【1】反社会的勢力との断絶をめざす日本相撲協会の決意
日本相撲協会理事長 武蔵川晃偉
平成22年6月21日:武蔵川理事長記者会見より
力士などの日本相撲協会員による野球賭博をはじめとする賭け事に関する問題及び維持員席の不適切な取り扱いの問題で、
全国の相撲ファンのみなさま、関係者の皆様に多大な御迷惑と御心配をかけておりますことを日本相撲協会を代表して心から謝罪します。
日本相撲協会は、6月21日の理事会において、反社会的勢力との関係を断ち切ること、全ての協会員が法を遵守することを再度確認し、
そのために、外部委員会である特別調査委員会を設置することを決めました。
特別調査委員会には、協会員の野球賭博をはじめとする賭け事に関する問題及び維持員席の不適切な取り扱いの問題について調査をし、必要な改善措置を提言していただけるよう御願いをしております。
6月21日の理事会で、七月場所開催に向けて準備を進めることを決めましたが、予定どおり場所を開催するか否かは、
協会員の野球賭博などへの関与の問題について特別調査委員会の報告を受けた上で、7月4日に予定している臨時理事会で改めて議論することとしました。
日本相撲協会としては、七月場所が開催できることを願っておりますが、現時点では場所の開催を見送らざるをえない可能性もありうると考え、特別調査委員会の報告を待って改めて判断することとしたものです。
七月場所を開催する場合においても、琴光喜はすでに出場を自粛しておりますが、他にも出場を見合わせなければならない力士がいるのかについても明らかにする必要があります。
この点についても、特別調査委員会の報告を踏まえて7月4日の理事会において判断することとしております。
22日、緊急の評議員会を開き、特別調査委員会の調査が迅速に進むよう、日本相撲協会は全力を挙げた対応を確認しております。
場所を開催するかどうかを検討しなければならないという、日本相撲協会設立以来類例をみない危機的な事態となっていることについて、
全国の相撲ファンのみなさまに重ねてお詫びし、日本相撲協会に対する信頼が一日も早く回復されるために、協会員一同全力で取り組む決意でおります。
ソース
ttp://www.sumo.or.jp/kyokai/goannai/0027/index.html