藤枝市大洲の藤枝明誠高(塙博校長)が成績優秀な生徒に依頼して、受験料を肩代わりしたうえで、
有名私立大を大量受験させていた問題で、同校は4日までに、「合格者実績数に誤解を与える表示があった」として、
今後は当分の間、実績数を公表しないことを決めた。
同校はこれまで、合格者実績を延べ人数で公表。今春は私立大合格者数805人としていたが、
このうちの約3分の1にあたる288人分は、成績優秀な生徒37人に受験料を肩代わりして、
志望とは関係なく受験させていて、事実上水増ししていた。
塙校長は「多くの方に誤解を与えてしまったことをおわびしたい」と陳謝したうえで「現段階では、
合格者実績数の公表の基準があいまいで、誤解を招かないためにも公表しない方が無難と判断した」
と自粛に至った理由を話した。再開の時期については「ガイドラインが示されれば、それに従って公表したい」と述べた。
http://www.shizushin.com/local_social/20070805000000000009.htm