“ROCK&SNOW” 35号について 糸満摩文仁南岸と轟の滝を紹介した件でお詫び

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1依頼413氏@はにゃーんふにゃーんφ ★
“ROCK&SNOW” 35号について ――同誌編集長より
“ROCK&SNOW”編集長 森山憲一

日ごろより小誌“ROCK&SNOW”へのご愛顧・ご協力をいただきまして、まことにありがとうございます。 
ただいま発売中の35号の記事「沖縄ロック」のうち、128ページに、不適切なエリアの情報を掲載して
しまいました。読者および関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしてしまったことをまずお詫びし、
同時に、以下のエリアの利用を自粛していただけますよう、読者ならびに全クライマーの方々に小誌と
してお願い申し上げます。

糸満摩文仁南岸

第二次大戦時、沖縄戦が終結した地である糸満市摩文仁は、現在は平和祈念公園があることで知られ、
戦跡としては国内唯一の国定公園にも指定されています。一帯の海岸線は断崖絶壁となって海に落ち込んで
おり、戦争末期には混乱状態に陥った多くの住民がその断崖から身投げをするなどの悲惨な歴史をもち、
それゆえに平和を祈念する象徴的な場所ともなっています。

そのような場所であるため、ここでクライミングをすることについては抵抗感を覚える方が多く、小誌編集部と
してもクライミングを行なうべきではないとの判断をいたしました。編集部で調べたかぎりでは、地元および
周辺の住民の方々の思いも一様ではなく、さまざまに濃淡はあるのですが、抵抗を感じる方の思いの強さと
歴史的な重みを考えると、そこを第一に尊重するべきと考えます。

現場周辺はダイビングのスポットとして知られゴルフコースなどもあるところで、「なぜクライミングだけが……」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし残念ながらクライミングは、まだそこまで社会的に認知されて
いるものとはいえません。ましてこのような重要な意味をもつ場所で地元の理解を得るには、まだまだ多大な
時間と努力が必要と思われます。

轟の滝

この滝は沖縄県の文化財に指定されています。そうした事情もあり、現在、地元でクライミングが問題視されて
おります。エリアの入口となる数久田区の久高良宜区長によれば、複数の住民から苦情が寄せられており、
区としてもクライミングをしないでほしいという意向とのことです。特にボルトを岩に打ち込むことと、事故が
起こったときの対応が問題とされております。岩場を利用するにあたり、地元の意向は第一に尊重するべき
ものと編集部は考えますので、これらの問題が解消されないかぎりは、クライミングは控えていただきたいと
考えます。

今回、記事編集中に確認作業を怠り、不適切な情報を掲載してしまいました。雑誌編集の基本ともいえる
作業を省略してしまったことについては、非常に反省しております。また、ご迷惑をおかけしてしまった方々に
は、重ねてお詫び申し上げます。

今後はこのようなことがないよう、記事編集には細心の注意をもってあたっていく所存ですので、今後とも
小誌への変わらぬご愛顧・ご協力のほど、伏してお願い申し上げる次第です。


JFAニュース
http://homepage2.nifty.com/jfa/news/news.htm
2名無しさん@七周年:2007/04/19(木) 21:49:19
了解しました。 2ゲット
3名無しさん@お腹いっぱい。
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