上野原署は4日、上野原市棡原、大月市立中央病院の看護師
黒田則幸容疑者(37)を婦女暴行未遂の疑いで逮捕した。
調べによると、黒田容疑者は2006年11月12日午前0時ごろ、
上野原市内の女性方に侵入、寝ていた女性に暴行しようとした疑い。
女性が黒田容疑者に気づき、抵抗するなどしたため未遂に終わった。
女性は戸建て住宅に1人で住んでいた。黒田容疑者は容疑を
認めているという。同署で余罪を追及している。
同病院では今年2月にも、男性産婦人科医(47)が、のぞき見目的で
民家の敷地に無断で入り込み、住居侵入の現行犯で富士吉田署に逮捕
・送検される不祥事があったばかり。同医師は甲府簡裁から罰金10万円
の略式命令を受けた。市は今年3月に停職3か月の処分を下した上で、
本人から出されていた退職願を受理。新田澄郎院長を監督不十分として
戒告処分とした。
同病院によると、黒田容疑者は2005年4月から同病院に看護師として
勤務し、現在は整形外科の担当。「勤務態度はまじめだった」(同病院総務
管理課)という。
同病院は4日夜、不在の新田院長に代わり、加藤敏安事務長が記者会見し、
「にわかには信じがたいことだが、大変遺憾で関係者に迷惑をかけ心から
おわびします」との院長のコメントを読み上げ、陳謝した。同病院は事実確
認の上、厳正に処分する方針。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news004.htm