実話にまさるものなし〜土三寒六常五杯〜

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264名無し職人
中国へ旅行に行ったときの話
中国の友達の紹介で行った飯屋は地元の人が利用する
「安い、美味い、速い、汚い(失礼)」な店だった
友達は顔なじみらしく「僕の紹介と言えば良い物食べさせてくれる」
とのことだったので拙い中国語でその旨を伝えると・・・
出てくるわ出てくるわ マンカンゼンセキ(字がわからん)に「量だけは」劣らない料理の数々 
勿論味の方だって◎
美味しく食べていると隣の席のオッチャンが親しげに話し掛けてくる
意味はよくわからなかったが「アナタは〜〜〜が好きですか?」という感じだったので
素直にYESの返答をした俺
するとオッチャンは厨房になにやら注文を出し、出てきた皿を俺に勧めてくれた
皿にはなにやら「炒めた肉のあんかけ」と行った風情の料理が盛られていた
食ってみると生姜が効いていてなかなか美味い
これは何の料理かオッチャンに拙い言葉で聞いてみると壁のメニューを指さすオッチャン
なにやら難しい漢字が書かれているが・・・!?
漢字5文字のメニュー名の内、一つだけ読める漢字が・・・それは・・・

「猫」

ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!(゚Д゚;)

ニコニコして「美味いだろ?」(おそらく)と話し掛けてくるオッチャン その顔には一片の邪気もなく
ただ単に自分のお薦め料理を紹介してくれただけだったのだろう
でもね・・・オッチャン・・・俺は猫大好き人間なんだよぉーーーー!!!(涙)

後日、友達に「美味しかったかい?」と尋ねられたので涙を心に秘めて「とっても美味しかった」と笑顔で答えた俺
でも二度とアノ店には行かないだろうな・・・