神戸市外国語大(神戸市西区)は27日、外国人研究者の論文を盗用したとして、外国語学部の男性准教授(46)を
同日付で諭旨免職にしたと発表した。
同大学によると、准教授は2005年10月、4人で労災補償制度に関する著作を共同執筆し、出版したが、担当した
46ページ中、約20ページがカナダ人研究者らの2論文の翻訳だったという。
06年4月には労働専門誌が「論文の翻訳」と書評。准教授は同年5月、絶版にしたが、大学には報告せず、大学側は
同年12月、外部の研究者からの指摘で把握したという。
大学側の聴取に対し、准教授は「どうしてやったのかわからないが、迷惑をかけて申し訳ない」と認めているという。
木村栄一学長は「著作権意識の啓発など再発防止に努める」と謝罪した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000412-yom-soci