「ひどい風邪ねえ。どうしてこんなにこじれるまでほっといたの?」
「はぁ……所長に迷惑をかけたくなくて…。あ、熱のせいか頭がボンヤリ……」
「…ったくもう、あたしが医者だったからいいようなものの……。今日は休診日よ?倒れでもしたら救急車を……聞いてる?」
「……うふふ〜…お花畑が見えるぅ。お花畑で舞う所長…白いワンピースがひらひら翻って……あなたはまるで蝶々だぁ…」
「熱で完全におかしくなってるわね。……ほらしっかりしなさい!あなたは名探偵の助手でしょ!(ビシッバシッ)」
「痛い!痛いです所長!そんなに叩かなくても、僕はあなたの忠実な下僕……犬と呼んでくらはい…………って、ハッ!」
「正気に戻った?……あなた、とんでもないこと口走ってたわよ?深層心理の奥の奥までゲロしちゃったわね。……まぁ、ちょっと妬けるけど」
「……明日は金曜日じゃないかッ!帰ってカレーの下拵えをしないと!所長に!おいしいカレーを食べてもらわなくちゃあ……!?(ガクン!)」
「(ムンズ)帰らせないわよ、絶対安静。……ん、電話?まったくもうこんな時に……」
「兄さん、本当に大丈夫かなぁ?あんな熱でお風呂入って……。“風邪は暖めて治す”なんて言ってたけど、もう随分長いし。
まさかのぼせて?……いや、これはむしろひょっとしたら、兄さんてばしゅい…キャーバカバカ!乙女は手淫なんて言葉は口にしないの!……でもちょっとだけ、覘いてみようかな?(どきどき)」
「うう〜……しょちょお〜熱いです〜のぼせそうです〜……でもがんばりますあなたのために!」
「……兄さんてば…妬けちゃうんだからもう!……あ、電話だ」
「今の電話所長!?なんで切っちゃったのさぁ!!」
「え、だって向こうから勝手に切れて……兄さん、ちゃんと服着てよぉ!」
「所長に謝らなきゃ!今日の無断欠勤!…………あ!もしもし所長?」
「助手のバカ…!助手のバカ…!…………あいつのせいでっ……ん、はぁ…」
「謝らなきゃ!謝らなきゃ!(カンカンカンカンカンカン…!)」
「こんなに…カラダが切なく………んぅ…ぅあ!……あたし、なんて淫らな………あぁん!も、イっちゃいそ…」
「(ガチャッ!)所長ぉぉッ!!今日はスミマセ……うわあああ!?何やってんですか裸で!」
「いやあああああ!……みッ見ないでえぇぇ!」
「スッスミマセン!!後ろ向いてますッ!」
「絶対振り向いちゃダメよ!!絶対だからねッ!?」
「わわわわかってます!…………でも所長、一人でいったい何を…?」
「全部あんたのせいなんだからね!全部あんたが悪いの!…………だから、責任とって(むぎゅ)」
「ひゃああ所長!な…なに抱きついてるんですかぁ!……当たってますッ!」
「あててんのよ……ねぇ助手、お願い…」
「……ゴクリ。しょ、所長
乙です
続きは・・・
職人殿乙です
XYZ 至急ツンデレ求ム
キターーー!と思ったら依頼か・・・
でも俺も読みてえ
「先生……もう止めませんか」
立ち上がろうとした僕をさえぎったのは所長だった。
「もう、止めましょう、先生」
見つめ合う教師と教え子。
僕も、そしておそらくは依頼者も、わけがわからない。
呆然とする高見沢、毅然とした所長。唖然とする僕と依頼者。
「先生、もういいんです。……もう、いいんですよ…」
どうやら、その一言で充分だったらしく。
高見沢は放心したように、全身の力が抜けたかのようにその場にへたり込んだ。
次第に曇っていく顔。こぼれ落ち始めたのは涙。両手で顔を覆う。
聞こえてきたのはすすり泣きで、それが慟哭に変わって依頼者が彼女を抱きとめた後になっても、僕はその意味がまだ掴めないでいた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい……」
僕はただ抱き合う二人を呆然と見つめ、そこに立ち尽くしていた。
所長に耳を引っ張られて、店から連れ出されるまでは。
二人を残したまま、僕らを店を後にした。
所長はそのまま事務所へ帰ろうとする。
「所長!?……まだ成功報酬もらってませんけど?」
「とりあえず、今日は帰るのよ」
それきり無言で歩いていく所長に追いつき、さっきからの疑問をぶつけてみる。
「ねぇ所長、あれはどういうことだったんですか?」
「はぁ!?あんたまだわかってないわけ?」
「はい、全然……。すみません、僕の推理力不足です」
「推理力?……まぁ、確かにあんたには決定的に不足してるわね、女心に対する推理力が」
「女心…?あの僕、そういうの経験不足で……」
「な、なにも……経験豊富になれ、なんて言ってるわけじゃないわよ?」
「でも…事件の裏に金と女あり、って言いますもんね。……これからもっと勉強していかないと」
「……勉強とかそういうことじゃなくて…。ただ気付いて欲しいだけなのよ?女の子はみんな」
「所長…もですか?」
「ばっ…バカね、あたしは違…………ってそれがダメなのよ!いちいち確認しないで!先回りしてて欲しいの!」
「先回り…?すみません、やっぱりまだ僕には……」
「もう!ここまで言わせといて!……あんたなんか知らないッ!!」
そう言い捨てて所長は歩調を速め、僕を置き去りにしてしまう。二つの意味で。
「鈍感なのもいい加減にしないと、あたし化けて出てやるから!!……あたしにそんなことさせるんじゃないわよッ!」
一度だけ振り返り、所長はそう叫んだ。
僕はやっぱり意味がわからず、その場に立ち竦んで、小さくなっていく所長の背中を見送っていた。
「………どーいう暗号だろう?」
ひとつだけわかったことがある。
僕にとっての天敵、それは幽霊でも超常現象でもなくて、女心だということ。
今の僕ではやはり足りないのだ。
僕が挑むべき最後の謎。それは深遠なる迷宮、解読不可能の暗号。いやむしろ宝の地図に近い。
もうほとんど見えない所長の後姿を目で追いながら、僕は誓う。常に名探偵の側にいられる、一流の助手になろうと。
何よりも解き明かしたいのは、他ならぬ所長の女心なのだから。
Fin,
乙です
激しく乙です
良かったです
乙!
いい!
ツンデレっていいよね
《名古屋在住ツンデレの話》
べ、別に中日なんか応援してないわよ!
ただ、中日が優勝すると近所のスーパーで安売りするし、デパートの優勝セールもあるし…本当にそれだけよ!川上さんとか井端さんとか…私には関係ないんだからね!!
>>855 監督の嫁こそツンデレ
「ほら落合、さっさとマジック減らしなさいよ」
なんで嫁が旦那を苗字で呼ぶんだよ
ツンデレじゃなくてただのDQNだろw
859 :
名無し職人:2006/09/21(木) 22:05:48
《名古屋在住ツンデレの話》
信子夫人は、監督の事を「父ちゃん」って呼んでるのよ。名字で呼ぶのは、TV用に決まってるじゃない!
…って、だから私には関係ないって言ってるでしょ!「山本さん、ノーヒットノーラン最年長記録おめでとう!」とか、そんな事どうでもいいんだから!
助手と2人きり…じゃなかった、荷物持ちにして優勝セールに行く事だけが楽しみなんだから!!
助手「所長〜来月のナゴヤドームのチケット取れましたよ〜」
うるさい、馬鹿!ちょっと黙っててよ!…って、後ろの方じゃない!こんな席じゃ、荒木さんが見えないわよ!この役立たず!!
ツ『へへっwかわいいなぁクマ人形ww』
ツ『助《実は前からお前のことが・・・・
ツ《わ、わたしも・・ずっと、ずっと前から・・・
助《ツン・・・・(ドサッ
ツ《きゃっ!(ごそごそごそ・・・・
助「トントン ガチャ 所長これに・・・・何やってんですか・・・
ツ『なっ!?ちょっ!何勝手に人の部屋にはいてぁlskdfさいさd!!!
助「おちついてw日本語しゃべってww それより今・・
ツ『な、なんでもない、なんでもない!!
助「俺は・・・あの展開、結構期待してたりして・・・なんてww
ツ『えっ!?・・・・・ば、ばかっ!わ、わたしはあんたのことなんて
これっぽっちも・・・ わ、わたし・・・・・・・う、う(ry
なんだこりゃ
ある日、俺は花咲く森の道を歩いていた。そしたら、突然、目の前に熊が現れたのだ。
俺は、突然の出来事に、どうしていいのかわからずに固まっていたところ、突然熊が、
「ふ、ふん!アンタなんか逃げてもすぐに追いついて食べられるんだけど、まあ、
逃げ切れると思うんなら、試させてやってもいいわ。」と言い出した。
俺は、(ここは逆らってはいけない)と思い、無言で後ろを向いて走り出した。
しばらく走った後、ふと、後ろを確かめてみると、なんと、さっきの熊がトコトコトついて来る。
熊との距離はどんどん縮まり、ついにはすぐ後ろまで来たところで再び熊が言った。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。これ、落としたでしょ。」それは白い貝殻の小さなイヤリングだった。
「あっ、そ、それ。」俺が思わず立ち止まって答えると、熊は「あっ、か、勘違いしないでよ?
別にこれを届けてあげるために追っかけたわけじゃないんだから、あたしはあんたを食べるために・・・。」
俺はちょっと熊が可愛くなり「ありがとう。」と礼を言った。すると熊はあわててこういった。
「ば、馬鹿じゃないの!あたしはアンタを食べようと・・・・でも・・・あんたがどうしてもっていうなら、
一緒に踊ってあげてもいいわよ・・・。」
>>861 あの唄の熊さんはツンデレだったのかwwwww
ツンデレ最高
スレタイと関係ねぇw
でもイインダヨ!
グリーンダヨ
なっ、なによ。
挨拶したのに声が小さいじゃない。
もっと大きな声で挨拶しなさいよ!
べ・・・別にあなたの声が聞きたい訳じゃなくて、最低限のマナーなだけなんだからね!!<おいーっす!
867 :
名無し職人:2006/09/28(木) 22:28:54
ツンデレ可愛いよツンデレ
「犯人は、いつもお前だっっ!!」
「……い、いきなりどうしたんですか所長。新しい決め台詞ですか?」
「そ、そうよ。『ばっちゃん〜』はもう飽きたのよ」
「にしたって、なんか二人分混ざってません?……しかも意味わかんないし」
「意味ならちゃんと通ってるわよ?犯人はいつもあんたなんだから」
「へ?僕ですか?……ええ??」
「この胸が切ないのも、動悸が激しくなるのも、ときめくのだって……
……全部あんたのせいなんだから!」
かわいいwww
なんか絵が浮かんだwww
ワロタw
だめだ思い出し笑いするwww
その最後の無理やりな台詞が壷ったwwwww
あほやwww
871 :
名無し職人:2006/10/05(木) 03:23:36
保守
ツンデレて、本当に、いいですよね!
読みたいです!><
よ、読みたいって…どれくらい読みたいのよ!?
ちょっとやそっとの読みたいじゃ…読ませてあげないんだからね!もう!
書きたいけど、書けないです!><
文章能力が無いからです!><
2スレ目を立てた者だが、まだ続いてたんだなw
すっげぇ嬉しい。
これは本当に良いスレだ。
>>875 ちょ、長文じゃなくっていいんだからね!2、3行にギュッとまとめるくらいが読みやすいんだから!
A「ちっ、また殺人事件かよ」
B「最近多いね〜」
A「まったくだな…って、何故お前がここに居る!?」
B「しょうがないじゃん。だって俺、刑事だもん」
A「あ、そうか。そうだったな」
B「て言うかAこそ何でここにいるんだ?」
A「俺はたまたま居合わせただけだ」
B「さすが名探偵。事件を嗅ぎ付けるの早いね〜。じゃあ、いつものように名推理頼むよ」
A「勘弁してくれ、今日はOFFなんだ…」
A「はぁ〜、今回は難解な事件だったな」
B「お疲れさん。また借りが出来ちゃったね」
A「借りってお前にいくつ貸しがあると思っているんだ!?」
B「しょうがないな…じゃあ」(ちゅ)
A「んん…!」
B「…」
A「…」
B「プファ〜。今回はこれでいいかな…?」
A「…ふん、いいわけないだろ…」
B「だったら今度の休み、お前宅行くよ」
A「わかった。いいだろう」
ガチャ
助手「何読んでるんですか所長?」
ツン「べっ、別に何も読んでないわよ!」
ちゃんちゃん…
たまには別の角度から攻めてみようと思った
反省はr
乙保守
883 :
名無し職人:2006/10/16(月) 20:56:37
ふぉらっちょぱっきむ
ツ「終盤で追い上げても遅いのよっ!
何が首の皮、薄皮1枚つながってる状態よ。
直接対決で目の前で胴上げされなかったたげでも良かったと思いなさいよ!
数年前までBクラスの常連が連覇なんて・・・えう・・・うぐっ」
助「所長・・・気持ちは分かります。けど、少し古いかと・・・」
なっ・・・なによ!
調子が悪いと思ったら変な薬物が入っていたじゃないの。
あんた達がちゃんと見ないからこうなるんでしょ!
もう・・・
一時も目を離すんじゃないわよ・・・////
886 :
名無し職人:2006/10/21(土) 00:25:15
福岡在住ツンデレ探偵
助「あ〜あ、負けちゃいましたねホークス。あっ、所長は野球見ないんでしたっけ?」
ツ「…………」
助「しょちょう?」
ツ「ちょっと出掛けてくる。」
そう言って足早に事務所を後にすりツン。
助「えっ?俺、何か気に障る事でも言ったっか?」
妹「お兄ちゃん。所長さん、どこ行ったの?」
助「さぁ、試合が終わってすぐ、どこか行っちゃった。」
妹「所長さん、野球見てたっけ?」
助「見ないって言ってたけどなぁ… ちょっと探してくるよ。」
887 :
名無し職人:2006/10/21(土) 00:42:47
その頃、ツンは、ヤフーBBドーム(前福岡ドーム)に向かって何やら叫んでいた。
ツ「ダイエーの馬鹿やろー。なんで負けるのよー。」
周りの人達「クスクス。」「ダイエーだってさ。」「あれでもファンかよ?」「 ママーあのお姉ちゃん。」「シッ、見ちゃダメ。」
ツ「ダイエーなんか、ダイエーなんか、大ッきら、」助「しょちょう?」
ツ「えっ?えっ?な、なんであんたがここに居るのよ?」
助「心配になって迎えに来たんですよ。それよりダイエーって……」
ツ「か、勘違いしないでよね。私はただ、優勝セールに行きたかっただけなんだから。」
888 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:00:54
助「なんだ、そうだったんですか。てっきり所長も野球が好きになっ」
ツ「ちちち違うわよ。私が、あんなガサツで汗臭いスポーツなんて見る訳無いでしょ!」
助「えっ?あっ、あはは、そうですよね。所長が野球応援してる姿なんて似合いませんもん。」
ツ「え?」
助「冷えて来たし、そろそろ帰りますかぁ。」
ツ「いい。」
助「でも」
ツ「ほっといてよ。私なら一人で帰れる。」
助「でもやっぱり、」
ツ「バカ、人の気持ちも知らないで。ダイエーよりも、王監督よりも、あんたが一番大バカよ。」
889 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:17:24
それぞれの帰り道、二人はある約束を思い出していた。
ツ(人の気持ちも知らないで……。リーグ優勝したら一緒に応援しに行こうって言ったのは貴方じゃない。バカ……)
助(あーあ、また怒らせちゃったな。それにしても所長、忘れちゃったのかなぁ。あの約束……)
それぞれの考えが結論に達した頃、偶然にも二人の帰路は同じ道にたどり着いていた。
ツ「えっ?何であんたがここに居るのよ?」
助「えっ、いやー何て言うか帰る場所は一緒だし。あ、ほらっ、事務所に通じる道ってこの道しかないじゃないですか。」
ツ「まあ良いわ。」
890 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:37:07
助「あのー、所長?」
ツ「なに?」
助「まだ怒ってますか?」ツ「もう怒って無いわよ。私も少し言い過ぎたわ。」助「もしも、もしもですよ。来年、ホークスがリーグ優勝したら一緒に応援しに行きませんか?」
ツ「バカッ………(ちゃんと覚えてたじゃない。)」
助「へ?」
ツ「そーねー、考えといてあげる。でも約束忘れちゃダメだからね。」
助「任せて下さい。」
ツ「だったら私も少しは野球見なきゃね〜。」
助「そうですね。だってダイエーはないですよ。見ててこっちが恥ずかしかったですもん。」
ツ「えっ、だってダイエーホークスでしょ?」
891 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:43:28
助「違いますよ。今はソフトバンクホークスです。CMでもやってるじゃないですか。」
ツ「バ・バ・バッ・バカーーーーー!!バカバカバカバカー。あんたのせいで大恥かいたじゃない!やっぱり、やっぱりあんたはオオバカ者よー。うぇ〜ん、」
助「所長………、それも俺のせいですか?」
>>886-891乙!
久しぶりに長編キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
なかなかいい感じですよ
でも、ここ荒れやすいからsageてね(はぁと)