310 :
異邦人さん:
サッカーの応援(もちろん日本代表の)に、韓国へ行ったときのことです。
ある昼下がり、友達とソウルの町をブラブラしていて一軒の食堂へ入りました。
そこは日本人観光客などが寄るような場所ではなく、地元の韓国人のための
食堂でした。韓国語の品書きしかなかったけれど、ガイドブックの助けを
かりて、友人と私はそれぞれ料理を注文しました。
すると、店のおばさんは、ものすごい勢いで怒鳴りちらしはじめたのです。
身振り手振りを交えてわかったことは
「2人の分を別々に作るのは面倒くさいから同じ料理を注文しろ、
このチョッパリめ!」
と彼女は言っているのです。その時、時間は午後の2時か3時ごろ。
店には他に誰も客がいませんでした。私たちはあきれ果ててすぐに店を
出ました。