642 :
異邦人さん:
偽EVISUジーンズ?韓国で大量販売
日本のメーカーが製造している若者に人気のエヴィスジーンズ。どういう訳かこれとそっくりの
ジーンズが今、韓国で大量に販売されています。ロゴやタグまでそっくりです。JNNが韓国側業者
を直撃したところ、彼らは驚くべき主張を展開しました。
カモメのマークで有名な大阪のジーンズメーカー、「エヴィス」。値段は1本2〜3万円と決して
安くはありませんが、履き込むほどに独特の風合いを出すと人気です。
デビッド・ベッカムが履いて話題になるなど、海外からも高い評価を受けていますが、メーカーは
頭を痛めていました。韓国で大量のコピー商品が売られているというのです。
「今から偽者の調査で韓国に行くのです」(エヴィス社員)
現地調査へ向かう社員とともに、私たちも韓国へ飛びました。韓国の首都・ソウル。早速、コピー
商品を売っているという店へと向かうと、壁にはトレードマークと「EVISU」の文字。店内には大量の商品が並んでいます。
「デザインはまんまですね。ただ、生地とかはぜんぜん別物」(エヴィス社員)
ジーンズのポケットにはOSAKAの文字が。
「ショックですよ、正直」(エヴィス社員)
「明らかにコピー商品だ」と話すエヴィス社員。しかも、値段は日本の半値以下です。改めて言いますが、
これは日本のエヴィスのチェーン店ではありません。
ホテルに戻り、購入したジーンズと本物を比べてみると、えびす様の顔のデザインはほぼ一緒。カモメ
のマークもロゴもやっぱりほとんど同じです。
「完全な偽者になります」(エヴィス社員)
エヴィスそっくりのジーンズを販売している店は韓国内に60店舗以上あり、年間の売上高は50億円
以上に上ると言います。韓国版エヴィスがここまで堂々と商売ができるのにはわけがありました。
マークやロゴなど、日本のエヴィスが考案したデザインがそっくりそのまま韓国の特許庁に商標として登録されていたのです。
その夜、私たちはジーンズのタグを頼りに製造販売会社を訪ねました。
「非常によく似たデザインを使っているが?」(記者)
「ライセンスなどの関係はありません。商標については、別に韓国での権利を持っている人がいて、その
人と契約して現在使用しています」(会社幹部)