝”!
…陰毛は生えてねえ…敵は操作系能力者か…
それにしてもこの険しいモリマンで俺に近づいてくるとは…
それに姿も見えねえ…だがどこに隠れようと俺には無意味だぜ!!
”膣大解放”(ヴァギナ・オブ・ドラゴニカ)!!
…!?どうなってる…能力が…発動しない…!?
やられた!敵はローターを取り付けることで能力を封じる能力者!
だが能力を封じても姿を見せないと言うことは戦闘能力はさほど高くない!
おそらくマットプレイに長けた味方を呼びローション攻撃する作戦!
ならばその前に叩けば勝機はある!
”射精”!!
俺の射精は半径100メートル程出ることが出来る…
体調と精神状態で5〜7メートル増減するが…
見つけたぜ…なるほどな…この険しいモリマンで容易く俺に接近出来た理由が分かったぜ…
お前のいる場所は……風俗だ!!
……なんだ…何が起こった…?…攻撃は失敗したのか…
足が…吹っ飛んでんじゃねえか…すげえ出血量だ…
このままじゃ何もしなくても2分23秒で失血死する…それにもう念能力も使えない…
……フン……ゲーム・オーバーか………
「瞬!!」
「……影か…馬鹿野郎…来るな、逃げろ……こいつはバケモンだ……絶対勝てねえ……」
「お前を置いて逃げられるわけねえだろ!!闘ってやるぜ!!」
影が絵を取り出しコブラに向ける。
”最後の審判”!!
『ほう…ミケランジェロの最後の審判か。素晴らしい。』
「神の裁きを受けな!」
コブラに向かって絵から巨大な裁きの雷が発せられる
『フン…』
”白の障壁”(バリア・ゼロ)!
雷が障壁の前で完全に消滅する
「馬鹿な…」
モーム『フフフ、久しぶりに見ましたね……』
アナコンダ『団長の持つ7つの能力の一つ”白の障壁”。
いかなるオーラもあの障壁に触れるとゼロに帰す、か。クックック…相変わらず恐ろしいお方だ。』
コブラ『フ、それにしても面白い能力を持っているね。絵から力を引き出す能力かな?』
「……逃げろ影…こんな奴に…勝てるわけねえだろ……」
…やべえ…意識が遠のいてきやがった……おわりか……
『逃げる?この私から逃げられると思うのかね?』
「……無理だ……瞬…逃げられるわけがねえよ……」
『さて、せっかくだから死ぬ前に他にどんな絵を持っているのか見せてくれないか?』
「………ああ…見せてやるよ……これが最期の一枚だ……」
「これが僕の持っている最後の絵だ……」
『…見たことの無い絵だな…いや、その独特の画風に類似したものすら知らぬ』
「…そりゃそうさ。これは僕のオリジナルだからな…僕自らが魂で描き上げた作品さ」
『なるほど…素晴らしい出来だと褒めておこうか…』
「そりゃどうも…ついでに教えてやるぜ。この絵のタイトルは”読者の祈り”だ!」
閃光を発しながら絵がゆっくりと消えていく。
だが、何も起こらない
『フフフ…ハァーハッハッハ!!何も起こらないではないか!
祈りか…弱者の最期に相応しい言葉だったぞ。十分楽しませてもらった!
お別れだ……2人仲良くあの世へ行くがいい!!』
”蛇神の黒光”(パーフェクト・バニッシュ)
ズ ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ! ! !
『……………………どうなっている……何故貴様がそこにいる…?
何故貴様が我が攻撃を受けて立っていられる…?
何故貴様がそんなオーラを放っている…?
……冨樫…義博!!』
瞬と影をかばうように立ちはだかる冨樫
「決まってんだろ…俺の読者は俺が護るからだ!命に代えてもな!」
モーム『馬鹿な…私の破戒輪の制御がきかない……だと!?』
影に歩み寄る冨樫。
『君だな…俺に力をくれたのは…』
「へへ…さっきの能力には俺が会ったHUNTER×HUNTER読者の想いを込めていたんだ…
みんな…アンタのことを心配していたぜ…」
『ああ…分かってるよ。読者達の暖かい想い、確かに受け取った。
俺はいい読者を持った。そっちに倒れているのも君の仲間か?』
「ああ…アンタを助ける為にここに来て…奴らに…」
冨樫は両足を無くし失血死寸前の瞬に歩み寄って行く
『読者の想いが俺に新たな能力を与えてくれた…読者の為にしか使えない能力』
”HUNTER×HUNTER”!!
壱の能力、”大天使の息吹”
出現した大天使が息を吹きかけると瞬の両足がみるみる再生して行く。
『君達はここから逃げてくれ…俺はこいつらとの決着を付ける』
「でも…」
『大丈夫。HUNTER×HUNTERの続きは必ず描いてみせる。だから楽しみに待っていてくれ』
「わかりました…行くぞ瞬!」
「ああ!ありがとう冨樫先生!」
走って行く2人を親指を立てて見送る冨樫。
恐ろしい形相をしているコブラ
『別れは済んだようだな…だが残念ながら君が漫画の続きを描くことは永遠に無い…!』
大地を揺るがす程の桁違いのオーラを解放するコブラ
「描いてみせるさ。大勢の読者が待ってるんだ。」
優しく、そして何よりも力強いオーラを解放する冨樫。
瞬と影が脱出した直後に凄まじい振動が起こり国会議事堂が崩れ去った…
力を使い果たした2人はそのまま倒れ救急車で運ばれた…
ニュースによると国会議事堂の崩壊で死亡したのは山元源蔵衆議院議員ただ一人だったらしい…
それから数ヶ月が経ったある日。
季節はもう春になっていた。
瞬は桜の舞い散る歩道を歩いていた…
もうあれから何ヶ月経っただろうか…
あれからすぐに豪田の遺体は発見された…きっと侍らしい最期だったのだろう…
冨樫の消息は不明らしいが…無事なんだろうか…
そういえば今日は月曜日だったな…たまにはジャンプでも読んでみるか…
フ…あんな幼稚な雑誌を読むのはいつ以来かな…
瞬はコンビニに入りジャンプを開いた
やはりHUNTER×HUNTERは掲載されていない
だが巻末付近のページを見て彼の手は止まる
そこにはこう書かれていた
「次号よりHUNTER×HUNTER 連載再開!」
長い間ご声援ありがとうございました!名無しさんの次レスにご期待下さい!
59 :
名無し職人:2006/12/27(水) 23:07:58
じゃあキテレツ大百科の話しよーぜ
60 :
DV ◆lxxxRlMhHo :2006/12/27(水) 23:13:13
週漫に帰れッ!
こんばんはドメスティック
62 :
名無し職人:2006/12/27(水) 23:15:43
金玉袋の裏の方が昨日から痒いんだわ
ワロタが、マロンでやるべきだったな
あっちならファンもついたろう
この板じゃ無理だ、氏ね
>>6ぐらいまでならなんとか読める
タイトルは面白かったのに・・・勿体無い
あと、
"永遠の猛吹雪"(美しい国)
”超生体感知機”(俺はニートでストーカー)
みたいにそのまんま読まない方が冨樫っぽいよ
66 :
名無し職人:2006/12/28(木) 00:43:41
全部読んでみ
二章の方が面白い
それと誰かがテキトーに混ぜてあるから、よく見ていった方がよろし
67 :
65:2006/12/28(木) 00:49:04
どう見ても本人にしか見えないけど
お前を信じて全部読んでみるよ
時間無駄になったら、お前が続編書けよ!
面白いやつだぞ!
68 :
65:2006/12/28(木) 01:08:12
ツッコミどころだらけで、そのガキ臭さは
ちょっと面白かったけど・・・
>>39が一番面白かったぞ!俺の時間を返せ!
どう考えてもハンターじゃなくてジョジョに影響されてるだろ
70 :
名無し職人:2006/12/28(木) 12:47:36
71 :
名無し職人:2006/12/29(金) 02:13:48
うんジョジョだねw念能力もスタンド能力っぽいしw
あとバガボンドの名シーンをパクってたとこもあったね
72 :
名無し職人:2007/01/01(月) 22:16:13
あの伝説のスレのぱくりか?
73 :
名無し職人:2007/01/01(月) 23:05:10
お笑いが大好きです
74 :
名無し職人:2007/01/02(火) 15:13:37
>>71 でもジョジョより面白いよ
ジョジョはあの絵柄と効果音のおかげでかなり得してる
週漫板ではヴェルロスは反響すごかったけど
やっぱり冨樫信者以外にはダメなんかな
というか、ここのヴェルロスは本人じゃないですよね?
てか漫画の板以外でこんなの受けるわけないだろ…
完全にハンタ信者だけを対象に書いたやつなのに
突入後なんかネタ書きたい気分じゃないのに無理に書いてたからネタにもなってないし