「台湾の方はマナーもよく日本びいき」台湾からの山陰ツアー好調
県の観光動態調査によると、昨年一年間の外国人宿泊客の宿泊延べ数は二万五百七十五人で、
前年と比べ13・4%増え、中でも台湾からは205・38%増の九千十八人と突出した。
県ではこの数値については市町村からの報告を積み上げたもので、実数とのかい離も有り得るとするが、
県観光連盟の調査による、「玉造温泉」の台湾観光客の宿泊延べ人数も、前年比20・6%増の
二千六百六十四人と、好調。関西国際空港に加えて、広島空港への定期便就航、
米子・高松空港へのチャーター便運航が数値を押し上げており、国内観光が伸び悩むなかで、
台湾からのツアー客が県内観光に明るい話題を提供している。
台湾の旅行社招請事業で、一早く宿を提供した玉造温泉の長生閣と松の湯では、台湾の旅行社に
デモンスレーションにも出かけた。長生閣の福光龍治販売企画部長は、
「台湾の方はマナーもよく、日本びいき。外国のお客様はツインが必須だが、国内旅行も個人化してきていますから」
と話し、他の旅館と協調しながら、今後も台湾からのツアー受け入れに力を入れたいとしている。
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