アメリカンジョーク5発目

このエントリーをはてなブックマークに追加
260名無し職人
ケブは新しいオートバイを買うつもりだった。結局、チョーお買い得な値段で出ていたのを
見つけたのだが、そのオートバイはシールがはがれており、雨が降るとその場所にワセリンを
塗り付けなくてはならなかった。

それはそれとして置いといて、両親に会わせるため、恋人が彼を夕食に招待してくれた。
新しいバイクに乗って彼女の家に着いてみると、彼女は家の外で待っていた。
「夕食の最中に何が起きても絶対に喋っちゃだめよ」、彼女が彼に言う。
「さっきから家で、誰が皿洗いをやるかでもめているの。私たちには関係ない
ことなんだけれども、とにかく食事中に、最初に喋った人が皿を洗うことになっているの」

ケブが食事の席に着いてみると、恋人に言われた通りだった。
キッチンには天井に届くぐらい皿が積み重ねてあるし、喋り出す人は誰もいなかった。
そこでケブはちょっとした悪ふざけをすることにした。恋人の手を取ると、
テーブルに彼女を放り投げ、両親の前でセックスを始めたのだ。恋人は狼狽し、
父親は顔を真っ赤にし、母親は何か恐ろしいものでも見ているような表情だった。
ところが終わって席に戻っても誰も何も言わなかった。

数分経ってから、今度は彼女の母親の手をつかみテーブルの上に放り投げた。
そしてさっきと同じように始めた。この出来事に、恋人は激怒し、
父親は湯気が立つほど怒り、母親はいつもよりちょっと喜んでいた。
それでも喋り出す者はいなかった。

再び席に着いていると、突然、雷が鳴る大きな音が聞こえた。
続いて雨も降り出した。ケブはバイクのことを思い出し、あわてて立ち上がり
ワセリンの瓶をつかんだ。

この様子を見ていた父親は、テーブルから後ずさりながら叫ぶ、

「オーケー、もう分かった、十分だよ。俺が皿洗いをやるよ!」