2008/1/31
不祥事件の発生について
この度、誠に遺憾ながら、弊行におきまして下記不祥事件が発生いたしました。
詳細な内部調査を行なった結果、弊行の関連会社「富山ファーストビジネス(株)」からの女性派遣社員(銀行事務担当)による預金着服が判明いたしました。
高い信頼と倫理観を求められる金融機関にあって、このような事態を招いたことを深く反省いたしますとともに、
日頃からご支援とご愛顧をいただいておりますお客様、地域の皆様、株主の皆様にご心配とご迷惑をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます。
1.事件の概要
本件は、平成19年10月18日、預金者から覚えのない現金出金取引が平成19年10月10日にあるとの申し出があり、
調査したところ当該取引の出金伝票が見当たらないことが判明しました。
その後、約1ヶ月に亘り、当該派遣社員の赴任日(平成16年6月14日)以降の全伝票類の確認および内部データと伝票の突合調査を行いましたところ、
預金着服の被害は平成18年10月から平成19年10月までの約1年間、預金者3名、9件、金額5,106,119円と判明いたしました。
なお、着服金は当該社員の父親から全額弁済されております。
※<事件の概要の詳細は下記を参照下さい>
※事件概要詳細
派遣社員の概要 女性、33歳(当時)富山ファーストビジネス(株)勤務
平成16年6月14日より直江津支店に派遣
銀行事務を担当
発生支店 直江津支店
発生期間 平成18年10月〜平成19年10月
金額等 着服件数 9件 着服金額 5,106,119円
被害顧客 3名
発覚経緯 平成19年10月18日、預金者から覚えのない現金出金取引が平成19年10月10日にあるとの申し出があり、
約1ヶ月に亘る内部調査を行なったところ預金の着服が発覚しました。
当該派遣社員の赴任日以降の全伝票類の確認および内部データと伝票の突合調査を行ないましたところ、
上記の通りの預金着服金額が判明いたしました。
手口
弊行の事務処理端末機を操作し、預金者の通帳・証書を不正に作成した後、伝票等を偽造し現金を詐取したものです。
同時に、事件の発覚遅延、撹乱を狙い詐取に伴う伝票を抜き取り、破棄していました。
着服の動機
弊行への派遣以前から消費者金融等からの借入金が多額に上り、毎月の返済が滞ることから犯行に至ったものです。
被害顧客への対応
預金者の方々には着服されたご預金が全額弁済されております。
元派遣社員への対応
平成20年1月17日派遣元、富山ファーストビジネス(株)懲戒解雇
監督官庁への報告並びに警察への報告は済ませております。
2.今後の改善策
弊行は本件発生を厳粛に受け止め、弊行の事務処理システム、事務管理体制および内部監査方法等の改善を実施し、
法令遵守態勢を強化することにより再発防止に取組んでまいります。
今後とも皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
<本件に関するお問い合わせ>
総合企画部 竹田、リスク管理委員会 田中
電話番号:076-424-1219
ソース
ttp://www.first-bank.co.jp/info/0122.html