アメリカンジョーク10発目

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30名無し職人
親切な男がハイウエーでタイヤ交換に苦労している人を見た。
男の赤い顔は汚れた手で汗をぬぐったらしく、黒く汚れていた。
ネクタイは解け、シャツのえ襟はゆがんでいる。
それに、かつては白かったシャツで手をぬぐってたらしかった。

その男の近くには一分の隙もなく装った女が立って、腹立たしげにまくしたてていた。

親切な男が声をかけた。
「あの、ぼくはタイヤは何度も換えてます。よかったらお手伝いしましょうか?」

「ああ、お願いしますよ」
パンクした車の男が言った。

「妻もタイヤ交換の専門家でしてね。
 そっちでタイヤの換え方について妻と言い争っていて下さい。
 汚れ仕事はこっちでできますから」