新発田市の県立新発田病院は3日、超音波検査を受けた患者約1200人の情報が
記録されたハードディスクを紛失したと発表した。同病院は同日、盗まれた可能性が
あるとして新発田署に被害届を提出した。
病院によると、ハードディスクには患者約1200人の氏名や医療検査の画像データが
入っていた。住所や電話番号、病名などは含まれていない。情報漏れによる被害は
確認されていないとしている。
ハードディスクは端末に内蔵するタイプで、6月20日に端末ごと超音波検査室から
撮影室に移し、保管していた。7月19日に業者が点検したところ、取り外されていた
ことが発覚。2日まで職員や出入りの業者らに聞き取り調査をしたが、見つからなかった。
矢沢良光院長は「患者さんの個人情報を紛失し、責任を感じている。情報管理を徹底し、
このようなことのないようにしたい」と陳謝。今後は情報端末の設置、保管場所を常時施錠
するなど再発防止に努める考えを示した。
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1661