平成19年6月5日
各位
西中国信用金庫
理事長 山本 徹
不祥事件の発生について
この度、誠に遺憾ながら当金庫元職員による不祥事件が発生いたしました。
社会的、公共的役割を担い、信用を第一とする金融機関として、このような事件を発
生させ、お客さまはじめ関係各位に多大なるご迷惑とご心配をおかけすることになり、
誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
当金庫といたしましては、かかる事態を招いたことを厳粛に受け止め、役職員一同深
く反省するとともに、今後再発防止に向けて、法令等遵守態勢および内部管理態勢等の
充実強化に取り組んでまいります。
記
1.事件の概要
(1)当金庫本店営業部の元得意先係主任職員(男性 33 歳)が、平成18 年8 月から
平成19 年4 月までの間、お客さまからお預りした定期預金証書や普通預金通帳
の不正処理を繰り返し行い、これによる金員を着服・流用し自宅の購入資金等に
充当していたことが、平成19 年4 月24 日判明いたしました。
(2)事故金額は、約3 千5 百万円であります。
[累計金額 約2 億5 千万円]
なお、事故の累計金額は、不正流用した金員を預金に戻すために、他のお客
さまの預金を、順次、繰り返し不正流用した金員の合計額であります。
(3)事故金額については、全額を事故者の親族から回収済みであります。
2.被害者への対応
被害を受けられたお客さまに対しては、お申込み通りの定期預金等があったも
のとして対応しております。
3.監督官庁への報告等
本件については、監督官庁に届け出いたしております。
また、地元警察署にも通報いたしております。
4.人事処分
事故者は、平成19 年5 月31 日付で懲戒解雇処分といたしました。
また、関係者については、理事長を含む関係役員および本部・本店営業部の関係
者の厳正な処分を実施いたします。
5.今後の対応
(1)法令等遵守は経営の最重要課題として、役職員に対するコンプライアンス教育や
指導を継続的に実施してきましたが、今後はコンプライアンス意識の一層の醸成の
ため、年度計画に基づく研修・啓蒙活動の着実な実施および臨店による指導を徹底
いたします。
(2)不祥事件対策委員会において、引き続き今回の事故の全容解明に全力を注ぐとと
もに、発生原因を分析し、職員の生活行動等身上把握の強化・相互牽制機能等の厳
正な励行・深度ある内部監査の実施等の再発防止策を策定し、徹底いたします。
ttp://www.nishichugoku.co.jp/news/20070605/20050605jiken.pdf .