風が吹くと桶屋が儲かるのか検証するぞinお笑い小咄

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14名無し職人
風が吹く

あの夏を思い出す

あの夏オレは八ヶ岳山麓の山荘に一人で滞在していた。

山荘にはオレのほか、庭師の一家しかいない。

ある日オレは庭師一家の夕食に招待された。

食後にはコーヒーが出されたが、カップとソーサーの間に紙片が挟まっていた。

「今晩、裏の物置で待ってます」

俺は庭師の娘を見た。

オレは庭師の家を辞すると、物置へ向かった。

しばらくすると人影が。オレは抱きついた。

ヒゲの生えた庭師だった。

いつもより一杯出た。

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