★★★ 中国行くんだけど ★★★

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ttp://www.asahi.com/culture/update/0730/002.html
 甘粛省の嘉峪関(かよくかん)周辺は40キロの長城が走る。40
年前、重点文物に指定され、城壁の両側50メートル以内の破壊行
為が禁じられたが、専従職員がいないため、荒れる一方だ。

 政府の方針は「全面保護、重点修復・開放」。7月に長城の一部が重点文物に追加指定さ
れた。長城研究家の羅哲文氏は「それでもまだ長城全体の10%にすぎない。規模があまり
に大きく、崩壊が激しいので全面的な保護は難しい」と指摘する。

 専門家グループは現地調査をもとに、長城周辺の環境を保護する「緑の長城」計画を作っ
た。破壊行為に厳しい立法措置を求め、東北(丹東、山海関)、華北(天津、八達嶺=はった
つれい)、西北(嘉峪関、コルラ)にモデル地区の設置を求めている。

 観光ブームが始まった中国では、観光資源としての長城が脚光を浴びる一方で、「開発と
保護」の問題が浮かび上がっている。

 北京・八達嶺の近くの「残長城」が昨夏、観光地としてデビューしたが、破壊を招くとして、観
光地としての開発には反対が強かった。このため、1000万元(約1.4億円)以上をかけて、
長城から離れたところに、展望台や防護さくをつくり、観光客が長城に接触できないようにす
る異例の措置が取られた。

 嘉峪関では荒れ果てた長城を農民、楊永福さん(38)が80万元(約1100万円)を投じて修
復している。500メートル余の城壁やのろし台を再建、花壇や釣り堀、ミニ動物園も備えた観
光地にしようというのだ。(01:17)