太田農林水産大臣記者会見概要
日時 平成20年9月16日(火曜日)11時15分〜11時43分 於:本省会見室
主な質疑事項
* 非食用の事故米穀の不正規流通について
大臣
本日の閣議では、当省関係は政令が4件であります。
その後、閣議後の閣僚懇談会におきまして、与謝野経済財政担当大臣から、
「安心実現のための緊急総合対策」について発言がありまして、
私の方からも発言をさせていただきました。閣議についてはそういうことです。
本日は、事故米穀の不正規流通問題について、申し上げたいと思います。
この問題につきましては、まず消費者の皆様方、国民の皆様方に対しまして、
大変ご心配・ご迷惑をおかけしましたことを、この場で深くお詫びをしたいと思います。
(略)
なお、今回の問題の農林水産省としての責任についてでありますけれども、
三笠フーズ等が言語道断であるというのは言うまでもないことでありますけども、
農林水産省は、これを長期にわたって見逃し、結果として消費者の食の安全に対する
不安を招いたことについて、責任を痛感いたしております。
これまでの農林水産省の事故米穀に関する業務の実態等を徹底して検証するため、
関係府省の協力の下、法曹関係者・消費者団体の代表等による第三者委員会を立ち上げ、
その検証結果を踏まえて、関係職員の処分等を厳正に行うことといたします。
(略)
記者
大臣ご自身の責任については、どのように今お考えになっておりますか。
大臣
もちろん、農林水産省としては、今回のこういう不正な事態を見通せなかったという責任、
そのために消費者に不安をあおったという責任があります。
私はその農林水産省の責任者でありますので、その責任を痛感をいたしております。
政治責任ということで言えば、まずは、起こったことに対して、全容を解明するということが第一でございます。
そしてそれを、国民の皆様方にお示しをすること、それからもう一つは、再発防止策を速やかに実施する
ということが、責任の取り方だと思っております。また、その他にも、いろいろな責任の果たしようはあると
思っておりますので、これから考えてまいりたいと思っております。
記者
企業名の公表は、それは総理の指示だったという情報もあるのですけれども、事実関係は。
大臣
事実関係を言えば、三笠フーズの事件が発覚した時から、私は、事務方には、
公表すべきではないかという問題提起を、ずっといたしてきております。だからそれは、
いつどこで何を決断したかというのは、昨日のことでありますので、
別に総理に言われたからしているわけではない、私の責任です。
ソース
農林水産省/太田農林水産大臣記者会見概要
ttp://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/080916.html 依頼26