中国人留学生、日本の医師免許なしで傷口縫合 東京医大
東京医大病院(東京都新宿区)は1日、06年4月から今年1月にかけ、
産婦人科で行われた腹腔鏡(ふくくうきょう)手術で、日本の医師免許がない中国人留学生が、
傷口の縫合をする処置などをしていた、と発表した。
病院によると、留学生が立ち会った手術は約50件。うち半数で傷口の縫合を担当していた。
こうした医療行為は、出身国の医師資格があり、3年以上の臨床経験があれば、日本でも認められる。
しかし、留学生は、中国の医師免許はあるものの、臨床経験は2年8カ月だった。
岩本俊彦院長は「医学生に教えるのと同様に、指導医のもとで行われるならよいと勘違いした。
患者に謝罪し、今後このようなことがないようにしたい」と話した。
2007年05月02日03時21分
http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY200705020001.html