日本泥酔100選-2002-

過去スレ
http://piza.2ch.net/log/owarai/kako/951/951660708.html

新橋SL広場前でニュース番組のインタビューを受ける小暮部長
（一部上場企業管理部部長代理、４６歳）、質問の内容「リストラ
についてどう思いますか？」にぶち切れ。学生時代の空手の腕
（黒帯）を生かして大立ち回り。ベータカム損傷並びにインタビュ
ア並びにカメラマン負傷。結果懲戒免職。

現在江戸川河川敷在住。

新年会続きの営業マン（２７）、忘年会の時につるしあげられたT本部長が
ヅラである事を知る。そして迎えた新年会、日ごろの不明をわびるふりして
後頭部にテグスを仕込む事に成功。宴もたけなわとなり、締めのあいさつで
社長に向かってお辞儀をした瞬間にテグスを引き、復讐を完遂。

何度言ったらわかるんだ。俺はズラじゃない。

激しく数寄屋橋の屋台で痛飲する中間管理職A氏（３６）
普段の思いの丈と比例して増えていくテーブルの上のジョッキ。
そこに店員が何を思ったかビンビールを持ってきたが最後、
学生時代の思い出がよぎり銀座の町中を「よかちん音頭」で
練り歩く。OL達の視線がアクセント。

見た目はバッカス、その実からっきし下戸の民謡酒場のマスター
通称トオルちゃん（仮名）44歳、
客のワイハ土産のリキュール入りチョコ4粒を一気に食ったところで
意識不明の昏睡状態に陥り緊急入院。
瞳孔全開の中、賽の河原でフランク永井に「おいでおいで」されるものの
部屋に残してきたくるみちゃん（ハムスター・♂・1歳）を残しては逝けぬ、と
急性アルコール中毒より復活。浅草の伝説となる。

医薬品メーカー営業部員（いわゆるプロパーね）が来たのはいいんだけど、
彼、僕が好きなウィスキーが飲めないんだよ。そのメーカーは日系なんだけど、
ずっとビールしか飲んでなかった彼がいきなりシーバス･リーガル１７年を
ストレートでいきなり飲み始めたんだよ。そうしたらどうだい！僕の車のキーを
奪って「俺はアル･アンサーの生まれ変わりだ！」と言い出してストリートで
100マイルさ。もうハイウェイではLAPDが追跡するわ、ヘリコプターはサーチライト
付きで追跡するわ、そりゃもう大騒ぎさ。

明日のCNN,楽しみにしていてくれよ。

だから、俺はズラじゃないんだ。ういぃ。.

身長１８２cm、体重７６kg。
悪いことをすべてやったと豪語する地元の猛者タケちゃん（１９）
友人宅の自家製の梅酒をたらふく飲み
１２月の寒空深夜、自転車で帰ろうとガレージに行き、ぶっ倒れる
２時間体の自由が動かずガレージ付近で放置される

>>7
ﾜﾛﾀ｡ﾀﾞﾚﾓｱﾝﾀｦｽﾞﾗﾄｲｯﾃﾅｲﾖ!

新年会は無礼講（注：社交辞令）とご機嫌のT部長、部下にガンガン飲ませ
たはいいが、自分も程よく酩酊、ご自慢の「ズラ」が若干ずれたところを
若手社員に「ブチョー、帽子がずれてますよ〜」と痛恨の一撃をくらい
もっか血圧上昇中。

三軒目をハシゴ中の中山係長補佐（31）。
頭の中身は昨日視聴したウェスタン映画の主人公と既にすり替わっていたようだ。
席に着くなり葉巻を模した万年筆に火を点け、マスターにニヤリと笑みを浮かべる。
雇われ店長の大谷さん（24）は笑いをこらえながらお通しの切り干しダイコンを並べる。
「いつもの奴をくれ」と言い終わらぬ内に前髪に火が点く中山さん、
「とてもHOTな店だな。尤も俺にはCOOLな店の方が似合うがな」と呂律の回らぬ口調で。
途端、店内は中山さんの希望通りCOOLというか冷え切った空気で一杯に。

>>9
う、う、ありがとう愚痴を聞いてくれて。
まあ、飲みなさい、飲みなさい。
烏龍茶だが。

>>10
ち、ちみはなんで知ってるのかね〜〜〜！
二課の田中君か？それとも山田君か〜〜〜ﾌﾟﾂﾝ

T部長、自慢の新商品が来月発売、そしていよいよCM撮影。
「私の体には赤ワインが流れている」と公言してはばからない
女優NK（埼玉県某市にあらず）を起用、そのフェロモンにくらくら。
そして念願の打ち上げ。彼女の持参したマイブランドのワインを
とことん振舞われ、T部長の体にも赤ワインが循環開始。そして
無謀にもクライアント特権を振りかざしお持ち帰りを試みるも
マネージャー、代理店の担当者、ここぞとばかりに物理攻撃に
よる反撃。

翌朝T部長、カラダ中にある痣の存在理由と、ご自慢の帽子が
180度反転していた理由。ついぞ理解不能。

翌月商品発売、CMも無事オンエア。よかったね。

仕事始めからずーっと新年会と銘打ち毎週飲んでる経理部資金管理係長のＮ氏（３８歳）。
休日出勤のつもりで会社に行くも部下とバッタリ、そのままオフィスで酒盛り。
車で来ていることをすっかり忘れ深酒し、食道から鼻腔にかけては昼の餃子定食と
オフィスでつまんだハートチップル、そして焼酎「トライアングル」のニオイ
が充満。堂々と国道１号を鼻歌交じりに車を走らせるも桜田門前でまさかの検問。
警官が窓を開けた瞬間に測定器も出さずに「逮捕する」と叫びそうになるのを
得意の読唇術で読みきり、警官の目の前で脇に置いてあったワンカップ大関を一気飲み。
「ほらぁ、あたしゃ今よっぱらったんすよ〜〜〜」と言い訳し「おわまりさんも
一杯いかが」と勧めた時点でお縄頂戴。桜の代紋だけに顔色は上気したまま。

稜線が霞む日本アルプス。真っ白な世界に、ポツンとグレーの点が。
それはよく目を凝らしてみると、山田五平商事管財部係長・吉川薫（４２）
の姿だった。
百名山、なんてブームはとっくに過ぎているのに、いままで趣味がなかった
もんだからハマッてしまった吉川は抜け出すタイミングを失ってしまった。
まわりの中年はみんな程々の山を登ってるときに、一人でオーバーヒート、
話題が乏しいせいでいつも誰も話しかけてこない会社の宴会で、
たまたま隣にすわった総務部のカオリちゃんが「係長、冬山登るんですって？」
なんて声をかけられ、しどろもどろになりながらも「まあ。ね」とクールに
答えちゃった手前、ボーナス出た途端、さっそく装備を揃えてしまった以上、
もう、彼に後戻りはできなかった。しかも、店員がすすめる派手なウエアを
「この年で、そんな恥ずかしいもん着れない」なんて言っちゃったばっかりに
さっき上空を通るへりにも発見されなかった。
「ああ、わしゃ、こんなとこで死ぬのか・・・」なんてヒロイックになりながらも
ほんとは泣きたい気分でいっぱい。ほんと、まわりは音ひとつしない・・・
ん？何か聞こえる！犬だ！セントバーナードだ！マンガみたいに樽つけてる！
大喜びで、雪をかきわけてセントバーナードに近づく吉川。
げへげへよだれを垂らしているセントバーナードから樽を外すと、
中身をいっきのみ！んぎゅんぎゅんぎゅんぎゅんぎゅんぎゅ・・・・・
うまい・・・・これぞ、世界一の美酒！これ以上の味はない・・・

なんてことを、誰も話しかけられない宴席の片隅で妄想しながら
手酌で酔いつぶれる吉川係長。その傍らには、ダルマの空き瓶。
満足そうな寝顔は、まるで少年のそれ。
くすっとわらいながら、カオリはそっと、カーディガンを肩にかけてあげた。

>>15
文学ちっくアゲ

馴れ合いの何がいけねぇのか，何がうぜぇのか，ちったぁネタ揃えて議題に乗せてみろ．
単に仲間に入れねぇから，外でうだうだやってるネクラなガキにしか見えねぇぞ．
特に>>900．おめぇだおめぇ．おめぇみてぇなのが一番うぜぇんだよ！

ああ，そうだ．こう言った挑発的な書き込みすると単に逆上するだけの馬鹿が
乱発するから，先に言っておいてやるよ．

議論がしたいヤツには逃げも隠れもしねぇ．ただしそれが「社会的規範にのっとった
議論のルールに従っている」ことが条件だ．それができねぇヤツは単に社会的失格者
として永遠に無視するから，そのつもりで書け！
あと，「逃げも隠れもしねぇ」が「仕事が忙しいと見ない」ことはあるから，その辺は
前以て承知の上で一つ頼むわ．それもできねぇガキは氏ね！

と、酔ってクダをまく>>17

と、ゲロ臭い>>17

ダイビング前夜に飲み過ぎ、海のうねりでさらに泥酔したＪ氏。
得意の造り笑顔で潜行するも、やはり耐えきれず水深30ｍ地点で
激しく嘔吐。飛び散る内容物に殺到する南の島の魚たちは、推定
するに1000匹余。突如出現した蚊柱ならぬ魚柱（渦の内部は人柱）
に他のダイバーたちは狂気乱舞し、手にした水中銃を次々と撃ち
込む。ああ、南無三！ Ｊ氏、訳も分からぬうちにハリネズミと
なり、南の海に散る・・・斉唱、海ゆかば♪

帰りの電車で一緒になった経理の野々宮さんに
「近藤さん、今度飲みにいきましょうよー」なんて、言われてから、
「社交辞令なんだろうなあ」なんて思いつつも、それとなくお洒落なバーなんかを探していた、資材部の近藤公生（２９）。
普段は近所の中華料理屋で餃子にビールなもんだから、皆目検討もつかないまま、業務中、インターネットでよさげなお店発見。
お店が見つかったことで、「誘えればいいなー」という気持ちが、「誘わなくちゃ」にどんどん発展。社内メールの「送信」ボタンの上を
今日もマウスのポインターはいったりきたり。「こここんなんじゃいけない、お、オレも男だしさ。うん、ええい！」と思い切ってみたら、以外にもＯＫの返事に顔面蒼白・その後歓喜。
就業時間２０分も前からトイレでワイシャツを出したりしまったり。

緊張して、ほとんど喋れないまま、目星をつけたバーにエスコート。
「わあ、いつもこういうしぶいとこで飲んでるんですか」「ん、まあね、騒がしいのは嫌いで、さ」
と堅い笑顔の近藤。カウンターに座ったものの、目の前には見たこともない洋酒がずらり。
泡をくいながらも、「ターキー」と注文。そしたら、何も言わないのにバーテンはロックで。緊張のあまり、近藤は一息でのみほすと
「お客様、失礼しました。かなりの飲み手ですね。氷なんてじゃまでしたね」
とバーテンの感嘆の声。野々宮さんも「男ねえー！」なんて感心してる。「ええと、わたしはスプモーニ」
「いや、最近のお客さんはほんと、水割りだ、ソーダだって、バーボンのね、あ、かしこまりました」
ひっこみつかない近藤。チェイサーも頼めずじまい・
その後、頼みもしないのにバーテンお奨めのバーボンが次々と。
そのたびに一息で飲み干し、ハードボイルドきどり。
だんだん、まわりの風景が揺らいできて
・・・・意識がもどったときには、何故か全裸で、会社の人間に胴上げ。
野々宮さんは「大成功」の看板をもって、にこやかに近藤をみあげていたのであった。

「何も思い残すことはありません」
彼の自分に向けた最後の言葉であった。
手にした杯を高々と掲げ、一気に口元へ。
これで一体何杯目だろうか。
そう、明日が運命の大舞台。
経営する会社の倒産を、社員とマスコミに発表せねばならぬのだ。
あの借金さえ、借金さえなければすべてがうまく回るはずなのに。
流れる涙が頬を伝い、床へポトリと落ちる。
こぼれた酒と混ざり合って、やがて染みこんで消えた。
この雫と一緒に、出来れば自分も消えてしまいたい。
あぁ、神でも悪魔でもいい。誰かこの気分から救ってくれ。

そして、目の前に悪魔が現れた。
「何か消して欲しい物はあるか？」
呂律の回らない口調で答える男。
「御願いです。この私を消してしまってください・・・。」

神隠しにあった社長と倒産の事実を知り慌てる会社。
天から見下ろし呟く悪魔。
「消すのなら借金の方だろう。やはりあの男は社長の器ではない。
　やがて路頭に迷う人間共が見える。
　これでよりたくさんの魂を手にすることが出来る。」

---
すまん全然お笑いでもなんでもなくなちゃったよ。
俺が酔っぱらって書いたってことにしておいてくれ。

昨日の未明、スーツ姿の男性が、泥酔し路上でうつ伏せになっているところを
近所に住む、自称、戦国大名（掛川１２万石）が発見、警察に通報した。
尼崎東警察署の発表では、その男性は、外資系の商社に勤める日系中国人、
陳　北斎（２６）と名乗っているが、身元は定かではなく、先日の不審船との
関連があるのではないかと、現在、検非違使が懸命の捜査に当たっている。
なお、津波の心配はありません（ロイター共同）

泥酔五輪2002年、新橋路地裏にて開催。
千鳥足にて聖火リレー、足をとられてよろけるオヤジ。
お口のお酒に引火して、阿鼻叫喚の地獄絵図。
それ見て観客もらい吐瀉。次々それに引火して
泣く奴寝る奴喚く奴。警察消防駆け付けて
こってりしぼられ塀の中。参加者みんな五厘刈り。

ハア〜ベベンベン♪

さっき前から来たブスを笑って嘔吐し、みぞおちに蹴りを喰らい
泣きながら嘔吐したＪ氏。今度は、後ろから来たガングロ茶髪に
リベンジせんと、気勢を上げて襲撃。しかし勢いをつけすぎたか、
敵と会合前に激しく嘔吐し、具のみがガングロにかかり大騒ぎに。
ガングロ彼氏にはボコられたうえに警察を呼ばれ散々な目にあう。
翌朝、トラ箱のなかでついてねえぜとボヤくＪ氏に、看守は優し
く言葉をかける。「あんたがガングロの前に嘔吐したブス、実は
私の娘なんだよ。まあ責任をとるってわけじゃないが、見合い
でもしてくれると助かるんだが」それを聞いたＪ氏、いきなり
気分が悪くなりその場で嘔吐。トラ箱にはサントリーレッドの
香りが充満する・・・Ｊ氏、涙目・・・。

本日は当社の機をご利用下さいまして、誠にありがとうございます。
私は機長の斉藤です。ただいま当機は高度１万２メートルを飛行中
で、目的地、新千歳空港への着陸は10時20分を予定しております。
余談ですが、私、斉藤は飛行時間5000時間の自分で言うのはなんで
が、ベテランパイロットと自負しております。しかし、昨日、会社
からリストラを言い渡されまして、今日のフライトが最期となり
ました。先輩機長のシゴキにも耐え、ＣＡの逆セクハラにも耐えた
というのにあまりにもヒドイ仕打ちじゃないですか。これが飲まず
に居られるかっていうわけで、さっきからかなり飲んでいます。
だーいぶ、飲んでいます。ウイスキーでボトル２本はいってます。
副操縦士は事前に一服盛って、いまはグッスリ寝ていますので、
いま操縦室にはいるのは私だけ。うふふ、かなり気分いいです
よね〜、空の上って。この仕事を始めてから、恐らくはじめて
じゃないですか、こんなにリラックスして雲を見たのは。
うーん（アクビ）、素晴らしい。よーし、ノってきたぞー。
これから一曲歌ちゃおうかな〜、そうだなー、浪漫飛行なんか
どうっすかね。誰もが飲みすぎてーも♪ なんてサビ最高じゃ
ないっすか、ギャハハ〜♪ 誰か乗客のなかでお水の方
なんかいらっしゃいませんかね〜、ギャハハ〜！

【速報】サントリーオールドがスミルノフに宣戦布告。

我が家のサイドボード内においてダルマことサントリーオールドが
「ちゃらちゃら青い体してんとちゃうぞボケ。眩しいんじゃワレ」とボンベイサファイアを
挑発。サファイアも負けじと「てめぇこそぶくぶく太りやがって情けねぇ。ＫＯＮＩＳＨＩＫＩに
ＣＭしてもらってんじゃねぇよ」と応戦。あわててスミルノフがとめに入るも
「樽熟成もしてねぇ芋焼酎が口を出すな」とダルマが暴言、激昂したスミルノフが
頭突きをくらわすがダルマは見かけによらぬ敏捷性を発揮、勢い余ってスミルノフは
ダルマの後ろにいたマイヤーズラムに激突。マイヤーズのラテンの血が沸騰。
ここにいたり、これまで長年対立を繰り返してきた熟成酒とホワイトリカー双方の
緊張の糸が切れ、ダルマを盟主とする熟成酒連盟は、スミルノフを会長に戴く
ホワイトリカー協会に16日未明、宣戦を布告した。

昨夜未明、会社員Ｉさんが泥酔し公園で倒れていた。
病院に運ばれ胃洗浄をした結果、Ｉさんはサントリーブラックニッカと
メルシャンデリカメゾンを柿ピーをつまみに飲んでいたことが判明。
ワンコイン亭主ここに極まれり。

>>27
【続報】戦況は膠着。

16日勃発した第二次酒壜大戦は前線での小競り合いは多少あるものの、
全体の戦況は膠着状態にある。双方の戦力が拮抗しているため、大規模な会戦を
行えばいずれの側にも多大な損害が見込まれ、両陣営とも戦備の増強を待ち、
優位を確信した時点で攻撃をしかけるものと思われる。なお16日夜、
ホワイトリカー協会の一員バカーディホワイトラムがエッグノッグに姿をかえ
戦線を離脱。やや熟成酒連盟が優位に立つも、今夕、スミルノフ会長の兄
スミルノフ50°が援軍として到着予定。膠着状態の打開を図る。
熟成酒連盟は切り札「百年の孤独」の来援を切望しているが、情勢はほぼ絶望的。

地球は回っている。（ウイスキー１杯目）
ち、地球は回っている。（ウイスキー２杯目）
ちっ、チキューはね、回るんだぁ、な！（ウイスキー３杯目）
ちっ、はっはっはっはっははっはっはっ！！（ウイスキー４杯目）
ぅ〜、あぁ〜！？、ぅ〜（ウイスキー５杯目）

今日も、部屋にかえってコタツに潜り込んで安ワイン。
３年前に東京に出てきたはいいけど、飲みに行く友達もないし、それに飲みに行ったらお金がかかる。
はあ、職場じゃどやされてばっかりだし、もう田舎帰ろうかなあ、
なんていいながら、テレビの面白くもないドラマと見切り品のフランスパンをつまみに、
はや一本あけてしまい、判断が鈍って、２本目のハーフボトルのコルクをぬいてしまった富田寛子（２６歳）。
もう、開けてしまったコルクはもどせない。ほっておけば酸化してまずくなるばかりだ。
「あたし、こんなとこでなにしてんだろう」　ため息を無理やりワインで流し込む。その繰り返し。

いつのまにか、別の世界にいる。体はワインで熱っぽい感じ。でも、寒い。寒い世界だ。
ここは南極？　北極？　ご丁寧に氷のテーブルが目の前にあつらえてある。冷たく、固い世界だ。
このまま凍死してしまうのもいいかもしれない。独りぼっちで。そう思うと、体の熱も、徐々に氷の地面に
吸収されていく感覚を覚えた。ああ・・・。もう、いいや・・・。テーブルにつっぷして、全てなげやりにつぶやく。
ぽんっ　誰かが肩をたたく。でももう、顔を上げられない。ふわっと、なにかが肩にかけられる。
これは・・・？　なんだろう。天使様が、お迎えに・・・やわらかい・・・・けがれひとつないケープをわたしに・・・
いや、そんな・・・　かあさん？　いや、かあさんが来るわけない・・・でも・・・

がばっと身を起こす。ユニットバスの便座にもたれかかって寝ていたようだ。
足元には棚から落ちてきたトイレットペーパーが身をくねらせて、その先端はどういうわけか
恵子の右肩らら、やさしくぶらさがっていた。

先日、新橋駅前立ち食いそばボンヌッフ左のガード下路上にて、
同一ゲロによる連続転倒記録12

酔って思うはこんな事。

男に飲み代払わせて、
素面で居ようと酔って居ようと暴言失言の連発。
誰もが腹を立てているのに、どうして誰も何も言わない？
甘えた口調で誑かされた男も男。
あいつが来てから全てが変わった。
嫌われていても気付かない。
鈍い女ほど性質の悪いものは無い。
存在自体が気に入らない。
問題起こして、男に頼って、自分はそのまま知らん振り。
このまま居なくなればいい。
あいつがいなけりゃこのままみんな仲良く居られる。

そんなことを思いつつ飲み会から朝帰りして
自宅で再び酒をあおるのであった。
いつも飲む酒まずい酒。
あいつが居なけりゃ旨く飲める酒なのに…。

久しぶりの六本木遠征で一人盛り上がるＡ氏、キャバクラの女の子が名刺を差し出すと
「てめえ、なにが『あーたん』だよこの野郎！ふざけた源氏名つけやがって！」と啖呵切る。
あーたんも名刺の丸い角をＡ氏の指の間に滑り込ませ薄皮切ってやろうと必死の防戦。
そこにマネジャー登場、トラブル代償としてボコられるのを覚悟したＡ氏だったが
マネジャー「あーたんの代わりにもっつぃーではいかがでしょうか」とオファー。Ａ氏「多分「望月さん」
なんだろうな、本名」と妙に納得しつつこの店の源氏名のセンスに脱帽および脱糞。

40歳諸事情でいまだ独身のB氏、このままではイカン！と酒断ちを決行。
残ったポン酒は料理用行きに。が、所詮付け焼刃の男の料理、
誤って一升瓶ごとフライパンに投下、あふれ返る日本盛りに引火し
それはそれは見事な早春の火柱で台所炎上。ボヤですんだものの頭はドリフ状態。
「ﾌｯ、摂生なんてオレには向かないんだよな･･･」と、一人ごちて煙草に火を点けるも
漏れてたガスに引火、さらなる爆発により薄れ逝く意識の中で
そういえば今年は数えで前厄だっけ、と納得しつつ有体離脱の旅に出たのであった。

煙たがられているのも構わず、後輩の合コンに無理矢理ついていった公務員のＣ氏。
「まあ、あんまり期待しないで下さいよ」という後輩の言葉に反して、会場は夢にまで見たＯＬてんこ盛り状態、
Ｃ氏、すっかり舞い上がってしまい、お目当てのコが目を離した隙に彼女のグラスに目薬をしこたま垂らすという
古典的暴挙に出るが、うまい事バレずにこれに成功してしまう。と、ここでお待ちかねの「王様ゲーム」タイム、
王様「１番が５番の・・・」なんと、またまたラッキーな事に１番がＣ氏で５番がお目当ての彼女、
Ｃ氏のヴォルテージは最高潮に達し、まさにメルトダウン寸前。だが彼の幸運もここまで、
王様「１番が５番のグラスをイッキ！」、この瞬間Ｃ氏の脳裏には会心のメラゾーマが呆気なく
マホカンタにはじき返されるイメージがよぎったというが定かではない。
結局、大量の目薬入りドリンクを自分でイッキしその後の記憶がないＣ氏、翌日、仕事場での後輩の
「先輩、昨日なんで潰れちゃったんですか？あの後が、あの後が凄かったんですよ！」というセリフが
二日酔いのアタマにただ空しく響くだけであった。

平均年齢70歳を県営団地の自治会。役員納会に最年少メンバーとして
出席したＪ氏。30歳というイキの良さをリスぺクトされ、つがれる
酒を次から次へと飲み干す。
いよいよヘロヘロかな、と思ったところで縁もたけなわ、締めの挨拶
を頼まれ、発した言葉が「若返り」。ああ、言ってしまった。
あれは明日の会議でのお題目だったのに・・・。

馴染みのつもりで、やってきました赤提灯。
大将に、目で合図して「いつもの」が運ばれて来るのを
カウンターの片隅でじーっと待つも３０分放置。
たまらず、おもむろに立ち上がり、「大将！」と声をかけようとするも
酒場のざわめきにかき消され、ぽつんとロンリー独り舞台。
やっと気付いたバイトのおばさんに「ラストオーダーです」の
無情の声をかけられ、勢いで生大２つ注文。つまみ無しで泣きながら
飲み干し、いっきにその場でリバース。晴れて出入り禁止

今日はあの娘の誕生日
誘うことなく一人さびしくコップ酒。
部屋にはった藤原紀香のポスターが彼女に見え始める３杯目。

好きな思いが胸に募って思わずポスターに抱きついた。

するとどうでしょう。壁に穴が開き、たどり着いたお隣さんは真っ最中。
怒られるわ、むなしいわ、金はかかるわ

こんな事ならさそっときゃよかったよ。