平成20年5月16日
各 位
株式会社 福邦銀行
不祥事件の発生について
このたび、弊行の元行員による不祥事件が発生いたしました。当行では常日頃から法令遵守を指導してきたにも関わらず、このような不祥事件が起こったことは誠に残念であり、役職員一同深く反省いたしております。
この事件で銀行としての信頼を大きく裏切ることとなり、ご愛顧いただいているお客様や地域の皆様・株主の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを、謹んで深くお詫び申し上げます。
今後、二度とこのような事件が起きないよう、行内の管理体制及び事故防止体制を強化し、信頼回復に全力を挙げてまいります。
記
1. 事件の概要
元行員は36歳の男性渉外係で、平成12年10月から平成20年3月にわたり、弊行舞鶴支店、高浜支店、美浜支店において、お客様の預金を偽って解約するなどの手口により着服しておりました。
元行員は20名のお客様から約1,911万円を着服・流用し、遊興費や家族の医療費等に流用いたしておりました。事件はお客様からのお問い合わせに基づく支店調査により発覚いたしました。
元行員については平成20年5月9日付で懲戒解雇いたしております。
2. お客様への謝罪
ご迷惑をおかけしたお客様には心から深くお詫び申し上げ、お預かりした預金を全額お返しているところです。今のところ、本人への処罰意思を明らかにされているお客様はいらっしゃいません。
3. 関係者の処分
元行員は平成20年5月9日付で懲戒解雇いたしました。
経営陣は内部統制の責任から役員報酬の一部返上を実施いたします(8名)。(頭取3ケ月10%減給、専務及び常務取締役2ヶ月10%減給、関係役員は1ケ月5〜10%の減給)
また、本件に関する管理監督責任者についても厳正な人事処分を実施いたしました。(管理監督責任者5名)
4. 再発防止策
今回の不祥事を受け再発を防止するため、内部統制やコンプライアンス態勢を今一度見直し、不備な点は徹底的に洗い出し二度とこのような事件が起きないよう行内態勢を整備してまいります。
適切な人事管理や厳正な事務管理を実施し、牽制機能・モニタリング機能を強化すると共に、コンプライアンス教育の徹底とモラルアップに努め、
全役職員が一丸となって実効性のある再発防止策に取組み、銀行の信頼回復に全力を挙げて努めてまいります。
以上
ソース
ttp://www.fukuho.co.jp/topics/h200516.html