記者発表資料
平成19年7月23日
消防関係情報の流出について
1 これまでの経過
【平成19年7月19日(木)9時30分】
情報システム課において、広島県市町行財政室から尾道地区消防本部(現在消防局)に関する業務
情報がネット上に流出している旨の連絡が総務省自治行政局地域情報制作室からあったと報告を受
けました。
情報システム課からの連絡を受け、流出したファイル(一部)を送付してもらい、本市消防の情報であ
ると消防局において確認しました。
【同日10時20分】
情報システム課職員2名が消防局において消防局長に状況を説明し、ファイル内情報から流出元と推
測される職員が判明しました。その場で該当する職員に面会し聴き取りを行った結果、自分であると思
われると確認しました。
【同日10時40分】
該当職員、情報システム課職員2名及び消防局職員1名と該当者宅に行き、パソコン内を確認した結果、
Winnyがインストールされており、本人も該当ファイルによる作業をパソコンで行ったことを認めたため流
出元と推測するにいたりました。しかし、公的ファイルはすでに(6月末)消去されていたので、内容確認
のため、パソコンを情報システム課に持ち帰りデータの復元を試みるとともに、消防局公用パソコン内
での同一データの有無を調査しました。
【同日17時10分】
情報漏えい防止対策の徹底について情報システム課から全職員に周知しました。
【7月20日13時】
パソコン内復元データ及び消防局内データを確認することにより、流出元の特定にいたりました。
【同日16時】
総務省から広島県を通じて、流出データの全体を入手しました。
【同日16時30分】
消防局において入手データを確認し、再度流出元に間違いないことを確認しました。
【7月23日8時30分】
消防局全職員に対し、個人所有のパソコンを持ち込み作業しないこと、個人所有のパソコン及び外部
記憶媒体に業務に関するファイルが保管されている場合、直ちに削除するよう指示しました。
2 情報流出の経緯
当該職員が2003(平成15)年頃から個人のパソコンを職場に持ち込み事務を行っていました。2005(平成
17)年2月頃、この仕事で使っていたパソコンを家に持ち帰ったが、データはそのままになっていました。
2007(平成19)年6月末データの存在に気付き削除しましたが、パソコンに家族がファイル交換ソフト
「Winny」をインストールし使用していたためウィルスに感染していたデータがインターネット上に流出しま
した。
3 流出情報の概要
(1) 業務に関する情報
文書・・・消防関係大会参加者名簿、研修会資料等 236ファイル
画像・・・既に図書等により公開されている写真 11ファイル
(2) 私的な情報
個人所有の画像、文書等 202ファイル
4 流出情報に含まれていた個人情報
個人情報 102ファイル 992人(消防団員、行政機関)
名前1634、住所0、電話番号14、生年月日294、役職名671、写真11、その他4
※名前及び役職名は延べ人数(重複者)
5 今後の対応
情報の流出が認められた個人(消防団員等)に対し早急にお詫びさせていただきます。
また、再発防止として、過去に業務に使用した個人所有パソコンと外部記録媒体について再度点検を
指示するとともに、業務に関する情報の持ち出しがないことの確認を行っています。
さらに、全ての職員に対して、業務における個人情報の管理について徹底させるため、研修を実施しま
す。
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/hodo.pdf