552 :
名無し職人:
ドグワシャーン!!
深夜に響き渡る大轟音に叩き起こされたのはお正月三が日の夜だった
何事かと表へ飛び出してみればうちののガレージが見るも無惨に倒壊している
そして瓦礫の隙間からはなんと人の手が!!
さては遅くに帰ってきた兄貴が巻き込まれたかと大慌てで引っ張り出そうとすると
「おい!!どうしたんだ!?」 ん・・・?背後から聞こえるその声は紛れもなく兄のもの
振り返ればやはりそこには呆然とする兄の健在な姿 じゃあ・・・この手は誰なんだ!?
兄弟協力して引っ張り出してみれば、そこには見ず知らずの若い男が気絶しておりました
その後、男は家族が呼んだ救急車に乗せられて去っていったのでした
後日 警察から連絡があり事の真相が判明しました
なんと例の下敷き男はガレージにバイクを盗みに入った窃盗犯だったのです
しかし、我が家のバイクは支柱に頑丈なワイヤーで繋いであるためそう簡単には盗れない
業を煮やしたドロボウはなんと持っていた工具で『支柱』を切って盗もうとしたのだとか
冬の寒さの中、延々と4時間かけて作業を行い、やっと切り終えたと思ったら
支えを失ったガレージがドロボウの上に降ってきて先日の事態のようになったという訳らしかった
この話を聞いたとき兄貴はポツリと漏らした
「ワイヤーの方を切ればよかったのに・・・」
アホなドロボウのおかげでバイクは無事だったがガレージの新造費用100万ちょっと・・・
新年早々痛い出費・・・もう笑うしかありません ワーッハハハハハハハハ!!(涙)