★全日空、システム障害53便欠航 3連休中日 5万4000人影響
全日空国内線の予約・発券システムに十四日早朝、障害が発生し、全国五十空港のチェックインカウンターで、
コンピューターを使った搭乗券の発券や手荷物預け入れなどができなくなった。
業務を手作業に切り替えたため、搭乗受け付けに時間がかかり、羽田発着を中心に五十三便が欠航したほか、
二百便以上の出発が一時間以上遅れ、乗客約五万四千人が影響を受けた。
システムは正午前に復旧したが、夜になっても二時間遅れの出発便があるなど、三連休中日のダイヤは
終日大きく乱れた。全日空は中村耕広報室長らが記者会見し「お客さまに多大なご迷惑をおかけし、
おわび申し上げます」と謝罪した。
十五日は山口宇部−羽田の一便が約一時間遅れるほかは、通常ダイヤに戻る見込みという。
欠航したのは羽田と札幌、富山、大阪、岡山、広島、高松、福岡、佐賀、長崎、宮崎などを結ぶ便や、
大阪−松山など。
全日空とシステムを共有している北海道国際航空(エア・ドゥ)、スターフライヤー、スカイネットアジア航空、
アイベックスエアラインズでも十便が欠航し、遅れが出た。
障害が起きたのは予約や搭乗手続き、手荷物預かりなどを一括管理するシステム。
十四日朝、通常なら始発便の前に立ち上げる各空港カウンターの端末計約千台が、まったく起動しなかった。
乗客が操作する自動チェックイン機は正常に作動したが、預け入れ荷物の受け付けはシステムを使うため、
搭乗の流れが全面的に滞った。
全日空の説明では、ホストコンピューターと各端末のデータ送受信を監視する「端末管理サーバー」に
障害の原因があったとみられ、日付を相互確認するシステムを切断したところ暫定復旧したという。
全日空のシステムは昨年五月にも二日間にわたりトラブルを起こし、国内線百三十一便が欠航、
乗客約七万人が影響を受けた。
● ● 2008/09/15
( ・∀・)っ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/117693.html