個人情報:267人分の健康調査など文書紛失−−福島西高 /福島
◇修学旅行同行看護師が紛失
福島西高校(福島市方木田、佐藤吉男校長)は16日、10月6〜9日に実施した広島と京都への修学旅行で、派遣会社から同行した30代の女性看護師が、
参加した2年生267人の個人情報が載った事前健康調査と25人分の食物アレルギー調査が記載された文書を紛失したと発表した。
不審電話など悪用されたとの報告はないという。
同校によると、文書に住所や電話番号、生年月日の記載はないという。看護師は9日午後4時半ごろ、
福島に戻る途中の東北新幹線の車内で、同行した同僚の女性看護師から「記録を確認しよう」と言われたが、文書が見当たらなかった。
同日、学校に返却する必要があったが「バッグの奥にあるので、後日郵送する」と返答した。
しかし、帰宅後もバッグからは見つからず、ホテルや駅の忘れ物にもなかった。
最後に確認したのは8日午後3時半ごろで、自室で報告書を書いた後に机の上に置いたか、引き出しに入れたかしたという。
学校側は10月下旬、派遣会社に文書の返送を催促したが看護師に伝わらなかった。
今月2日に再度依頼したところ、仲介した旅行会社から6日に紛失の連絡があった。
看護師は学校の修学旅行に同行したのは初めてで「あまり重要な書類という認識がなかった」と話しているという。
同校は16日に学年集会を開いて謝罪。17日には緊急保護者会を開いて事情を説明するという。
会見した佐藤校長は「派遣会社からの看護師にも、教職員と同様に個人情報の管理を徹底したい」と述べた。
ソース
ttp://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091117ddlk07040209000c.html