1 :
異邦人さん :
2008/09/23(火) 12:59:00 ID:G7Rjp1pU
2 :
事件・事故:交際女性を刺した男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕 /広島 :2008/09/23(火) 13:01:58 ID:G7Rjp1pU
3 :
ブログに登場する女性達1 :2008/09/23(火) 13:03:45 ID:G7Rjp1pU
4 :
ブログに登場する女性達2 :2008/09/23(火) 13:04:27 ID:G7Rjp1pU
5 :
関連スレッド :2008/09/23(火) 13:07:42 ID:G7Rjp1pU
6 :
過去情報 :2008/09/23(火) 13:09:22 ID:G7Rjp1pU
55 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/13(火) 18:25:55 ID:63aDcMcp 誰かドイツで悲劇が起きる前に通報してやれ 56 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 10:06:10 ID:97MeLqeB 通報しますた 57 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 22:06:48 ID:R52EVL0e その後シゲキの姿を見たものはいない・・・・・・・・ 58 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/15(木) 09:57:34 ID:oPWiNzxY そして逮捕へ 59 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/16(金) 07:17:09 ID:PttfdPqP 恥ずかしい文章だな 60 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 02:47:07 ID:G/H1sLIS ドイツ行ったんか 61 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 02:57:24 ID:YK0p8maz mixiにもログインしてないな。 本当にドイツ行ったんか 62 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 05:28:33 ID:3a5npXPy 刺激は最低な好意だな 63 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 09:37:39 ID:oPOhwBa4 24にも14日以後は姿を見せてないな 64 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 12:35:24 ID:JaTiRjhx 海外で邦人男女二人死亡のニュースが飛び込んできた!
7 :
ジェンカのブログより :2008/09/23(火) 13:12:48 ID:cWn2EwCF
2007年2月 とてもにぎやかで、 楽しいサイトだったジェンカも 去年の春くらいから 急速にさびしくなってきてしまいましたね。 私の大切なお友達も ほとんど離散してしまって もう連絡を取る手段さえ なくなってしまった方も多いです。 人生に別れはつきものとは言え とっても悲しいです。
8 :
ジェンカのブログより :2008/09/23(火) 13:14:03 ID:cWn2EwCF
自分がジェンカに登録したのは 2年前に知り合った ある女性との別れが理由でした。 その人のことがどうしても忘れられず、 その人を忘れられるくらい 愛することのできる女性の方と 出会いたいという不純な動機でした。 ですけど、決して好きだった彼女の 代役を探したわけではありません。 出会った一人一人のどの女性の方にも 真摯に向き合って、その人の素敵な部分を見つけて 愛していきたいと思っていました。 決してどの人にも遊びの気持ちで接したことはありませんでした。
9 :
ジェンカのブログより :2008/09/23(火) 13:15:10 ID:cWn2EwCF
実際ここで何人かの方に出会って、 おかげで一時期は人生に前向きになれたときもありました。 まじめにおつきあいしていくことができたら どんなにいいことだろう、って思える方もいました。 ですけど、結局、うまくいくことはできませんでした。 私自身に問題があるのでしょうけど 全ての方に振られました。 私は2月14日にドイツに旅立ちます。 先ほど書いたずっと好きだった女性が ドイツにいることがわかったのです。 この人には捨てられてしまったのだけど ずっとずっと好きでたまらないのです。 彼女に出会えるまでは帰ってこないつもりです。
10 :
ジェンカのブログより :2008/09/23(火) 13:16:37 ID:cWn2EwCF
ジェンカで知り合いましたお友達のみなさまに (もうほとんどいませんが) お別れのご挨拶としてジェンカ最後のブログを書きました。 皆様の末永い幸せを祈っております。
11 :
本編の主人公 :2008/09/23(火) 13:19:51 ID:cWn2EwCF
12 :
久しぶりの更新 :2008/09/23(火) 13:27:53 ID:pYrxhRh6
2007年 01月 25日 最後の更新から1ヶ月ほどがたった。 気分が沈んで更新できなかったが、そのあいだいろいろなことがあった。 かいつまんで書いていく。 12月に1つの出会いがあった。 越谷で理容師さんをしている1個下の女性。 自分が歴史に興味のある女性の方いませんか?と 掲示を出していたらメッセージをくれた。 歴史の話などいろいろ毎日、朝晩メールを交換した。 すごく積極的にアプローチしてくれて、最初のメールをくれたのも彼女なら 会おうといったのも、うちに来たいというのも、旅行に行こうとかも みんな向こうからのアプローチだった。 初めて会った日には彼女の素敵な理容室で髪をきってくれた。 彼女のおかげでクリスマスもさびしくなかった。 大晦日の夜から、元日の朝まではじめて一緒に寝た。 彼女は自分が上の体位じゃないとダメという人だった。 そして、最初は感じていても自分がイってしまうと醒めてしまって 行為そのもの嫌になってしまうみたいだった。 男でイってしまうと醒めるというのはよくきく話だったけど 女の人でもそういうことあるのかと思った。 彼女はまじめで仕事をがんばっているすてきな女性だと思った。 もちろん合わない部分もいくつか感じたけど 元気で前向きでいいところもたくさんあった。 欠点多い自分の良い点を見てくれるのだから、ありがたいと思った。 でもやっぱり好きだ、愛している、という気持ちになれなかった。 いつもまっすぐな気持ちでその人を見ているつもりだけど やはり心の中で公美と比べてしまっているのだろうか? それとも心が荒んで人を愛せなくなってしまっているのだろうか?
13 :
久しぶりの更新 :2008/09/23(火) 13:29:10 ID:pYrxhRh6
マイミーオのこともちょっと引きずっていると思う。 昨年後半またうちに着てくれるようになって、将棋を指したりしていたのだけど 強引に迫って嫌われた。もう会うことはないかもしれない。 彼女はもう27歳なのに、無垢なところのある人だ。 一般常識にもうといし、電子レンジのおでんもぼくがチンして 上げないといけないような人だ。 でもやきそばを作ってあげたらうれしそうに食べてくれたし 人を常に善意で見てあげることのできる心やさしい人だ。 将棋は受けの感覚に優れ、ちょっと古い感じの将棋を指す。 自玉頭に馬をひきつけた姿を 「ふわふわの帽子をかぶっているみたい」 と言ったのをかわいいと思った。 竜で追い回して詰むときに 「市中引き回しの上、打ち首獄門」といったら笑い続けていた。 彼女とは50局以上の棋譜が残っているが 初手合の1局を記念に上げておく。 この将棋は持ち時間のついている将棋の中では一番危なかった。 彼女の持ち味がでていて、パンツが見えそうなことも忘れて (自分の見た限りではいつも白でかざりっけないのだった) 忘我で考える彼女の姿に感銘を受けた。
14 :
久しぶりの更新 :2008/09/23(火) 13:30:02 ID:pYrxhRh6
開始日時:2005/09/12(月) 持ち時間:45分切れ負け 棋戦:御徒町ランキング戦 戦型:△四間飛車対▲棒銀 先手:自分 後手:マイミーオ ▲76歩 △34歩 ▲26歩 △44歩 ▲48銀 △32銀 ▲56歩 △42飛 ▲68玉 △94歩 ▲96歩 △72銀 ▲78玉 △62玉 ▲58金右△71玉 ▲25歩 △33角 ▲36歩 △82玉 ▲68銀 △54歩 ▲57銀左△43銀 ▲37銀 △14歩 ▲46歩 △52金左▲16歩 △12香 ▲68金直△64歩 ▲26銀 △32飛 ▲35歩 △51角 ▲38飛 △62角 ▲34歩 △同銀 ▲45歩 △53金 *4三金が普通だが、真田ー屋敷戦で実戦例あり。 ▲44歩 △同金 ▲45歩 △43金 ▲37銀 △45銀 ▲11角成△33桂 ▲36銀 △34銀 ▲21馬 △42金 *△4二飛が普通。他に3一歩なども見たことあり。 ▲47銀 △35歩 *ここで受けるのでは少し振り飛車つまらないかもしれない。 ▲66銀 △44角 ▲32馬 △同金 ▲41飛 △43金 ▲21飛成△65歩 ▲77銀 △55歩 *△1三香は損の無い手。 ▲12龍 △27角 ▲28飛 △63角成▲24歩 △同歩 ▲同飛 △23歩 ▲14飛 △95歩 ▲同歩 △96歩 ▲21龍 △56歩 ▲12飛成△41歩 *粘り強い手。4二より勝る。 ▲56銀 △97歩成▲49香 △53角 ▲54歩 △同金 ▲41香成△98歩 ▲51成香△96馬 *勝負手 ▲97桂 △同角成 *6九玉なら堅かった
15 :
久しぶりの更新 :2008/09/23(火) 13:30:27 ID:pYrxhRh6
▲88銀 *がんばった手。この手自体は悪手ではないのだが。。。 △86桂 ▲79玉 *敗着となるべき悪手。欲張りすぎ。 △87馬寄 *この手をうっかり ▲同銀 △同馬 ▲78角 *やむない受けだが、これではつらい △同桂成▲同金 △96角 ▲87金 △同角成▲68玉 △46銀 *この手にかえて△4五桂▲同銀△4六銀なら勝ちだった。 ▲69桂 *根性の受け。 △57歩 *詰めろにならない。 *△4五桂▲同銀が利かせてあれば、 *この手が詰めろになるので後手勝ち。立石さん指摘。 ▲61成香 *詰まないならこれで勝ち。 △78金 ▲59玉 △69金 ▲49玉 △58歩成▲39玉 △48と ▲28玉 △36桂 ▲18玉 まで121手で先手の勝ち 公美がドイツのケルンというところにいることがわかった。 2月に訪ねてみるつもりだ。 公美のこととかは、また順次書いていく。 ▲ # by shigeshogi | 2007-01-25 03:06
16 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:44:27 ID:+zNzWAfT
2007年 01月 27日 先週の土曜日はちょっとした事件があった。 実は地元の道場の席主や親しくしている常連の方に頼まれて、 御徒町の真剣師を呼んで対抗戦をやってほしいといわれた。 自分はそれほど乗り気でもなかったが 普段世話になっている人からの頼みでもあり 優勝、準優勝には数万の賞金が出る上に、交通費、夕食などつきなので まあよいかという感じでそれで、自分が一応連絡役みたいな形になって 阿部信一郎、狼谷力の2人と(立石さんは年齢で自信がないと辞退した) 自分がでて、ほか数人を交えて対戦することになった。 自分はいい機会でもあるしと思って奨励会の知花君などもさそって ぜひ優勝してもらえればと思っていた。 ところが、当日、言い出した人たちが他人任せで何の準備もなく 道場のお客さんに混じってただ指すだけ。 たいして注目もされないうえに、優勝は全勝の阿部さん。 頼んできてもらった阿部さんたちにも誰も挑戦する人もなく あとはまったくいつもと同じ道場の雰囲気。 終わったあとの宴会では狼谷は全敗のくせに酔っ払っていい気になるし 阿部さんに負けた知花君は「テキトー」にやっていたとかいうし 生意気に「最下位にならなくてよかったですね」とかいうので あまりにもむかついて、送ってやらずに自分だけで帰った。
17 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:45:44 ID:+zNzWAfT
その日の晩にネットで検索をしていたら、 公美の近況を伝える記事を新たに発見した。 ドイツのケルンという街で向こうの音大に留学しているとのこと。 すぐに行くことを決めた。 飛行機のチケットを取って、宿を決めた。 ドイツ語はほとんどわからないし、ヨーロッパは初めてで 不安なことはいっぱいあるけれども 公美が住めるところなんだから、自分がいけても不思議はない。 彼女の詳しい住所などもわからないけど、 いくつかのヒントはネットで仕入れられたし 有り金全部もっていって、見つかるまで向こうに滞在して 草の根分けても探し出したいと思っている。 今、行かないで日本にいてもジリ貧は目に見えているし これだけがんばってもダメだったのだから 公美のことを忘れられるような新しい出会いなんてあるとも思えない。 月曜日は渡辺竜王の就位式だった。 一年ぶりにネクタイを締めて、出席した。 太ったので、服がきつかった。 竜王戦の賞金は3200万円。 竜王ががんばっているのもわかるし 竜王なりの大変さがあるのもわかるのだけど どうしてあんなに幸せなのかとうらやましく思う。
18 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:47:06 ID:+zNzWAfT
パーティも一流の場所で盛大だった。 数百人が参加して無料。棋士だけでも40人くらいはいたと思う。 自分の記帳した前の人は藤井九段だったし、その前が蛸島女流だった。 飲み放題だし、ステーキもてんぷらもうなぎも寿司も みんなその場で調理してくれて本当においしい。 けっこういろいろな人と話。 3月に戸辺四段らと沖縄にいかないかという話にも誘われたし 窪田五段からは準々決勝まで勝ち上がっているNHK杯の 裏話などもいろいろ聞いた。 ほかにも岡崎、石橋プロらといろいろ話した。 プロ棋士の間でも里見女流の活躍がかなり話題になっていた。 伊奈川さんからは「知花くんを置き去りにしたらしいですね」といわれて そんなところにまで話してるのかとあきれ、 さらに「今度北尾さんとあたるので、棋風とか作戦とか教えてください」 みたいなことをきかれた。 彼女もプロになってまだ白星がないので (といっても今度が3局目ではあるが) そろそろ勝ちたいのだろう。
19 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:48:48 ID:+zNzWAfT
このところあまりいいことがないこともあって 心が荒み、またイライラしていることも多い。 知花君はせっかく慕ってきてくれていたのに 一時の感情で悪いことをしてしまったとも思う。 ほかにもマイミーオはじめ、川上君や信沢君ら あるていど長い間よい付き合いをしてきた友達たちと やや疎遠になってしまっているのは自分の不徳だなあと思う。 もっと大切にしてあげればいいのに 自分が辛い状況にあるなかで、冷たく接してしまうときがどうしてもでてしまう。 自分は人と長期的にいい関係を築く能力がないのかもしれない。 まともな会社勤めなどもできないのも道理だなあと思ったりする。 そんな中5年くらい一緒にいてぼくにつきあってくれたゆかりや、 3年くらいをつきあったまりこなどには、 もっとよくしてあげられなくて申し訳ないと思うときがしばしばある。 自分はもちろん、自分が幸せになるということは大切だけど それだけではなくて、年老いた祖母を初め、家族、 そして彼女や友達、周りの人たちにも もっともっとよくしてあげたい、親切にしたいといつも心に思っているのだけど 物心両面に苦しい中で、ついつい迷惑をかけてしまう。 社会に不適応の最たるところだと感じる。 公美とのメールの続き。 もうすぐ、2度目のデートになる。
20 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:50:19 ID:+zNzWAfT
棋譜の整理 こんばんは、公美さん。 銀座でいい楽器はみつかったでしょうか? 銀座の楽器屋さんというと、山野楽器というイメージがありますね。 昔、こどものころ一度行ったことがあります。 ところ狭しと並んでいてびっくりした記憶があります。 公美さんはお料理コンクールにまで出たことがあるんですか?! しかもインタビューまで!!すごい腕前ですね。 そういえば、前に湯葉を使ったお料理を作った話をしていたですよね。 どんなお料理をつくったんでしょうか?得意料理はなんですか? 今度くみさんの料理食べてみたいなあ・・・ほんとに! そこ行くとぼくなんか、さっきばんごはんに作ったのは ラーメン(サッポロ一番)と冷凍ポテトを揚げただけです。 ま、ラーメンにはもやしと缶入りコーンをいれはしましたが・・・ しかし料理とはいえないレベルです(笑) 楽器のコンクールの賞はすてきですね。 やっぱりすごい腕前なんですね。 雑誌はとってありますか? 音楽の専門雑誌もきっとたくさんあるんでしょうね。 ぼくは一時期、高校の図書館で「レコード芸術」読んだりしていた 時期がありましたよ。
21 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:56:12 ID:CIqFV89+
ぼくがNHKのインタビューを受けたのはこどものころですね。 それにたまたまそこにいただけで、NHKにしてみれば 他のこどもでもぜんぜん構わなかったわけです(笑) 一応ぼくが対象で写ったのはアマ名人戦の全国大会のときで 沖縄代表として写りました。もっともインタビューはなかったですが。 目立とうと思って(ウソ ほんとはラッキーカラーだから) オレンジ色のジャケットを着ていきましたよ。 オレンジは一応ぼくのラッキーカラーということになっていて 特に集めているわけではないのだけど ジャケットからセーター、携帯、そしてパンツまでみんなもっています。 公美さんと会うときも最初、オールオレンジで行こうかと思ったですが オレンジジャケットはサマージャケットなので薄いし 誤解されるかなと思いとどまりました(笑) オレンジセーターも3連敗中だったので、昨日はやめました。 よって、昨日のオレンジグッズは2個でした。 今夜は将棋の棋譜データの整理などしようかと思っています。 今まで自分が指した将棋3千局ほどや、友達の棋譜、 プロの将棋で並べたもの(入力したもの) インターネットから取り寄せた棋譜3万数千局を データベースにしているんですけど、 月に一度くらい新規棋譜の登録とかもやって データのバックアップを作っています。 万一データが完全に失われたら大変ですからね。 けっこう時間がかかったりします。 何かBGMをかけながらやろうかな。 それでは、またね!
22 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:57:44 ID:CIqFV89+
公美の料理を食べることができなかったのも残念なことのひとつだ。 ドイツに行って、ドイツの料理も覚えているだろうか? 何ごとにもとても器用な女の子なので 結婚できたらきっとすてきな奥さんになってくれるだろうなあって思う。 ドイツではきっと会いたい! お疲れ様です 今日はCDを買って来ました。 銀座にはヤマハと山野の二件あるんです。 私は個人的に山野が好きですね。 確かに所狭しと並んでいますね。 疲れました。笑
23 :
また友達を一人失う :2008/09/24(水) 08:58:37 ID:CIqFV89+
今晩はそんなこんなで夕食は久しぶりに外食でしたね。 湯葉はただ煮ただけですよ。そんなに料理といえるほどのものは出来ませんよ。^^ 得意料理、、、ないかも。というか、なんでも適当には出来るので。 ちゃんとダイエットとか考えないでしっかり栄養とってくださいね! ほんと心配です! コンクールのときの雑誌はありますが・・・ 見せられませんね^^;恥ずかしい オレンジがラッキーカラーかぁ 私はないなぁ じゃあ 昨日は携帯とパンツがオレンジだったのかな? 目が疲れることで肩こりとかもひどくなるので、休みながらやってくださいね。 公美 ▲ # by shigeshogi | 2007-01-27 04:46
24 :
異邦人さん :2008/09/24(水) 16:49:41 ID:4qyHg6Zu
25 :
異邦人さん :2008/09/24(水) 16:54:53 ID:4qyHg6Zu
ただしくは女流育成会ですね 失礼しました
26 :
関連スレ :2008/09/24(水) 23:58:27 ID:4qyHg6Zu
27 :
あれから2年もたった :2008/09/25(木) 10:20:38 ID:fTp/P8oS
2007年 01月 28日 下に掲載しているメールは今からちょうど2年前くらいのものだ。 下のメールが交換されたのが2005年1月26日。 ようやく心からかわいいと思える人に出会い さびしかった人生に希望の灯が灯った頃だった。 まもなく2人はつきあいはじめる。一番幸せなころだった。 今、こんなに苦しい思いをするなんて、あのころは思いもしなかった。 毎日が憂鬱だ。 相談に乗ってくれる人もいなく 助けになるものは何もない。 毎日毎日、苦しみ、もがき、のた打ち回ってすごしている。 いつも公美の名前を唱えて、きっと会いに行くからね、と それだけを心のよりどころにしている。 自分ももう十分がんばった。疲れ果てた。助けがほしい。
28 :
あれから2年もたった :2008/09/25(木) 10:21:55 ID:fTp/P8oS
CDのお話 こんばんは、公美さん。 今、データベースの更新をかけながらメールを書いています。 全部やりおわると1時間くらいはかかるんですけど 操作するのはときどきです。 でもバックでパソコンが作業しているので、 キーの反応がちょっと悪いです。 もう3年使ったパソコンなんでけっこう古くなってきていますね。 ペンティアム3で900メガぐらいですから。 会社のパソコンのほうがずっと早くて快適です。 CDは何を買ってきましたか? やっぱり演奏の練習するために買ったりするんでしょうか? ぼくもCDは前はずいぶん買いましたが、ここ数年買ってないですね。 レンタルしたり、そういうのはたまにありますが・・・ ぼくがもっているCDでよく聞いたのをあげるとクラシックでは 例の「ワルキューレ」のハイライト、ショルティ (同じく「指環」ハイライト、「タンホイザー」も気に入っています) 「展覧会の絵」マゼール、「春の祭典」アバド 「新世界」ショルティ とかでしょうか。
29 :
あれから2年もたった :2008/09/25(木) 10:22:45 ID:fTp/P8oS
ポピュラー曲では流行とかもあるんですが たくさんCDをもっているアーティストは 喜納昌吉、B’z、川本真琴、ジュディ&マリー あたりでしょうか。 一枚しかもってないけど気に入っているアーティストとか マイナーなCDだけど気に入ってるものとかもたくさんあるんですけどね。 公美さんは音楽が専門ですけど、 意外に音楽の話はしないほうなんですよね。 クラリネットを吹くには肺活量だけじゃない、 みたいな話ぼくはけっこう好きなんですよ。 > じゃあ 昨日は携帯とパンツがオレンジだったのかな? そうです!ご名答(笑) もっていったかいがありました。 ちなみにくみさんの携帯は機種がわからなかったなあ。 色は白でしたか?
30 :
あれから2年もたった :2008/09/25(木) 10:23:35 ID:fTp/P8oS
ちなみにパンツの色は??おっとこれは冗談です(笑) そういえば、2月1日からドコモも他社からの添付ファイル付き メールを受け取れるようになるというニュースがでていましたね。 あと数日だったのに、惜しい! それでは、またね。 公美の寂しさが少し垣間見られるメール。 公美も思えば、ぼくと同じような感じでさびしがりやなんだと思う。 なんというか、少し精神的に人に依存してしまうところがある、 みたいなそんな感じ。 でも公美は自分よりがんばりやだし、それに恵まれているなあ。 ぼくは公美のことを必要としているけど 公美は自分がいらなくなって、ごみくずのように切り捨てた。 自分も人のことを傷つけてきたこともある人間だから 罰を受けるのも当然の報いといわれればそうかもしれないけど それでも今の自分には公美の存在が必要だと思う。
31 :
あれから2年もたった :2008/09/25(木) 10:25:39 ID:fTp/P8oS
肺活量だけじゃない そうそう(笑) あまり話さないですね。 実はクラシック好きじゃないかも?(冗談) ん〜音楽の話をするとどうしても専門の頭に切り替わってしまって・・・ 音楽を純粋に楽しむことが出来なくなってしまって 今の自分に自信持てなくてすごく悩んでいるので。 単に現実逃避ですかね。 弱いなぁ。。本当に情けないです。 携帯はドコモの506iです。 私にしては珍しく青なんです。 最近はこの機種を持っている人も良く見かけます。 今日は夜眠れないので友達に来てもらいました。 誰かいてくれると眠れるんです。 その友達はいわば親友と言うか。 お風呂も寝るときも一つのお布団もいつも一緒なんです。 本当に仲良くて。いつも助けてもらっています。 今夜は眠れるといいなぁ。 しげさんも良い夜を☆ 公美 ▲ # by shigeshogi | 2007-01-28 03:24
32 :
またも気分がすぐれず。。。 :2008/09/25(木) 10:46:58 ID:fTp/P8oS
2007年 01月 30日 昨日からまた気分がよくない。 風邪なのか、鬱なのか、何なのか・・・ ひどく体が疲れているような感じがする。 特別ひどい症状があるわけじゃないが お腹の具合が悪くて、便がゆるい。 前にもでて医者にも見せた指の腫れ物。 昼はなんとか外出して図書館に行って 本を返してまた借りてきて、食事をしてきたが だんだん気分が悪くなってきた。 夕方に公美の友達のレポートを掲載していた会社に電話して 公美の友達と連絡をとってもらうようにお願いしてみた。 快く受けてくれて、その会社経由でメールを送ってみた。 夜は出られなくてピザをとったりした。 そうして少し将棋の勉強をしていたらすぐ眠くなって眠ってしまった。 前日十分寝ているはずなのに、なんでだろう。 寝て起きたら少し気分がよくなったが、まだそんなにすっきりしない。 ハーブティを飲んだりして気分を紛らわせている。 自分は二人の祖父の死の前に病院によく見舞いに行った。 病人はだんだんに弱っていき、力を失っていく。 次第にできることが少なくなっていき、言葉もいえなくなり 最後は人にされるままになり、そして死んでいく。 母方の祖父が亡くなる1週間ほど前に行ったときは もう話もほとんどできなくなっていて 祖父はおしめをかえてもらっているところだった。 看護婦さんの仕事を少し手伝わせてもらって おしめを変えている間、体の向きを変えて支えたりしていた。
33 :
またも気分がすぐれず。。。 :2008/09/25(木) 10:48:38 ID:fTp/P8oS
足は細りとても体を支えられるようには見えなかった。 祖父の股間の性器もえっと思うくらい小さくなっていた。 足も若いころには陸軍将校として、 あるいは東芝の工場長として大地を踏みしめて体を支えていたはずだし 性器も大きく怒張し、女性を貫き、そして自分の母を産ましめたはずだ。 その力も今はなく、経験してきた数々の思い出や知識や記憶も 何に伝えることもなく静かに消えていく。 人間というのは本当に無力で小さく 人生というのははかないものだ。 最近、人間の小ささ弱さをつくづく感じる。 自分も無力で、そう遠からず力を失い消えていくだろう。 それまでに願うことはほんの少しだけ。 愛する人のそばにいたい。 少しだけいい将棋を指したい。 パソコンで交換した公美とのメールももうすぐおわり。
34 :
またも気分がすぐれず。。。 :2008/09/25(木) 10:49:21 ID:fTp/P8oS
おやすみなさい さて、そろそろ眠くなってきました。 たぶん今日最後のメールです。 たしかに専門家としてやっていると、 あまり話したくない気持ちになることはあるかもしれませんね。 仕事の話をしたがらない人、けっこう多いです。 ぼくも将棋は熱心にやったり、離れたりをしながら続けている感じです。 将棋で自分より才能あるかも?!と思った人が何人かいましたが、 途中でやめてしまった人がほとんどで 結局はずっと続けたぼくのほうが実績を残すことができました。 公美さんも自分のペースで続けていくことが大切だし、 あせらないでちょっと離れたりしながら、 楽しむ気持ちを思い出すのを待ってみるのもいいかもしれないですよ。 若い公美さんが悩む気持ちよくわかりますよ。 悩んでいたりしたら、 ぼくは思わず抱きしめたくなっちゃいます。 506iなんですね。 ぼくは前はドコモだったんですけど、auにかえちゃいました。 501、503、505と使い続けていたんですけど 505にかえたとたん泥棒にとられちゃったんです。 それでまた機種変更しようとしたら、機械が2万円以上 またとられる上に、前の機種がない手数料8千円とかを 取られるって聞いて、かえちゃいました。 auけっこう気に入ってます。
35 :
またも気分がすぐれず。。。 :2008/09/25(木) 10:50:33 ID:fTp/P8oS
お友達と一緒にお風呂も入っちゃうの?? そのお友達がうらやましい(笑) って冗談はさておき、その親友の話もいつか聞かせてくださいね。 いい友達は一生の財産ですよね。 ぜひ大切にしてあげてください。 それでは、おやすみなさい。 公美さんの夢を見られたらいいな(--)Zzzz 公美の音楽に対する悩みは自分にもよくわかった。 どんな道でも上には上がいるもので 続けていく中で自信を失い、迷うときがあるものだ。 人に比べて自分の弱さを感じるときも多い。 これは音楽でも将棋でも同じことだ。 でもがんばって続けていくとそれが道になっていくのだと思う。 公美は一緒にお風呂に入るのがとっても好きみたいで つきあっているときにも2度ほど一緒にお風呂に入った。 公美の美しい体を眺めているとたまらなくいとおしく感じた。 体を洗いあったり、髪の毛を洗ってもらったり 本当に幸せな時間だった。 公美が体を洗っているのに見とれていたら 「あまり、みないで。はずかしいから」って それもまたかわいらしくて、愛してるって実感した。 また一緒に入れたら、どんなに幸せだろう。 結婚したらときどきは一緒にお風呂に入る夫婦になれたらいいな!
36 :
またも気分がすぐれず。。。 :2008/09/25(木) 10:51:43 ID:fTp/P8oS
Subject: それでは私も Date: Wed, 26 Jan 2005 01:42:48 +0900 そろそろお休みしますね。 かれこれ10年近くたつ音楽。 色々ありました。誰もが同じように、そしてきっと私以上に悩み、 進んでいこうとしているんですよね。 頑張らなきゃな。 お友達と一緒にお風呂も入りますよ。 私が一人で入ろうとすると怒られます(笑) 今友達と深夜の韓国ドラマを見ていて二人の意見。 強引っていいなぁ。。。。側にいて欲しいとか行って貰いたい。 ははは 若い会話をしてしまいました。笑 では今夜はこの辺でお休みしますね。 また明日。時間があったらでいいのでメールくださいな。 今日はたくさんして頂いて、ありがとうございました。 おやすみなさい☆ 公美 ▲ # by shigeshogi | 2007-01-30 06:14
37 :
異邦人さん :2008/09/25(木) 13:26:18 ID:AcBWJ0Zv
これだけの情熱と時間をダイエットに費やせば女の1人位何とか成ったのに!
38 :
ジェンカの終わり :2008/09/25(木) 16:23:58 ID:azzlxYWs
2007年 02月 01日 ジェンカが3月末日をもってサービス停止とのお知らせがでた。 ジェンカにはさまざまな思い出があるので 終わりになってしまうのはとっても残念だ。 ここではいろいろな人と出会うことができた。 特に以前にこのブログでも書いた えりこさんと、えりかとの出会いは深く心に残っている。 どちらも本当にすてきだと思える女の子だった。 暖かい雰囲気でかわいらしかった。 深い感動を与えてくれた。 こんな彼女がいてくれたら、また1からがんばっていけるのに・・・ 実際に会ったことのない人でもエストさんやマセ子ちゃん それにnanaさん、りなさん、きゃらさんなど ずいぶん励ましてくれる人に出会うことができた。 とくにマセ子ちゃん、nanaさんにはぜひ会いたかった・・・ ジェンカのブログもずいぶんがんばって書いてきたのだが ある時期から人がどんどん少なくなって 書いてもコメントがさっぱりつかなくなった。 チャットでも新しい人がいなくて常連ばかりになった。 こういうサービスはダメになるときは本当にあっという間だ。 せっかく登録したフレンドさんたちも 瞬く間にいなくなっていって、やる気をなくしていった。 濃い常連さんが多くなって普通の人がいなくなった。 ジェンカは自分にすごくあっていたので ここがダメになっていったのは痛かった。
39 :
ジェンカの終わり :2008/09/25(木) 16:25:35 ID:azzlxYWs
mixiやセイクラブもやってはいるのだが どうも自分には合わない感じがする。 またエキサイトフレンズなど普通の出会い系も業者ばかりで 普通の人はほとんどいない感じ。 苦労して苦労してメールを出して、つながることはほとんどない。 本当、せめて、何か出会いのつてでもあればと思う。 何か希望があれば、もう一度何か仕事を探して がんばってみようとも思う。 今のままでは本当に八方ふさがりでもう首を吊るしかないという感じだ。 ケルンの公美の友達とメールがつながったので なんとか向こうで会うことができればと思う。 彼女に会えれば、きっと公美にもあえることだろう。 前途は多難だけど、目標があって挑戦できることはありがたい。 雪見コーヒー こんにちは、公美さん。 今朝は朝から雪が降っていて、 自転車は無理ということで車で出勤しました。 ただ昼からはやむということで、雪かきはまぬがれそうです。
40 :
ジェンカの終わり :2008/09/25(木) 16:27:00 ID:azzlxYWs
コーヒーを入れて窓の外の雪をみていたら とてもきれいなのでしたが、外で働いている 社員やアルバイトにとってはたいへんなことです。 こどものころは雪が降ると楽しくなったものですけどね。 「新雪を 惜しみてそろり そろりかな」 公美さんは韓国ドラマ好きなんですね。 ぼくはドラマは見たことありませんが、 映画の「猟奇的な彼女」というのをみて とてもおもしろいと思いました。 主人公の女の子がとても魅力的だったので。 その続編の「ぼくの彼女を紹介します」が 現在公開中みたいなんですけどね。 「シュリ」と「JSA」を見てみたいです。 強引、ですか。 強引にするには男のほうも自信が必要ですよね。 そのぶんの責任が生じると思いますから。 でもきっと本当に好きになったら ぼくも少し強引になってしまうのかもしれません。 でもいかにも年頃の女の子同士の会話で ほほえましいですね。
41 :
ジェンカの終わり :2008/09/25(木) 16:28:06 ID:azzlxYWs
わぁ、本当に二人でお風呂入ったんですね。 やっぱり背中の流しっことかするのでしょうか? おもわず想像(妄想?!)しちゃってもいいですか?!(笑) 公美さんの背中を流してあげたいです。 せっかくの公美さんのやわらかいお肌に傷がつかないように 泡立ちの滑らかなせっけんを使って 丁寧に流してあげたりしたいな・・・ ぼくは髪の毛洗ってもらうの、すごく好きなんですよね。 理髪店で洗ってもらうとうっとりしちゃいます。 公美さん、流してくれますか?? おっと、妄想モードはこの辺で・・・ 男って、こんなことばかり考えてしまったりしてね(^^; まだ日は高いというのに! それでは、またね。 公美とは少し踏み込んだ会話をしている。 公美はこういうメールのいろいろなことを覚えていてくれて 実際にあったときに次々実現してくれた。 自分は言うほどにはしてあげられなかった気がする。 でも公美がうちにきてくれた日、 一生懸命お風呂をきれいにしたことはよく覚えている。 普段は掃除しない壁や天井。 洗剤を使ってピカピカに磨いた。 あの晴れがましい日。あの日に帰りたい。
42 :
ジェンカの終わり :2008/09/25(木) 16:30:39 ID:azzlxYWs
このころぼくは韓国ドラマをほとんどみていなかったが 最近は「チャングムの誓い」をいつも見ている。 壮大でよく練りこまれたストーリーに、安心できる古い価値観。 チャングムのけなげさには心から同情できる。 それに日本とも中国とも微妙に違う韓国の王朝時代の情景が とっても新鮮で本当におもしろいと思った。 自分はきっと根が古臭い人間で昔のことや 古臭いものにいつも心惹かれているところがある。 進取の気性もいつももっていたいと思っているのだが・・・
43 :
ジェンカの終わり :2008/09/25(木) 16:35:48 ID:B5e2P3AI
ただいま Date: Wed, 26 Jan 2005 12:17:06 +0900 早くに起きて練習して朝九時からレッスン行ってきました。 歌った。ピアノ弾いたぁ。。 また午後もクラリネットのレッスンがあるんですけどね。 ほんと雪降っててびっくりしました。 寒かったぁ きれいでしたね^^ しんしんと。。。 ドラマ・・・見る方ではないんですけど、友達がすきなんです。 映画見たいですね。 泣きたい。笑 確かに髪を洗ってもらうのって気持ちいいですよね。 私も好きです。寝ちゃいます。 洗ってあげますよ。喜んでくれたら嬉しいですね。 やっぱり相手の笑顔が見れるのが幸せです。 今日は一段と寒さが厳しいので、風邪ひかないように気をつけてくださいね。 公美 ▲ # by shigeshogi | 2007-02-01 05:59
44 :
将棋を続けられたらいいのに・・・ :2008/09/25(木) 16:41:41 ID:B5e2P3AI
2007年 02月 02日 火曜日に、奨励会で初段に昇段したばかりの知花君と 石井健太郎1級がうちを訪ねてくれた。 それから時間差で夜から福元君も訪ねてきてくれて 久しぶりにうちで将棋を指すことができた。 来週の火曜日にもみんな集まってくれることになって ちょっと真剣な研究会をやろうと思っている。 これだけのメンバーでまじめに将棋を指せたら かなりいい環境だと思う。 知花君とは先週ブログに書いた件で もう会えないかもしれないと思っていたのだけれども、 向こうから連絡をくれて本当にありがたいと思った。 自分は人との付き合いが苦手で、 こっちから下手にでても結局ダメになってしまうかもしれないと危惧したりして 人と和解することができない。 逆に向こうが下手にでてくれると、たいていのことは許せてしまうのだけど・・・ ぼくは今までの人生で心から憎んでいる人はいないと思う。 怒りが持続しないのだ。 将棋というのは因果なゲームだと思う。 経験の生きる割合が低いので、年齢とともに不利になっていく。 特に秒読みの将棋は圧倒的に若い方が有利だ。 またまじめに仕事をしているとそれがハンデになって勝てなくなるので 仕事と両立することが大変に難しい。
45 :
将棋を続けられたらいいのに・・・ :2008/09/25(木) 16:43:02 ID:B5e2P3AI
お金はあまりかからないが とにかく膨大な時間の消費を要求するゲームだし、 また勝ち負けがはっきりしているので 負けるとおもしろさよりもずっと多くのストレスを残す。 そんな将棋だけれどもすばらしいところがいくつかあって 世の中のいろいろなことと違って 純粋に自分の考えを盤上に表現できる。 人がそれに口を出してくることはない。 そして身分や地位やお金やそんなことと関係なく 自分が相手より良い手を指すことさえできれば必ず勝つことができる。 美しい形、力強い形、すばらしい手を盤上に現せる。 誰にでも自信をもって将棋をやっているといえる それだけの技術や知識を身につけたと思っているし、努力もしてきた。 小さいころからやっていれば、絶対にプロになれたと思うし アマチュアならトップクラスになれたと思う。 自分にとって将棋は自己表現なのだ。 画家が絵を描き、作家が文章を書くように、将棋を指している。 自分はもうプロは目指せないが、アマチュアで全国優勝したい。 そしてその後も楽しみながら将棋を続け 所司先生はじめ、地元の将棋界のみなさんに 運営や普及などで少しでも恩返ししていけたらと思う。 今のように友達が将棋を指しにくることに理解のある 奥さん、または同居してくれる彼女を見つけて ささやかでも楽しい暮らしをしていけたらと思う。
46 :
将棋を続けられたらいいのに・・・ :2008/09/25(木) 16:44:45 ID:B5e2P3AI
仕事は終わり! こんばんは、公美さん。 今仕事が終わりました。今日は仕事が多くてちょっと疲れました。 でもお客さんも多かったのでうれしかったかな? 公美さんも今日は午前と午後のレッスンたいへんでしたね。 雪で寒くて指がかじかむようでしたけど、うまくピアノは弾けましたか? 公美さんは感動ものの映画が好きなんですか? ぼくは去年は映画を映画館だけで15本ぐらい見ましたよ。 感動ものでは「ビッグフィッシュ」というのが良かったですね。 古きよき時代のアメリカを舞台にひとりの男の人生と でたらめにも思える彼が語った物語とかが不思議な融合を見せて 人生の不可思議さを感じさせてくれます。 ぼくが今まで見た感動ものの中でも 指折りのおもしろい作品と思いました。 公美さんはどんな映画みましたか? ぼくのお気に入りの映画館があるので、 公美さんを案内できたらいいなあ。 市川にあるんだけど、ぼくはたいていそこで映画をみています。 ショッピングエリアなんだけど、食べ物屋さんとかもいろいろあって ちょっとお気に入りのスポットなんです。 上野にもたくさん映画館はあるけど、どこも古い映画館だよね。
47 :
将棋を続けられたらいいのに・・・ :2008/09/25(木) 16:45:41 ID:B5e2P3AI
髪、洗ってくれるんですか?! わぁうれしいなあ! 信じて待っていていいですか? そんなふうにやさしい言葉をかけてくれるから また公美さんに会いたくなります。 今も、そんな気持ちですよ。 明日からはご実家に帰るんですね。 たった3日だし、茨城だからそんなに遠くないということはわかっていても やっぱりちょっとさびしいような気がするから不思議です。 もしかしたら、携帯に電話しちゃうかもしれないけど構わないかな? もちろん、かけるにしてもメール先に入れるので 都合が悪ければ断ってくれて構わないですけどね。 公美さんは若いんだし、お父さんお母さんに甘えるのもいいかも?! 運転もがんばらないとね。 それでは、またね。 公美とのパソコンでのメールはここで一応の一段落になる。 というのは公美が実家に帰るために携帯でのメールをはじめて この後は次第に携帯中心になっていくからだ。 公美が茨城の実家に帰ったのはたったの3日間だったけれども すぐ行くことのできる上野から、茨城に行ってしまったことは 心理的にすごく遠くなってしまった感じがした。 でもそのおかげで公美を求める気持ちが強くなって 初めて電話をかけて、1時間以上も話をしたりした。 本当に楽しい電話だった。 公美もぼくへの親近感を深めてくれたみたいでそれは 茨城から帰ってくる日に結実した。 そのことは、また書くだろう。
48 :
将棋を続けられたらいいのに・・・ :2008/09/25(木) 16:46:49 ID:B5e2P3AI
こんばんは Date: Thu, 27 Jan 2005 03:49:09 +0900 一日お疲れ様でした。 今日は大変疲れた一日だったようですね。 お身体大丈夫ですか? 私は今日はレッスンが22時まであって、 それから仲の良い男友達と二人で近くの ファミレスで長いことお話してました。 私にしか言えない事だったらしく、随分 落ち込んでいました。楽器の事ですが。共に悩んできました。笑 映画館で見たのは何が最後だったかなあ。 先日は親友の部屋でムーランルージュなど見て、号泣しましたね。 市川の映画館。是非連れて行ってくださいな。 楽しみにしていますね。^^ 明日午後から実家に帰りますね。 こちらに戻るのは一日かな。 しばらくの間、携帯でのやり取りになりますがいいですか? もちろんお電話。嬉しいです。^^ 先日のお返事。前向きには考えていますが、 もう少しお時間を頂いてもいいですか? 明日も寒そうですね。 風邪ひかないように! おやすみなさいね。 くみ ▲ # by shigeshogi | 2007-02-02 01:34
49 :
おつきあい直前のメール :2008/09/25(木) 16:56:44 ID:g87P11FL
2007年 02月 03日 前回で、パソコンメールは一段落かと思ったらもう1往復あった。 今回はとりあえず、これだけ。 プラネテス To: "kumi iitsuka" おはようございます、公美さん。 ぼくも将棋を続けているからよくわかるんですけど その世界の人のたいへんなところはその世界にいないと なかなかわからないっていうのがありますよね。 だから、公美さんがお友達の方の相談にのって あげられるのっていいことだと思います。 例え答えがわからなくても、 一緒に考えてあげることがとても励みになることだし、よかったですね。 男の友達とあっていてもぼくは気にしませんので! でも言ってくれたのはうれしいです。 市川の映画館は前はヴァージンシネマズって 名前だったのが、TOHOシネマズにかわったのですが いわゆるシネコンという映画館がいくつもあるタイプです。 シートも音響もいいし、駐車場もあってのんびりできます。 コルトンプラザというショッピングモールにあるんですが、 トイザラスに、ダイエー、専門店外、スポーツクラブ カラオケ、その隣には東山魁夷の美術館があったりユニークで す。 日曜日はすごい人手で近づくのもたいへんですが。
50 :
おつきあい直前のメール :2008/09/25(木) 16:57:50 ID:g87P11FL
ご実家には明日から帰るんですね。 携帯でメールするのも楽しみです。 ぼくも仕事中とかすぐに返信できない場合も あるかもしれませんけど、余裕ができたときに 必ず返信しますので。 電話も楽しみ(^^) このあいだのお返事ですが、もちろんゆっくり考えて下さい。 むしろぼくのほうが年甲斐もなく(笑) あせっちゃったかなあという感じです。 今までで一番ゆっくり好きになって、 一番長く好きでいるようなお付き合いが願いなんですが しかし、つい気持ちがあせるときがあるので そのときはたしなめてもらえればと思います。 昨日、思わず夜更かししてみてしまったのですが ぼくがこのところ気に入っていた「プラネテス」という アニメの最終回がありました。 近未来SFで、人類が月に行くようになった50年ぐらい 未来の世界という設定のお話です。 そのころ地球の衛星軌道上には使われなくなった 人工衛星などの残骸(デプリ)があって、事故などの 原因になるので、それを回収、駆除などする仕事に 携わる人々の物語なんですけど、 その中に、平和や宇宙開発、環境問題、先進国と発展途上国の 格差の問題などのテーマがスマートに織り込まれ、 しかもメインは今の人たちと変わらない人間の物語で、 主人公の2人が最終回でついに結ばれて (ずっともどかしい二人だったんです)感動しました。 宇宙空間でのプロポーズがすてきでした。 わかりやすくまとまった特集版と含めて ビデオにとってあるので、いつかみたいね。
51 :
おつきあい直前のメール :2008/09/25(木) 16:59:34 ID:g87P11FL
それでは、これから銀行に行ってきますので。 では! プラネテスは以前にもちょっと書いたが 実は全部の回を見ていない。 でもとっても感動したドラマ。ぜひ通してみてみたい。 ストーリーがとってもしっかりしていて 絵もすごくセンスがいいと思う。 近い未来に本当にありそう・・・と思わせてくれる。 SFアニメなのにとってもリアルで、 実際昨日、中国が地球の衛星軌道上のデプリを問題視 というニュースが流れていた。 すごくいい作品だと思うのだけど 意外にあまり評判にはなっていないみたいなのが不思議だ。 メールではあせらないように、と言っている自分だけど 当時の自分は不安や早く付き合いたい気持ちや いろいろな思いが交錯してあまり冷静ではいられなかったような気がする。 プラネテス Date: Thu, 27 Jan 2005 13:15:35 +0900 しばらく見ていませんでしたが、私も好きでしたね。 なかなか見られませんでしたが。そっかぁ。終わってしまったんですね。 残念。 あのもどかしい二人がとても仲むつまじくていいなぁって思ってたんですけどね。 私もそんな関係の恋人同士になれたらなぁなんて考えたりしてました^^ 明日と言うのは今日のことでした。 すみません。言い方が悪くて。 今から帰ります。ので、次からは携帯にお願いしますね。 時間があるときでいいので。お待ちしていますね。
52 :
おつきあい直前のメール :2008/09/25(木) 17:00:39 ID:g87P11FL
それでは。時間があまりないので、この辺で。 お仕事頑張ってくださいね。 くみ ▲ # by shigeshogi | 2007-02-03 05:11
53 :
おつきあいのはじまり〜2回目のデート :2008/09/25(木) 18:28:51 ID:g87P11FL
2007年 02月 04日 公美とのパソコンでのメール交換は前回までで一段落。 その後もいくらかあるのだけど、 メインは携帯メールと電話になっていく。 その直接のきっかけは公美が3日間の予定で茨城笠間の実家に帰ったことだ。 親に顔を見せて、その他教習所に通うという理由があって 上野から茨城まで特急「フレッシュひたち」号で帰ってしまったのだ。 茨城といってもいざとなれば車で2時間ほどでいけるわけで そんなに遠く行ってしまったわけではないのだけど 心理的に遠くなってしまった気がして、さびしくなったことを覚えている。 公美も同じ気持ちだったみたいで 二人で一日10通くらいづつ携帯メールを交換してる。 また電話も1時間以上のを何回かしていて 二人の気持ちはすごく近づいているのを感じた。 ぼくも「好きでたまらない」という気持ちが日々、強まっていった。 その間のメールで、寝る直前のいわゆる「おやすみメール」で 「ぼくは夢の中では公美さんにけっこう大胆になっちゃうかも?!」 と書いたら、公美もメールで「私も大胆かも!?」って返してくれたこと。 このときには、すごくまじめなお嬢様という一面から公美のことを みていたのだけど、案外それだけじゃないことがあとからわかってくる。 3日のはずの帰省だったが、公美はもともと 体がすごく丈夫というわけでもない上に、 ぼくとのことでテンションが上がりすぎていたりとか そういうこともあって、風邪をひいてしまい、 帰省は結局6日間くらいに長引いたのだった。 そのあいだ二人はひっきりなしにメールを交換していた。
54 :
おつきあいのはじまり〜2回目のデート :2008/09/25(木) 18:30:26 ID:g87P11FL
公美帰ってくる日、仕事を終えた自分は落ち着かない気持ちでいた。 用事があって行った家電量販店で買い物のあとマッサージチェアを 使わせてもらいながら「会えたらいいのにな・・・」って思っていた。 でもその翌々日には会える約束だったし、 あせってはいけないという気持ちもあったのだけど どうしても会いたい気持ちがまさって「食事でも・・・」と言ったのだった。 公美のほうも会いたかったみたいで「遅いのにいいの?」という感じで 言ってくれて、会うことになったのでした。 きれいとはいえない仕事着のままだったけど、 公美に会いたくて上野の谷中まで車を飛ばした。 公美は待っていてくれた。服装は・・・ちょっと覚えていない。 公美は地元で食事していると友達に見つかるので ちょっと離れたところに行きたいということで車を走らせた。 ぼくも公美がそばにいてくれることでうれしさいっぱいのうわの空で どっちに車を走らせたらいいのかよくわからないまま 言問通りを東向きに走らせるが、どこまで行ってもファミレスはない。 15分ほども走って隅田川を超えて、道なりにまがったところで ようやくジョナサン(業平橋店)があったのでそこで食事にすることにした。 公美はたしか、オムライスを食べたような気がする。 自分は何を頼んだか・・・思い出せないが 自分はドリンクバーを頼んだのに、公美は「いいです」って言ったこと、 それから「きびなごサラダ」が食べてみたくて頼んだことは覚えている。 いろいろお話をしているうちに公美が切り出した。
55 :
おつきあいのはじまり〜2回目のデート :2008/09/25(木) 18:31:56 ID:g87P11FL
公美「このあいだの 『おつきあいすることを考えてほしい』ってことなんですけど・・・」 ぼくはそんなすぐにいい返事をもらえるとは思ってなかったので 今言われたらきっと断られてしまうと思って 自分「あ、まだいいの。ゆっくり考えてくれればいいことだから」 と答えた。 公美「私、来年、卒業したら、海外に留学に行くかもしれないんです。 だからもしおつきあいしても離れ離れになっちゃうかもしれないんですよ。 だから考えてしまうんです」 自分はこのときスターウォーズ・エピソード1の クワイガンのセリフ(自分も好きな言葉)を引用して答えた。 自分「未来を考えることも大事だけど、 その瞬間瞬間に感じていること(フォース)も大事だと思うよ」 自分はテーブルの上に組んであった公美の手に 軽く自分の手を覆いかぶせた。 このとき、自分では意識していなかったのだけど 公美にあとで聞いた話によると「手が震えていた」そうだ。 それに心を動かされた、と公美は言っていた。 公美「それなら、おつきあいしましょう^^ お願いします」 そのあと自分がなんていったのか覚えていない。 「夢みたい」というようなことを言ったような気はする。
56 :
おつきあいのはじまり〜2回目のデート :2008/09/25(木) 18:32:53 ID:g87P11FL
2人がお店を出て駐車場の車に乗り込んだとき ぼくが隣に座っている公美の手を握ったとき、彼女は握り返してくれた。 そのまま彼女の手を引いて、自分の口元に近寄せると、キスをした。 彼女は拒まなかった。 そのまま、自分の体を彼女に近づけて、抱きしめた。 「今日はこれ以上はしてはいけない」と思いながら 公美をぎゅっと抱きしめた。 冬でコートを着込んでいたので、 体の感触はそんなに感じられなかったけど それでも公美の手や首筋から感じられる体温で幸せいっぱいだった。 ずっとずっとほしかった、 10年間探し続けた 大好きな彼女がようやくできたその日だった。 いったい何分くらい駐車場にいて触れ合っていたのか これ以上いても自分が抑えられなくなりそうで車を出すことにした。 帰り道の車の中、言問橋を渡り車を走らせる中 ついつい「自分の人生もけっこう捨てたものじゃないかも。 こんなすてきな彼女ができたんだもの。」みたいなことを 言ったことを覚えている。 公美はリアクションに困ったのか、苦笑していた気がする。
57 :
おつきあいのはじまり〜2回目のデート :2008/09/25(木) 18:33:48 ID:g87P11FL
公美をうちに送って、帰り道。 今きた道を、また引き返して家路へ。 その道すがら気分は最高だった。 うれしさが次から次へとこみ上げてきて 運転しながら「やったーやったーやったー」って声の出る限り叫んだ。 神様、運命、すべてに素直に感謝できた。 この日のことはそれ以上覚えていない。 公美とのお付き合いがはじまったので 当時メールを交換して、会ったことのあった人も 2人くらいいたのだけど連絡もやめた。 公美だけにしたいって心から思った。 結婚も今までしたいと思った人は 高校生のときの1人しかいなかったけど 仕事を一生懸命して、結婚したいと思った。 ずっと一緒になって、きっと幸せになりたいと思った。 かわいい、かわいい、かわいい、ぼくだけの彼女、公美。 今もこの気持ちはずっとかわってないよ。 愛してる! ▲ # by shigeshogi | 2007-02-04 06:10
58 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:36:58 ID:tt/D1g2B
2007年 02月 10日 3回目のデート〜初めて抱き合って 前回の記事から数日後、公美との3回目のデート。 その日ははじめて公美のお部屋で一緒にすごしたのだった。 その日は普通に仕事をして、車の中に着替えを積んでおいて 仕事が終わって一直線に公美のおうちのほうに向かったのだった。 待ち合わせは公美のおうちのすぐそばのデニーズで 食事をしてそのあとお部屋にいく段取りだった。 デニーズはファミレスの中ではちょっと高級でサービスがいい。 そこでペアセットを注文できたのがとてもうれしかったのだった。 二人で好きなサラダやパスタやデザートを選んで取り分けるのが とっても幸せな気分だった。 しかも食事のあと公美は 「いつもしげさんが払ってくれているから、今日は払わせて」 と言ってくれたのだった。 ああ、大切に思われていると思うと心からうれしかった。 「気持ちだけで十分なんだよ」と言ったけど くみはついに支払いをしてくれたのだった。 そして二人で一緒にお部屋に向かった。。
59 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:38:02 ID:tt/D1g2B
公美のお部屋は谷中という都心ながらわりと閑静なところ。 上野公園や芸大まで歩いて5分の本当の一等地だ。 うちのじいちゃんのお墓が谷中墓地にあるのだが その法事のときに、親戚の一人が谷中の辺りを通ったとき 「こんなところに一度住んでみたいものだわ」といったような 本当にすてきなところなのだった。 とくに公美のお部屋のあるマンションは、芸大専門のおしゃれなところ。 「のだめカンタービレ」にでてくる「SWEET HOUSE」 じゃないけど、ほんと何かすてきなことが起こりそうなところだ。 建物の中に入るとそこかしこから、楽器の音が聞こえてくるのだった。 公美のお部屋にいれてもらうとお部屋はとっても暖かくしてあり こんなふうに歓迎して迎えてもらえるのがうれしかった。 お部屋はとってもきれいに整頓されていて、 きっとぼくがくるので掃除していたんだろうなあって思った。 メールででてきたかわいいピンク色の葉の植物 (ついに名前がわからなかったが)もとてもかわいくて また窓からぼくの祖父の通っていた上野高校などが見えるのだった。 公美はお茶を入れてくれていろいろなおしゃべりをしたのだった。
60 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:39:14 ID:tt/D1g2B
部屋に置いてあるもの全てが高級な感じで ピアノはもちろん家電や家具もみんなおしゃれで高級そうだった。 棚には友達が海外に行くたびに買ってきてくれるという ブランド物もいくつも置いてあった。 でもぼくはanasuiの香水などの後ろに並んでいる本に目がいった。 公美が読書家で難しい本を読んでいるのにはびっくりした。 トルストイや、ドストエフスキーなど何冊もあった。 公美は大学の1,2年の時、笠間から上野まで毎日通学したので その車内で読んでいたのであろう。 あらためて情感豊かな女の子なんだなあって思った。 その本の並んでいる中でも一番目を引いたのは サンテグジュペリの「夜間飛行」だった。 自分はサンテグジュペリが好きなので、とてもうれしかった。 「星の王子さま」でもすてきだけど、「夜間飛行」とは! ぼくはとても感心した。 箱根の「星の王子さまミュージアム」の話とか 数奇だったサンテグジュペリの人生の話とか、 とにかくいろいろな話をしたように思う。 そして話しながら、自然に寄りそう感じになっていったけど 公美は全然こばむ感じをみせなかった。 公美を抱き寄せ、うなじの香りに酔いしれて幸せだった。
61 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:40:31 ID:tt/D1g2B
「ねえ、ちょっと早いかもしれないけど、いい?」 ぼくがいうと 公美は無言でベッドにいざなった。 二人で服のままベッドにもぐりこんだ。 ベッドは値段で全然寝心地が違うものだけど 公美のベッドはかなりいいものだったと思う。 すごくゆっくりゆっくり公美のことを脱がせていった。 二人とも下着はつけたままいろいろなところを触った。 公美は服の上から見た感じよりもずっと胸が大きかった。 あとできいたらEカップだといわれたけど、びっくりだった。 後ろのホックをはずすとはちきれるように飛び出すのだった。 緊張して、自分の手や腕が震えているのがわかった。 公美の体のいろいろな部分を触り始めると 二人ともすぐに息が荒くなっていくのだった。 震える手でついに公美の大切な部分に手を差し入れると、 もう十分ぬれていて、これならスムーズに入れるはず、と思った。 パンティを脱がせて、そして自分も脱いだ。 公美の上に多いかぶさって、 もう入れるような体勢になったけど、そこで違和感を感じた。 なんていうか、全然立たないのではないけど びんびんの状態になっていないのだった。
62 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:41:30 ID:tt/D1g2B
心の中であせりを感じたけど、うろたえてはいけないと思った。 公美の体をいろいろ愛撫しながら 「すごく久しぶりのことだから、なんか緊張してるみたい」 というようなことを言った。 公美は「私もすごく久しぶりだよ。あせらないでね」 自分は今までこういうふうになったことがなかった。 こんなふうになった自分にびっくりした。 本当に好きな人の前では緊張して思うようにできないものなんだ と思ったりした。 初めて経験するときみたいだ、と思ったりもした。 ひざも震えていた。 「すごく緊張しちゃってる。うまくできなかったら、ごめんね」 公美にいった。 「大丈夫だよ。するばかりじゃないんだから」 公美はやさしく言ってくれた。 少し安心して公美の胸の中にほおをうずめて 公美に愛してる気持ち、好きな気持ちを伝え続けた。 公美の前では本当に正直でいられる。 本当の自分でいられる。 まっすぐ目を見て、心から思ったことをそのまま伝えられるのだった。 ほんのかけらの曇りもなく、心から愛していると思えるから。
63 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:57:40 ID:tt/D1g2B
そして公美もその言葉に応えてくれているうちに 今なら一緒になれる、貫けるって思えるときがきた。 「公美!」って声にならない声を上げると 腰をぐっと突き上げたらそのまま公美の中に入っていけた。 公美から「ああっ!」って声がもれた。 二人でゆっくりゆっくり結ばれている一体感を感じた。 すごくすごく安心できて、いるべき場所にいるんだ、って思えた。 興奮も快感も、もちろんあったのだけど それと同時に一体感、居るべき場所にいる、っていう安心感、 そういう気持ちも大きかった。 それでもすこしづつ快感は昇っていき、腰の動きも大きくなった。 もうがまんできない、と思ったとき 公美の中からでて、公美をだきしめたまま、おなかの上に射精した。 出した後も、公美のことがいとおしい気持ちがやまず ずっとずっと抱きしめていた。 どれくらいの時間がたったのだろう。 胸の中にいた公美が「しげさん、ピアノ弾いてあげようか?」と言った。 「うん」。
64 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:58:52 ID:tt/D1g2B
公美はベッドの中で下着をつけて、そして服をささっと着てピアノに向かった。 自分も服を着てベッドに腰掛けた。 「この曲わかるよね?」と言って公美が弾いてくれたのは イタリアのカンツォーネ、「Nina」という曲だった。 公美と以前の会話の中で、原語で歌えると言った曲。 公美の伴奏に合わせて、うろおぼえのイタリア語で歌っていくと くみも一緒に歌ってくれて、公美のかわいい声がきけた。 聞きたくて、思わず声を止めると、 公美は「もう一緒に歌ってくれなきゃダメ。恥ずかしいじゃない」 「Nina」に続いて「オーソレミオ」「カーロミオベン」を歌った。 二人の声が交じり合うのがとってもうれしかった。 音楽の世界のエリートでもある公美が、 自分だけのためにピアノを弾いてくれてうれしかった。 その指先は魔法みたいだな、って思った。
65 :
逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり :2008/09/25(木) 20:59:58 ID:tt/D1g2B
それから二人でCDを聞いた。 とっても不思議な音楽のCDでクラシックではなかった。 公美はとっても好きな曲なのよ、って言った。 きっとぼくなんかの何倍もたくさんの曲を聞いた公美が すてきだと感じるものを一緒にわかりたくて音を感じた。 そんなことをしているうちに、時間はとっくに12時をすぎた。 楽しい時間はあっという間にたっていくのだった。 このまま泊まれたらいいのになあと思ったけど またきっとこられるんだから、帰らなくちゃと思った。 翌日もまた仕事があるのだし、公美にも用事があるだろう。 公美は駐車場まで送ってくれた。 夢のような楽しい時間は終わった。 ついに公美と抱き合うことができた。 セックスはもちろん気持ちいいことだけど 心から好きな、大好きな人とのそれは全然違うんだ、って思い知った。 自分は今まで何も知らなかったと思った。 今回はここまでにしたいと思う。 逢い見ての 後の心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり 抱き合って、公美のことがもっともっと好きになったぼくだった。 この人と一生添い遂げたいと心に深く深く誓った。 ▲ # by shigeshogi | 2007-02-10 07:19
66 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:24:48 ID:tt/D1g2B
2007年 02月 11日 4回目のデートは前回の記事から4日後、2月7日だったと思う。 この日は公美がうちに来てくれることになっていたのだ。 仕事は休みで、しかも翌日までの連休をとった。 その日はもう朝からごきげんだった。 公美がきてくれるのは夕方からだったので 昼間は部屋を掃除したり、準備をしながらすごした。 うれしくてBGMのバッハが鳴り響いていた。 主よ、人の望みの喜びよ! 天気はすばらしく晴れていて、 この晴れがましい日を祝福してくれるかのようだった。 うれしい、うれしい、公美がきてくれる! って声に出しながら、掃除に励んだ。 隅から隅までぴかぴかにした。 布団を干しながら掃除機をかけた後 クイックルワイパーをころころ転がした。 普段はやらないテレビや棚の後ろ、シンクやコンロの汚れまで。 トイレはもちろん、お風呂も使うことになると思って 浴室もぴかぴかにした。 それから買い物に行って、ちょっとおいしいシフォンケーキやコーヒーやら そういうものを仕入れてきた。 ちょっとしたものなら作れるような材料も買ってきておいた。
67 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:35:24 ID:tt/D1g2B
公美は・・・もちろん約束もしたしきてくれるはずだったけど 昼にちょっと気分が悪いというメールを送ってきたので ちょっと心配していた。 「無理にこなくてもいいんだよ」とは言ったものの 公美に会いたくて、絶対来てほしかった。 でも心配は杞憂で午後にはなんとかいけそう、ってメールくれて でもちょっと体調が悪いから「今日はキスはダメね」とのこと。 そう、公美は約束をとっても大事にしてくれる女の子なのだ。 いい加減な約束ばかりでウソばっかりつく人が多い中 公美はいつもできうる限り約束を守ってくれた。 本当に誠実な女の子だと思う。 夕方公美を船堀の駅まで迎えに行く。 駅で階段を降りて改札を公美の姿が見えたときはうれしくて 人がたくさんいることも忘れて、大きく手を振って 「公美、公美、こっちだよ」って声をかけた。 見た感じは公美はいつもとかわらなかった。 目が合うとやさしい笑顔を返してくれた。 近くの和風のファミレスに行ってご飯を食べた。 自分は和膳のセットを、公美は雑炊のセットだった。 「あまり食欲がなかったんだけど、こういう和風のお店でよかったわ」 って公美はやさしくいってくれたのだった。 食べきれなくて、3分の1くらい残った雑炊を 「しげさん、食べてくれたらうれしいな」って取り分けてくれた。 公美と一緒のものが食べられてうれしかった。
68 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:36:45 ID:tt/D1g2B
それからうちの会社に寄って、店を見せてあげた。 店の様子や自分がした仕事などを説明してあげた。 公美は「こんな大きなお店がいくつもあったら商売はあんしんだね」 なんてお世辞とも本気ともわからないけど、ほめてくれた。 そのあと二人でうちに行った。 駐車場からうちに向かってエレベータに乗ると 隣に公美みたいなかわいい子を連れていることが 誇らしくて、幸せを実感した。 公美を部屋に案内したら、入り口のところにあった 人感センサー付きのライトに気がついてくれて 「これがメールで話していたやつなんだね」って言ってくれた。 秋葉原で部品を探してセットしたものなのだった。 「男の人らしい、すっきりしたお部屋だね」って言ってくれた。 部屋に物が少ないのでびっくりしたみたいだった。 当時のぼくは今よりももっとシンプルライフを意識していて ものの少ない生活をしたいと常々思っていたのだ。 自分が手を洗って、部屋に戻ってみると、 公美がいなくなっていてびっくりした。 もちろん消えるはずもなく、公美はベランダにでていたのだった。
69 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:37:49 ID:tt/D1g2B
うちの部屋からの夜景はけっこうきれいで 船堀の街並みや中川と、その中洲を通るオレンジ色の光の帯の高速道路。 遠くにはマンションがたくさんの光を放っていて 6階でそんなに高いわけでもないのに 周りに高い建物がないのでとっても開放感がある。 しばらく、公美の様子を眺めていたのだけど 公美はいつまでも眺めるのをやめないから 「あまり外に居ると体によくないよ」と言って 公美の肩に手をかけると、公美はそのまま寄り添ってくれた。 そのまま、ベランダから部屋に戻った。 部屋で二人でプラネテスを見た。 もどかしい主役の二人がやっと結ばれる最終回。 見ながら、コーヒーを入れて、ケーキを出した。 公美を抱き寄せたかったけど、 キスはダメって言われていることもあってためらっていた。 他にも将棋の道具を見せたり、将棋の番組を見せたり そんなことをしながらすごしたと思ったが 結局夜も更けていって、そろそろ寝ようかということになった。 特に泊まるって話をしていたわけじゃないのに 暗黙の了解みたいな感じで公美は泊まっていってくれるみたいだった。
70 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:38:53 ID:tt/D1g2B
布団を敷いて、自分は着替えたけど、公美は着替えがなかった。 それで洗ったばかりの自分のもっている 一番暖かいパジャマをだしてあげた。 とっても生地が厚くて、しかも大きいやつで 真冬じゃないと着ていて熱いくらいポカポカする。 うちはベッドってものがなくて フローリングにマットレスを敷いて(冬場だけ) その上に布団を敷いたので、暖かいベッドで寝ている公美には ちょっと寒いかもしれないって思ったのだ。 公美は素直に喜んでくれて、着替えてくれた。 普段はぼくの着ているパジャマは公美にはぶかぶかで 下は押さえていないと落ちてしまいそうなくらいだった。 でもその格好がとってもかわいらしくて 「きゃー、かわいい、写真撮らせてよ〜^^」と甘えてみたけど 公美は恥ずかしがって撮らせてくれないのだった。 そのあと公美は膝枕で耳かきをしてくれたのだった。 公美は痛くならないように気を使って、すごく弱い力でしてくれた。 なんだかこそばゆくって、でも幸せだった。 公美のひざはけっこう高くて、最後はひざにほおをうずめた。 そして寝ることにした。 「公美は寝るときはいつもは電気つけてるの?」 と聞いたら小さくつけているみたいだったので 少し明かりをつけて一緒に布団に入った。
71 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:39:45 ID:tt/D1g2B
自分は今まで女の人に腕枕をしてあげて、寝るのは重くて苦痛だと思っていたけど 公美とだとそれがちっとも気にならなかった。 もちろん、もっとずっと付き合いが長くなっていけば どうなるのかわからないけど、とにかくそのときは 一緒にいられることが幸せで腕枕に公美がいてくれてうれしかった。 何もしないでそのまま寝ようと思っていたけど 案の定というか、公美のやわらかい髪の毛や肌の感触 そして体温が伝わってくると、眠れないのだった。 公美の体をパジャマの上から撫で回していると 公美が「ヘンな気持ちになってきちゃうからダメよ。 今日は生理だから、それで気分悪いとかいったのよ」と言った。 ぼくはにぶかったので、そのときようやく気がついたのだった。 「じゃあ、お口でしてくれる?」と言ったら公美はだまって 体を起こして自分の下のパジャマを下ろして そしてぼくのものを手でやさしく包んでくれたのだった。 そしてすっかり大きくなってくると口を近づけて含むのだった。 そして口で先を含んだまま舌を転がしてくれた。 とってもおとなしいフェラだった。 体の気持ちよさよりも、心のうれしさでいっぱいだった。 自分はマグロのようにころがっているだけで なんか、このままでいいのかなって気持ちにもなった。 自分はもうすっかりしたくなっていたので、以前の経験から考えて 「大きなタオルケットがあって、これは汚れても大丈夫だから安心して」 でも、この判断はちょっと強引だったのだと思う。 今はちょっと後悔している。
72 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:56:22 ID:tt/D1g2B
タオルケットをひいて、公美の体を直接触り始めた。 公美はとっても感じやすい女の子なのでたちまち反応が大きくなった。 血がついている下のほうにも手をさしいれた。 血と体液が交じり合ってぐしょぐしょになっている中 公美の割れ目の中を探っていると 中に2センチくらいはあると思う突起がそそりたっていたのだった。 今までの経験にないことなので、すごくびっくりした。 公美のクリがとっても勃起して大きくなっていたのだった。 それが生理のせいだったのか、感じていたからなのかはわからなかった。 あまりにもびっくりしたので、 思わず「こんな大きいの初めて」とバカなことを言ってしまった。 公美は嫌そうに「そんな恥ずかしいこと言わないで」といった。 後悔しても遅いことだった。 前回と違ってすごくスムーズな挿入だった。 深く、ふかーく、入っている感じだった。 血のせいもあるのか、ぬめりが濃い感じだった。 抜き差しすると音がするのだけど、 それがまた公美を羞恥させたのかもと思う。 しばらく結ばれあって、そして外で出して行為は終わった。 無言で抱き合って、そして腕枕。 ぼくはいつしか眠ってしまったのだった。 目が覚めると、もう日が昇っていた。 公美はやはり腕の上にいたけど、でも目を覚ましていた。 そしてお目覚めのキス。 なんか幸せを絵に描いたみたいだと思った。 また求め合って抱き合った。
73 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:57:56 ID:tt/D1g2B
そして行為が終わったあと、公美が思いつめたような顔で 「しげさん、もう別れたい」と言った。 ぼくは一瞬何を言われたのか理解できなかった。 そしてだんだん言葉の意味がわかってきたが 公美がそんなことを言うわけがない、と思いなおして 「え、え、冗談で言ってるんだよね?ぼくを困らせようと思って。 冗談だって言って。ね?」となるべくやさしく言った。 公美は「ううん、冗談じゃないの。本当に別れたいの」と言った。 ぼくは公美が本気であることがわかった。 なんども「冗談なんだよね?」「取り消して」といったけど 公美はやさしいけど、はっきりした口調で「ううん」というのだった。 いつの間にか、涙が次々あふれてくるのだった。 とめどなくあふれてくる涙に公美はびっくりしたのかあわてたように 「しげさん、泣かないで。ね、泣かないで。」と言ってくれた。 演技でもなんでもない涙が、自然にでてきてなかなか止まらないのだった。 「本当に、本当に、好きなんだよ?」 「うん、わかってる、それはわかってるの」公美はいった。
74 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:58:53 ID:tt/D1g2B
ぼくは別れの理由を聞いた。 公美は「抱き合ってみるとわかってくることがあるの」 「あなたは私に求めすぎているわ」 「するときにコンドームをしてくれなかったでしょう?」 「生理でキスもしないはずだったのに、結局求めた。 私は知り合って間もないのに生理を見られることや そのほかのこと、とっても恥ずかしかった」 言われてみたら、もっともかもしれない、って思った。 たしかに思いやりにかけていたのかもしれない。 「今度から気をつけるから、今回は許して」といったけど 公美は「人間、そんなに簡単に変われるものじゃないわ」って言った。 ぼくは必死で考えた。 ぼくの運命の人である公美がぼくを捨てるわけがない。 きっとこれは試練なんだ。がまんのときなんだ。 今はこれ以上食い下がってはダメだ。 いったんは公美の言葉を受け入れるしかない、と思った。 ぼくが「わかったよ」と受け入れると 公美は「じゃあ、涙を拭いて、一緒にお風呂に入ろう?」って言ってくれるのだった。
75 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 21:59:52 ID:tt/D1g2B
公美は相変わらずやさしくて ぼくの髪の毛を洗ってくれるのだった。 公美がしてくれることはみんなやり方が丁寧でやさしくて 本当に気持ちよかった。 お風呂から上がって公美に「またしたくなっちゃった・・・」 って言ったら、「バカっ」って笑われて、 それから公美を送って帰すことにした。 公美と別れるのは本当に嫌だったけど、 ぐっと下腹に力を入れて、今がまんすれば公美はきっと戻ってきてくれる、 なんたって世界に二人といないぼくの特別な女の子なんだから、 と自分に言い聞かせた。 帰り道はちょっとしたドライブだったのでCDをもっていくことにして 部屋でCDを見せて公美にいろいろ話を聞いた。 公美が今度「展覧会の絵」という曲をやるというのでびっくりした。 実はこの「展覧会の絵」はぼくは生まれて初めて買ったCDなのだった。 マゼール指揮、フィラデルフィア響の演奏の外国盤で 「禿山の一夜」がカップリングされている。 他にもショルティ、シカゴ響のものもあって、これもいいのだけど 何しろ自分にとっては初めて買ったCDのほうは思い出の一枚なのだった。 それでこれを公美にプレゼントすることにしてもっていった。 自分の大切なCDを公美が聴いて、それで演奏してくれると思うと なんだか公美の役に立てるみたいでうれしかったのだ。
76 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 22:01:06 ID:tt/D1g2B
部屋をでて、エレベータの中で公美はしみじみ 「本当に落ち着いていて、いいお部屋だったね」 って言ってくれたからうれしかった。 「また来てね」ってぼくは言った。 帰りの車の中で一緒にCDを聞いた。 クラリネットの演奏部分がくると、公美は「ほら、ここ」って 教えてくれたりするのだけど、ぼくの耳ではクラリネットが 聞き分けられないのだった。 音大でやるソルフェージュの話とかきかせてくれて 今聞いている曲をそのまま楽譜にすることもできるのよ という話を聴いてびっくりするのだった。 自分たちが目隠しで将棋を指したり、 一局の将棋を並べ替えすと驚かれることがたまにあるが それと同じような感じなのだろうか? またぼくは素人考えでクラシック音楽の楽譜のこととか いろいろ聞いたのだった。 「どうして、音楽ってあの五線譜を使うんだろうね。 もっと合理的な記述の仕方ができそうに思うんだけど」とか 「著作権の切れた音楽の楽譜はみんなネット上で見て 印刷できるようにしておけばいいのにね」とか 素人考えに公美は苦笑するしかなかったのかもしれない。 でもぼくが曲のお気に入りの部分を鼻歌で歌っていると 「すごくよく聴きこんでいるんだね。 今のところは転調って言ってとっても難しい部分なんだよ」ってとっても やさしくほめてくれるのだった。 公美はいつもぼくのことをよく見てくれる。 だからぼくも公美のことをなんでもよく見て上げられるのだった。
77 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 22:22:27 ID:tt/D1g2B
途中、東陽町のあたりで前にプジョーの車が止まると プジョーのブルーライオンマークを見ながら 「マエストロ!」と指揮者のまねをしてくれるなど (ブルーライオンは立っているので指揮者に似てる) とってもお茶目なところも見せてくれたのだった。 築地の天竹で一緒にランチを食べることにした。 公美も江戸前の雰囲気を楽しんでくれたみたいだった。 それから聖路加タワーに立ち寄った。 このタワーはとっても見晴らしがよくて 東京の湾岸の景色が一望にできる。 喫茶室があいていたら一緒にお茶したかったけど、閉まっていた。 タワーの上から目の前の聖路加病院に入院していてなくなり そして今は谷中墓地に眠る祖父の話などをしたのだった。 公美は公美のお父さんの話をしてくれた。 そんな話をしているうちに、今は別れてもきっと一緒になれる って強い思いが起こってきて、それを信じられるようになってきた。 最後に谷中まできて、谷中墓地で 「あそこにじいちゃんのお墓があるんだ」と言ったら 公美も一緒にきてくれたのだった。 二人で一緒に、じいちゃんのお墓に手を合わせた。 かがんで手を合わせてくれている公美の姿を見て ぼくはじいちゃんに「ほかのことは全部自分でなんとかするから どうか、ぼくと公美のことだけ守ってください。 二人をどうか、一緒にさせてください」とお願いした。 こうしてそばにいてくれる公美がぼくを捨てるなんて絶対ないはず って信じることにした。
78 :
公美が我が家に来た日〜最初のお別れ :2008/09/25(木) 22:23:13 ID:tt/D1g2B
公美は谷中墓地からは歩いて帰ることにした。 お別れになった。 忘れそうになったCDをあわてて車のプレイヤーから取り出して渡したけど、 それで本当にお別れした。 公美との最初の別れ。 でもこのときは、絶対に元に戻れるって気持ちがぼくを支えた。 今はガマン、今はガマンと言い聞かせ、一人うちに帰ったのだった。 この公美を信じる気持ちが、今もぼくを支えている。 ▲ # by shigeshogi | 2007-02-11 04:42
79 :
異邦人さん :2008/09/26(金) 04:33:28 ID:bZ7hQ3y8
常識的には
>>73 でもう破局だろ。
4回目のデートの2月7日にはもう終わってるんだろ。
それなのになに2年もストーカーしてんだよwww
メールで出会ってから1ヶ月、実際に会ってから2週間、
それだけで終わってたはずなのに。
刺されなかっただけマシということか。
80 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:32:10 ID:PgbjFGLl
2007年 02月 14日 このところ将棋をできるのもあと少しだと思うと将棋ばかりやっている。 他のこともやろうと思うのだけど、憂鬱に包まれてなかなかできない。 将棋をしているときは憂鬱を忘れられる。 土曜日にはネットで@Xというプロを倒すことができた。 棋力と棋風から考えて中井女流なのではないかと思う。 序盤、手順を間違えて苦しくしてしまったが 秒読みで向こうも決め切れなくて逆転することができた。 800人のギャラリーの見ている中で勝つことができてよかった。 終わったあと友達が見ていて直通チャットでお祝い&感想戦をしてくれた。 昨日は支部名人戦の千葉県大会だった。 調子は決して悪くなく、内容はみんなまずまずなのだが どうも決め手にかけて、優勢の将棋を長引かせてばかりだった。 準々決勝で必勝になったのだがついに間違ってつかまってしまった。 やっぱり勝つということは難しいことだと思った。 予戦でマイミーオの友達という熊倉女流と対戦した。 ネットでは対戦したことがあるが実戦は初めてだった。 今度女流プロになるくらいということだから 実力はだいたいわかっているし、 まあ負けることはないとは思っていたが秒読みで危なくした。 いかにも24で鍛えた将棋で本筋の手よりも 実戦的に勝ちやすい手を選んでくるタイプで 秒読み将棋ならぼくとも指しわけるくらいの力があるように思えた。 今はこんな感じの将棋を指す人が多くなったように思う。
81 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:33:29 ID:PgbjFGLl
大会で敗退したあと福元くんと将棋の検討をしながら 溝部さんの結果を待っていた。 溝部さんは相良君、矢橋さんなどの強豪を自ら倒し 粘り強い指しまわしでついに優勝した。 はじめての県代表の座を射止めた。 終わったあと地元に帰り、ファミレスで深夜まで将棋を検討した。 知花君も駆けつけてくれて溝部さんのお祝いになった。 明日はついにドイツに出発する日になる。 たいして出発の準備もできなかったし 親に挨拶していこうとも思ったが、 思い悩むうちについにできなかった。 前日についに連絡をしてみたが、 何か所要かついに連絡がつかなかった。 ここでも公美のことや将棋のこと、 もっといろいろ書いていきたかったが 将棋の大会や勉強や生活のことがいろいろあったり そうでないときもいろいろ思い悩んだり、憂鬱にとらわれて なかなか思うようにできなかった。 人生とはこんなふうに何もできないでいるうちに すぎていくものかもしれないと思う。 思いつく何人かに言葉を残していく。 どの人にもとてもお世話になった。迷惑をかけた。
82 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:34:17 ID:PgbjFGLl
千夏へ もう何年もあっていないけれども、 きっと大きくなったんだろうね。 お母さんと元気でやっていることと思います。 体を大切にして、幸せになってください。 力不足なお父さんで、遊んであげられなくて、ごめんね。 たーじゅへ もう小学校3年生になるのかな? 学校へは楽しく通っていますか? 辛いこともあると思うけど、笑顔を大切にしてね。 お父さんは自分のことが苦しくて 何もしてあげられなくてごめんね。 小松川のおばあちゃんへ 近くに住んでいるのに会ってあげられなくてごめんなさい。 自分は自分自身が毎日が苦しい上に またおばあちゃんを悲しませることになると思うと 申し訳なくて会えませんでした。 小さいころから一番かわいがってもらったのに 期待にこたえられなくてごめんなさい。
83 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:35:38 ID:PgbjFGLl
久が原のおばあちゃんへ おばあちゃんとももう何年も会えなくてごめんなさい。 おばあちゃんのお料理はとってもおいしくて会いに行きたかったけど いい出会いをみつけて、幸せをつかんでからじゃないのに 心苦しくて会いにいかれませんでした。 一人暮らしでさびしいことも多いでしょうに 力になれなくてごめんなさい。 父へ 倒れたときいて心配していますが 自分自身とても苦しい状況で 何の助けにもならず申し訳なく思っています。 早く仕事を整理して、ゆっくりすごされることと願っています。 母へ 何年もお会いできなくて申し訳なく思っています。 早く幸せをつかんで、また会える日がくればいいと思っていましたが 努力のかいもなく何もかもうまくいきませんでした。 もう力尽きてしまいました。
84 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:36:36 ID:PgbjFGLl
ゆかりへ 君はぼくのことをたくさん愛してくれたのに それに応えてあげられなくてごめんなさい。 なんとかもっとよくしてあげたいという気持ちはずっとあったのだけど 結局は君を傷つけてしまっただけだったね。 本当にごめんなさい。 どうか千夏をよろしくお願いしますね。 まりこへ 君は今どこにいるのだろう。もう5年以上も会ってないね。 君もぼくのことを深く愛してくれたのに 応えてあげられなくてごめんなさい。 体の丈夫な君だけど、もう若くはないので無理はしないでね。 君は君の道をみつけて、幸せになっていると願っています。 たーじゅをよろしくお願いします。 所司先生へ 至らない自分であったのに、 長く親切丁寧に指導してくださってありがとうございました。 いつもご恩を感じております。 地域に密着したプロとして今後とも活躍されることを願っています。
85 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:44:06 ID:cfCW7N9K
川上さんへ 君はいつもぼくに敬意を示してくれたのに 自分は君への敬意が足りなかった。申し訳なく思っています。 その実力はもう十分あるので力を発揮して 県代表になられることを祈っています。 溝部さんへ 初めての県代表、おめでとうございます。 長い間の努力が実りましたね。 全国大会での活躍を願っています。 お父さんにもどうぞよろしく 知花君へ 入品おめでとう。君の将棋はスケールが大きく才能を感じます。 生活をしっかりして、集中したいい将棋を指して下さい。 奨励会員としては晩学と地方出身の不利がありますが それを跳ね除け必ずプロになって沖縄に凱旋することを願っています。
86 :
最後の更新かもしれません :2008/09/26(金) 09:44:53 ID:cfCW7N9K
ほかにも将棋の仲間のみなさんやみーお、 こっちゃんやななこさん、えりかやななさんなど 思いを伝えたい人はいるけどきりがないのでこのあたりで。 どの人にもみんなそれぞれに感謝しています。 ありがとうございました。 ドイツから更新はできないだろうと思うので もしかすると最後の更新になるかもしれない。 それでは、行ってまいります。 ▲ # by shigeshogi | 2007-02-14 02:53
87 :
<注> :2008/09/26(金) 09:50:05 ID:cfCW7N9K
ついにドイツへの旅立ちの時がやってまいりました。 そう、ここは海外旅行板です。ようやく板の趣旨に沿った内容となってきました。 果たしてしげさんと公美の運命は?次回より怒涛のドイツ編です。
88 :
異邦人さん :2008/09/26(金) 10:21:26 ID:AacvGl6o
こいつドイツで刺し違える気だったのかね
89 :
異邦人さん :2008/09/26(金) 11:06:45 ID:kN3lV3Sk
遺書の順位 娘ら→祖母ら→父母→元妻ら→将棋関係者 ~~~~~~~~~ 過去の女はオマケ的な位置付けだな
90 :
異邦人さん :2008/09/26(金) 22:19:20 ID:mYUojfsT
血のつながりがあるかどうかってことなんだろうけどなあ というか勝手に「遺書」って決めていいものかどうかわからないけど こうしてみるとかなりの覚悟でドイツへと向かったことだけは確かみたいだね ドイツでいったいなにをしようと考えて向かったのかがいまいちはっきりとは書いていないよね 向こうでいったいなにをしたのかが気になる いつも張ってくれている人ありがとうございます ドイツ変はまさに破滅へ突き進むひとつの大きな山ですね
91 :
異邦人さん :2008/09/27(土) 04:15:07 ID:3AhN4PCp
>向こうでいったいなにをしたのかが気になる チャムに何をしたかを考えれば自ずと明らかだと思われる
92 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:16:19 ID:aRvqSVnL
2007年 02月 27日 無事、日本に帰ってくることができた。 もう帰れないかもしれない、とも思っていたので ある意味では幸運だったのかも、とも思う。 今回は旅行のことを書こうと思う。 旅は公美の友達で、ケルンの音大に通いサックスを勉強している 栗本純子さんという方のレポートを見たのがきっかけだった。 そのレポートの中では公美がドイツのケルンという街で 元気でがんばっているさまがいろいろ描かれていた。 公美の写真も小さかったが久しぶりに見ることができた。 人生にあらゆる意味で行き詰る中で、 ずっと会いたかった公美がケルンにいるということがわかって とってもうれしかった。 いてもたってもいられなかった。 すぐケルンをたずねていくことを決めた。 数日中には日取りを決めて、飛行機を取った。 また先ほどのレポートを書いた会社に連絡を取ってみたら レポートの執筆者、栗本さんに連絡を取ることもできた。 またネットで公美の学校の場所などを調べて、 その近くのホテルを手配した。
93 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:18:08 ID:aRvqSVnL
飛行機はオランダのアムステルダム経由の便になった。 ケルンまでは直行便はないので、 フランクフルトとかウィーンなどを経由していくのだけど いろいろ調べているうちにKLMという航空会社のホームページが とてもよくできていて、格安運賃でチケットを取ることができた。 HISなどの旅行会社を通すより、 正規チケットで便や席が確定するメリットがあるうえに 空港利用税などが安いので総額では安かった。 ビザも何もいらないので、パスポートだけあれば何の届けもいらない。 うちにいながらに海外旅行の準備ができる。 それから荷物を整え、ガイドブックなどを購入。 だけど、この旅行のために新しく買ったのはガイドブック1冊。 そして有り金全部もって、 公美に会うまでは日本には帰らない覚悟で旅に出る日を迎えた。 14日(水) 日本からアムステルダムまでは約11時間。 時差の関係で行きは昼ばかり。帰りは夜ばかりという感じだ。 日本をちょうど昼12時ごろに離陸して、アムステルダム経由で ケルンに到着したのは夜の10時くらいだった。 初めてドイツの鉄道に乗って、空港駅からケルン中央駅まで移動。 ライトアップした大聖堂がぼくを迎えてくれた。 駅からホテルまでは歩いて5分ほど。 ホテルではたどたどしい英語でなんとかチェックイン。 毛布を借りたり、朝食の案内を聞いたり、なんとか落ち着けた。 ホテルはシンプルでこじんまりしているけど 家族経営でフレンドリーな感じ、きれいだし、悪くなかった。
94 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:19:50 ID:aRvqSVnL
15日(木) 事実上ドイツでの初日。 でも街はカーニバル一色で、中心街は人、人、また人。 店も博物館もみんな閉まってる。 カーニバルがすごいとは聞いてはいたが、 街全体がこんな一色になるとは思ってもいなかった。 これではケルンの街の観光は無理だと思った。 まず地図をゲットして、日本で調べていた情報をもとに公美の学校を探索。 なんとか見つけるもここもカーニバル休暇。 しかたなく、すぐそばのライン川を散策したり、 (川底に黄金が眠っているという伝説のあるライン川) 見つけたネットカフェでメールを見る。 日本語の入力はできないが読むことはできるし、ローマ字でメールの返事を書いた。 キーボードがドイツ語用なのがおもしろかった。 アルファベットの配列が違い、ドイツ語専用の文字のキーがある。 日本の友達からのメールは不安な海外で励みになった。 その後はすることもなく、公美の友達でもある純子さんにも電話が通じず 食べ物などを仕入れて早くホテルに戻って休む。 このまま、何もできないでドイツでの日々が続くのでは、と不安だった。
95 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:21:05 ID:aRvqSVnL
16日(金) この日はカーニバル期間中ではあったけど、比較的平常に近い日で 公美の学校も開いていて初めて中を探索したけど 公美の情報は手に入らなかった。 受付で尋ねるのはまだちょっとこわかったし、学生もほとんどいなかった。 はじめて公美の友達、純子さんと電話が通じるもこわくて公美のことはきけず。 ドイツについてのいろいろな情報を聞くにとどまった。 午後からはボンの町を訪ねる。 ボンに向かう鉄道の中で日本の女性に出会っていろいろ教えてもらう。 デュッセルドルフには日本人がたくさんいるという話などを聞く。 ボンではベートーベンハウス(ベートーベンの生家)などを見たり ミュンスター大寺院、ボン大学、ライン歴史博物館などを見学。 (写真はミュンスター大寺院) 広場ではくだもの、花の市場などが開かれ 屋台でくだものの食べ物をいただいたりもした。 真琴さん(未出だと思うが、自分の長いメールフレンド、高校生)や こっちゃんなどに絵はがきを書く。
96 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:22:18 ID:aRvqSVnL
17日(土) この日は公美の学校に行くも案の定休みだった。 街はカーニバルで相変わらず騒々しいし、今までの情報を総合して 日本人が多いというデュッセルドルフの街に向かうことにした。 ガイドブックによるとイマーマン通りというところに 日本人街があるということで歩いていくとさっそく日本語の看板が。 日本の本を取り寄せている書店で、店員さんに聞くと とりあえず日本人会館に行ってみると良いとのこと。 会館の中は日本と変わらない雰囲気、 とりあえず中の日本食レストランでごはんをいただく。 安くて、日本茶がとてもおいしかった。 掲示板には日本人むけの情報が書かれ、音楽教えますなどの文字も。 受付で話をしていると、ちょうど囲碁将棋の会がこれから開かれるとのこと。 会館の上に特別に上げてもらって、会に参加した。 最初は囲碁しかできる人がいなかったので囲碁をやったが あとから将棋ヨーロッパ選手権3位になった人なども訪れ、将棋も始まった。 ドイツの方に詰め将棋なども出してもらい、結局日が暮れるまで将棋をした。
97 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:27:00 ID:OcennjKa
帰りにいろいろ迷って、いったんは駅まで帰ったがやはりと思いなおして、 日本人会館に戻って受付で公美のことをいろいろ訪ねてみる。 留学生は日本人会には入らないことが多いのでまったくわからないとのこと。 囲碁将棋会の人が大変楽しかったということで 困ったことがあったらなんでも相談にのってくれるということで とっても気持ちがありがたかった。 デュッセルドルフの駅のレストランで初めてドイツのソーセージをいただく。 ソーセージとジャガイモの炒め物と、サラダの一皿。 それにケルンとは違うデュッセルドルフの黒いアルトビール。 値段も高くなく、とてもおいしかった。いい店でおいしかった。 帰りのケルン行きの快速電車は本当の満員電車。 ケルンのカーニバルに向かう連中なので、仮装に放歌。 電車は遅れに遅れ、時間がかかり、途中停車もするし まあ、どうなることかと思ったが、何ごともなく、ようやくケルンに着く。
98 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:28:16 ID:OcennjKa
18日(日) この日はバイロイトに行くと決めた。 前の日の晩にいろいろ考えて、日曜はどうせ学校も休みに決まっているし 小さいころから行ってみたいと思っていたバイロイトに行くのは 一生のうちにこの機会しかないと思ったのだった。 中学のころ、初めて買ったCDが「展覧会の絵/禿山の一夜」で 2枚目がたぶん「カルメン/アルルの女」 そして3枚目に買ったのが「ニーベルングの指環」(ハイライト盤)だった。 ショルティ指揮、ウィーンフィルの名盤中の名盤と言われたCDだった。 ヴォルフガングヴィントガッセン、ハンスホッター、ビルギットニルソンなど、 往年の名歌手が勢ぞろいのすごいCDだったのだ。 深遠なストーリーに、壮大な音楽に歌。 このCDを毎日、早起きして聞いていた。 このCDだけではあきたらず、ハイライト版を中心に何種類も 「指環」CDを買って聞いた。 もちろんほかのワーグナー作品も聞くようになっていった。 さらには当時大枚10万円ほども払って、全曲の LD(レーザーディスク、今はないディスクの規格)を買ったのだった。 バイロイト祝祭劇場で収録されたブーレーズ指揮、シェロー演出の「指環」。 ワーグナーを聴きながら、こども心には指揮者になりたかったとか、 バイロイトの音楽祭に一生のうちにいければと思ったりもしたのだった。 ケルンからバイロイトまではガイドブックによれば 片道5時間ほどで日帰りでいけるギリギリの距離だった。 朝6時半に起きて、7時には朝食をいただき (ホテルの食事はいつも同じでパンのバスケットに、 チーズのお皿と、ハム、サラミ、ベーコンの皿、ゆで卵1個にヨーグルト) そのまままっすぐ駅に向かったのだった。
99 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:29:57 ID:OcennjKa
直近のミュンヘン行きのICE(Inter City Express =超特急) に乗りニュルンベルクまで行き、そこで乗り換えになる。 ICEが街を出ると郊外は農園なども広がり、 日本の北海道に似た景色だと思った。 長い移動のあいだじゅう、頭の中ではニーベルングの指環の 壮大な音楽が鳴り響いていた。 禁断の恋に生きて、神の裏切りに倒れる悲劇の英雄 ジークムントとジークリンデの運命に涙を流した。 ニュルンベルクでは乗り換えの待ち時間が50分近くあったので、 行き帰りに少し街を見ることができた。 ヒトラーが愛したこの街は本当にドイツらしい街で 昔の城砦がそのまま残っている感じだった。 日曜日なので閉まっている店が多く、これがヨーロッパなんだと思った。 バイロイトへのローカル線は電線がなくてディーゼル。 4両編成が途中車両が別れて2両づつ別方面に向かうのを ドイツ人青年の車掌が親切に教えに来てくれて、無事にたどり着けた。 バイロイトの駅についたのは13:51分。 天気は晴れ渡り最高。 すでに昔映像で見たとおりの祝祭劇場(フェスティバルハウス)が見える。 息をはずませながら、駅から祝祭劇場までの坂道を登っていく。 そして14:10分ほどにはたどり着いた。
100 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:30:57 ID:OcennjKa
しかし受付を訪ねると、すでに入り口の扉がしまっており、 しかも案内の表示によると劇場内を案内してくれるガイドツアーは14時が最後。 中に人がいるのが見えるのだけどどうしても入れてはくれない。 しばらく粘ったが、扉が開かれることはなく結局あきらめることになった。 はるばる訪ねてきたのに、とても残念だった。 祝祭劇場のステージや客席、建物の中をじかに見て 地下に潜っていくような特殊な仕組みになっているという オケピットを自ら見てみたかったのに。 不満を抱えたままタクシーで、 ヴァーントフリート荘(ワーグナー博物館=住んでいた家)を訪ねる。 中でバイロイト音楽祭の貴重な資料などを見る。 実際に音楽祭で使われた資料などもあったし、 音楽祭の記念絵はがきがタダでたくさんもらえたので、まあ機嫌を直す。 ついですぐ隣の作曲家フランツリストの家を訪ねた後、 歩いて駅まで戻ることにした。 ところが道に迷う。 道を尋ねようにもドイツの中でも田舎なので、英語もほとんど通じない。 身振り手振りで聞きつつ、駅を探すが、時間は迫ってくるしあせった。 列車に乗り遅れると、その日のうちにケルンに帰れない。 迷っているうちにラマダホテルがあるのを発見。 この一流ホテルならよもや英語が通じないことはないと思い。 「I'm ・・・・Lost」というと受付の人は大笑い。 でもタクシーを呼んでくれて、列車発車の2分前、なんとか間に合った。 帰りのICEは混んでいて指定が取れないほどだった。 ニュルンベルクでソーセージをいただき、 夜の10時半過ぎなんとかケルンに帰り着くことができた。 長くてハプニングの多い一日だった。
101 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:40:35 ID:jJfwn35t
19日(月) この日は「バラの月曜日」と呼ばれる、カーニバルの最後を飾る大盛り上がり。 昼間から音楽が鳴り響き、人々の8割は仮装という感じ。 半分は酔っ払いでケルシュビールのビンを持ち、 地面には割れたビール瓶の破片があちこちに散らばっている。 立ちションしているドイツ人まで見かけた。 ケルンの中心街はパレード行進のための交通規制がひかれていた。 することもないのだけど、何もしないで一日をすごすのはもったいないし 帰りのチケットが取ってある21日が近づいているのであせりもあった。 それで、ついに考えていた作戦のひとつを決行した。 スケッチブックに 「飯塚公美さんを探しています。 I find ”KUMI IITSUKA”. She is student of Koln music university. I'm from JAPAN.Please Help me.」 と日本語と英語でマジックペンで大書して、それを持って回る作戦だ。
102 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:41:27 ID:jJfwn35t
原始的な作戦だけど、何もしないよりもマシだと思った。 何人かの人が反応してくれた。 黒人の少女がケルン音大までの道を案内してくれた。 ぼくが探していたのは音大そのものじゃなかったけど、 彼女の親切はうれしかった。 その後何かできることは何かあるかと考えたら 日本人が立ち寄りそうな市内の日本食レストランを回って 情報を集めることくらいしか思いつかず スケッチブックを掲げながら、仮装の群集が集まる中心街を歩き回った。 すざましい人ごみだった。一度だけ酔っ払いのドイツ人に 「こんにちは」と日本語で話しかけられた。 わかる限りの4軒の日本料理店を回ったが、カーニバルで全部閉まっていた。 何キロも歩いて疲れ果てて、何も得られなかった。 地下鉄を使ってなんとか中央駅まで戻った。 日も暮れたので、駅でチキンの丸焼きを食べて、ホテルに帰って、 あとはひたすら詰め将棋を解いたりポケット将棋盤で棋譜を並べた。 カーニバル明けになる火曜日に勝負をかけるよりないと思った。
103 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:42:51 ID:jJfwn35t
20日(火) この日は盛りだくさんだった。 音大はカーニバル休暇も明けて開かれていた。 例のスケッチブックを掲げながら、受付で尋ねてみたら 受付のおじさんは公美のことを知っているとのことだった。 電話番号や住所を尋ねたが、教えられないということだけど でも受付の人は親切でかわりに日本の留学生が 練習しているホールを教えてくれた。 そこで日本人留学生の佐藤さんに会って、 公美の別の友達の電話番号を教えてもらってかけたり探索を続けた。 特に福田さんという方が親切で、 彼女がほかの日本人留学生に引き合わせてくれたおかげで たくさんの話が聞くことができた。 公美が半年間のドイツ語語学コースにいたこと、 その卒業試験に受かったこと、 そして4月の新学期が始まるまでのあいだ 日本に帰ったのではないかということ。 さらに4月からはアーヘン校に移るかもしれないこと、 そのため引越しする可能性もあるということ、 そんなことがわかった。 また佐藤さんが公美に 「いつも一緒にいるけど、白子くんという人とつきあっているの?」 と聞いたら「違う」と答えた、という話もしていた。 公美がドイツで実際にこっちでがんばっていることがわかったし ついに公美の電話番号もゲットすることができた。 もちろんかけてみたが、通じなかった。 誰がかけても通じなかったので、おそらく日本に帰ったことは 間違いないことだと確信を得られた。
104 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:44:34 ID:jJfwn35t
このことはぼくに少し安心を与えた。 ずっとドイツにいて探し続けないといけなくなるかもと心配していたからだ。 実家に帰っているとわかっただけでもケルンにきたかいはあったという気もした。 日本に帰る口実が見つかったということもあったのかもしれない。 留学生たちといろいろ話をして、 その日の晩クラシックのコンサートがあることを知った。 佐藤君という留学生と聞きに行くことにした。 ほっとして、学校からすぐの場所にあるホテルにもどっていると 休んでいるのは時間がもったいないと思った。 行ってみたかった「テルメ」という施設に行くことにした。 ここはプールと温泉、サウナを一体にした日本でいうところの クアハウスみたい感じのところらしい。 もう夕方5時すぎていたが、 8時からのコンサートに間に合うように急いでタクシーで向かった。 テルメは大きくて豪華な施設だった。 料金も2時間12ユーロと高く、また別途タオルや水着を借りた。 でもプールは快適だったし (海からは遠いはずなのに少し塩分を含んだ水だった) 露天部分からは夕暮れになずんだライン川や街並みも見られた。 温泉は暖かかったが日本人の感覚ではちょっとぬるかった。 休憩室はお香がたかれ、マッサージもある。 (受けたかったが時間がなくてできなかった) そして、問題はサウナ。 ドイツのサウナは男女ともに素っ裸で入ることになっているからだ。 昼には日本人留学生の女の子がドイツ人の彼氏とその友達に うまく乗せられて脱いだという話をしていた。
105 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 10:46:42 ID:jJfwn35t
サウナゾーンは原則、裸。 でも実際はタオルやガウンなどで体を隠していた。 しかし、サウナの中だけは本当の裸だった。 老若男女、たくさんの人がいた。 金髪のドイツ人の女の子でも下の毛は黒かった。 サウナのプールは裸で泳げ、気持ちよかった。 夫婦やカップルも多かった。 公美と一緒にこんなところに行けたらどんなにすてきかと思った。 気持ちのよい水を浴びて、魚のように泳いで、 そして公美の美しい体を心ゆくまで眺めてみたかった。 テルメからタクシーでコンサートに向かった。 ライン川にかかる、ドイツ橋を渡ると大聖堂が美しくみえる。 コンサート会場は大聖堂のすぐそばのホールと聞いた。 清掃の人々がカーニバルの後片づけをそこかしこでしていた。 道に迷ってコンサートには少し遅れてしまった。 自分の服装があまりフォーマルでなかったせいか (公美が誕生日に贈ってくれた革ジャンとシャツだった) 受付で戸惑われたがなんとか入れてもらえた。
106 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 11:09:34 ID:yDHBIKeZ
ケルンフォルハーモニーホール。 すばらしいホールだった。 自分が今まで見た中でもっともすばらしいホール。 ソロのピアノやバイオリンがこれほどまでに美しく響くものかと おどろかざるを得なかった。 ホールの力なのか、演奏者の実力なのか、それとも楽器がすばらしいのか。 知っているチャイコフスキーのピアノコンチェルトが演奏されて ドイツまで来て知っている曲を聞けるとは思わなかった。 2曲目の「皇帝」は初めて聞いたが、すごい迫力だった。 指揮者もハゲ頭のオヤジだが、すごく魅力的だと思った。 帰り道、駅前のスタンドで、残っていたソーセージを食べて ケルンでの最後の晩は更けていった。 ホテルに戻るともう会わないだろうご主人(夜番)が キャンディーをたくさんくれた。 挨拶だったのだろう。
107 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 11:10:38 ID:yDHBIKeZ
21日(水) ドイツ最後の日。 ケルン空港を10:55発の飛行機なので、朝は急ぎだった。 毎日同じホテルでの朝食も最後となった。 ホテルの奥さんにチェックアウトを告げると、 奥さんは手を取って握手してくれた。 ケルンにまたきたら、ぜひうちにきてくれと。 自分はだんなさんによろしくと伝えてもらってホテルを後にした。 KLMの「CITY HOPPER」というプロペラ機で(写真は行きのときのもの) ケルンを飛び立つと(高度が低いので)ドイツの街並みがよく見えた。 公美に会いにこんな遠くまできた運命を思い、 旅のできごとを思い涙が止まらなかった。 アムステルダムに着いてからは、待ち時間があったので空港ですごした。 行きのときは全てに余裕がなくて、ひたすら時間をつぶしたが 帰りは一応の目的を果たしたので少し気持ちに余裕ができた。 空港内の「オランダ無敵艦隊展」を見学してきたり カジノで遊ぶ余裕もできた。 最新式のスロットマシーンがいろいろな仕掛けがあって とってもおもしろかった。 2時間ほど遊んで、20ユーロくらい負けた。
108 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 11:11:58 ID:yDHBIKeZ
帰りの飛行機の中はずっと夜だったが、あまり寝られなかった。 日本が見えてくると新潟の海岸線がくっきり見えた。 ドイツではついに一度も見ることのなかった雪が積もっていた。 (ドイツのほうが暖かかったし、天気も旅行中ずっと晴れだった) 茨城上空も飛んで、鹿島灘の海岸線も見えた。 きっとこの視界の中のどこかに公美がいるはずだと思った。 飛行機は無事に成田に到着した。 ぼくにとっては最後かもしれない大きな旅だった。 ちょっとした冒険の旅だったとも思う。 帰ってこれないかもしれないと思って旅に出た。 ドイツで死ぬこともあるかと思っていた。 公美の情報もほとんどなく、会えるかどうかもわからないまま 言葉も通じないし、不安だらけだったけど 公美に会えることだけを願って、勇気をもって出発した。 がんばれば、きっと道は開けると信じた。 公美に会えなかったことは限りなく残念だったけど そのときそのときでできることをがんばってやってきた。
109 :
なんとか、日本に帰ってきました :2008/09/27(土) 11:13:07 ID:yDHBIKeZ
公美のおかげで、こんな遠くまで旅にでることができた。 あこがれのバイロイトやドイツを旅してくることもできた。 いつもぼくに勇気や励ましを与えてくれる公美。 心から愛している、という思いを深めることができた。 このたびでお金も本当に使い果たし、 来月のカードの支払いにも困るほどだけど 今日はぼくの誕生日だし、来月には公美の誕生日になる。 二人がつきあっていた、運命の季節。 きっと来月には公美に会うつもりだ。必ず会う。 人生の大きな決着をつけたいと思っている。 ▲ # by shigeshogi | 2007-02-27 05:38
110 :
異邦人さん :2008/09/27(土) 18:07:43 ID:kCIgd9iR
111 :
異邦人さん :2008/09/27(土) 21:06:27 ID:s3LlhxUb
白子くんよりも、真ん中の男の方がかっこいいね
2007年 02月 28日 今日(もう昨日)は34歳の誕生日だった。 ぼくの地獄のような33歳は終わった。 2年前の2月28日には公美は、ぼくの人生で1度しかなかった 夢のようなすばらしい誕生日を用意してくれたのだけど それはまた近く書くだろう。 メールをくれたのは、セイで知り合ったれぶんさんだけだった。 あとはみんなソフトが自動で送ったり表示する「おめでとう」のメッセージ。 不幸な日々をすごしているものにとってはむかつく以外の何ものでもない。 祝福のメールのかわりに以前首がいたくてかかったときの接骨院から 実は保険が期限切れなので払ってほしいと電話があった。 そんなこと言われてもないも、どうしようもない。 家賃と駐車場代を払ったら、お金はちょっとしか残らず もう今度のカードの決済で支払うお金もないのだ。 ドイツのお金が来るのでとても払いきれない。 1年2ヶ月ぶりに両親と母方の祖母に会った。 何もいえなかった。 もしかすると、もう会えないのかもしれない。
夜、セイのチャットで知り合った人とすぐに会うことになった。 たぶんムダであることはわかっているけど もしかして、何か運命がかわる切っ掛けになるかもしれない。 川口だから車で行けば1時間はかからない。 夜の1時に川口のコンビニで待ち合わせた。 29歳、バツイチ、小学生のこどもがいる。 精神科にかかっていて、リストカット常習。 睡眠薬を5錠も飲んで会いにきた。 ぼくに会ってくれるのはそんな人くらいなのかもしれない。 ファミレスで1時間ほどお茶をして、帰った。 儚い希望だった。 公美とのこと。 前回、最初のお別れのところまで書いた。 でもそのあとも少しメールの交換をした。 そのうちのいくつかが以下。
昼休みにかいています To: "kumi iitsuka" こんにちは、公美さん。 昨日はどうもありがとうございました。 帰り道はまだけっこう動揺していたと思うのですが うちに帰ったらなんだかどっと疲れて 公美さんにメールを書いたあとはすぐ寝てしまいました。 11時間以上寝たんじゃないでしょうか? そのまま朝まで寝続けたみたいです。 きっと疲れていたんですね。 ぼくがこれだけ疲れていたということは 公美さんもきっとかなりお疲れだったことでしょう。 体調が悪化されてないことを願っています。 思うにこの一週間熱くなりすぎましたね。 ぼくも熱くなっていたし 公美さんもそうだったのではないかと推測します。 1日おきぐらいに会って、いろいろして テンションが上がりすぎて無理を無理と感じない おつきあいの仕方をしてしまった感じがします。 こんなに、長くて忙しい一週間は このところしばらくなかったように思います。 こんな付き合い方をしていては 体も壊してしまいますし遅かれ早かれ、 破綻してしまうのも今思えば当然の成り行きです。
ぼくに関していえば公美さんが言われたように 「恋に恋する」であまりにもひさしぶりに彼女ができ、 しかも生まれて初めて心から好きな人とセックスできた喜びで 浮かれあがって冷静さを失っていたのでしょうね。 失礼なこともしたり、傷つけてしまったことを 次々思い出しました。 本当にまだまだ若い、というか子どもというか ダメだなあと反省するしだいです。 「恋に恋する」ところがあったのは事実ですけど その一方で公美さんだからこそというのも 間違いないと思っています。 知れば知るほど好きになっていって 仮にこのままダメになってしまったとしても 当分他の人を好きになることはできないなと 思ったりしています。 今日はまともに仕事なんてできないんじゃないか? って危惧していたのですけど、 意外にそうでもなく、いつも通り明るく話をして たまった仕事をこなせています。 新しい仕事にも手をつけられました。 公美さんとのことは大切で今はまだ あきらめようという気持ちにはなれないのですけど 公美さんの気持ちと体が一番大切だし、 自分には反省して、冷静さを取り戻したり ひとりで自分のことをがんばって 毎日の行いを慎む時間が必要かと思ったりします。
自分は失敗しないと覚えられないダメな人間です。 たぶんこれからも失敗を繰り返すのでしょう。 しかし今回の失敗を肝に銘じて もう少しでもましな人間になりたいと願っています。 昼休みにつれづれに書きましたが 時間オーバーしてしまいましたね。 返事は結構です。ご迷惑かけています。 公美さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 公美さんの今日が素敵なものでありますように。 では。 ps公美さんにお願いです。 東京ドームシティで撮った写真。 捨てるのだけは勘弁してもらえませんか? もし公美さんがこの恋は捨てる、と決めて 写真を捨てるのなら、どうかぼくに下さい。 これだけはせめてものお願いですので どうぞよろしくお願いします。
お疲れ様でした Date: Wed, 9 Feb 2005 00:20:23 +0900 しげさん。 昨日もありがとうございました。 楽しかった。 デートと言うデートもしたことのなかった私にとって、 しげさんとお付き合いできたのはとても大切な思い出になりました。 悲しいこともあったけれど、それ以上に楽しいこともたくさんありました。 お付き合いに至るまで、よく考えて出した答えだったけれど、 浅はかだったのかもとも思います。 お互いがもっとお互いを知るべきだったと。 後悔はしていません。 幸せだったり楽しかったりという思いでもあるのですから。 ただ、限られた時間の中で、もっと言葉を、心を通わせることは、 どんな人間関係においても必要なんだと思いました。 こうなってしまったことに自分を責めないでくださいね。 私から言い出したことですが、私にも至らないところはたくさんあって。 体を無理してしまったのは事実です。あなたの喜ぶ顔が見たかった。 でもまた無理をしてしまいました。あなたに言えなかった。
またあなたとやり直すという気持ちは正直今はまだありません。 あなたの考え方が少しずつ分かってきて、 私にはその考え方について行けるほどの余裕も力も自信もありません。 あなたが例え「くみだけ」と言ってくれても信じられないんです。 疑ってしまうんです。怖いんです。 抱きしめてくれていても心はどこか違う場所に行ってしまう可能性を あなたの中に見ずにはいられませんでした。 今こんな気持ちでお付き合いしていても心には暗い影が見え隠れして、 また同じことになる。 だから時間をおきます。 おいたところで何もかわらないかもしれない。でも時間が必要ですね。 これから忙しい日々が続きます。 一瞬一瞬を大切に過ごして行こうと思います。 だからしげさんも頑張って! 私たちの未来に何が待っているのか分からないけれど 怖がらずに進んでいきましょう。 そしてお願いですからあなたのあの優しい笑顔を忘れないでくださいね。 私はその笑顔が好きでした。 ありがとうございました。 しげさんに幸せが舞い降りますように。 公美
今、メール読みました。 本当にいろいろありがとう。 公美さんの真心が伝わりました。 一言だけ付け加えておくならば、 ぼくは最初にお会いしたときに少し話したように かつて、それほど思っていない女性とつきあい 傷つけあうようなお付き合いの仕方をしてしまいました。 公美さんに見透かされたように、 卑劣な部分もたくさんもっています。 その反省がひとりの本当に好きになった人だけと 付き合おうと思ったことです。 そのため、何年も女性とお付き合いすることは ありませんでしたが、でもそれも仕方ないことと思いました。 今度付き合うことになって 決してウソや浮気だけはやめようと思っていました。 ぼくがウソをついたと思ったことありましたか? ・・・でも、たしかにぼくは約束、破ったですね。 信じられないのも無理はないな。 今度は愛する人のために、 欲望に負けない強い心ということについて 考えてみたいと思っています。
とりあえず、会社の裏庭の桜が咲いて誕生日がくるまでは まず自分のことをがんばってがみようと思います。 たったこれぐらいのことががまんできないようでは きっとこの先も同じことを繰り返してしまうでしょう。 ましてや、留学したり、遠く離れる時期を乗り越えることも できないに違いないです。 もしふたりの縁が本物なら これぐらいでダメになったりはしないはず。 公美さんもがんばってください。 きっとすばらしいクラリネットの演奏をされるのでしょうね。 展覧会の絵、公開される演奏ならぜひ聴きたいです。 公美さんには本当に感謝しています。 では、しばらく。さようなら。
そうやって Date: Wed, 9 Feb 2005 01:30:04 +0900 自分を見返しながら進んでいこうとするあなたを尊敬します。 うそをつかれたと思ったことはありません。 ただ未来に自信が持てませんでした。 それはあなたのせいではなく、私自身の問題なんです。 人を信じることが怖くて逃げ出してしまうのは私。 あたと正面からぶつかるのが怖かった。人を信じるのに人から の愛情で信じようとする臆病で卑怯な私。 あなたに思ってもらえるほど良い人間ではありません。 それは少なからずあなたも気づいていたことでしょう。 人を愛する努力をしてきました。 愛されるためには自分から愛そうとすることが大切だと。 幸せだった。 あなたに好きって言ってもらえた事で頑張れた。 生きていることを感じられた。 自分がここにいることを実感できた。 とても言葉に出来ないくらい感謝しています。 本当にありがとうございました。 どうか私たち二人がどんな形でも幸せになる道が開けますように。 さようなら。
このメールから先は、しばらくメールを出さないでがまんした。 しばらく・・・といってもたった10日くらいなのだけども・・・ 自分にとってはどうしようもなく長く感じる時間だった。 会わないでいると、連絡も取れないと思うと 公美のいない心の寂しさがよりいっそう強く感じられた。 「大丈夫、信じていれば、きっとまた元に戻れる」 という気持ちだけが自分を支えて、がまんと仕事の日々をすごした。 いったい、愛する人を失う苦しさというのは どうしてこんなに辛い、受け入れがたいことなんだろうか? 自分のそれまでの生活が恵まれすぎていて 世の中の本当の苦しみをまだ知らないからなんだろうか? わがままなだけなんだろうか?
まあ、いわゆる世間の常識からみれば、 ぼくのこの感情は単なるわがままにすぎないのだろう。 多くの人がこう言う「失恋の痛みはみんなが経験していることなんだよ」と。 たしかにそうなんだろう。 だから、ぼくが公美を失う痛みを受け入れられないとして、 それは単なるわがままにすぎない、と決め付けられてしまう。 病気や貧困や、その他もろもろの苦しみを受けている人が 世の中にはたくさんいることも知識ではわかっている。 もちろん、他人のことに限らず、自分自身だって 病気になり苦しくなれば、何もいらないから 公美のことももういいから、この苦しみから逃れさせてくれ、 と泣き叫ぶかもしれないし、 ぼくの思いなんて、しょせんその程度のものかもしれない、と思うときもある。 しかし、自分の実感としては、やはりそういうふうには感じられないのだ。 自分にとっては公美のいなくなる痛みは、世界で唯一無二、 この世の全てと引き換えにしてもつりあわないほどの苦しみに感じた。 今は苦しみもあるけど、結局どんなにがんばっても 公美とはうまくいかないということで、 生きること全般へのあきらめが自分を覆ってしまっている。 これも、人から見れば単なるわがままにすぎないんだろう。
でも、公美がただ、ぼくのことを好きじゃなくなった、会いたくない というたったひとつのことで どうして、人にこれほどの苦しみを与えることが正当化できるのか 自分としてはどうしても理解できないでいる。 まして、公美は一度はぼくのことを愛して、好きと言ってくれた。 ぼくと抱き合って、特別な女性になってくれた。 それがぼくにいくらかの失敗や、欠点があったからって どうしてこんなにも苦しめることが許されるの? 毎日が地獄の炎で焼かれているようだった。 この2年間、ぼくは心から笑うことができなくなった。 そしては今は心のあらゆる部分を 悲しみと絶望とあきらめと無力感と自暴自棄な気持ちと、 そして怒りと憎しみが覆ってる。 今、公美をあきらめたところで、いったい自分に何ができるだろう? 2年間、ずっと公美だけを思ってきた。 公美を信じて、すべてをささげてきた。
ぼくは公美が好きなだけ。 愛しているだけ。 だから、会いたいだけ、話したいだけ、抱きしめたいだけ。 それの何がいけないの?? それだけじゃない。 公美が「うん」って言って受け入れてくれれば、何の問題もない。 何でそんなに頑なに拒否するの? たしかにぼくはわがままなのかもしれないけど だけど、どうして、ぼくを拒否する彼女のわがままだけが正当化されるの? この世界のすべてが間違ってる。 さて、話を戻して、公美との再会の日はすぐにやってきた。 携帯をかえたことにかこつけてメールを出したら 公美はすぐに返事をくれたのだった。 しかもとってもいい感じで。 そしてまたデートに応じてくれた。 ぼくはこのころ公美は本当はぼくのことが好きだと信じていたし いつかはわかってくれる人だと少しも疑ってなかった。 実際、きっとそうだったのだと思う。 そして公美とのすばらしい思い出はまだまだ続くけど それは、また次の回に。 ▲ # by shigeshogi | 2007-02-28 06:27
126 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:04:56 ID:YZm8zMxJ
2007年 03月 01日 今回は二人が再び付き合い始める話を書く予定だったがいったん中断。 公美への思いを書いてみたいと思う。 いったい、自分は公美のどこに、そんなにも心ひかれるのか 好きなのか、こんなにも別れがたいと思うのか、いろいろ思うことがある。 もちろん、一般的な部分からいえば クラシック音楽の好きな自分にとって公美のすばらしい演奏や、 音楽への愛や情熱は音楽の天使のように思える。 もちろん、芸大卒の経歴や、留学の実績はぼくにも誇らしい。 彼女のご両親がお金持ちで、彼女が限りなく愛されていることも すばらしいことだと思う。 上野に住んでいたことも、ケルンに行ったことも 茨城、そして笠間出身なことも、彼女にまつわることは全て好きだ。 華やかなステージでドレスを着ているのもすてきだし 二人が出会ったころ、限りないやさしさを示してくれて 自分が人生で感じたことのないような幸福感を与えてくれたことも もちろん好きな理由のひとつだ。 それからその容姿も好きだ。限りなく、かわいいなあって思う。 身長も体重も理想的で、大きな胸や感じやすい体も大好きだ。 ちょっと天然のウェーブが入った髪の毛もとってもかわいいと思う。 めがねもとっても似合うし、はずしているときがあるのも また素敵だなあって思う。
127 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:08:03 ID:YZm8zMxJ
でもここまで離れがたく感じる最大の理由は、 公美は自分とかなり似たもの同士だからいうことじゃないかと思う。 こういうと、彼女は嫌な顔するのかもしれないけど ぼくはつきあいはじめたときから、そのことを感じていた。 ひとつはその心の弱さ。 人前では強がっていても、自分と公美の心はとても弱い。 いつも何かに依存しようとしている。 主には、異性。そして、親(家族)。 満たされない心の空白を、いつもそれらで埋めようとしている。 (自分もそうだけど) 公美も、ぼくに出会うまでも何人もの男性と交際をしてきた。 大学の1、2年のころには毎日、みたいに学校帰りにホテルに行った というふうに言っていた。 大学の女友達にネットで「意外とやり手」などと書かれる始末。 そして、そうとは思わずに相手を傷つけるような 付き合い方をして(もちろんわざとではないのだけど) 実際傷つけてきた。 公美が高校生のときつきあった男性の一人は自殺未遂までしたそうだ。 自分もそのつもりはなかったけど、 結果的にゆかりやまりこなどを傷つけたと思っている。
128 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:10:35 ID:YZm8zMxJ
そして、高いプライドとそれを支える実力の不足。 自分にとっては将棋が、公美にとってはクラリネットの演奏が その数少ないプライドのよりどころだ。 自分には将棋の才能が、公美にはたしかに演奏の才能があることは たぶん間違いないと思う。 その反面、自分のプライドを満たせるほどの実力を身につけることや 実績が残せないこともまた事実なんだと思う。 普通の人とは違う、けど、特別な選ばれた天才かといわれると そうではなさそうだ。 まして、将棋や演奏で食っていくことは難しそうだ。 努力ももちろん普通の意味では十分しているにしても 本当にその道に人生全てをかけているといえるほどは (将棋でいえば一部のトッププロや奨励会員がしてるほどに 毎日10時間もやってるかと言われれば) 打ち込んでいない。 自信のないままに、でもほかによりどころもないので 自分は将棋を、公美は演奏を続けざるを得ない。 「公美は早く結婚してやめたい」と言うときもあったけど これは逃げのひとつだし、 自分が愛する彼女ややさしい奥さんがほしい最大の理由も やっぱり時には将棋のことを忘れたいからだ。
129 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:12:19 ID:YZm8zMxJ
そして、独立自尊の気持ちはあるが、 経済的には親に依存している部分がある。 (自分の場合は間接的にではあるが) でありながらも、お互いけっこうわがままだし、 干渉されるのが嫌で、遠ざかろうとする。 常に中途半端な弱い2人。 (とはいえ、公美は全体としては ぼくよりずっとマシな人間だとは思っている。 何しろ彼女はぼくよりも、ほぼ10歳若いのだ。) そして、なんだかんだいって、やさしい、ところ。 やさしい、が思い上がった言い方なのだとすれば 坊ちゃん、嬢ちゃん育ちなんだといってもいい。 世間の厳しさをそんなにしらないから、全てに甘くて 物事を楽観的に考えたり、 困っている人をみればついついかわいそうと思い できることなら、たいした力もないくせに、手を差し伸べたいと思い、 できもしないくせに、親孝行したいとか 本当はわがままなくせに、友達にいい顔をしたり、親切ぶったりする。
130 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:14:05 ID:oCD0s+JE
たいして頭もよくないくせに、 世の中のいろいろなことを知ろうと思ったり、 知っていると思ったり、 芸術的なこと全般に興味をもったり、わかろうとしたり 実際の自分よりも立派な人間であろうとしたり 自分を誠実に見せようとしたり、 いい格好をしようとしすぎるところ。 いつも不安定な心を抱えていて、眠れない昼夜逆転生活。 そして満たされない心を性的な欲求不満にぶつけるところも似てる。 公美は女の子なのに、毎日のようにオナニーをする、と言っていた。 そうすると体が疲れて、眠れる、と。 自分も同じような感じで、寝る前にはすることが多い。 性的な欲求に弱くて、公美は自分の体は感じやすくて 痴漢に触られても感じちゃう、と言っていた。 演奏家になれなければ、風俗嬢をやるとも言っていた。 自分は肉体的な快感はそれほど感じないほうだと思うけど 女性を抱くことによる、安心感、充足感をいつも求めている。 2人とも欲望に流されて、セックスをしてしまったこともしばしば・・・ 性的なことにいやらしく、汚らしいところがある、自分と公美。
131 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:15:57 ID:oCD0s+JE
ぼくは彼女にそういう欠点がたくさんあることを知りながら (もっとも自分もそうなんだから、偉そうには言えないが) そういうところのひとつひとつが限りなくいとおしく感じる。 公美のそういう弱さ、悲しさ、危うさ、不安、そういうことを ほんの少しかもしれないけど、わかってあげたいって感じるし その悩みも、ほんの少しかもしれないけど、わかる気がするのだ。 この広い世界で豆粒のように小さく、 ぼろきれのように汚いけど、 その全てが大切で、受け入れられると思う。 たぶん、公美もぼくを好きだったとき きっとそういう似たところを感じたのだと思う。 なんだか、公美の悪いところ、マイナスのところばかり 書いてしまったような気がするが、 もちろん公美にはそれを補うすばらしいところが山ほどある。 ぼくなんかにはない立派なところをたくさんもっている。 上で書いたところともだいぶ重なるが忍耐強く地道であること、 本質的な部分でとてもやさしいこと、 手先が器用で細かいことを大事にすること 感受性が豊かなこと 派手じゃないのにおしゃれのセンスがとてもよいこと 料理が上手なこと、掃除洗濯ほか生活能力に長けていること などなど。
132 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:17:21 ID:oCD0s+JE
公美なら、プラスの部分も、マイナスの部分も 全てをかわいらしく思って深く愛することができる。 彼女が仮に病気で倒れても、どんな悪いことをしても ぼくをどんなふうに汚く裏切っても、 歳をとってどんな容姿が醜くなってもたぶんずっとかわいいと思えるし 味方でいられるし、そして一生かけて愛していけると思う。 これからも彼女の全てを受け入れて、愛していきたい。 (3月16日追記 いくつか、書き落としたことがあった。 公美の魅力の大切なところに、人を外見で判断しないということがあった。 口で「外見だけじゃない」とか簡単に言う人もいるし 私自身も人を外見だけで見てはいけないと気をつけてはいるが それでもやはり人間は人の外見=容姿が気になるものだ。 特に恋愛対象として異性を見るとき、やはり気になるほうが普通だ。 自分も一般的な美人とかかわいいとかとは違う基準だけど それでも自分なりにこういう女の子がかわいい、と思ったりする。 公美はその基準にぴったり当てはまった。 もちろん公美もまったく人を外見で見ないわけではないと思うけど それでもぼくが一緒にいた限り外見を気にしたそぶりはなかった。 公美のようなかわいい女の子が、こんなふうに自分の全てを愛してくれるということが 自分にとってどれぐらい励みになったか知れない。
133 :
公美のことが好きなわけ :2008/09/28(日) 12:20:53 ID:oCD0s+JE
それから「約束を大事にする」という美徳があった。 異性間の約束は時に簡単に破られがちだ。 ぼくも何度女の人に約束を破られて泣いたかわからないほどだ。 女ってどうしてこんなに約束を守らないのだろう、と思うが 女も男に対して同じことを思っているようで 恋愛では好きになった側の約束への期待がどうしても大きく そうでもない側の約束への思いは軽いから そのギャップで裏切りということがどうしても起こるようだ。 でも公美はいつも「約束」を大切にしてくれた。 遅れるときもちゃんと連絡をくれたり、いつも尊重してくれたから 結果的に約束が守られなくてもいつも安心できた。 公美のそのまじめさは心から尊敬できると思う。 ぼくも公美を一生かけて愛する、という約束を守りたい。 公美を愛している。早く会いたい。一緒になりたい) ▲ # by shigeshogi | 2007-03-01 04:47
134 :
異邦人さん :2008/09/28(日) 12:47:16 ID:xGBqov1V
凄い執着心ですね…。 くみさんは彼がやってくることを知って、日本に一時帰国してたんですかね…。 たまたまならほんと運がいい…
135 :
けがれなき真琴さん :2008/09/28(日) 12:49:22 ID:ToR4QxqI
2007年 03月 02日 今回は公美とのことをちょっと離れて 公美とある意味対照的な一人の女の子のことを書こうと思う。 真琴さんに出会ったのは公美よりもっと前の3年半前。 ネットの出会いの掲示板に彼女が書き込みをしていて それを公美のときと同じ自動メール送信サービスが縁をつないだ。 自分が送ったプロフィールのうちの「沖縄」というのに 真琴さんが興味をもって沖縄のサンゴについて書いてくれて それでぼくがサンゴがどんな特殊な環境でないと生育しないのかとか 沖縄のサンゴが今まずい状態にあるということなどを書いたのが きっかけだったと思う。 その最初のメールを交換したとき、 真琴さんは長野県に住む、まだ15歳の中学3年生だった。 彼女はとてもまじめな女の子で、メールは知的で話ははずんだ。 高校受験を控えた、まだまだこどもっぽいところを残す あどけない、田舎の女の子。そんなイメージだった。 実際中学の制服をきた写真を送ってくれたけど まっかなほっぺたで、ちょっとぽちゃとして 自宅のタンスの前でピースをして 失礼ながら「ああ、田舎娘!」と思ったのだった。
136 :
けがれなき真琴さん :2008/09/28(日) 12:51:05 ID:ToR4QxqI
彼女は絵や写真が好きで(メールで)しばしば送りあった。 彼女の描く絵(油絵)を写真で送ってくれて すごくすばらしい絵を描く女の子だと思った。 まじめで、親孝行、庶民的でちょっと昔風の普通の女の子という感じで とっても好感と安心感をもつことができた。 飼っているうさぎのこととか、かわりゆく街への感傷とか 受験のこととか、妹とケンカしてしまったこととか、 あるアイドルが気になっているとか、 逆に自分からは出会いがなかなか見つからないとか そんな日常的なお話がずーっと続いていった。 まっすぐな心根や、瑞々しい感性がまばゆかった。 そのうち年賀状も交換するようになって 誕生日プレゼントにケーキを贈ったこともあった。 彼女は将来、○○になりたい!と言うのだけどそれが毎回違う。 でもそんなところが彼女の成長や、夢の大きさ そして若さをかえって感じさせて心地よかった。 そして彼女は高校に合格して(県でも有数の進学校らしい) そのころから英語への興味が高まっていって、 英会話をはじめるようになった。 次第に彼女の夢が、外国文化や国際交流などにかたまっていき TOEFLのような英語の試験を受けるようになったり イギリスにホームステイしたり(イギリスから手紙をくれた!) そして、留学したいと思うようになって、 その費用を稼ぐためにバイトを始めたりもした。 今や英語でメールで書いたり、海外でも生活するくらいはなんでもなくなって、 そしてついにこの春からのカナダの大学への留学を決めたのだった。 真琴さんは成長という言葉をぼくの目に見える形にしてくれた。
137 :
けがれなき真琴さん :2008/09/28(日) 13:18:11 ID:iCDwR3Uj
自分の夢を次第に形にして、できる努力を常に続けて そのうえ実家の両親(中華料理屋をやっている)を常に考え おごらずたゆまない彼女に 「ああ、自分は完全に追い越された」と感じた。 彼女はまだ18歳の小娘?なのに、 次第に尊敬の気持ちを抱くようになってしまった。 彼女はいつも向こうから会いませんか?と言ってくれた。 何かの用事で東京にでて、時間がありそうなとき声をかけてくれた。 最初に会おうと言ってくれたときは まさに公美とこれから一番いいときを迎える直前で 気持ちは公美だけに向いている上に 仕事に将棋にと燃えているときで、 大会に重なったこともあって断ってしまった。 2回目の会う機会は、公美とわかれて半年くらいした夏の暑い日だった。 そのときは会わない理由はなくて、喜んで会うことにした。 自分は、中学校のときの制服の写真に写っている 15歳のあどけない女の子のイメージでいたのだけど 実際に現れた17歳の彼女は全然違うのだった。 麦藁帽子にさわやかなタンクトップ。 すっかりスリムになって、少し日にやけていた。 健康的なしみひとつないうつくしい首筋や腕に、 ほんのり膨らんだ胸。 曇りひとつないまっすぐな瞳と笑顔。 美しくかわいらしく成長した、実物の彼女が目の前にいたのだった。 ぼくは彼女に「女」を感じてドキドキしてしまった。
138 :
けがれなき真琴さん :2008/09/28(日) 13:18:50 ID:iCDwR3Uj
彼女はちょっと緊張したようだったけど サンシャインシティに行って一緒にメキシコ料理を食べて、 いろいろお話をして、イギリスの写真を見せてくれたりした。 そして、帰りの高速バスの時間ぎりぎりまで粘ってしまったので 二人でバス停まで走ったのだった。 間に合った。 そして今も彼女とのメールは続く。 ドイツにいるあいだもメールを交換した(日本語入力ができないのに!)し、 絵はがきも送った。 遠い異国の地で彼女のメールはとってもはげみになったし 今のように楽しいことがほとんどない毎日の中で 彼女からのメールがどれだけうれしいことかと思う。 自分にとって真琴さんはなんかまぶしく感じる存在だ。 もちろん好きかと聞かれれば、好きだし、 限りなくかわいいと感じるし、色気も感じる。 会いたい、って思うときもある。 こんな彼女がいてくれたら、すげ〜、いい!!とか思う。 でもなんていうか、彼女は汚してはいけないちょっと神聖な人 みたいな感じも自分はもってしまっている。 自分みたいな汚れた人間が、汚れた手で触ろうなんて失礼だし、 ちょっと違うんじゃないかなって感じたりする。 彼女みたいな素敵な人が間違ってもぼくを愛してくれるわけない というふうに思ったりもする。 そこが公美とは全然違う感じがする。
139 :
けがれなき真琴さん :2008/09/28(日) 13:19:27 ID:iCDwR3Uj
公美は、自分と同じ、あるいは自分と近い人だ、って感じさせてくれた。 もちろんひとつひとつを見れば公美にも尊敬すべき すばらしいところがたくさんあるし また演奏家としての実力だってかなりのものなんだけど それでも人間の本質的なところで近しいものを感じる。 真琴さんはもちろんすばらしい女の子。 こんな人に、もし愛してもらえるならそれこそ男子一生の誉れと思う。 だけど実際に自分が愛してしまう、惹かれてしまう。 離れがたい、近づきたいって感じさせてくれる人は、やっぱり公美なのだ。 ぼくがこんなふうに感じているってことが 公美はわかってくれているのだろうか? 公美はぼくにとっては特別な離れがたい、必要な女の子。 彼女がドイツでがんばるというなら、ぼくもドイツに住みたい。 どんな場所でも何か仕事を見つけてそばにいたい。 忙しくてたまにしかあえなくても、心がいつもそばにいればいい。 ぼくだけのかわいい公美、愛してる! ▲ # by shigeshogi | 2007-03-02 00:25
140 :
異邦人さん :2008/09/28(日) 17:15:58 ID:95ENgVt0
>>112 に地獄のような33歳とあるけれど、
地獄のようだったのは山田よりもむしろ彼の周りの人間のほうなんだよね
それに本当の地獄は35歳のときにやってくるわけで
ドイツでは公美にはあえなかったものの本人が言う用に何とか帰ってこられたってのはよかったんだろうか
もともと帰れないだろうという覚悟だったようだけに直接会えなかったのはその時としては結果的にはよかったんだろうけれどね
141 :
異邦人さん :2008/09/28(日) 18:09:13 ID:VHAa7HwN
うpお疲れサマですっ! いつも、ドキドキしながら読んでます。 すごい被害者意識&好意の押し付け…。 粘着質な人って、心の中でこんな風に考えているんですね〜。 ネタじゃないところが恐ろしい! 早く続きが読みた〜いw
142 :
異邦人さん :2008/09/28(日) 18:57:53 ID:GvkM2p4o
山田かつて無い茂樹的なスレでつね
143 :
結婚話をした日 :2008/09/29(月) 10:55:59 ID:8tPvgRvQ
2007年 03月 03日 一度は公美に別れを告げられてしまったけれども復活した日の話。 別れてしまって辛い日々を迎えてしまった自分だけど きっと公美は自分のことが好きなはずと信じていたし 辛抱していれば必ず復活できると思っていた。 そして、その日はやってきた。 初めて別れてから10日ほど過ぎたのち、 携帯を新しく変えたことにかこつけて 公美にメールしてみたのだった。 公美はごきげんで返事をくれた。 (^-^)お疲れさま 元気そうでよかった(^^) 携帯変えたんですね メールしてくれてありがとうございます 私も頑張ってますよ(^^ヾ 今月は休みもなく頑張り時です しげさんも体を壊さないように こんなやさしい言葉をかけてくれて 夢のようにうれしかったことを覚えている。 よかった、うれしかった、信じていてよかった。
144 :
結婚話をした日 :2008/09/29(月) 10:56:54 ID:8tPvgRvQ
最近のこととかいろいろ話しているうちに 電話で話そうということになって、 さらに電話で話しているうちに、 会おうという話になって結局会うことができたのだった。 夜からのデートだったので道はすいていたし ちょっとドライブして隅田川を越えて、 亀戸の辺りを通り南砂のほうまでいき、 自分がちょっと気に入っているイタリアンのファミレスにした。 途中、亀戸の近くにある、 すごくおいしいステーキ屋さんの前を通ったときに 「一度だけ行ったことあるけど、最低5千円からなんだよ」 と言ったら 「一度本物を味わっちゃうと、ニセモノはダメでしょう?」 と公美が答えた。 ぼくは公美は本物に囲まれて生きているからな〜って思ったけど 「安いものには安いものの良さがあるさ」 って話をしたのをよく覚えている。 禁煙席がいっぱいで喫煙席に回ってしまったけど 話は弾んでとっても楽しい時間だった。 このときは将来のこととか結婚のことを話したのだった。
145 :
結婚話をした日 :2008/09/29(月) 10:58:05 ID:8tPvgRvQ
ぼくが公美に「演奏家になりたいんでしょう?」というと 「うーん、けっこう微妙かも・・・」という返事なのだった。 「音楽は好きだけど、クラシックを聞くと仕事の頭になって」 とかそんなことも言っていた。 教育実習に行くというから、「それじゃあ、先生になるの?」 と聞いたら「そうでもない」という返事だった。 公美がいろいろ迷っているんだなあという感じが伝わってきた。 「結婚とかは?」と聞くと 「自分はすごく結婚願望ある!」と公美は即答した。 「理想とかは?」って聞くと 「自分はすごい現実的に考えているの」という答えだった。 ものすごく熱い恋愛をして、唯一の人と結ばれるのじゃなくても 自分のことをちゃんと愛して大切にしてくれる人ならそれでいい というのだった。 「じゃあ、ぼくでもいいの?」と冗談っぽくきいたら 笑顔で「考えておきます〜」って言ってくれるのだった。 ぼくはとってもうれしくなって 「じゃあ、こどもができたら、ぼくと公美の名前を1字づつとって 男の子だったら公樹、女の子だったら美樹、っていうのはどう?」 って言ったら、けっこううけて笑ってくれるのだった。 とってもうれしかった。
146 :
結婚話をした日 :2008/09/29(月) 10:59:36 ID:8tPvgRvQ
その後、雪の降る日に仕事で雪かきをして、かじかむ手を見つめながら 公美と結婚したときのことを思ったりしたことがあった。 こうやって、一生懸命仕事して、 うちに帰ったら公美がピアノを弾く音が聞こえてきて、 のんびり聞きながら休んでいたら 公美が気がついて笑顔で迎えてくれて、ごはんを作ってくれる。 早くそんな日がきたらいいなと思った。 特別なものやぜいたくなものはなにもなくても 二人で一緒に誰にも邪魔されず、のんびりささやかに楽しく暮らして きっと幸せになれると思ったものだった。 公美となら、きっとかなうと思った。 その日のデートは、キスもHもなかったけど、 とっても楽しい幸せなデートだった。 公美のかわいさを実感して、愛をたくさん感じた一日だった。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-03 07:20
147 :
3月に入った :2008/09/29(月) 11:03:54 ID:A2vzQwwU
2007年 03月 06日 このところ、やはり体調がよくなく ずっと微熱が続いているような感じ。 気分が沈んで、昼夜逆転生活が甚だしい。 昨日など、昼の10時に寝て、夜の8時前に起きた。 しかも食事をして、風邪薬を飲んで 少し将棋の勉強をしたりしていたら また眠くなって夜の11時くらいまでうとうとしてしまった。 まあ薬のせいもあるのかもしれないけど、 最近へんな眠り方をするときが多い。 うとうとしているときに、公美の夢を見た。 公美が今は実家をでていて、水戸市内で一人暮らしをしてるという夢。 そんなわけはないと思うのだけど、 なんでこんな夢を見てしまったのだろう。 近況を少し。 28日は憂鬱でうごけなかったこともあってうちから一歩もでなかった。 ピザを頼んで、誕生日プレゼントの申し込みをしたら とくながさんというメガネのかわいい女の子がきて、プレゼントをくれて お誕生日おめでとうございます、を言ってくれた。 こんなかわいい彼女がいてくれたらどんなに幸せかと思った。 2年前には公美と一緒に夢のような誕生日をすごしたのに今はひとりぼっちだ。
148 :
3月に入った :2008/09/29(月) 11:05:07 ID:A2vzQwwU
1日はばあちゃんと会う。 誕生日のケーキをもらい、うちに帰って一人そのローソクに火をつけたら むしょうに何かに火をつけたくなって、紙袋を燃やす。 最初は見ていたら、そのうち火が大きくなってきて我に返って火を消した。 幸い、少し灰が飛んだくらいで大事に至らなかった。 2日金曜日は「将棋界の一番長い日」。 夕方のBSを見てから研究会に行った。 溝上3級を倒すも中学生のこどもにやられ、2勝1敗。 パッとしない。 夜から知花君、溝部さんらがうちにきて、テレビを見てそれから将棋。 マイミーオが記録係でテレビに映りまくり。 スーツを着ていることもあって、いつもと全然感じが違う。 彼女ががんばっていることはもちろん知っているが 女というだけで将棋の世界では仕事がもらえてうらやましい。 テレビのあと徹夜で朝10時近くまで将棋をやって、 さらに仮眠をとって道場の土曜夕方トーナメントにでる。 五段と香落ち3連発で3つめでついにつかまる。調子が悪い。 その日の夜は、前日ほとんど寝ていないからすぐ眠れそうなものなのに ちっとも眠れずひどい。 ようやく寝たのが明け方で起きたら夕方だった。 大切な日曜日をムダにしてしまった。 日曜日、夜からはこっちゃんと横浜中華街でお食事。 その後、中華街を少しぶらぶらしたり、お茶しておしゃべり。 公美を探しにドイツまで行ったことをこっちゃんは 「小説みたいで、ロマンチックだね」って言ってくれた。 ぼくは「現実はそんなにきれいなものじゃないよ」と言ったけど 心の中では少しうれしかった。
149 :
3月に入った :2008/09/29(月) 11:06:57 ID:A2vzQwwU
本当は彼女につきあってほしいといいたかったけど 彼女が少し風邪気味だったのと、 ドイツの話をしているうちにいいそびれてしまった。 彼女への気持ちは複雑で、尊敬と、友情と、 女性としてすてきだと思う気持ちが混ざっている感じ。 好きだけど、愛してるとまでは言えないと思っている。 でもすごく魅力的な女性だし、そのへんも含めて複雑な気持ちを メールに書いて送ってみた。 こんなことをしても仕方ないことはわかっているのだけど。 どうしたら、ぼくは希望をもって毎日をすごせるんだろう。 公美と話がしたい。 公美の顔をみて、公美の声をきいて、 今まであったこと感じたこと、思ったことを話したい。 公美の気持ち、公美のこと、なんでも聞いてみたい。 希望をもって、もう一度人生をがんばってみたい。 公美と仲直りして、仕事をがんばって、将棋もがんばって きっと一緒に幸せになりたい。 助けてほしい、公美。 君の力で、やさしさで、絶望の縁にいるぼくに光を与えてほしい。 公美がいてくれるだけで、ぼくは救われる。 3月24日は公美の誕生日。 この日には、会いに行こうと思う。 最後に公美の写真を3枚。 栗本さんのレポートに使われていたもの。 小さくて残念だけど、公美らしい表情をしているなあって思った。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-06 08:11
150 :
春暁 :2008/09/29(月) 11:18:05 ID:L29vfSVb
2007年 03月 06日 昨夜は春の嵐で、風雨激しく、ときには雷鳴も聞こえた。 寒く、陰鬱な一日だった。 今日は一転嵐は去って、柔らかい春の陽射しが訪れている。 昨夜から一睡もしていないけど、うちをでて 近くの商店まで買い物に行ってきた。 ベランダの扉を開けると風が入ってくるがちっとも寒くない。 もうすぐ桜もさくだろう。 ベランダに出てみると、近くには西蓮寺のお墓や 少し離れて中川の河川敷や船堀の景色がゆったり広がる。 公美も眺めたこの景色がぼくは大好きで 都内なのにとってものんびりした空気をもっている。
151 :
春暁 :2008/09/29(月) 11:18:45 ID:L29vfSVb
ぼくはこんなのんびりした穏やかな一日が大好きだ。 特別なものなんてひとつもいらない。 お金も地位も名誉も、そんなに興味がない。 こんな穏やかな一日と、おいしいごはんと 愛する人がそばにいてくれたら、 それだけで人間は幸せなんだと思う。 きっといつかぼくにも小さな幸せがきてくれるって信じている。 大好きな人と一緒にのんびりとした一日をすごそう。 ささやかでも、確かな幸せ。 公美がきっと運んできてくれると、信じている。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-06 13:49
152 :
天使が降りてきた夜 前編 :2008/09/29(月) 12:25:24 ID:L29vfSVb
2007年 03月 08日 2005年2月18日(土)は天使が降りてきた夜だ。 この日は東京芸大のチェンバーオーケストラの公演があった。 そう、公美のステージがあったのだ。 メールで本番ということを聞いていて、 ネットで芸大のホームページを見ていたら この公演があることを知って、聞きにいきたいと思った。 土曜日は仕事だったけど、夜からなので聞きにいけるのだった。 もしかして、聞きにいくと嫌がられるかも・・・ とちょっと心配したけれども、でも聞きたい誘惑には勝てなかった。 公美のピアノは聞いたことあったけど、 クラリネットはまだだったのだ。 仕事が終わってバスと電車を乗り継ぎ、鶯谷からは歩きだ。 駅から、意外に遠い。 時間ギリギリ、なんとか間に合うことができた。 受付の学生さんに1500円払ったらパンフレットをくれた。 演目は「スイス」という曲とバッハの数曲、 そしてメンデルスゾーンの「イタリア」だった。 奏楽堂はとても新しく立派なホールで 着席で500人は余裕で入れそうだと思った。 奥のパイプオルガンが立派で高そうなのと、 いすがとてもいいやつだと思った。 あとで公美に聞いたらイタリアから取り寄せた とても高価な椅子なのだという。
153 :
天使が降りてきた夜 前編 :2008/09/29(月) 12:26:50 ID:L29vfSVb
1曲目になんとか間に合ってステージの上を探してみたが どうみても公美はいないのだった。 というかクラリネットのない編成。 でもパンフレットに公美の名前がでていたので いずれ登場すると思って、音楽を楽しむことにした。 指揮者はボッセさんといってかなりのベテランの方で 実績十分という感じでよかった。 バッハの曲のときに古楽器のチェンバロがでてきて だからチェンバーオーケストラっていうのか、と思った。 チェンバロはバッハの時代の楽器でピアノの前身ということは 知っていたが、実物を見るのははじめてだった。 予想外に大きくてびっくりした。 音もピアノよりも力強い響きでいいなあと思った。 聞きなれたバッハの曲もより厳かに聞こえるのだった。 3曲目の「イタリア」になって、ようやく公美は登場したのだった。 どんな衣装を着るのかと楽しみにしていたら、 ちょっとおとなしめでフォーマルなパンツルックだった。 公美はボーイッシュな服装も似合うので素敵だと思った。 ステージの上の公美と何度か目が合ったような気がした。 オレンジの目立つセーターをきて、 前方のど真ん中に陣取ったこともあって 公美は気がついたのかも?と思った。 あとで聞いたら、やっぱり気がついていて それでちょっと動揺させてしまったようだ。
154 :
天使が降りてきた夜 前編 :2008/09/29(月) 12:28:38 ID:L29vfSVb
「イタリア」はけっこう有名な曲だと思うが、 ちゃんと聞くのはこのときがはじめてだった。 とても明るくて楽しい曲だった。 でもあとで聞いたらとっても難しい曲で その日の公美の演奏は不本意ということなのだった。 公美の出番はそんなには多くないのだけど クラリネットの出番になるとぼくはやっぱりうれしいのだった。 こんな立派なステージですてきな演奏をする公美と仲良くなれて 愛してると言ってもらえて、 抱き合うことができた自分がとっても誇らしく思えた。 公美のことを公美の上にいる天使さまのように思えた。 演奏は見事に終わって、拍手が鳴り響く中 みんなで足を踏み鳴らして指揮者をたたえるのがおもしろかった。 公美も指揮者の人に握手をしてもらっていた。 夢のようなすばらしいステージだと思った。 大勢の拍手を受けている公美はぼくだけのかわいい女の子なんだから どれくらい幸せかわからないくらいだった。
155 :
天使が降りてきた夜 前編 :2008/09/29(月) 12:29:45 ID:L29vfSVb
演奏が終わり、でとりあえず会場からは出たけど まっすぐ帰る気持ちにはなかなかなれなかった。 でも公美にはこのあと打ち上げとか反省会みたいなのが あるのかもしれないと思って、どうしようかと思った。 とりあえず公美のうちの近くのデニーズに行って お茶を飲みながら様子を見てみようと思った。 演奏が終わって1時間くらいしてからメールを入れてみると しばらく時間をおいて公美が返事をくれた。 「きてました?」 お茶でもしませんか?といったら、少し小雨が降っていたけど 公美はデニーズの下のセブンイレブンまできてくれたのだった。 ステージの上で輝いていた天使がぼくの前に降りてきてくれたのだった。 店の前の屋根のあるところで少し話をしていて ぼくは公美に「泊まっていってもいい??」 といいたかったけど怖くてなかなか言い出せなかった。 果たしてその後どうなったのかは、中編に続く。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-08 16:21
156 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:26:29 ID:L29vfSVb
2007年 03月 09日 公美のコンサートがあった日の晩の物語の続き。 公美のうちの近くのコンビニで公美と会ってとってもうれしかったが、 「泊めてくれない?」という一番言いたかったことは なかなか言い出せずにいた。 前回、一度別れた?という形になったこともあるので おつきあいが再会しているのかどうかよくわからなかったし そのことで関係がダメになるのがこわかったからだ。 でも雨は降りしきり、傘はなく、駅までは少し歩かないといけない。 公美の顔色を見ながらおそるおそる 「もしだめだったらいいんで、怒らないで聞いてほしいんだけど・・・」 と前置きしてから 「もしよかったら、今日、泊めてもらえないかなあ・・・」と 小さな声で聞いたみたのだった。 公美はちょっと考えて、まだ電車のある時間だったにもかかわらず 「それじゃあ、部屋ちょっと片付けてくるから10分くらいしたら来て」 と言ってくれたのだった。 ぼくはたまらなくうれしかったのだけど あまり大げさに喜んではいけないと思って 「わかった、じゃあ、何か買い物していくけどほしいものある?」 と言って、公美が先に帰るのを見送った。 コンビニでたくさん、公美が気に入りそうなものを選んで 10分ほどしてから行くと、公美は暖かく迎えてくれたのだった。 天使はぼくの前に舞い降りてくれて、天国への扉は開かれた。
157 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:27:42 ID:L29vfSVb
二人はとりあえずビールをあけて乾杯した。 ぼくが買っていったものは公美の好みにあっていたみたいで 「わぁ、私の好きなものばかり買ってきてくれた^^」と言ってくれた。 特に生ハムはうれしかったみたいだ。 おつまみのチーズやお菓子、ケーキなどを一緒に食べた。 公美はタンスをごそごそ探して とっても大きなトレーナーのようなものを出してくれた。 「これに着替えたらいいよ」 公美はそばにいられるだけで幸せなのに 次々やさしくしてくれて、夢のようだった。 今日の演奏のことをはじめとしていろいろな話をした。 公美はアルバムを出してきて昔の写真を見せてくれるのだった。 小学生のころの集合写真を見せられて 「どれがわたしか、当てて!」と公美は言うのだけど 難しくて、なかなか当たらないのだった。 でも高校のときの写真はさすがにわかって なかでもメールで話したこともあった沖縄の写真はすてきだった。 波打ち際でスカートのすそをまくりながら遊んでいる 公美の写真で、ホテルの建物がきっちりバックに入っていて すばらしくいい写真だった。 公美の無邪気なはじけるような笑顔の一瞬が切り取られているのだった。 あまりにもすてきなので「ねえ、ねえ、この写真、ぼくもほしい」 と言ったのだけど公美には一笑に付されてしまった。 ぼくと公美が東京ドームシティで撮った、 大事な記念写真も一緒に大切にされているのだった。
158 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:28:52 ID:L29vfSVb
やがて、そろそろ寝ようかということになって ぼくは前のこともあるから、 一緒に寝てくれることはないんじゃないかと思って じゅうたんの上で横になろうとしたら、 公美は「下で寝るの?」というのだった。 ぼくが「一応、遠慮して・・・」といったら 公美は「下で寝るのがよければそれでもいいけど・・・」 それで「いいの?上で一緒に寝て」 公美は「うん」 ベッドの中でいろいろな話をした。 寝物語、昔話全般。 公美は中学までがとても楽しかったらしくて 中学に戻りたいということを何度も行っていた。 勉強もできたしスポーツもかなり好きだったらしい。 外で遊ぶのが好きで釣りなんかもしたらしい。 特に中学時代パスケ部にスカウトされた話はちょっと自慢らしかった。
159 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:29:36 ID:L29vfSVb
音楽は中学から始めてうちにおじいさんの残してくれた 楽器がいろいろな種類あったので、 ひとつはじめてみたのがきっかけということだった。 ピアノやヴァイオリンなどはもっと小さいころからはじめないと 一流になるのはけっこう厳しいのだが、 クラリネットは比較的年齢がいってからはじめても大丈夫で 公美は中学のうちに吹奏楽の県の大会で早くも金賞などをとって 芸大の付属高校に進むことになったのだ。 高校は上野の芸大付属高校だったので、15歳の若さで実家を出て 大塚にある寮に入っての高校生活だったのだ。 公美はそこで初恋をして、初体験をしたことを語った。 公美の過去の恋愛を聞くと、ぼくの胸はきゅんと痛んだけど ぼくにも傷だらけの過去があるからお互いさまだし これから一緒になって幸せになっていけばいいと思えた。 高校から大学に入るとき、公美は付属高校からだったのに 1年浪人することになってしまったらしい。 これは公美にとってかなりショックなことだったようだ。 実家に帰って毎日10時間も練習したのだと言っていた。 苦労のかいがあって、東京芸大に無事入ることができて 最初の2年間は実家の茨城県笠間市から通ったのだそうだ。 家から友部駅まで両親が車で送ってくれて、 そこから上野までフレッシュひたち号に乗る日々が続いた。
160 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:30:37 ID:L29vfSVb
その一方で大学時代にはまた彼氏ができパチスロを教わって 公美もけっこうやるようになったりしたとのこと。 2軒ほど行きつけのスロット屋さんのことを教えてもらった。 そしてその彼と毎日のように学校帰りに日暮里界隈の ラブホテルに行ったのであの辺りにあるたくさんのホテルの けっこう多くを知っているという話もしていた。 (おかげで実家に帰るのは深夜12時近いこともあったけど そんなとき、2時くらいまで練習して、さらに翌朝5時おきして 登校したこともあったという。公美はがんばりやさんでもあるのだ) ぼくはちょっと意外だったけど、公美のまた知らなかった一面を知って (公美自身はそれらのことにちょっと引け目を感じてるようだったけど) ぼくからみるとそれも公美の個性だと思えた。 公美は決して遊びで恋愛するのじゃなくて そのときどきに真剣にまじめにおつきあいしてきたのだと思ったから。 また厳しい修行生活の中それぐらい遊びの部分もないと きっと息が詰まってしまうんだろうなあって思えた。 一緒にホテルにもパチスロにもいけたらいいな、って思った。
161 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:39:36 ID:L29vfSVb
そんな寝物語をしているうちに次第にHな話にもなってきた。 ぼくが「Hなおもちゃとか使ったことある?」と聞いたら 「1回だけあるけど、私はあまり気持ちよくなかった。 私は人間がしてくれるほうがいいみたい」と答えた。 以前に書いた「毎日自分でHなことをしてる」というのも このとき聞いた話だ。 ぼくは公美に「けっこうやりなれてる気がする」とか 「しげさんのは大きいから体にけっこう負担」とかいわれて けっこう複雑な気分だったのだった。 でもまた結婚の話をしてくれて 「結婚したあともちゃんと体でスキンシップもしていくような 夫婦生活がいいな」なんて話をして、うれしがらせてくれるのだった。 「寝るときはブラはつけるの?」と聞いたら 「さっき見てないときにはずした」っていうから 「ほんと?!いつのまに・・・」とかいいながら 胸元を服の上からなでてみると、たしかにしてなさそうで 「ほんとだ!すばやいなあ」とかいいつつ そのまま、布団の中に手を差し入れて 服の上からさするように胸をなでながら 公美のバストの感触を確かめてみた。
162 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:41:10 ID:L29vfSVb
「サイズ、何カップとかってどうなの?」ときくと 「Eカップだよ」という答えだった。 さすった手のひらが乳首のところを通るたびに 公美の体がぴくっと反応するのには気がついていたけど そしらぬ顔をして、 「そっかあEなんだ〜。そういうのって男の人が 服の上からみても意外にわからないものなんだよねえ」 なんて話をずっとしていた。 ぼくはたまらなくなって「ねえ、公美、しようよ」 といったけど公美は「うん」と言ってくれなかった。 「そうやって、Hな話したり、さわったりしてれば あたしがその気になると思ってるんでしょ?」公美は言った。 ぼくはその通りの下心だったけど、 公美は別にいやそうなそぶりをみせるわけでもないし 今更自分の気持ちのおさまりもつくわけなくて 胸の感触を楽しみ続けた。 ぴくっ、ぴくっと公美は反応した。 そうこうしていると公美はちょっと悩ましげな声で 「下着がよごれちゃうじゃない」といってくるのだった。 ぼくは「え?濡れてるの??」 といいながら、公美のパンティに手を差し入れてみると そこはもう十分に潤っているのだった。
163 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:42:04 ID:L29vfSVb
でも中まで指はいれないで、くみの下の形や われめの存在をたしかめるように指を這わせているようにした。 公美のあえぎ声は次第に大きくなってきて、 ときに腰をよじるように反応するのだった。 「ねえ、公美、やっぱりしようよ?」というと 公美は悲しそうな声で「うん」と言うのだった。 ぼくは気が変わらないうちにとあわてて下着を脱がせて、 コンドームを取り出した。 でもコンドームをつける手間が惜しかったので挿入はしないで、 公美のボタンをはずし胸にむしゃぶりついた。 舌で乳首を転がし、乳首が舌で押されるたびに、 ぴくっ、ぴくっと公美は反応するのだった。 下は入れないで、先で公美の膣口やクリのあたりを 押すようにするのだった。 刺激を与えるたびに少しづつ反応は大きくなっていき やがて公美は感極まって「ああっ」っと声を上げて 腰をえびぞりにのけぞり動くのだった。 ぼくは公美がイッたんだな、ってわかった。 くみは震えるように腰を動かし続けながら 声を絞るように「しげさん、入れて」と言った。 ぼくは装着してから、ゆっくり公美の中に入っていった。 公美との一体感を心から楽しんだ。 このぴったりな感じ、いるべき場所にいる感じ。 ステージの上で天使だった公美が今ぼくとひとつになっている! 公美の声にあわせて腰を動かしていると 自分もどんどん気持ちよくなっていき、最後には果てた。 公美とずっと抱き合って、余韻を楽しんでいた。
164 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:43:47 ID:L29vfSVb
どれぐらい時間がたっただろう。 二人の体は冷めてきて、公美は腕枕の中にいた。 そのときぼくは公美が悲しそうな顔をしていることに気がついた。 ぼくは嫌な予感がした。 「あたし、しげさんのこと、そんなに好きじゃないかも」 公美は言った。 「待ってよ。その話は今はやめよう」って言ったけど 公美はやめなかった。 「女ってどんなにHに夢中になっているようでも 心の中に醒めている部分があるのよ」と公美は続けた。 「たしかに、しようって言われたとき、うんっていったし、 実際して、体は感じていたかもしれないけど、 心はもうちょっと待ってほしかったのよ」 公美の情けない気持ちはなんとなくわかる気がした。 きっと欲望に流されてしまった、と後悔しているのだろうと思った。 その気持ちもわかるけど、わけるけど・・・ でもだからって嫌いといわれるのは悲しかった。
165 :
天使が降りてきた夜 中編 :2008/09/29(月) 13:44:52 ID:L29vfSVb
女の子が本当にセックスを求めていないときに 男性が求めてしまうと女の子は「体目当てなの?」 って気持ちになってしまうことは頭ではわかってはいたけど だからってしちゃってからそう言われるのは悲しかった。 ぼくは「公美。今はきっと疲れているんだよ。寝ようよ。」 というのが精一杯で公美を腕枕して、 もう片方の手で公美の髪をなでてそうしているうち 二人とも素っ裸のまま眠りに落ちていったのだった。 夜中、一度ぼくがトイレにいこうと起きたとき 公美は眠っているようだったけど、 ぼくが布団からでると気がついたみたいで「どこに行くの?」っていった。 公美は眠りが浅いみたいだった。 ぼくがベッドに戻ってくると公美は言った 「わたしも下着つけていい??」 朝、目を覚ましてみると公美はやはりおきているのだった。 少しは眠っていたはずだと思うけど、あまり眠れなかったのだと思った。 翌日の物語は後編に続く。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-09 07:41
166 :
天使が降りてきた夜 後編 :2008/09/29(月) 14:37:15 ID:+4R7jizg
2007年 03月 10日 天使が降りてきた夜の、翌朝の物語。 このシリーズの最終話になる。 翌朝、ぼくが目を覚ましたとき 時計を見るともう10時くらいだったように思う。 公美はいろいろ言いたいこともあったのだろうけど そのときはあまり言わず「お風呂に入ろうよ」と言ってお湯を沸かしてくれた。 公美のお部屋のお風呂場は初めてだったけど、 とってもきれいで一人暮らし用の部屋としてはわりと広めなのだった。 お風呂場のそばには洗濯機と乾燥機までちゃんと用意されていて 公美の裕福な感じがつたわってきた。 公美はまたとてもやさしくて、背中を流してくれるのだった。 ぼくも公美の髪を洗ってあげたかったけど 朝から髪の毛を濡らしてしまうと乾くまでが大変とのことだった。 でも公美が体を洗っているのを眺めて、幸せな気持ちだった。
167 :
天使が降りてきた夜 後編 :2008/09/29(月) 14:38:16 ID:+4R7jizg
お風呂から上がって、服を着て待っていると 公美もやってきて、出かける支度を始めるのだった。 新しい服を着て、髪の毛を整え、 ちょっとだけお化粧をして、最後にめがねをかける。 それまでお布団の中で一緒だった女の子の公美の顔から あっという間にきりっとしたレディの表情になって そのあまりの変身ぶりにとても驚かされたのだった。 ぼくは見違えてしまって、あらためて公美の多面的な魅力に 引き込まれてしまったのだった。 女の子にはそういう魔力があるんだと思った。 どこか近くでお食事しましょうよ、 と公美は言ってくれて二人で部屋をでた。 ちょうど部屋をでたときに、偶然、2つ隣の部屋の やはり芸大の女の子(もちろん互いに知っている)がでてきたところに 鉢合わせしてしまい公美はちょっと気まずそうな顔をした。
168 :
天使が降りてきた夜 後編 :2008/09/29(月) 14:39:26 ID:+4R7jizg
外は少し雨が残っていた。 マンションから出ると公美は上野までタクシーで行こうよ といってさっと手を上げてタクシーを呼ぶのだった。 ぼくはタクシーに乗るなんて滅多にないことだったし 上野駅までの距離でタクシーにのるとか考えもしなかったので、 (もちろん雨で、ぼくが傘をもってないということも あったからだとは思うけど) 公美はやっぱりお嬢様なんだとびっくりしまった。 それに公美は今日は私が払うからね、って言ってくれた。 びっくりしたけど、せっかくの好意に甘えて かわりにごはんはぼくがごちそうさせてもらうことにした。 結局上野広小路から御徒町方面に歩き、お店を探した。 公美が持っている傘を相合傘して歩いて、とてもうれしかった。 歩きなれたこの街を、最愛の人とひとつの傘の下で 歩ける幸せをかみ締めていた。 この街を歩いているどの女性よりも かわいい人を連れて歩いているというとても誇らしい気持ちになれた。 知り合いにばったりあったらいいのにと思うほどだった。 上野の街が自分たちだけの街になった気さえした。 大戸屋という定食屋さんに行った。 定食屋さんだけど、わりとこぎれいで、女性むけのメニューという 感じがするお店で、公美には珍しい印象のようだった。 公美はしょうが焼き定食が食べきれなくて 前と同じようにぼくにわけてくれるのだった。 食べ終わって、ほうじ茶をいただいていると 「ねえ、しげさん。こういうのはどう?」と公美が切り出した。
169 :
天使が降りてきた夜 後編 :2008/09/29(月) 14:40:40 ID:+4R7jizg
「私は音楽関係の仕事だから、土日が忙しいし 今はけっこう大事な時期だから、あまり時間がとれないの」 「しげさんもお仕事があるし、それに将棋もがんばっているんでしょう?」 「少しお互いのことをがんばることにしない?」 「しげさんが、将棋で日本一(アマチュア)になったら またお付き合いして一緒にデートしようよ。」 ぼくは離婚をしてからはずっとずっと一人ぼっちだったし ずーーーっと探し続けた公美と少しでも離れているのは嫌だったけど 公美の話を聞いて、その話もわからないでもなかったし ぼくに対する好意が消えたわけではないと思った。 別に公美は絶交を言い渡しているわけでもないし、 ぼくは足りない頭で考え、 公美の言い分もちゃんと聞かないといけないと思い、 素直にうなずくしかなかった。
170 :
天使が降りてきた夜 後編 :2008/09/29(月) 14:41:28 ID:+4R7jizg
食事のあと、大江戸線の上野御徒町駅のところでお別れになった。 ぼくは道場に行こうかどうか迷ったけど、疲れも残っていて とてもいい将棋がさせるようにも思えなかったので まだ昼くらいだったけど帰ることにしたのだ。 公美と別れて、地下鉄の階段の入り口のところから 去りゆく公美の傘をさした後ろ姿を見ていると 急にさびしさがこみ上げてきて、とても切ない気持ちになった。 しばらく動けなかったけど、別れるのが嫌で 公美が歩いていった方向に、思わず小走りで向かったのだけど 人通りの多い道のこと、もう公美の姿は見つからないのだった。 切なさと愛しさで胸が張り裂けそうだった。 好きで好きでたまらない気持ちを胸に 一夜の夢のような時間を思い出しながら 電車に揺られ家路についたのだった。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-10 06:49
171 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:36:05 ID:SXyuYVwq
2007年 03月 16日 どうしようもない精神的な圧迫感を感じる。 少し風邪っぽくて体調がイマイチなことも理由のひとつだろうけど なんかだるくて、疲れていて、このままでいいのか、という思いや どうしようもない、という絶望感や無力感、 誰も相談できる人がいない苦しさが胸をしめつける。 苦しい、と書いたが、すごい耐え難い直接的な苦しみというより じりじりせまってきて、押しつぶされるような圧迫感というか 強迫感というか、息苦しいような、おなかの中がもぞもぞするような 体が熱をもって熱いような、それでいて寒いような、ぞわぞわするような とにかく言葉にするのは難しいが不快な感じなのだ。 何かを食べてみたり、お風呂に入ってみたり ミントティーを入れてみたりするがダメで気分がすっきりしない。
172 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:37:00 ID:SXyuYVwq
公美のこと、なんとかならないだろうか? 何か解決方法はないのだろうか? 何とか話し合って折り合えないのだろうか? 誰か、助けてください。 本当に本当に苦しいんです。 公美とのこと解決してもう一回羽ばたきたい。 がんばって生きていきたい。 毎日、毎日、こんなに苦しんで耐えているのに どうして公美に思いが通じないんだろう。 公美・・・ぼくをもう許してよ。 そんなにぼくをいじめないで・・・痛めつけないで。 ただ、公美が好きなだけなんだ。 愛しているだけなんだ。 苦しめないで。 公美に会いたい。
173 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:38:12 ID:SXyuYVwq
近況を少し。 土曜日(10日)は地元の道場のトーナメントで優勝できた。 2枚落ちの下手相手に必死の粘りを出すことができた。 どんな小さい大会と言っても優勝するのは簡単ではない。 そういう意味でうれしかった。 週刊将棋を見たら、マンガに自分の将棋が載っていた。 以前所司先生に頼まれて、マンガ中にでてくる将棋の題材に ぴったりの棋譜はないかと頼まれて送ったものだった。 矢倉の将棋で、最初後手が有利になるが、熱戦の末 最後は香車が決め手になって先手が勝つというもので 該当しそうな将棋を探して数局棋譜を送ったうちの1局だ。 送ったまま音沙汰なかったのでどうなったのかと思っていたが ちゃんと使われていてうれしかった。 日曜日は公美の友達、栗本純子さんのサックスのコンサートに行った。 ドイツに行った際電話などでいろいろ話したし また主催している楽器会社のセルマージャパンの方にも栗本さんの 連絡先を教えてもらうなど親切にしてもらったので恩返しを兼ねて。 もちろん、公美がもしかしてくるかもしれない、 という淡い期待があったのこともある。 昼間は御徒町で2ヶ月ぶりくらいに将棋を指し夕方から渋谷に移動。 渋谷は去年の東急将棋祭り以来。 セルマーの店舗のビルの5Fにある小さなホール。 お客さんは20人ちょっと。
174 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:39:31 ID:SXyuYVwq
栗本さんとは電話やメールではけっこうやり取りがあって 写真も数枚見ていたけど、実際会うのははじめて。 上品なのに親しみやすく、暖かい感じ。 ちょっとぽっちゃりした丸い顔で、かわいらしいと思った。 どうしてクラシック音楽をやっている女の子は みんな魅力的なんだろう? 演奏もすばらしく、また伴奏のピアノの方の腕前はすごいと思った。 また、お客さんに栗本さん自身が曲紹介や、 エピソード紹介をしてアットホームで暖かい感じだった。 テレマン、メンデルスゾーン、ブラームス、シューマンなど5曲。 初めての曲が多かったが、楽しかった。 演奏後、お会いしてお話することができた。 名乗ったら覚えていてくれて 「くみちゃんがきていなくて、残念でしたね」と言ってくれた。 公美のもうひとりの友達、白子さんもいた。 奔放な公美のことだから、彼とも関係あったのかな?と 思ったりもするけど、考えても仕方ないとも思う。 さすがに突っ込んだ話もできないから、早々に立ち去った。 月曜日は朝、日曜日に録画されたNHK杯将棋の準決勝を観ていたら すばらしい好局で感動した。 窪田六段は人間的には難しいところもあるが 将棋は確かに強いし魅せるものがあると思った。 彼は自分の思いを将棋を通して表現できて素晴らしいと思った。 思わず、窪田六段のブログにコメントまでつけてしまった。 テンションが上がったので御徒町に出陣。
175 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:41:21 ID:SXyuYVwq
将棋をやっているうちに知花君がきて 食事をして一緒に帰り、彼はそのままうちに泊まっていった。 夜たくさんの将棋を並べて検討。 特に奨励会の知花君の将棋は終盤がおもしろかった。 若い知花君の相手をずっと続けるのは 精神的に肉体的にボロボロな今の自分にはしんどかった。 火曜も知花君は居続け、夜には福元君もきたりしたが、 二人が帰った後は疲れ果ててそのまま寝てしまった。 水曜は蒲田まで足を伸ばした。蒲田将棋クラブの水曜研。 3勝2敗で奨励会2級も倒したので表面的にはまあまあなのかも しれないけど、さほどでもない相手にやられたりもして 内容的にはあまりいい将棋がさせなかった。 まあまあの出だしでも疲れた気持ちでぽっきり折れてしまう。 将棋は気力も充実していないと勝ちきれない。 木曜は疲れて、昼寝した上に夜は早く寝てしまった。 いつも疲れていて、だるくて、精神的圧迫感があって本当に苦しい。 今、これを書いているときにライブドアのホリエモンこと 堀江貴文被告の事件の判決が出るニュースがあった。 懲役2年6月の実刑判決。
176 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:43:31 ID:5rQtUg5H
自分は有罪は予想していたが、実刑になるとは思わなかった。 彼の罪は刑法犯ではないし、それに虚偽記載があったとして お金を儲けようと思ってウソを書いたというだけのことが 刑務所に2年ほども入らないといけない罪なのか? 汚職の政治家とかでさえ、たいてい執行猶予がつくのに ありえない重さといわざるを得ない。 堀江被告にはぜひ控訴して戦ってほしい。 最近の裁判所は世間の厳罰化の世論に流されて 世間で嫌われ者になった人間には、不当に長い刑罰を出しすぎる。 口で言えば2年なんてあっという間だけど 実際はどれくらい長い年月か考えたことあるのだろうか? 拘束されてすごすと1週間ですら果てしなく長い。 警察や検察はじめ、弁護士、司法の関係者には 体験学習で数日〜1週間くらいの拘束生活をやるべきだと思う。 そうすれば自分たちが行っている 逮捕とか拘留とか懲役とかの重さが多少はわかるだろう。 そうすれば、むやみに長く被疑者を拘束しようという考えは あまり起きなくなるだろう。 偉そうに高い場所にいるつもりで、下のものを捕まえたり、 裁いたりする気持ちでいるものがいるから 冤罪だの不祥事だの、隠蔽などががしばしば起こる。
177 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:44:29 ID:5rQtUg5H
今の世の中の厳罰化の風潮は目に余る。 最近の人はちょっと何かあれば「すぐ死ね!」とか 「死んでも償いきれないこと」という。 実際裁判でも死刑判決、死刑囚の数は増える一方だ。 犯罪被害者の権利が擁護されるのも悪いことではないだろうが 人間というのはそもそも思いもよらないリスクを 常にもっているものなのだ。 常に病気で急死する可能性をもってるし、事故にあう可能性もある そして犯罪に巻き込まれる可能性もあるのだ。 生きるということはそもそもそういうものなので 何かに責任を押し付けたい気持ちはわかるが 10の被害に対して、10の罪とはならないはずだ。 目には目を、歯に歯を、は太古の話なのだ。 加害者がどんなに重い罪を受けたり、どんな償いをしたところで 被害者の許せない気持ちはかわらないだろうし そんなこととは別の観点から裁判は行われなくてはならないはずだ。 また加害者側にもなんらかの事情があることを考えれば 人一人殺した罪は1人の死刑よりは 必ず軽くなるはずのものであるべきと私は思っている。
178 :
苦しい(付記 ライブドア事件、判決の感想など) :2008/09/30(火) 11:45:32 ID:5rQtUg5H
今の厳罰化の傾向は、単に何かに責任をなすりつけたい、 個人、あるいは社会全体がうまくいかないイライラを 何かのせいにしたいという人間の原始的な衝動が世論を形成し (特にネットなどではそれが顕著だが無知で短絡的) その世論に、マスコミも裁判所も流されているのは明らかだ。 警官はどんどん増員され、 冤罪天国(既に痴漢事件などでは顕著らしい) おいこら巡査のいばり散らす戦前に逆戻りを皆は望んでるのだろうか? この傾向は社会全体の保守化、右傾化の傾向の一環で あらゆる面でそれがみられる。 教育基本法改正問題、防衛庁の省への格上げなど軍事力強化、 北朝鮮、中国問題への対応のあり方 日の丸君が代の強制化、憲法改正に向けた動き 他にも山ほどあるはずだ。 だいたい今の首相、安倍晋三なんかはコテコテのタカ派で こういう人物が総理になることに危うさを禁じえない。 歴史は繰り返す。 将来日本がまた戦争への道を歩むかもしれない。 それは前回の大戦がやはり国民全体の責任であったように 全ての国民の責任だと思う。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-16 11:56
179 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 12:41:55 ID:5rQtUg5H
2007年 03月 24日 今までに何度も書いたと思うけど、 2005年の誕生日はぼくにとって最高の誕生日となった。 誕生日の2月27日には都合が悪くて会えなかったけど 翌28日にすてきな一日をプレゼントしてくれたのだった。 前回の夢のような一夜のあと公美とは会えなかったけど メールはときどきしていた。 そして公美は「しげさんのこと好きにならないかもしれないけど・・・ 友達からもう一度ってことだったら・・・」 といいながらも誕生日にはちゃんと時間をとってくれたのだった。 電話でいろいろ誕生日プレゼントの話とかもしてくれて 「どんなものがいい??」って聞かれたから 「なんでもうれしいから、気持ちだけでいいよ〜」とは 言ってみたもののやっぱりちょっとしたものでも 心のこもったものをもらえたらうれしいなどと 内心は期待が膨らむのであった。 公美とはそれで話が膨らみ、公美のお部屋にあった anasuiの香水とかが海外に行ったお友達 (公美の友達には留学などで行く人が多い) からのプレゼントだとかそういう話を聞いたり、 ぼくの部屋に置くもので二人で一緒に座れる大きなクッション みたいなものはどうか?みたいな話をしたりしたのであった。 そんな話ができるだけでもぼくの心は幸せで満たされて行くのだった。
180 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 12:43:44 ID:5rQtUg5H
いよいよ当日、28日に公美は高校生のときから知っているという 大塚にある美容院まで行って髪の毛を切ってから、ぼくに会いにきてくれたのだった。 もっとも公美自身はそのきっと感じがイマイチでちょっと残念がっていたのだけど。 公美は夕方、船堀駅まできてくれた。 なんか、女の人を訪ねていくことが多かったぼくだから こうして公美が来てくれるっていうだけでもたまらなくうれしいのだ。 電車からおりて、駅の改札から姿を見せてくれる瞬間の喜び! 公美にわざわざきてもらったのは、 うちの近くのレストランに予約を入れていたからだけど 公美とはおうちの距離が近かったから、 行くのもきてもらうのもそんなに負担がなくて 今までそんなに近くの人とつきあうことが少なかったけど 近いって本当にいいなって思う。 会うと公美は「私ね、プレゼントを忘れたんじゃなくて 一緒に見ながらショッピングしたり選んだりしたくて わざと買ってこなかったの。お店に行こうよ」と言ってくれた。 ぼくは一応、遠慮したんだけど公美は 「大丈夫^^今日、昼間パチスロで勝ったしね!」と言ってくれ それでプレゼントをしてもらって かわりにごはんをご馳走すればいいかあと思って、 それならということで 自分は自分のお気に入りのスポットである 市川のコルトンプラザまで一緒に行くことにした。
181 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 12:45:07 ID:5rQtUg5H
車での道々、友達の彼氏が行徳に住んでいて このあたりに来たことあるとかそういう話をしてくれた。 公美は演奏の活動をしているということもあって いろいろな場所に行ったことがあるのだった。 道はちょっと混んでいたけどコルトンについてお店を見てまわった。 二人で楽器屋さんをみて、クラリネットや楽譜を眺めたり そんなこともしながら、プレゼントを探したいった。 自分は公美が何を買ってくれるのか、 どの程度の予算を考えているのかわからなかったし せいぜい2〜3千円で収まるものがいいかなあなんて 漠然と思ったりしていたのだった。 公美は洋服屋さんを中心に見て回ってくれて 「しげさんにちゃんとした服を選んであげたいな」って 言ってくれたのだった。 自分はいつも貧乏臭いものしかきてないことを 公美はちゃんと見抜いて考えてくれていたんだなあって 恥ずかしいやらうれしいやらで 公美と結婚したら、きっと素敵なセンスのものを選んで ぼくに着せてくれるのかなあなんて、将来を願ったのだった。
182 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 12:46:43 ID:5rQtUg5H
公美はぼくが今までまるで行ったことのないような ちょっと高めのお店を何軒も見て回ってくれた。 気になるのがあると「こんなのどうかな?」ってとって 試着を勧めてくれるのだった。 革ジャンをいくつか試着するときには、 次々と着替えるのを手伝って袖を通してくれたりして 今まで女の子にこんなふうにやさしくされたことがなかったので 「ああ、こんなにやさしい人が世の中にいるんだ」と またも感動するのだった。 いくつもいくつもお店を見て回って幸せな気持ちだった。 女の子と一緒のショッピングは退屈なものだと思っていたけど 公美と一緒ならこんなにも楽しいのだと思った。 3月24日の公美のお誕生日には、今度は公美のプレゼントの お洋服やアクセサリーなんかを一緒に買いにいけたら どんなに楽しいだろうと思った。 公美が一番気に入った一番すてきなものを買ってあげたいと思った。 自分は専門店は高いからと思って ダイエーのほうにある安いものをみたりもしたのだけど 公美はやっぱり高いお店のもののほうがいいと思ったらしく 結局1万5千円もする革ジャンを選んでくれたのだった。 「それに一緒に合うシャツも買おうよ」と言ってくれて 麻の繊維で織られたしっかりした仕立ての美しい白のシャツを 選んでくれたのだった。
183 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 12:48:22 ID:5rQtUg5H
こんなにいいものを買ってこらったことなんてなくて(しかも一緒に楽しく選びながら) 本当にいいのかと半信半疑だった。 でも公美の高級そうなお財布から1万円札が2枚でて 何事もなくお買い上げ、となった。 こんなかわいくて大好きな人に買ってもらって お店の人とかにもなんか誇らしい気持ちだったのだ。 「こんなすてきなもの、本当にありがとう」とお礼をいって 「でも本当にいいの?ぼくも出そうか?」というと 公美は全然上機嫌で「喜んでくれて、うれしいよ^^。 その代わりばんごはんはゴチしてもらうからね^^」って言ってくれて ぼくは「もちろんだよ^^」と答えたのだった。 帰りの道すがら公美は鼻歌まで歌っていてくれて 公美が一緒の楽しんでくれていることがわかってうれしかった。 ぼくが何の曲だろう?!と思った耳をそばだてるとそれに気がついて 「そんなに聞かれたら恥ずかしいじゃない!」 って言うのもまたかわいいのだった。 公美は当時流行のミーシャの曲を歌っていたのだった。 普通といえば普通なんだけど、 ぼくはクラシックの曲なのかな?!なんて思っていたので なんとなくおかしく(funny)思ったのだった。
184 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 13:03:55 ID:5rQtUg5H
コルトンから車で15分ほどレッドロブスターという シーフードのファミレスに行った。 このお店はファミレスと行ってもちょっと高級な感じだし それに誕生日にはささやかなイベントをしてくれるのだった。 誕生日のケーキを出してくれて、キャンドルサービス、そして記念撮影をしてくれる。 ベタといえばベタなんだけど、大好きな彼女とそんなベタな 誕生日を一度すごしてみたいと思っていたのだ。 ささやかな夢だけど、かなってとてもうれしかった。 ケーキにはチョコレートで名前を入れてくれるのだけど 自分の名前をいれてもらっても仕方ないので 公美の誕生日も近いので公美の名前をいれてもらって その前で店員さんが二人の記念写真を撮ってくれた。 お料理も二人だから二人のコースで頼んで取り分けたのだった。 とってもおいしい上に公美がパエリアを取り分けてくれて、それがまたうれしいのだった。 こうして二人の幸せな夜は更けていって お店をでたのはそろそろ10時になろうかという時間だった。 そしてぼくは公美をおうちまで送っていった。
185 :
二人の幸せな誕生日パーティ :2008/09/30(火) 13:04:59 ID:5rQtUg5H
ぼくは公美の好意が冷めてないことを実感できたし 本当はうちに上がりたかったり、キスしたい気持ちがあったけど 前回までのことを考えてその日はみんな我慢した。 公美に感謝の気持ちをたくさん伝えて、 公美のおうちの近くの駐車場できれいに別れたのだった。 帰り道、ぼくは幸せでいっぱいだった。 さっき撮ってくれた写真をあらためて眺めてみた。 記念のケースに店員さんが手書きで「おめでとう」を入れて 二人が仲よさそうに並んでいた。 公美が居てくれるだけでこんな幸せがあるのだと思って うれしくてたまらないのだった。 本当に公美、様、様、だと思った。 一生かけて愛していきたいぼくの大切な姫君だと改めて思ったのであった。 二人の素敵な誕生日の日の大切な記憶と記録を 公美の誕生日である3月24日に残す。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-24 10:00
186 :
二人の幸せな誕生日パーティの様子 :2008/09/30(火) 13:06:39 ID:5rQtUg5H
187 :
意外に落ち着いた気持ちで、この日を迎えて :2008/09/30(火) 13:40:32 ID:5rQtUg5H
2007年 03月 24日 今日、これから公美に会いに行こうと思う。 このところずっと将棋の調子が悪いとか 昨日も明け方5時近くに寝たのに 結局朝9時くらいに公美に会えないという夢を見て 目が覚めてしまったということはあるけど 今は意外に落ち着いた気分でいる。 近づくまではずっと悩み続けて苦しい日々だったけど 1、2日くらい前から少し気持ちが落ち着いてきた。 少しでもと思って、毎日10時間くらい将棋をやっていた。 いざとなるといろいろ思っていたことはできなくて 結局将棋ばかりやってしまう自分がいる。 世俗のあらゆることがわずらわしくて ひたすら将棋に没頭しているときが幸せだ。 この日記も中途半端で終わってしまったし 将棋も明日は大事な大会があるし 図書館で借りた本も読みきれなかったとか、 部屋がぐちゃぐちゃだったり 娘にも元嫁にも会いに行くことができなかったり 公美への誕生日プレゼントも買ってないし (本当は一緒に指環を買いに行きたかった) 遣り残したことはいっぱいあるのだけど、 それもまた運命かなと思ったりする。
188 :
意外に落ち着いた気持ちで、この日を迎えて :2008/09/30(火) 13:41:31 ID:5rQtUg5H
それでも昨日、研究会で先生にもあいさつできたし 夜はネットでマイミーオと将棋がたくさん指せてよかった。 10番勝負をして、8勝2敗。 1局駒がぶつかってすぐ時間切れをしたのが痛かったけど 毎局違う戦形をを指して楽しかった。 チャットで今の気持ちを話したかったけど、やめた。 公美との誕生日の話をさっき書き終えて 今、公美への愛がとっても高まっている。 やさしい公美をとっても愛している。 もしせめて話す手段でもあれば、と思うけど 何もないし、何一つ、誰一人助けがない状況では 自分で彼女を訪ねていくしか方法がない。 経済的な事情からも、もう状況の好転を待つ余裕もない。 自分の体やエネルギーも限界が近いように思う。 ただ公美を愛している。 それだけ。 どうやらもう行かなくちゃならない時間がきたみたいだ。 さようなら。 ▲ # by shigeshogi | 2007-03-24 12:11
189 :
<注> :2008/09/30(火) 14:21:09 ID:5rQtUg5H
これより9ヶ月の間、しげさんのブログは途絶えます。 その間に一体何があったのか? 再開は一気に飛んで、2008年1月の事となります。
190 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 14:39:45 ID:5zprjVUq
この空白期間に何をしでかしていたんだろう…
191 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 15:40:00 ID:EX7d2zHT
\15,000の革ジャンって… 漁師のオサーンが着ているいるようなやすか
192 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:19:36 ID:jP9cNll7
193 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:21:01 ID:jP9cNll7
43 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/10(土) 10:11:36 ID:GNWWlbBl 二年間ストーカーを続け、たまらずドイツに避難しましたとさ 44 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/10(土) 20:37:36 ID:IKfpmu7A 2月14日にドイツで何かが起こる。 何が起こるかは、たいして期待せずに待て!! 45 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/10(土) 23:42:13 ID:BdZ8v/q3 ## shige.y 四段 R2243 toko R 対局 (vs @X) 46 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 08:45:58 ID:B/Dh0coY しげに負けるあたり、@Xは女流に確定だな 47 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 08:52:55 ID:cVOXBd4u Xに勝ったsigGeって奴、プロが退室してからもずっとchat解除になるまで居残って賞賛の声を浴びせられるのを待ってやんのwwwww 内容が良くて勝ったのなら浴びせるが、あんなグダグダ感たっぷりで、攻めるチャンスも幾度とあったのに、相手がプロという事で萎縮して完全守備一辺倒。 内容は完全プロ寄りとみんな分かってるから誰も「おめ」すら言われねーんだよカスwwwwwww 結局数分後、何一つ言われないで退室していくs1Geの姿がw 48 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:06:12 ID:TiMrgT5T 相手の迷惑を考えないストーカーあげ
194 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:22:30 ID:jP9cNll7
55 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/13(火) 18:25:55 ID:63aDcMcp 誰かドイツで悲劇が起きる前に通報してやれ 56 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 10:06:10 ID:97MeLqeB 通報しますた 57 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 22:06:48 ID:R52EVL0e その後シゲキの姿を見たものはいない・・・・・・・・ 58 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/15(木) 09:57:34 ID:oPWiNzxY そして逮捕へ 59 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/16(金) 07:17:09 ID:PttfdPqP 恥ずかしい文章だな 60 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 02:47:07 ID:G/H1sLIS ドイツ行ったんか 61 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 02:57:24 ID:YK0p8maz mixiにもログインしてないな。 本当にドイツ行ったんか 62 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 05:28:33 ID:3a5npXPy 刺激は最低な好意だな 63 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 09:37:39 ID:oPOhwBa4 24にも14日以後は姿を見せてないな 64 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 12:35:24 ID:JaTiRjhx 海外で邦人男女二人死亡のニュースが飛び込んできた!
195 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:36:05 ID:jP9cNll7
ほかにもまだあったので、以下に貼り付けます
196 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:37:06 ID:jP9cNll7
591 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/05/15(火) 13:41:53 ID:0NmxZPCh]
どしたどした?
それよりブログのヒントくれよ
検索用のキーワードとか
昔のブログは知ってたけど
592 名前:名無し名人 [2007/05/15(火) 13:47:27 ID:pfUu1T6x]
飯塚公美
593 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/05/15(火) 22:53:28 ID:qVt1hMTi]
あのブログやめたんじゃなかったの?
594 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/05/16(水) 13:30:33 ID:J4i05niz]
現在は非公開
595 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/05/17(木) 22:13:26 ID:JmLlsk42]
非公開ってことは続けてるの?
非公開の方が内容エグそうw
誰に公開してるのかってのも気になるが・・
【復活】将棋界のブラックネタ
http://mobile.seisyun.net/cgi/read.cgi/game12/game12_bgame_1163687422
197 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:37:59 ID:jP9cNll7
まだまだあるので以下にさらに貼り付けます
198 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:40:50 ID:jP9cNll7
559 名前:名無し名人 [2007/04/11(水) 12:49:35 ID:laL8xudL] ジェンカで知り合いましたお友達のみなさまに (もうほとんどいませんが) お別れのご挨拶としてジェンカ最後のブログを書きました。 皆様の末永い幸せを祈っております。 560 名前:名無し名人 [2007/04/11(水) 13:14:21 ID:hnLQaCPw] キモいのを載せるな 561 名前:名無し名人 [2007/04/11(水) 13:53:55 ID:5FIQbqBs] エロブロガーY茂樹くん? 562 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/11(水) 14:12:41 ID:kj9TwBKo] 刺激的だな 563 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/11(水) 22:33:39 ID:wC+/qwSu] 某六段ブログに「長政」というハンドルで書き込みをしてるね>3月に 最初は本名でカキコしたが、「某六段」が配慮してハンドルに変えた 564 名前:名無し名人 [2007/04/13(金) 10:37:58 ID:QXHeEMrs] 山田長政か 568 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/13(金) 11:11:27 ID:FjM4Ah1+] あーあのSNSで女漁りまくり二回離婚して係争中で とか書き込んでたブサイクキモオヤジのことか 怖いよなあ待ってるとか言われてもwww
199 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:42:47 ID:jP9cNll7
569 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/13(金) 11:44:01 ID:JcSyIBGe] アレが消えたせいか、○○○○さんがやせて綺麗になったように 見える>○○係やってる映像最近よくみるけど 目の錯覚か 570 名前:名無し名人 [2007/04/13(金) 13:23:38 ID:t2a0/vwW] しかし犯罪まがいの事を平然としながら どの面さげて将棋関係の所に顔を出せるかねぇ 571 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/13(金) 13:56:08 ID:FjM4Ah1+] あんなのと離婚した女はともかく娘が気の毒だ オヤジがあんな変質者だと知ったらショックだろうな 当の本人はまるで反省もなく今度はドイツへストーカーの旅かよw 572 名前:名無し名人 [2007/04/13(金) 14:25:07 ID:O3WoR13N] 変質者あげ 573 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/14(土) 05:50:40 ID:F29Yabht] おまいら面白そうな話してるな が誰のことを言ってるのか俺にはさっぱり分からんw 574 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/14(土) 08:14:49 ID:ox4Awtmc] わからないほうがいい
200 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:44:32 ID:jP9cNll7
575 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/04/14(土) 11:48:03 ID:H9YMeKPL]
>>573 ヒント
東京在住32歳男性。今まで書いたメールは数万通。
ネットを通して100人以上の女性としりあってきました。
東京のすぐそばに生まれ、メル友に導かれるままに大学時代を沖縄ですごし、ネットでの出会いを中心に恋愛、結婚をしました。
バツイチで現在独身。
別々の女性との間に娘が2人います。
趣味は将棋、旅行、ドライブ、カラオケ、クラシック音楽など。
将棋は県代表複数回、関東優勝の経歴があり、ネットでの出会いと並んで人生の大きな一角を占めています。
591 名前:名無し名人 mailto:sage [2007/05/15(火) 13:41:53 ID:0NmxZPCh]
どしたどした?
それよりブログのヒントくれよ
検索用のキーワードとか
昔のブログは知ってたけど
592 名前:名無し名人 [2007/05/15(火) 13:47:27 ID:pfUu1T6x]
飯塚公美
201 :
異邦人さん :2008/09/30(火) 22:46:57 ID:jP9cNll7
というわけで・・・ 山田のブログが将棋板で何かと話題になって(お祭り状態?) それで山田はブログを非公開にしていくらかの記事を削除したということみたいです ブログを非公開にしているうちにブログが忘れ去られてしまって、 それから事件が起こって再びこのブログのことがピックアップされたということだと思います 非公開にして誰にこのブログを見せていたのか分かりませんけどね・・・
202 :
異邦人さん :2008/10/01(水) 02:31:08 ID:rknRhfve
>これより9ヶ月の間、しげさんのブログは途絶えます。 >その間に一体何があったのか? >この空白期間に何をしでかしていたんだろう… 幸せなときはブログに何も書く意欲は起こらないんだよ。 絶望して不幸せの真っ只中のときに執筆意欲が沸いてくる。
203 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 11:58:52 ID:ZUjL0vM9
2008年 01月 01日
私の手元に残っている3668局の私の棋譜の中から
一番よかったと思う5局を選んでみた。
弱いなりに、たいした才能もないわりには、
まあがんばってきたほうじゃないかと思う。
仕事をしながら、大好きな人と暮らして、
これからはぼちぼちと楽しみながら
将棋を続けていければいいと思っていた。
私を応援してくれた地域の将棋界にも
恩返ししたい気持ちもあった。
しかしついに願いは果たされず、
かえって迷惑をかけることになってしまいそうだ。
私は、将棋も女も地域も家族も友達も、
実は誰も愛してなくて
だから誰からも愛されなかったのかもしれない。
それでも、私は私なりに一生懸命がんばって生きてきた。
いつも苦しみながらがんばってきた。
その記録を何かに残したかった。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200808/07/72/e0021572_10193598.jpg 尊敬する加藤一二三先生と。田中誠氏撮影。
204 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:00:56 ID:ZUjL0vM9
開始日時:1996/07/28(日) 棋戦:アマ名人戦沖縄県大会決勝 戦型:相居飛車力戦型 先手:権藤敏夫 五段 後手:山田茂樹 四段 ▲76歩 △84歩 ▲68銀 △85歩 ▲77銀 △34歩 ▲56歩 △54歩 ▲48銀 △62銀 ▲57銀 △53銀 ▲46銀 △42銀上▲58飛 △64銀 ▲78金 △52金右▲96歩 △53銀上▲26歩 △32金 ▲25歩 △41玉 ▲28飛 △44銀 ▲66銀 △74歩 ▲24歩 △同歩 ▲同飛 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲28飛 △23歩 ▲87歩 △82飛 ▲69玉 △94歩 ▲36歩 △14歩 ▲37桂 △73桂 ▲79角 △65桂 ▲35歩 △55歩 ▲24歩 △同歩 ▲65銀 △同銀 ▲36桂 △23銀 ▲34歩 △56歩 ▲35銀 △同銀 ▲同角 △99角成▲53歩 △42金右▲24桂 △同銀 ▲同角 △27歩 ▲同飛 △23香 ▲42角成△同玉 ▲52金 △31玉 ▲24歩 △89馬 ▲23歩成△78馬 ▲59玉 △77馬 ▲48玉 △36桂 ▲38玉 △28金 ▲同飛 △同桂成▲同玉 △27歩 ▲同玉 △15桂 ▲16玉 △27角 ▲25玉 △36銀 ▲26玉 △44馬 ▲35桂 △25歩 ▲同桂 △35馬 ▲同玉 △45飛 まで100手で後手の勝ち はじめて県代表になった1局。 ▲87香とかひどい手。 このころ、自分は弱かったけれども若かったから 勝ちを拾うことができた。 最後の詰みを読めてからは緊張で指がふるえてしまって うまく着手することが難しかった。
205 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:01:48 ID:ZUjL0vM9
開始日時:2000/01/07(金) 棋戦:北習志野F研 戦型:△横歩取り3三桂戦法 先手:山田茂樹五段 後手:渡辺明奨励会三段 ▲76歩 △34歩 ▲26歩 △84歩 ▲25歩 △85歩 ▲78金 △32金 ▲24歩 △同歩 ▲同飛 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲34飛 △33桂 *当時名人戦でこの戦法が指され、注目されていた。 ▲58玉 △62玉 ▲16歩 △72玉 ▲36飛 △42銀 ▲15歩 *わりと最新の対策。 △62金 ▲38金 △82銀 ▲48銀 △84飛 ▲96歩 △94歩 ▲77桂 △24飛 ▲27歩 △84歩 ▲75歩 △83銀 ▲76飛 △54歩 ▲68銀 △53銀 ▲36歩 △42金 *先に4四銀だったとの感想。 ▲35歩 △44銀 ▲36飛 *ちょっと好手。 △45銀 ▲16飛 *序盤で指した15歩を生かしている。 *後手は4五銀で飛車を追ったが、 *次に▲3七桂で銀が死ぬので受けが必要になっている。 △55歩 ▲37桂 △54銀 ▲26飛 *好手。後手はバランスが悪く、飛車交換はできない。 △25歩 ▲36飛 △45桂 *桂頭攻めを見せられて動かざるを得ない。 ▲16飛 *これまた好手。▲4五同桂では△同銀が飛車あたりに *なるのを事前に避けで桂交換して▲3四桂を狙っている。 △52金左▲97角 △26歩 *これからの一連の指し手はジリ貧を嫌った後手の決戦策。 ▲同歩 △37桂成▲同金 △56歩 ▲同歩 △95歩 *狙いの勝負手。
206 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:02:22 ID:ZUjL0vM9
▲34桂 *この手を指した直後、対局中にでも渡辺君が笑い出したのはびっくりした。たしかに一見筋悪でなさそうな手だが・・・おおポカをやらかしたと思ったか?! *自分「そんなにおかしい?」渡辺「(笑)いや、失礼しました」 △44角 *△3三角だったとの渡辺君の感想。 ▲74歩 △同歩 ▲31角成△96歩 *これで、一見後手がうまく端を攻めて勝負形に持ち込んだようだが・・・ ▲25歩 *狙いの一着。 △同飛 ▲26金 △24桂 *△2四飛▲2五歩△2三飛だと▲3二馬で飛車が死んでしまう。後手玉は7三歩の叩きがあるので飛車に弱い。 *桂を使うのはつらいが飛車の取り合いに持ち込む勝負手。 ▲25金 △16桂 ▲42桂成 *▲3四桂もここで使えて一人前になった。 *数手前の△4四角で3三角だったら、この攻めはなかった。 * △29飛 ▲34金 △28桂成▲73歩 *手筋だが。「ありがたかった」との渡辺君の感想。 △82玉 ▲52成桂△38成桂▲59銀右△49飛成▲57玉 *予定は▲6九玉だったが、それは△4八成桂で大変。 *地味ながら好手と思う。 △77角成▲同金 △65桂 ▲66玉 △52金 ▲61角 *決め手。後手は受けなし。 △73桂 ▲83角成△同玉 ▲81飛 △82桂 ▲91飛成 *会心の1局となった。私の一番良かった時期の1局。 まで99手で先手の勝ち
207 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:03:09 ID:ZUjL0vM9
渡辺竜王は当時奨励会三段で、 この将棋のときにやっていた三段リーグを抜けて四段になった。 生真面目な宮田五段とかと違って、性格的に相手が格下だと その相手なりの将棋を指してしまうことが多いせいか、 けっこう勝たせてもらった。 この将棋を勝ったときに、研究会の成績が5連勝で 単独トップになり、観戦していた堀尾三段が 「山田さんが単独トップだ!」と叫んだのをよく覚えてる。 その後の3人の人生は三様で、 渡辺君のあまりにめぐまれた人生と (もちろんそれを支える努力はもちろんあっただろうし 彼なりの苦労や苦しみももちろんあっただろう。 しかし他の2人も同じように努力し苦しんでいるのだ。 もちろん、私も、私なりに苦しみがんばってきた) 宮田君の病気などの運命、堀尾君の苦しい生活と退会という運命 を考えると、運なのか、才能なのか、わからないが いつも世の中の不条理を感じてしまう。
208 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:08:59 ID:/fzu13Fz
開始日時:2000/03/26(日) 棋戦:レーティング選手権関東大会 戦型:△四間飛車対▲棒銀 先手:山田茂樹五段 後手:矢橋 修五段 *矢橋さんとは初手合い。もともと有名な強豪だったがこの対局の数ヶ月後に支部名人になった。四間飛車党、大山流の受け将棋、元奨励会などということはしっていた。 ▲76歩 △34歩 ▲26歩 △44歩 ▲48銀 △42飛 ▲68玉 △62玉 ▲78玉 △72銀 ▲56歩 △71玉 ▲58金右△32銀 ▲96歩 △94歩 ▲25歩 △33角 ▲68銀 △82玉 ▲36歩 △52金左▲57銀左△43銀 ▲68金直△54歩 ▲46歩 △12香 ▲37銀 *4五歩早仕掛けを誘われた意味もあるが、本局は棒銀にかけようと思っていた。 △32飛 *ここからの数手は一手前に受け、仕掛けを封じる大山流。 ▲26銀 △42角 ▲24歩 *それでもしかける。ここで▲3八飛では△5三角〜△4二金と組まれて作戦負けになる。 △同角 ▲45歩 △33角 *△4五同歩は▲1一角成△3三角▲同馬△同桂▲3七銀(△2二飛なら▲1一角あり)で居飛車指せる。 ▲44歩 △同銀 ▲25銀 *難しいところでわからなかったが、大きな勝負なので前に出ることを重視した。 △53銀 ▲66歩 △42飛 ▲46歩 △43金 ▲37桂 △15角 ▲48金 △22飛 ▲65歩 △33角 ▲45桂 △88角成▲同玉 △42銀 *桂取りを見せている。△4四銀は▲1一角から角を切られるのを嫌った。 ▲11角 △31銀 *長考されての着手。△3二飛は▲1六銀もしくは▲1四銀!で大変とみたか。数手後の△3二角を視野に入れての銀引きと思われる。 ▲22角成△同銀 ▲77桂 *▲3二飛は△4四角以下捕獲されてしまう。 △32角 *いかにも矢橋さんらしい手。こちらからの▲3二飛を受けた。ノータイムの着手。桂とりを見せて急がせている。 ▲35歩 △同歩 ▲38飛 △44歩 ▲35飛 △33歩 ▲同桂成△同桂 ▲34銀 △同金 ▲同飛 △55歩 *急所の一着。
209 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:10:04 ID:/fzu13Fz
▲44飛 *▲5五同歩が冷静だったかも。ただ▲同歩△8四桂▲6七金△7六桂!(同金6七角)が気になった。 △56歩 ▲同銀 △26角 ▲42飛成△41銀 ▲32龍 △同銀 ▲37歩 *2六角は遊び駒とは言えず、居飛車やや苦戦かもしれない。 △59飛 ▲34角 △19飛成▲64歩 *急所の一着。 △同歩 ▲63歩 △43歩 ▲62金 △66香 ▲58金左 *受けの勝負手。底歩を見せて攻めをあせらせる。底歩が打てると急に安全になる形。 △69龍 *底歩を嫌ったが疑問。△8四桂なら▲5九歩としても△7六桂▲7八玉とできない(△6二金がある)ので端に追われることになり自信なかった。 ▲61金 △同銀 ▲79金 *この金が受けられて、急に自信がでてきた。龍が逃げてくれれば、▲4二飛で勝てる。
210 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:10:31 ID:/fzu13Fz
△44角 *きわどいきかし。強く龍を取る手もあったか?しかし逃げてもらって、▲4二飛を目指すのが正着だろう。 ▲55歩 △42桂 *勝負手第2弾。角取りとともに△4二飛を消している。角を逃げていると、龍を逃げられて、その後角が目標になる。 ▲69金 △同香成▲78玉 *▲1六角は△1七角成で無意味。角を取られたあとの△7九角を消し、すぐ△4二飛を打てるようにした。 △57歩 *うまいきかし。これを打たれたときはまずいと思った。 ▲同金右△79金 ▲67玉 △34桂 ▲42飛 △52歩 ▲32飛成△78角 ▲66玉 △87角成▲41龍 △78金 ▲67金寄 *この手でなんとか受かっているようだ。 △71金 ▲51飛 *勝ちを見きった手。先手玉は飛車を渡しても寄らないので二枚替えできる。 △77金 *これをうっかり取ると大変なことになる。 ▲61飛成△同金 ▲同龍 △54桂 ▲57玉 △67金 ▲同銀 *飛車の王手を嫌った。 △71金 ▲52龍 △72飛 ▲54龍 *大勢決す。 △35角 ▲34龍 △17角成▲84歩 *急所の寄せで受けなし。 △74歩 ▲64龍 △86馬 ▲75桂 まで137手で先手の勝ち 関東に戻って初代表になったときの将棋。
211 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:11:16 ID:/fzu13Fz
開始日時:2000/05/20(土) 持ち時間:45分60秒 棋戦:関東朝日名人戦決勝 戦型:▲雁木対△急戦矢倉 先手:菊田裕司六段 後手:山田茂樹四段 ▲76歩 *菊田さんは、アマチュア史上最高の実績をあげた方のひとり。京大時代はアマチュア三冠王になったり数々の輝かしい棋歴を持つ。 △84歩 *私はスケールの大きな指し手、鋭い踏み込み、鮮やかで美しい収束を見せる菊田さんの将棋をアマ棋士の中でも一番に近く尊敬していたので、この舞台で十分な持ち時間でさせることは本当にうれしかった。 ▲68銀 *菊田さんは比較的オールラウンドな戦法を指すが、矢倉と四間飛車が多い。 △34歩 ▲66歩 △62銀 ▲56歩 △54歩 ▲48銀 △42銀 ▲58金右 △32金 ▲78金 △41玉 ▲69玉 △52金 ▲36歩 *変化。相手を格下と見たか?もっとも菊田さんは大局観がよいので変わった将棋も得意。 △33銀 ▲57銀右△85歩 ▲67銀 *雁木作戦。 △64歩 ▲77角 △74歩 ▲26歩 △63銀 ▲46歩 △94歩 ▲96歩 △73桂 ▲59角 *やや不安な手。あえて誘った感じもある。 △44銀 *機敏。▲5九角を積極的にとがめにいく。5〜6筋で戦いになれば角がそれたのが損な手になる。 ▲25歩 △55歩 ▲24歩 *▲5五同歩は△6五歩で▲同歩△同桂で5筋にも歩がきくのが厳しく一方的に攻められる。 △同歩 ▲同飛 △23歩 ▲28飛 △65歩 *力をためて当然。すぐに取り込んで銀をぶつけても雁木の中央の厚みが生きる。
212 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:14:25 ID:/fzu13Fz
▲77角 *後手十分。言い分が通った。 △64銀 *好手。のちに出てくるが△7五歩からの角頭攻めも見ているので6筋が良い。先手からは5筋6筋の両方とも取ることができないので苦しい。 ▲37桂 △31玉 *良い落ち着き。先手から手がないことを見越している。▲4五歩は△5三銀でのちに桂頭を狙われたり、△5五角が3七角成を見せることになるので突きにくい。 ▲45桂 *駒を使って、相手のミスを待つ。キャンセル待ちの手。 △42金右▲79玉 △14歩 ▲24歩 *端を受けるべきだったかも。 △同歩 ▲同飛 △23歩 ▲27飛 *菊田の大局観。先を見越してる。 △15歩 *素晴らしい落ち着き。 ▲68金右△84飛 *次は△7五歩▲同歩△同銀を見ており、攻撃準備完了の一手。 ▲55歩 *一方的に攻められてはたまらないと、やむない決戦策。 △同銀左▲35歩 *菊田さんらしい才能ある手。△4四歩を誘っている。 △44歩 ▲56歩 *ノータイム。一連の読み筋。 △66銀 ▲同銀右△同歩 ▲同角 *これが飛車取りなのが自慢。 △75歩 ▲53銀 *ノータイム。菊田さんはおそらくこの手まで読んでいて、勝負に出たと思われる。 △同銀なら(△同金でも似たような変化)▲同桂成△同金▲7五角が間接王手飛車のようになって後手壊滅。 また△4五歩も▲2二角成△同金(△同玉は▲6四銀成から王手飛車)▲6四銀成△同飛▲7五角くらいで、壁金が痛く後手負け。 *ここ数手の先手の指し手のすごさにはうなった。 △65歩 *唯一のしのぎ。角を逃げてくれれば、5三を清算して後手勝ち。
213 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 12:16:31 ID:/fzu13Fz
▲42銀成△同玉 ▲88角 △66歩 *打ったばかりの歩を着く逆モーションの絶妙手。生涯最高の手かも。 *△4五歩と指すと▲2二角成△同金▲5四金と指されて桂得ながら固い玉から一方的に攻められ、危うい。▲5四金は放置すれば▲6四金〜5五角だし、△5三銀打と受けても▲同金で取る駒なし。(5五角か3一角あり) ▲同角 △65銀打▲88角 △66歩 *難しいところだが、角筋を止めて桂をはずすという一環した狙い。 ▲同銀 △76銀 *次に桂をはずせば必勝。 ▲65歩 *これも難しい手。△同桂も普通だったか。△同桂▲7七歩は△8七銀成があるので無効。 △同桂なら▲同銀として△同銀引になる(同銀上がるは▲5三金〜▲2四歩〜▲3六桂で受けにくし) ので先手は攻めに専念できるし、そこで▲3三桂打のようなミラクルな手を狙っていたのかも。 △45歩 *不退転の決意の一手。ここで1時間を使い切り、1分の秒読みに。ここでは不思議に勝てるかもしれないと思い始めていた。 ▲64歩 △86歩 *銀を見捨てた以上攻める一手。 ▲同歩 △87歩 ▲同金 *遠く2七に飛車が働いてくるのが菊田裕司のすごさ。一歩あれば△6七歩で決まりだが、それも織り込み済み。 △同銀成▲同飛 △76桂 ▲55銀 △59銀 *当然ながら好手。 ▲69金打△68桂成▲同金 △76金 *これで先手玉は部分的に受けなし。また駒をたくさん渡すと即詰みもある。 ▲54桂 △31玉 ▲44銀 *詰めろだが。 △同角 ▲同角 △33銀 ▲42銀 *強烈な追い込み。先手玉は2枚ぐらい渡さなければ詰まない。 △22玉 ▲31銀打 *強烈第二段。△同金は▲3三銀成〜3四歩で負け。
214 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 17:31:30 ID:TGeEt5kN
*追記。取る手があった。金銀2枚で先手玉は詰み。 △13玉 *取るほうが明快だったか?気迫に押された。 ▲33銀不成△同桂▲同角成△同金 ▲22銀打△14玉 *序盤の心の余裕がここで一手の差となった。 ▲58角 *合駒が悪いことを見越した勝負手。受けにもきいている。 △25銀 ▲33銀不成 *一連の手順で詰めろ逃れの詰めろになった。 △68銀成▲同玉 △67金打 *お返しの捨て駒。 ▲同角 *▲同飛では△同金▲同角とすると後手玉の詰めろが消えてしまうのではっきり先手負け。 △87金 *金捨てで詰めろを消して、逆モーション。攻防に飛車を打つ手も生じて後手の勝ちへ。
215 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 17:31:56 ID:TGeEt5kN
▲16歩 *菊田さんはあきらめたような手つきだった。 △28飛 *詰ますためには限定打。 ▲58銀 *さすがの銀合い。美しく負けてくれるものだ。 △79角 ▲同玉 △78金打▲同角 △同金 ▲同玉 △58飛成▲68桂 *この桂合いを残すための銀合いだが。 △69角 ▲77玉 △76銀 *この手を指す時は指が震えた。 *詰みのいろいろな変化で、すべての駒が意味を持っている。 * *追記、3三や2五の銀や打った桂もすべて詰みに関係している。一見簡単に見えるが難しく、今のぼくだったら詰ましそこねたと思う。この7六銀でようやく最終図が見えた。 ▲同桂 △78角成▲66玉 △56馬 ▲75玉 *菊田さんほどの人がここまで指したのは詰みの形が美しいから。 △74飛 *美しい投了図。 まで138手で後手の勝ち 持ち時間が長いこともあって自分の中では最高の将棋だと思ってる。
216 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 17:32:21 ID:TGeEt5kN
開始日時:2006/10/29(日) 持ち時間:30分切れ負け 棋戦:赤旗名人戦千葉県大会決勝 戦型:変則相掛かり模様 先手:武田俊平 後手:山田茂樹 ▲76歩 △84歩 ▲26歩 △34歩 ▲25歩 △85歩 ▲78金 △32金 ▲68玉 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲24歩 △同歩 ▲同飛 △84飛 ▲87歩 △23歩 ▲28飛 △72銀 ▲38銀 △94歩 ▲96歩 △74歩 ▲46歩 △75歩 ▲同歩 △73銀 ▲47銀 △64銀 ▲22角成△同銀 ▲88銀 △76歩 ▲58金 △75銀 ▲45歩 △35歩 ▲44歩 △同歩 ▲95歩 △41玉 ▲94歩 △95歩 ▲56銀 △33銀 ▲22歩 △同銀 ▲45歩 △33銀 ▲22歩 △同銀 ▲44歩 △同飛 ▲83角 △62金 ▲65角成△64銀 ▲45歩 △34飛 ▲76馬 △36歩 ▲同歩 △46角 ▲35歩 △14飛 ▲18飛 △24飛 ▲44歩 △42歩 ▲25歩 △同飛 ▲48飛 △19角成▲43歩成△同歩 ▲同飛成△42金 ▲44歩 △54香 ▲65銀 △31銀 ▲54銀 △同歩 ▲同馬 △29飛成▲34龍 △33歩 ▲45龍 △18馬 ▲43香 △76桂 ▲77玉 △88桂成▲42香成△同銀 ▲32金 △51玉 ▲42金 △61玉 ▲88玉 △77歩 ▲同玉 △45馬 ▲同馬 △72香 ▲73歩 △同香 ▲76歩 △同香 ▲同玉 △75飛 ▲86玉 △85銀 ▲97玉 △96歩 ▲88玉 △78飛成▲同玉 △79金 ▲77玉 △76銀打▲66玉 △65銀引▲77玉 △76歩 ▲88玉 △89金 ▲98玉 △99金 ▲88玉 △89龍 まで132手で後手の勝ち
217 :
私の大切な棋譜 :2008/10/02(木) 17:32:47 ID:TGeEt5kN
いわゆる消化試合ではあって、 武田さんにとっては本気とはいえない将棋かもしれないが、 比較的新しい棋譜の中で 大きい勝負に勝てたものとして選ばせてもらった。 武田さんはけっこう恋愛にハマる体質のようで 某女流アマ名人や某女性アマとのことでトラブルもあったが それを乗り越えて将棋に打ち込む姿勢には感心する。 プロや女流ばかり優遇の将棋の世界でアマチュアが 情熱をもって続けていくことの難しさを実感しているから。 ぼくは別に武田さんが好きではないが(勝負に汚いし) あれほどの情熱をもって打ち込んでいる人を 女性の人が誰も愛してくれないのだとすれば、 将棋とはなんて悲しい競技だろう。 ▲ # by shigeshogi | 2008-01-01 10:07
218 :
<注> :2008/10/02(木) 17:38:12 ID:TGeEt5kN
この日記を挟んでブログは再び中断します。 そして再開するのは2008年6月。 そこから犯行当日まではノンストップで書き綴られます。 いよいよ最終章を迎えたしげさんブログ。 ストーカー犯罪の真実を、どうぞご覧ください。
219 :
私のミスサイゴン :2008/10/03(金) 09:57:33 ID:clE8NiTB
2008年 06月 20日 名前はPhan Thi Minh Tram ファン ティ ミン チャム、という。 漢字で書くならば潘氏明簪ということらしい。 自分を公美を失った苦しみからやっと解放してくれた女の子だ。 長い時間をかけて、この人がいてくれるなら、公美がいなくても大丈夫。 そんなふうに思わせてくれた。 自分自身も、愛する人を追って日本にやってきた情熱あふれる女の子。 初めて出会ったときはまだ別府に住む大学生だった。 セイクラブでの自分の部屋 「さびしがりやのしげです。やさしい女の子と話がしたいな」 を訪れてくれた。 公美のことを話したら、その一途さに「感動した」と言ってくれた。 毎日、ほとんど一日もかかさず、ぼくの部屋を訪ねてくれた。 その後、スカイプで話すようになった。 ほとんど毎日、それは一年を超えた。 とにかくいろんなことを話した。 スカイプをつなぎながら、一緒に体操もした。 仕事がどうしてもできなかった自分に仕事へ挑戦させてくれた女の子。 知り合っしばらくして、別府を訪ねた。 まだぼくは半信半疑だった。 自分にもう一度愛が訪れることが信じられなかった。 愛してもらえるのか、不安だった。
220 :
私のミスサイゴン :2008/10/03(金) 10:00:52 ID:clE8NiTB
でも彼女はぼくを包み込んでくれた。 ぼくのことを自分から求めてくれた。 そして抱き合った。 そして愛してくれた。 心を支えてくれた。 本当にありがとう、ありがとう、ありがとう。 ぼくはこの人と一緒に幸せになりたい。 一生懸命尽くせば、きっとなれる。 この子はぼくの真心をきっときっとわかってくれる。 今、状況は苦しくなってきたけど、まだぼくは信じています。 愛するベトナムホーチミン市(サイゴン)生まれの女の子。 ぼくの、ぼくだけのかわいいミスサイゴン。 どうかお願いします。神様。ぼくたちを一緒にさせてください。 チャムが一番最初に送ってくれた写真をここに飾ります。 ▲ # by shigeshogi | 2008-06-20 02:44
221 :
運命の出会い :2008/10/03(金) 10:03:16 ID:clE8NiTB
2008年 07月 17日 2007年3月30日深夜、ぼくたちはセイチャットで出会った。 セイチャットというのは、セイクラブというSNSの中にある チャットのサービスで自分はそのころ毎晩そこにいたのだ。 2007年3月24日、公美の誕生日に笠間の公美の実家を訪ねたのだけど 予想通り公美はいなかった。 ずっとドイツにいったままだったのだろう。 私としては別段違法の範囲に入る行為はしないつもりだったが 見解の相違もあって、ドアホン越しに中の人と話をしているうちに 警察を呼ばれ、太った警官に羽交い絞めにされ、 笠間警察署につれていかれ、 ちょっとこわもての警察官にこってりしぼられた。 父親もよばれて、ようやくの解放となった。 その日のあとも自分の絶望の気持ちはかわらず 何か救いをもとめて毎日夜はチャットで誰かをまっていたのだった。 自分の開く部屋の名前は 「さびしがりやのしげです。やさしい女の子とお話したいな!」 という名前だった。 はっきりいって普通の女の人なら ちょっと入るのに躊躇してしまう名前だ。 わざとそういう名前にしたのだった。 そうすれば自分が出会いを探しているんだってわかるから そうじゃない人は入ってこないと思ったからだ。 実際にはときどき、冷やかしの人や、出会いを探している人を 憎んでいるような人がきて文句を言ってくることが多くて そういう場合はすぐに部屋を追い出したりしていた。 何日もそうやって部屋を開いて待つ日が続いた。
222 :
運命の出会い :2008/10/03(金) 10:06:14 ID:clE8NiTB
そして3月30日。 その日は金曜日だから研究会があったけれど (棋譜が3局残っていた) 友達が誰もきていなかったから10時くらいに終わって まっすぐうちに帰ったのだろう。 珍しく花の金曜日の夜、ぼくはうちで一人さびしく チャットに向かっていたのだった。 そして、彼女はきてくれた。 しげ ≫ こんばんは チャム ≫ こんばんは しげ ≫ はじめまして^^ チャム ≫ 始めまして チャム ≫ チャムです しげ ≫ しげです(笑) チャム ≫ 私はやさしい人かどうか分からないけど。。。 しげ ≫ はい、大丈夫です チャム ≫ 自分も寂しがりや チャム ≫ ので チャム ≫ 。。。 しげ ≫ うん チャム ≫ 明日土曜日だね チャム ≫ 仕事休み? しげ ≫ ええ しげ ≫ 明日は将棋の大会に行くんです チャム ≫ へ? チャム ≫ 将棋 しげ ≫ ええ チャム ≫ 知っている? しげ ≫ 知ってますよ
223 :
運命の出会い :2008/10/03(金) 10:07:32 ID:clE8NiTB
チャム ≫ すごいね しげ ≫ そうなのかな?(笑 チャム ≫ 頑張ってね しげ ≫ ありがとう^^ チャム ≫ ?o(≧▽≦)o ぼくたちのたどたどしい会話がこんなふうにはじまりました。 はじめての会話のことは次回に続きます。 チャム。毎日、そして今日もあなたのことを愛しているよ。 チャムはぼくのヒロインなんだよ。 写真は湯布院の旅館に泊まったとき。(2007/04/27) 二人で浴衣に着替えて、タイマーで撮ってみたけど うまくとれなかったね。 でもすごくいい記念だね。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-17 21:49
224 :
はじめての会話 :2008/10/03(金) 10:39:29 ID:I/71tBfc
2008年 07月 18日 セイクラブではホムピィという自分のページをもつことができ その中にアバターという自分の分身のキャラクターを作ったり プロフィールも書くことができる。 ぼくなんかはアバターは無料のやつしか使ってなかったけど チャムのアバターはいろいろ工夫がしてあってとてもかわいかった。 髪の毛やメガネの感じとか本物のチャムにそっくりな雰囲気で とってもすてきだ。 そしてプロフィールには(今もかわっていないが) ベトナムにいることが書いてあった。 よく遊ぶ場所はホーチミン市のセンタ、だった。 ぼくはそれを読むまで、チャムがベトナム人だって気がつかなかった。 しげ ≫ チャムさんはベトナムにいるんですか?? チャム ≫ けど、将棋の大会は明日しかない チャム ≫ いいえ チャム ≫ 今、大分にいるんだ しげ ≫ おお チャム ≫ けど しげ ≫ ベトナムよりはだいぶ近いですね しげ ≫ うん チャム ≫ ベトナム人です チャム ≫ よろしくね しげ ≫ ええ しげ ≫ 日本語上手なんですね^^ チャム ≫ いえいえ チャム ≫ 全然上手じゃないよ チャム ≫ 話したら チャム ≫ きっと分かる しげ ≫ なるほど〜 チャム ≫ 全然全然上手じゃない
225 :
はじめての会話 :2008/10/03(金) 10:40:46 ID:I/71tBfc
チャム ≫ あ〜 しげ ≫ たしかにアクセントとかはけっこう長くいても チャム ≫ どうしたらいいか分からない しげ ≫ 身に着けるのは難しいですよね チャム ≫ そうだし チャム ≫ 話すときは チャム ≫ 伝えたい事が相手に伝えられない しげ ≫ なるほど チャム ≫ なんか、言葉が思い出さない チャム ≫ ・゚・(つД⊂)・゚・エーンエーン しげ ≫ 自分の国の言葉でも、相手に思うように言葉を伝えるのは しげ ≫ なかなか難しいことだからあまり気にしないことさ〜 チャム ≫ そうかな チャム ≫ けど、 しげ ≫ うん チャム ≫ ただ、言いたい事がまだうまくいえない チャム ≫ そして、正しく言えない チャム ≫ どうしようなぁって チャム ≫ 心配しているけど チャム ≫ 。。。 しげ ≫ あせらない、あせらない^^ チャム ≫ いいえ しげ ≫ チャットでこれだけ話せるんだから、会話もどんどんうまくなると思うけどな〜 チャム ≫ えへへ チャム ≫ そうだといいけど チャム ≫ やっぱ話すときは全然違うよ しげ ≫ うん チャム ≫ なぜか、うまく話せない しげ ≫ 自分も外国に行くことあるから少しわかるよ チャム ≫ ・゚・(つД⊂)・゚・エーンエーン チャム ≫ 頑張るけどさ
226 :
はじめての会話 :2008/10/03(金) 10:42:55 ID:I/71tBfc
ベトナム人だと聞いたとき最初はちょっと残念だった。 ベトナムはあまりに遠いと思ったから。 でも大分だときいて、ちょっと元気がでてきた。 日本人じゃないってことは、もちろん少しは気になったけど それよりも自分との相性のほうがずっと大事だと思ったから。 チャムの日本語のチャットはとても上手で言われなければ 外国人とはとてもわからないと思った。 しげ ≫ チャムさんも温泉はいるの?? チャム ≫ うん、はいるよ しげ ≫ お肌すべすべになっちゃうね^^ チャム ≫ というか入らないといけない チャム ≫ そうだね しげ ≫ ?? チャム ≫ 始めのとき、恥ずかしかったけど チャム ≫ 今もうなれたので チャム ≫ もう大丈夫
227 :
はじめての会話 :2008/10/03(金) 10:44:00 ID:I/71tBfc
しげ ≫ 仕事で入るの? チャム ≫ だって、家ではお風呂がないから しげ ≫ なるほど〜 チャム ≫ だから、近くの温泉に行かないといけない しげ ≫ きっと温泉のホテルとかでお仕事してるんだね チャム ≫ あ、 チャム ≫ そうだね チャム ≫ 風月ホテルでバイトしている しげ ≫ あはは チャム ≫ けど、ホテルの温泉に入ったことないよ しげ ≫ もし別府行くことがあったら風月ホテルに行くかぁ(笑 ぼくは早くも別府に行きたい気持ちが少しあった。 チャムはオープンで、自分のことを隠さなかった。 ぼくも自分のことを隠したりしないから、会話はどんどんはずんだ。 チャムも本名だって、あとで知った。 チャムとの記念すべきはじめての会話の続きは、また次回に。 ぼくのお気に入りの写真のひとつ。とってもかわいい! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-18 00:03
228 :
告白 :2008/10/03(金) 13:28:26 ID:VUNcjWNL
2008年 07月 18日 チャムとのはじめての会話(チャット)はまだまだ続いていく。 最初のチャットなので丁寧に載せていく。 今回はぼくはチャムに公美との話をしている。 しげ ≫ ベトナムからだと日本は寒いでしょう チャム ≫ うん、寒かったね チャム ≫ けど、今もう春だから しげ ≫ うん チャム ≫ 暖かくなっているね チャム ≫ あ、 チャム ≫ しげはどこに住んでいる? しげ ≫ 東京だよ チャム ≫ あ、そうかぁ しげ ≫ 東京は今桜が満開だよ チャム ≫ もう満開なの? しげ ≫ うん チャム ≫ 早い チャム ≫ 速い しげ ≫ この週末が一番みごろだね チャム ≫ そうかぁ
229 :
告白 :2008/10/03(金) 13:29:37 ID:VUNcjWNL
チャム ≫ こっちも咲いているけど しげ ≫ うん チャム ≫ まだ満開じゃないね しげ ≫ そっか。東京って人が多いから意外に暖かいんだよね チャム ≫ あさってぐらいかな? チャム ≫ (⌒▽⌒)アハハ! チャム ≫ そうかな しげ ≫ そう しげ ≫ 人が多くて、密集してるから暑苦しい街だよ チャム ≫ そうだろうね チャム ≫ 人が多いけど。。。 しげ ≫ 東京に来たことはある? チャム ≫ うん、一回しかない しげ ≫ そっか、一度あるんだ チャム ≫ 去年の2月だった しげ ≫ うんうん チャム ≫ その時、桜はまだ咲いていない チャム ≫ 残念だった チャム ≫ えへへ しげ ≫ そうだね、2月じゃちょっと早いね チャム ≫ だって、上野公園はすごく綺麗だからね しげ ≫ 上野公園行ったことあるんだ チャム ≫ うんうん しげ ≫ 上野公園はさ、ぼくにとってたくさんの思い出がある場所で チャム ≫ そうかぁ しげ ≫ ここの桜は悲しくてみられないよ チャム ≫ どんな思い出かな
230 :
告白 :2008/10/03(金) 13:30:37 ID:VUNcjWNL
しげ ≫ うーん、わかれちゃった彼女と初めて会ったりとか・・・ チャム ≫ へ〜 しげ ≫ 上野公園のすぐそばにじいちゃんのお墓があったりとかね チャム ≫ けど、なんかロマンチックだったね しげ ≫ うーん チャム ≫ うん しげ ≫ きっと、もっと時間がたって、思い出に変わったら しげ ≫ ロマンチックと思えるかもしれないね しげ ≫ 小さいころ、父親に上野公園に博物館につれて言ってもらったりとか チャム ≫ うん しげ ≫ とにかくたくさんの思い出があるなあ チャム ≫ そうかぁ チャム ≫ いいなぁ チャム ≫ 今年も上野公園で花見をするかな? しげ ≫ いや、泣いちゃうからいかない;; しげ ≫ 今日あたりはきっとすごい人だと思うよ チャム ≫ そうかぁ。。。 チャム ≫ ごめんね しげ ≫ ううん しげ ≫ 上野公園のさ、すぐとなりにね しげ ≫ 東京藝術大学って音楽大学があってさ チャム ≫ へ〜 チャム ≫ うん、そうだね しげ ≫ ぼくの彼女はそこの学生さんだったんだけど しげ ≫ ぼくをすててドイツに留学にいっちゃったのさ チャム ≫ へ、
231 :
告白 :2008/10/03(金) 13:31:37 ID:VUNcjWNL
チャム ≫ 。。。 チャム ≫ ごめんね しげ ≫ ぼくはドイツまでおいかけて行ったけど、結局ふられちゃった しげ ≫ ううん しげ ≫ いいんだけどさ しげ ≫ もう何年も前の話さっつ チャム ≫ ドイツまで追いかけたの しげ ≫ うん チャム ≫ すごく彼女を愛してたね しげ ≫ そうだね チャム ≫ って言うのは チャム ≫ 他の人を愛せないって思わない チャム ≫ ? しげ ≫ いや チャム ≫ いやって しげ ≫ 今は彼女よりももっと愛せる人を探してるよ チャム ≫ 。。。 チャム ≫ けど、また見つけてないでしょ? しげ ≫ きっと素敵な人がいつか現れるって信じてる チャム ≫ 。。。 しげ ≫ うん、まだ見つけてない チャム ≫ 見つけるといいね しげ ≫ そうだね〜
232 :
告白 :2008/10/03(金) 13:32:37 ID:VUNcjWNL
チャム ≫ 。。。 しげ ≫ だから、こうしてチャットしたりしてるのさ チャム ≫ こんなチャットしては。。。良い結果取れるかな? チャム ≫ ただ、渡井の考えは チャム ≫ ごめん チャム ≫ 私の考えは しげ ≫ うん チャム ≫ 。。。 チャム ≫ どうかな、私も分からないけど チャム ≫ 私なら、多分他の人を愛せないと思う しげ ≫ そうかもしれない チャム ≫ 。。。 しげ ≫ でもそうじゃないかもしれない チャム ≫ そうだね チャム ≫ そうじゃないかもね しげ ≫ どっちにしろ生きていかないといけないんだしねえ チャム ≫ 希望しないとね しげ ≫ うん チャム ≫ いいなぁ チャム ≫ 頑張ってね しげ ≫ うんうん しげ ≫ チャムさんにもいつかあえたらいいね チャム ≫ きっといい人がみつけるよ チャム ≫ そうだね チャム ≫ けど、多分会えないかな しげ ≫ そう? チャム ≫ だって、私、9月に卒業するから チャム ≫ ベトナムに帰るかもしれない
233 :
告白 :2008/10/03(金) 13:36:53 ID:zsMxQgFR
チャムがたまたま、上野公園というキーワードを話してくれたから
ぼくはいつしか、公美の話をしはじめていた。
チャムはあとで、ぼくが公美をドイツまで追いかけていった
という話をきいて「すごく感動した」って言ってくれた。
ぼくは「そういうのはストーカーって言われるみたい」自嘲したけど
チャムはそんな風に情熱的に愛されてみたいって話をしてくれた。
なぜなら、その後のチャットできいたのだけど
チャムもまたベトナムで知り合った日本人の彼氏をおいかけて
日本に留学することを決め、日本にやってきた女の子だったからだ。
話題は次第にチャムの就職が決まらない悩みの話などになっていく。
はじめてのチャットの話はあと1回で終わる。
2007年7月31日。
チャムは青春18切符を使って、普通電車を乗り継いで別府から東京まできてくれた。
途中、大垣駅で終電がなくなり、辛い思いもしたりした。
うちにきて、はげしく抱き合ったら、疲れがきたみたいで
チャムは眠ってしまった。
明るい夏の日差しがぼくたちに降り注いだ。
幸せな時間だった。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200807/30/72/e0021572_3475743.jpg この写真を見るとチャムはベトナム人らしいなぁって思う。
▲ # by shigeshogi | 2008-07-18 10:45
234 :
異邦人さん :2008/10/03(金) 19:42:58 ID:dZtR1wtT
山田茂樹のエネルギーには感心するね
>>179-189 でブログを書いたのが公美の誕生日を記念してという3月24日で
その一週間もしない3月30日にはもうチャムと出会ってるんだからねえ
>>221 と思えば一ヶ月もしないうちに由布院の温泉にお泊りデートかいな
>>223 この早業にはただただ驚くしかないよ
公美が忘れられないとか言いながらすぐ忘れちゃってるんだから
それにチャットのログをこうしtれ保存してるというのもまめというかなんと言うか
毎日チャットしていたって言うけど、全部保存してあるの?
将棋の棋譜じゃないんだから保存してどうするの?チャットの技を磨くのか?
235 :
異邦人さん :2008/10/03(金) 23:39:36 ID:WqXfNJ2V
そういう方面では異常すぎるくらいの集中力を発揮してるね。 なんというか、アスペとか自己愛性人格障害?ってやつなのかな。 詳しくないからわからんけど。
236 :
異邦人さん :2008/10/04(土) 00:10:50 ID:JBGzngn9
この人の「捨てられた」っていう表現がもう。 ふられた、じゃだめなの?
237 :
異邦人さん :2008/10/04(土) 02:50:52 ID:NuodTeLi
同情を誘ってるのかな
238 :
異邦人さん :2008/10/04(土) 03:00:47 ID:nl5SXCfj
一途とか言ってる割には、新しい女が見つかると スグ乗り換えるね@@; 切り替え早っ!w
239 :
異邦人さん :2008/10/04(土) 08:09:29 ID:y8OUiKLC
典型的な子供なんだよ
240 :
異邦人さん :2008/10/04(土) 09:31:51 ID:2wYy1bPB
クミから別れを告げられた後も、2人でジゲの誕生日を祝ったりとそこまで仲は悪くなかった様なのに、いつ連絡すら取れなくなったの? クラリネット教室に押しかけたりさあ…
241 :
異邦人さん :2008/10/04(土) 10:02:03 ID:yXYG69Xg
ブログ発見されてたりしてw
ブログじゃやわらかい表現で書かれてるけどそれは本人視点だからで
実際はレイプまがいだったとかなんじゃないだろうか。
>>221 の真ん中あたりが怪しい。
前スレ
>>170 の
> 21日はくみの公開卒業試験で芸大までいってきました。
>くみにどうしてもいいたいことがあって、
>パソコンで打った原稿を手書きで書き直して持参。
>ステージまで行って読もうとしましたよ、ハイ。
>まあ、普通にとめられて、半日説教くらいましたけどね。
も何気なく狂ってるし。
242 :
アオザイの似合う美人 :2008/10/04(土) 11:26:30 ID:iXfH43q8
2008年 07月 19日 はじめてのチャットの紹介はこれで終わりになる。 チャム ≫ まだ、決めてないけど チャム ≫ 今、就職活動しているけど チャム ≫ 日本語まだ下手なので しげ ≫ うん チャム ≫ ここに就職するのはやっぱり。。。無理な事かなって チャム ≫ 。。。 チャム ≫ 頑張っているけど しげ ≫ なるほどね チャム ≫ えへへ しげ ≫ いい仕事があればいいけどね チャム ≫ そうだね チャム ≫ その時、会おうね しげ ≫ たぶん、東京とか大阪とか チャム ≫ (゜▽゜*) しげ ≫ 大きな街のほうが仕事がたくさんあるよ チャム ≫ そうだね しげ ≫ うん、その時会おうね チャム ≫ (?・∀・)(?._.) ウンウン チャム ≫ 会おうね しげ ≫ ^^
243 :
アオザイの似合う美人 :2008/10/04(土) 11:28:09 ID:iXfH43q8
しげ ≫ 東京なら案内するよ チャム ≫ お願いしますね チャム ≫ ?(???*)? しげ ≫ チャムさんは歳はいくつ? しげ ≫ 自分は34歳です チャム ≫ 私、24歳 チャム ≫ 大丈夫? しげ ≫ そっかあ、若いなあ チャム ≫ そうかな しげ ≫ こっちは全然大丈夫だけど チャム ≫ なら、大丈夫だよ チャム ≫ ?(???*)? しげ ≫ むしろそっちが年上すぎて、イヤかもよ(笑 チャム ≫ そうかな チャム ≫ 分からないね しげ ≫ まあね チャム ≫ けど、楽しみだね しげ ≫ うん しげ ≫ 今日はそろそろ寝ないといけないけど、またチャットで話そうよ チャム ≫ あ、話ちょっと変わってもいい? しげ ≫ あ、どうぞ チャム ≫ あ、 しげ ≫ いいよ チャム ≫ ううん しげ ≫ 話して チャム ≫ 今度チャットしよう チャム ≫ 明日でもいいよ チャム ≫ 明日、将棋、頑張ってね しげ ≫ 明日これるか、ちょっとわかんないけど チャム ≫ そうかぁ しげ ≫ また話せたらいいな
244 :
アオザイの似合う美人 :2008/10/04(土) 11:29:25 ID:iXfH43q8
チャム ≫ そうだね チャム ≫ 縁があれば チャム ≫ また会えるよね しげ ≫ うん^^ チャム ≫ チャムです チャム ≫ 覚えておいて しげ ≫ しげです しげ ≫ うん チャム ≫ (゜▽゜*) しげ ≫ おぼえておくよ チャム ≫ えへへ チャム ≫ アリガト(???*)?〜〜 しげ ≫ アオザイの似合うベトナム美人のチャムさんだね チャム ≫ ??? チャム ≫ へ? しげ ≫ 冗談 チャム ≫ あ、 チャム ≫ 写真みたかなって チャム ≫ びっくりした しげ ≫ あ、見てない チャム ≫ えへへ チャム ≫ だって、前、写真を登録したけど チャム ≫ 消した しげ ≫ まさかそのときアオザイ着てたとか? チャム ≫ だから、さっきそう言われて チャム ≫ びっくりした チャム ≫ うんうん しげ ≫ あははそうなんだ チャム ≫ アオザイの写真だった しげ ≫ 適当に言ったのに、偶然ってあるものだね(笑 チャム ≫ だから、びっくりした
245 :
アオザイの似合う美人 :2008/10/04(土) 11:30:51 ID:iXfH43q8
しげ ≫ もし、今度会えたら写真交換しましょ チャム ≫ 写真を消したのに チャム ≫ うん、 チャム ≫ その時、今日の聞きたい事を聞くね しげ ≫ うん チャム ≫ じゃ、 チャム ≫ 寝てね しげ ≫ はい しげ ≫ ありがとう チャム ≫ 明日頑張ってね しげ ≫ おやすみ^^ しげ ≫ うん チャム ≫ お(^o^) や(^O^) す(^。^) みぃ(^-^)ノ゛ はじめてのチャットでは写真も交換しなかったけど その次のチャットで2枚の写真を見せてくれた。 そのうちの一枚はチャムとの最初の記事で載せているので (靴屋さんの写真だが、チャムは靴が大好きなのだ!) 今回はアオザイのほうの写真を載せる。
246 :
アオザイの似合う美人 :2008/10/04(土) 11:31:47 ID:iXfH43q8
この写真は最初ベトナムで撮ったものかなと思っていたけど 今見るとAPU(立命館アジア太平洋大学 別府にある当時チャムが 通っていた国際大学。すばらしく風景が美しく、設備も新しい!) で撮ったものだとわかる。 チャムの隣にいる女性はお友達で、後にぼくも彼女に会うことになる。 この写真を見たときは実はそんなに好きな顔立ちとは 思わなかったのだけど、チャムのかわいらしさは 仕草や表情の中にあるのでこの写真ではちょっと表情が硬すぎたのかも。 この金色のアオザイは、チャムは卒業式のとききてくれた。 写真で何度も見たチャムのアオザイ姿を実際に見ることができて とっても感動したのだった。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-19 00:09
247 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 11:52:58 ID:tPm1YK4P
2008年 07月 19日 前回までに紹介したはじめてのチャットのあと 二人は毎日セイクラブのチャットで話すようになった。 ぼくがチャット部屋を開いていると 毎日必ずチャムが訪ねてきてるのであった。 最初は不安だったぼくも、いつもきてくれるのが楽しみで 毎日が楽しくなっていった。 前回最後に言ったチャムの聞きたいことというのは 公美のことだった。 チャム ≫ 彼女はドイツに2年間留学しているの? チャム ≫ って言っては チャム ≫ 日本に戻るでしょうね? チャム ≫ それとも。。。 しげ ≫ ええと、去年の3月に大学を卒業して、1年ドイツにいるんだ チャム ≫ うん しげ ≫ 日本にいつもどるかはわからないよ チャム ≫ そうかぁ しげ ≫ それにもどっても会ってくれないしね チャム ≫ 全然教えてくれない? しげ ≫ うん チャム ≫ 。。。 しげ ≫ 連絡がとれないや チャム ≫ なんでやね? チャム ≫ 彼女を怒らせたかな? しげ ≫ ぼくのことが嫌いになったからじゃないかな
248 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 11:54:01 ID:tPm1YK4P
チャム ≫ けど、どうしても理由あるよね チャム ≫ けど、ドイツまで追いかけてって チャム ≫ 本当に感動した チャム ≫ しげ、頑張れ しげ ≫ でもさ、日本の女の人って追いかけられるのは嫌いみたいだよ チャム ≫ そう? しげ ≫ うん チャム ≫ なんで? しげ ≫ なんだろう しげ ≫ 思いやりがないみたいに思われるみたい チャム ≫ うらやましいって私は思うのに チャム ≫ そうかぁ しげ ≫ 素直にあきらめて身を引くのが、今の日本ではいい人みたいに思われてるんだよね チャム ≫ どうかな しげ ≫ 人によるだろうけどね チャム ≫ そうだろうね しげ ≫ 今は自分のことをがんばるさ! チャム ≫ うん チャム ≫ 頑張って!頑張って! しげ ≫ うんうん^^ しげ ≫ チャムだってがんばってるもんね チャム ≫ どうかな チャム ≫ 頑張っているかな? しげ ≫ すごく日本のこと勉強してるみたい チャム ≫ 日本語が上手になるために、頑張るって今まで何回言ったか、自分も分からないけど チャム ≫ 今の日本語はまだ下手で チャム ≫ なんか、寂しい
249 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 11:55:32 ID:tPm1YK4P
チャム ≫ 今日も。。。 しげ ≫ うん? しげ ≫ さびしいの? チャム ≫ やっぱり日本語はまだ下手だなぁ チャム ≫ うん しげ ≫ 彼氏はいないの? チャム ≫ 。。。 チャム ≫ いないね チャム ≫ 。。。 チャム ≫ 実はいたね しげ ≫ そうなんだ。日本の人? チャム ≫ けど、もう別れた。。。かな チャム ≫ はい しげ ≫ そっかあ。 チャム ≫ 私たちはまだ連絡しているけど しげ ≫ うん チャム ≫ 友達として相手のお互いに心配する チャム ≫ その方が一番いいかなって チャム ≫ いろんな事があって しげ ≫ そっか。そういう選択もあるんだね しげ ≫ うん チャム ≫ 友達になった方がいいかなって しげ ≫ 学校のお友達? チャム ≫ いるけど チャム ≫ 。。。 チャム ≫ もう自信持っていない チャム ≫ というか しげ ≫ うん チャム ≫ もう他の人を愛せないかなって チャム ≫ 分からないけど
250 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 11:56:43 ID:tPm1YK4P
しげ ≫ そっか しげ ≫ とっても好きだったんだね チャム ≫ だから、 チャム ≫ とても悲しかった チャム ≫ 。。。 チャム ≫ 彼のことを思い出すと チャム ≫ ただ泣きたくて しげ ≫ うんうん チャム ≫ 馬鹿みたいけど しげ ≫ 馬鹿じゃないと思うよ チャム ≫ みんなに馬鹿って言われた チャム ≫ ^^; しげ ≫ そうなのかなあ チャム ≫ えへへ チャム ≫ まぁ、ね チャム ≫ もう過去の事だから しげ ≫ そっかあ チャム ≫ 馬鹿でもいいかな しげ ≫ ぼくも馬鹿だから、一緒だね チャム ≫ ^^; チャム ≫ そうかな しげ ≫ 馬鹿仲間 チャム ≫ (⌒▽⌒)アハハ! しげ ≫ ^^ 自分もチャムもとっても情が深いたちなんだと思う。 よく言えば、二人とも、愛があふれている!
251 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 11:57:39 ID:tPm1YK4P
チャムは自分だったらひたすらおいかけられたいって言ってくれている。 こういう人とだったら、きっと自分が一生懸命愛していれば きっといつまでも自分を愛してくれると思った。 ほかにも2回目のチャットでは、 東京にきたら、ディズニーランドに行こうとか話をしている。 でも実際にチャムが東京にきてくれたときに いろいろあって連れて行ってあげることができなかった。 2人でディズニーランドでデートしたら最高の思い出になったのに すごくバカだったと後悔してる。 2回目のチャットではチャムはインターネットで音楽をかけてくれた。 プレスリーのLove me tenderを聴きながらチャットは続いていった。 二人はたどたどしい言葉で少しづつお互いのことを知っていった。 お互いの暮らしのことからはじまって 互いの兄弟のこと(自分は3人、チャムは8人!)、 そして日本の少子高齢化のこと ベトナムの男と日本の男の違いなどを話していった。 (チャムによると日本の男はいつも告白されるのを待ってるらしい) そしてはじめて写真を交換した。
252 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 12:03:56 ID:VlR2eAiv
チャム ≫ 今日なぜか悲しくて しげ ≫ うん チャム ≫ どうしたらいいか、分からない チャム ≫ なんでやね? しげ ≫ どうしたらいいんだろうなあ チャム ≫ ごめんね しげ ≫ ううん チャム ≫ 私、何でも下手だ チャム ≫ 話も下手だし しげ ≫ そんなことないよ チャム ≫ だから、つまらない人だよ しげ ≫ 一人で日本にきてがんばってるんだもん チャム ≫ 頑張っているかな しげ ≫ それだけでもすごいと思うよ チャム ≫ 日本語全然上達していないけど チャム ≫ いいえ、 チャム ≫ 全然すごくない しげ ≫ なんていうかさ、ベトナムからでてきて日本で生活するだけだって しげ ≫ 簡単なことじゃないでしょう? チャム ≫ そうだったけど チャム ≫ 私ここに何もできなかった チャム ≫ 馬鹿な事ばかりしたかな しげ ≫ まだあきらめるのは早いよ〜 チャム ≫ 。。。 チャム ≫ ハイ、あきらめない しげ ≫ すばやい^^ チャム ≫ ありがとうね しげ ≫ ぼくもチャムと話してると チャム ≫ うん しげ ≫ なんかさびしくない気がするよ
253 :
愛があふれている! :2008/10/04(土) 12:05:09 ID:VlR2eAiv
愛があふれていたあのころ・・・ 2回目のチャットの話は今回でおしまい。 チャムが大分でお世話になっていた大家さんに連れられて みかん狩りにいったときの写真。 ちょっと逆光だけど、チャムの表情と服装がかわいいので お気に入りの写真。とってもかわいい! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-19 10:38
254 :
めぐりあうまで :2008/10/04(土) 21:06:54 ID:RLmqTSdr
2008年 07月 21日 最初はセイクラブでのチャットからはじまった ぼくとチャムの物語。 その後もいろいろなことを話した。 本当に毎日、毎日、毎日。 ぼくがチャンネルを開いて待っていると チャムは必ずぼくのところにやってきてくれるのだった。 本当にうれしかった、幸せだった。 ずっとずっとさびしかった、ぼくの心にやっと春がやってきてくれた。 この子なら、愛しても大丈夫かもしれない、って少しづつ思った。 家族のこと、将来のこと、ちょっとHなこと。 もうとにかくありとあらゆることを話した。 チャムがいつも音楽をかけてくれて、それが心地よかった。 チャム!愛してる。ずっと一緒にいよう! そしてぼくたちは少しづつチャンネルを増やしていった。 携帯のメールと番号を交換した。 それから、チャムがぼくにははじめての経験になる スカイプというのを教えてくれた。 スカイプはインターネットをつかったIP電話の一種で 無料で世界中と会話ができるかすごいソフトだと思う。 必要なものはインターネットにつながる環境と ほんの千円もしないくらいのイヤホンとマイク。 チャムにいろいろと教えられながら、 ぼくはチャムとスカイプで話すようになっていった。 チャムと初めてあったあとにはセイクラブは完全に卒業になって スカイプとスカイプのチャット機能、 そして携帯のメール、パソコンのメールなどに 移行していったのだった。
255 :
めぐりあうまで :2008/10/04(土) 21:08:22 ID:RLmqTSdr
知り合って1週間くらいのことには 自分はもうチャムに会いに行く決意を固めていた。 この子は今までの人とはちょっと違うかもしれない! ぜひ一度会ってみたい!! って思うようになっていた。 チャムは最初はちょっと迷ったみたいだった。 まだ早すぎるんじゃないか?って。 でも次第に会いたいと思ってくれるようになった。 ぼくは初日だけホテルのついている出張パックの予約をして そして、チャムはバイトの日程を調整して 空港からのバスの時刻表とかを調べて、会う時間を決めた。 ぼくはチャムと初めて会うときにもうHをする関係になるのか、 ちょっとわからなかった。 チャムも迷っているみたいだった。 でもチャムは準備をしてくれていたみたいだった。
256 :
めぐりあうまで :2008/10/04(土) 21:09:21 ID:RLmqTSdr
チャム ≫ あ、今日買ったイチゴはね しげ ≫ うん チャム ≫ 甘かったよ しげ ≫ よかったね^^ チャム ≫ 美味しかった チャム ≫ うん(=⌒ー⌒=)うん しげ ≫ とちおとめ、かな? しげ ≫ それとも九州だから「あまおう」 チャム ≫ とちおとめ? しげ ≫ イチゴの品種だよ チャム ≫ 佐賀県のだった チャム ≫ どんな品種か。。。分らない チャム ≫ 全部食べちゃったから しげ ≫ じゃあ、あまおう、かも チャム ≫ えへへ しげ ≫ うんうん しげ ≫ イチゴは普通けっこう高いからね チャム ≫ うん チャム ≫ だから、今日安くて しげ ≫ うん チャム ≫ すぐ3パック買ったの しげ ≫ 3パックみんな食べちゃったの?? チャム ≫ まずは生理を督促するためだけど チャム ≫ 美味しくて チャム ≫ 食べちゃった チャム ≫ (⌒▽⌒)アハハ! チャム ≫ 大食いさん しげ ≫ えー、イチゴ食べると生理が早くなるの? しげ ≫ すごいな〜 チャム ≫ わかんない チャム ≫ そう思うけど
257 :
めぐりあうまで :2008/10/04(土) 21:10:27 ID:RLmqTSdr
初めて会ったときに生理が終わっているように考えて ちょっと高いイチゴをたくさん買って食べて 準備してくれたのだった。 自分は会ってみて、自分があまりカッコよくないから うまくいかない可能性もあると思ったし 一度会って終わりになってしまう可能性もあるから 正直まだまだ不安だった。 まだチャムを100%愛しているわけではなかったと思う。 心の中で、もしダメだったらすっぱりあきらめよう という気持ちも決めていた。 でもチャムに会いたい気持ちはいっぱいだったし チャムを抱きしめたい気持ちもいっぱいだった。 次回からは初めての出会いのことを書いていこうと思う。 チャムがフォーマルな格好をしていると、けっこう日本人っぽく見える。 知らなかったらベトナム人とは気がつかない人もいるかも?! スタイルがいいので、スーツがとっても似合うと思う。 ちょっとまじめなチャムの姿もとってもすてきでかわいいなあって思う。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-21 08:33
258 :
はじめての日 :2008/10/04(土) 21:16:20 ID:s1i3d6ji
2008年 07月 22日 2007年4月23日、ぼくは空港に向かった。 はじめて、チャム会うために。 前の日はあまり眠れなかった。 大分空港からはバスで別府に向かう。 チャムにメールをするとすぐ返事は帰ってきた。 待ち合わせは別府北浜のトキハというデパートの前。 空港から別府行きのバスは海沿いの高速道路をすべるように走り 窓からは美しい日本の風景が見えた。 それを眺めながら、ぼくはずっとドキドキしていた。 高速道路を降りてしばらく走ると、別府の町が見えてきた。 窓からその日泊まる予定のホテルサンバリーも見えた。 市街に入ると国道10号は少し混み始め、もどかしかった。 チャムからは少し遅れるかも、というメールが入った。 古臭い別府タワーがだんだん近づいてきて バスはついに別府北浜のバスターミナルについた。 ターミナルを降りてしばらくそこで待った。 ドキドキ、ドキドキ、していた。 バスターミナルは海側、トキハの反対側だったけど とりあえずそこで待っていた。
259 :
はじめての日 :2008/10/04(土) 21:17:34 ID:s1i3d6ji
チャムがきてくれた。 一目でわかった。 通りの向こう側、トキハの前で女の子が手を振っていた。 チャム、チャム、チャム! 国道を越える地下道を駆け下りるように降りた。 チャムは待っていてくれた。 何を話したのか、あまり覚えていない。 緊張していたのかもしれない。 とりあえず、トキハの中に入って、地下の軽食コーナーにいった。 少し遅めのお昼を食べる時間だったけど あまりおなかはすいていなかった。 ぼくは形だけ、ラーメンを食べた。 チャムは抹茶が好き、ということで抹茶ジュースを飲みたいといったから 二人で抹茶ジュースを飲んだ。 緑の抹茶ジュースは甘くて、おいしかった。 緊張していたからなのか、何を話したのかあまり覚えていない。 チャムがかわいくて、かわいくて、ぼくはずっとドキドキしていた。 トキハの1階ではちょうど絵の展示即売会をやっていた。 二人でその絵を眺めた。 日本の原風景とこどもの姿がが美しく描かれたその絵の作者の名前は わすれたけど見たらきっとその人の作品だとわかると思う。
260 :
はじめての日 :2008/10/04(土) 21:19:02 ID:s1i3d6ji
チャムは午後から大学の授業があるから行かないといけなかった。 それでぼくに「少しホテルで休むことにしたら」 と言ってくれて、夕方からまた会いましょうって言ってくれた。 温泉に入りたいって、話をしたら、チャムは明礬温泉というところが いいからと言って、そこで会う約束をした。 それから、バスは一日乗車券がお得だからと言って さっきバスをおりたところにある、 亀の井バスのターミナルに行って一日乗車券を買った。 そして、トキハの前のバス乗り場から このバスに乗っていけば宿泊予定のホテルサンバリーにつくから と言ってぼくを送り出してくれた。 ぼくもちょっと緊張して疲れたし、 チャムもきっと同じなんだろうと思ったから いったん離れるのもいいんだと思った。 バスは別府の街の中を抜けて、ホテルについた。 ヤクルトが親会社のそのホテルはチェックインのときに ヤクルトをくれたり、なかなかよかった。 シングルがないか、少ないホテルのせいか、 ツインの部屋を使わせてくれた。
261 :
はじめての日 :2008/10/04(土) 21:20:14 ID:s1i3d6ji
最上階に大浴場もあって、美しい風景を眺めながら お湯につかることもできた。 目の前の別府観光港にサンフラワーのマークが印象的な 大きなフェリーが1隻止まっているのがよく見えた。 そんな風景を眺めたり、テレビを取りとめもなくつけ チャムのことを考えた。 とってもやさしそうな女の子だった。 とってもかわいい女の子だった。 すてきな女の子だった。 こんな彼女がいてくれたらいいなって思った。 でも嫌われるかもしれないな、って思った。 不安だった。心配だった。 好きになってしまったら、 また嫌われるんじゃないかってすごく怖かった。 そんなことを考えているうちに少し眠くなって、眠った。 夕方、部屋には西日がさしていた。 チャムとの再開の時間まで、また少し時間があったけど バスの本数が少ないので早めに支度をして部屋を出た。 チャムにメールを出して、何時のバスに乗って 待ち合わせの、明礬温泉に向かった。
262 :
はじめての日 :2008/10/04(土) 21:21:27 ID:s1i3d6ji
バスに乗っていると、前を走っていた乗用車が 縁石に乗り上げて思い切り傾く。 「すごっ!」と言ったらバスの運転手さんと目が合って、笑いあった。 明礬温泉に向かう途中の鉄輪温泉のバス停にバスが入った。 するとバス乗り場でチャムが手を振っていた! 先にきて、ぼくを待っていてくれたのだった。 思いがけなくチャムがいてくれて、すごくうれしかった。 降りようと思ったら、その必要はなくて チャムはバスに乗り込んできてくれてぼくの隣の席に座ってくれた。 幸せだった^^ 二人で並んで座って、急な坂の別府の道を右へ左へと曲がるときに チャムの体が触れて、とても幸せだった。 すごくいい子とめぐり合ったんだって思った。 この子を信じたいと思った。 夕方、やっとみつけた小さな幸せを乗せて、 古臭い亀の井バスはゆっくり別府の街を登っていく。 夕日を受けた明礬温泉のわらぶきの屋根が見えてくる。 硫黄の香りが充満する明礬温泉に、まもなく着く。 そこで起こったすてきなできごとのことは、また次回に。
263 :
はじめての日 :2008/10/04(土) 21:24:55 ID:s1i3d6ji
チャム!愛してる! チャム、この日のことを忘れないで!また思い出して! チャムとずっと一緒にいたい! 一緒の思い出をいつまでも大切にしていたい。 ぼくの願いをかなえて!! ぼくにはチャムしかいないんだ。チャムだけなんだ! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-22 01:05
264 :
チャムの情熱 :2008/10/04(土) 23:55:11 ID:zufg9l7r
2008年 07月 22日 明礬温泉についた。 明礬(みょうばん)温泉は別府八湯のひとつで 温泉の泉室が特にいいということと、景色も美しいということで チャムが選んで案内してくれたのだった。 別府の街から、チャムの通う学校「APU」に向かう途中 ちょうど真ん中あたりに位置する。 坂の途中という感じで夕日が目の前に広がり、 また高速道路の大きな陸橋が見える美しい場所だ。 明礬温泉のバス停ですぐ前の建物に行ったら チャムの友達の外国人留学生の子がバイトをしていた。 それで坂を少し登って、別のお風呂に行った。 日帰り入浴で普通に入ればたしか1人600円、 家族風呂は1時間で2千円ってことだったと思う。 「どうしようか?家族風呂でもいいのかな?」と聞いたら チャムは家族風呂の意味がわかるのかどうか 「うん、それでいい」と言った。 受付で鍵をもらって、浴室に行った。 ぼくたち以外、お客は誰もいないようだった。 鍵をかけて、ここで着替えるんだよ、と言って ぼくは服を脱いでいった。 チャムは先に入ってね、と言って ぼくに先に浴室に入るように促した。 ぼくは全部脱いで、タオルで隠しながら浴室に入った。
265 :
チャムの情熱 :2008/10/04(土) 23:56:59 ID:zufg9l7r
浴室は西日が差し込み、半畳くらいのお風呂があった。 そして窓の向こうにやはり半畳くらいの露天風呂が続いていた。 竹の仕切りの向こう側に、 夕日と高速道路の長くて高い橋が見えていた。 お湯はとても熱かったので、水をたくさんだして、埋めた。 体をお湯で流した後、またタオルを下半身にかけて お風呂の縁の大理石に腰掛けて、チャムを待った。 チャムは大きな真っ白なバスタオルで 胸と下半身をぴったり包んで入ってきてくれた。 浅黒い肌が夕日に浮かび上がって美しかった。 ちょっと神秘的だと思った。 肩や、ひざや、ほおが美しかった。 隣に並んで腰掛けて、景色を眺めながら寄り添った。 チャムの髪の毛をなでた。 温泉を埋める、水の音が聞こえていた。 硫黄の香りが充満していた。 お湯はもう少しぬるいくらいになってきていた。 「入ろうか」とぼくは言った。 チャムはうなずいた。 ぼくは立ち上がり、タオルをとって湯船に入った。 チャムはぼくの美しくもない体をやさしく見ていた。 「どうぞ」と手を差し伸べると 手をとってチャムはタオルのまま湯船に入ろうとした。 「タオルが濡れてしまうよ」と言って タオルをゆっくりはずして、チャムをお湯に導いた。 お風呂の中でもぼくたちは無言で寄り添った。 チャムのとても形のいい、少し浅黒い乳房が お湯が波打つときに見え隠れするのだった。
266 :
チャムの情熱 :2008/10/04(土) 23:58:23 ID:zufg9l7r
ちょっとウェーブのかかった、黒いチャムの髪の毛を あまりぬらさないようにしながら肩からお湯をかけてあげた。 チャムもぼくにお湯をかけてくれた。 少ししてチャムの背中側に回ったぼくは背中にお湯をかけて、 そしてなでて、さすって、ゆっくり肩を抱きしめた。 胸とかに指が触れないようにしたいけれど 下半身の先がチャムに少しだけあたった。 チャムは大きな息をついた。 下半身があまりチャムに触れないようにしながら チャムの肩を抱きしめた。 チャムは肩から、背中、そして、腰もぼくに押し付けてきて 下半身が自分のお尻のわれめのあたりにあたることも構わず 体を密着させてきた。 ぼくは抱きしめた腕が、肩より少し下のあたり、 胸のあたりにさしかかってくることを感じていた。 やさしい胸のふくらみに手のひらがかかっていった。 下半身はチャムのお尻のわれめのあたりにちょうどおさまって 少しドクドク脈を打っていた。 チャムは大きく息をして、そのたびに体をうごかした。 心地いい刺激が手のひらや、胸や、下半身に伝わった。 チャムの息はまた大きくなった。
267 :
チャムの情熱 :2008/10/04(土) 23:59:55 ID:zufg9l7r
「でよう」とチャムは言って湯船からチャムはでた。 ぼくは終わりなのかな、って思った。 チャムはよくわかるはっきりした大きな声で「入れて!」と言った。 ぼくはびっくりした。 チャムは黒い瞳でぼくの目をじっと見つめ繰り返した。 「入れて!入れて!」 ぼくはこの浴室でそれができるか、あまり自信がなかった。 とても久しぶりだったし、あまりそういう経験もなかった。 でもチャムの体の大切な部分に触れると、もう十分に潤って ぼくが入るのを待っていてくれた。 チャムは壁に手をついてお尻を突き出すように こちらに向けてぼくを促した。 ぼくは努力してみた。 だけれども、いくらチャムの割れ目にぼくのものをあてがって、 入ろうとしてもぬるっとすべてしまい なかなか奥まで入ることはできなかった。 チャムもいろいろ体を動かして入るようにがんばってみたけど なかなか結合できなかった。 チャムももともとそんなに経験豊富ではない上に 久しぶりだったから、きつかったのだと思う。 せつない気持ちが高まったけど、どうしても入れないのだった。 「ほしい!」チャムは言った。 ぼくもほしかったので、いろいろ工夫してみたけど、やっぱりできなかった。 「ここではちょっと無理じゃないかな?」ぼくは言った。
268 :
チャムの情熱 :2008/10/05(日) 00:02:41 ID:fC7QTQhR
二人はせつない気持ちを抱えたまま、あきらめた。
露天風呂に行って、寄り添いながら外を眺めた。
日はだいぶ落ちて、少しずつ薄暗くなっていった。
そろそろ1時間になるかもしれない。
「でようか?」と言って、ぼくたちは家族風呂を出た。
温泉を出たら、受付の人もいなくて
バスの時間のせまっていたぼくたちは鍵を置いて外に出た。
バスは30分に1本くらい。
乗ったらチャムの知り合いの黒人の学生さんもいて
チャムとあいさつをかわしていた。
またよりそって、バスにゆられた。
今度は別府の街に向かって、バスは坂を下っていった。
それからの話はまた次回に。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200807/22/72/e0021572_14274230.jpg これは明礬温泉ではなくて、湯布院でのもの。美しい!
▲ # by shigeshogi | 2008-07-22 14:32
269 :
異邦人さん :2008/10/05(日) 13:04:58 ID:zSRwBPsY
270 :
お寿司とカラオケ :2008/10/05(日) 17:21:56 ID:SL+ZoNRM
2008年 07月 23日 明礬温泉からバスは坂を下り、鉄輪を通り、 そして宿泊する「ホテルサンバリー」のそばまで下りてきた。 時間は完全に日が沈んだくらい。夜の7時くらいだったろうか? ばんごはんの時間となっていた。 ホテルの近くには焼肉屋さんと、お寿司屋さんがあって 特に「水天」という名前のお寿司屋さんが 回転すしではありながらちょっと高級そうではあったけど とても感じがよさそうだったのでそこに行ってみることにした。 きっとこういうときには食べやすくて、誰でもおいしいお寿司が はずす心配がないんじゃないかなって思った。 お店は思ったとおりかなり感じのいいお店だった。 従業員は活気があって、しかもサービスがよかった。 店内もとってもきれいで、お寿司も新鮮そうだった。 また地元大分の特産の魚などもいろいろ扱っているようだった。 ぼくは緊張をほぐしたかったから、ビールを1杯だけ頼んだ。 チャムはお茶がすごくおいしいと言ってお茶を飲んだ。 ひとつのお皿に2貫づつお寿司が乗っているのだけど それをチャムとひとつずつ食べるのがとっても幸せだった。 この子とはいろいろなものをわけあっていきたいと思った。 地元の関アジなども扱っていて、とても肉厚でおいしかった。 やせうま、という地元のめずらしい食べ物(甘いもの)を 知らなくて店員に教えてもらったり、楽しい時間だった。
271 :
お寿司とカラオケ :2008/10/05(日) 17:23:34 ID:SL+ZoNRM
チャムはおいしいうにをはじめて食べたみたいで とっても感動したみたいだった。 ウニが口の中でとろけるよ、ってとても喜んでくれた。 チャムが喜んでくれるから、ぼくもとってもうれしかった。 ウニをもう一皿いただいて、二人で半分ずつ、楽しくいただいた。 このとき、二人はとっても感動したから 別府を離れる前の日の晩に二人でまたここにきたのだった。 それから、すぐ近くにあったカラオケ屋さんに行った。 混んでいたし、ちょっと高い時間だったから もったいないってこともあって1時間だけ歌った。 チャムは大塚愛の歌とか、英語の歌を歌ってくれた。 立ち上がって、表情豊かに歌ってくれるチャムとのカラオケは とっても楽しかった。 ちょっとセクシーな曲にあわせて、ダンスをつけて ボディタッチまでしてくれるのだった。 歌はとくに「YUI」の曲が声があっていて とてもすてきなだなあって思った。 「I remember you」なんか聞いていると、 泣きそうなくらいうれしかった。 ぼくは沖縄の曲「島唄」や「島人の宝」なんかを歌った。 チャムは喜んでくれた。 チャムはぼくが歌った「なごり雪」が気に入ったみたいで カラオケに行くたびにリクエストしてくれるようになった。 そして、チャットのとき一緒に話したりしていた 中島みゆきの「地上の星」(外国人にとても人気がある!)や 南こうせつの「神田川」(これも外国人に大人気)などを合唱した。
272 :
お寿司とカラオケ :2008/10/05(日) 17:26:43 ID:SL+ZoNRM
とっても楽しい時で1時間はあっというまにすぎた。
カラオケ屋さんをでて、とりあえずホテルのほうに歩いた。
「部屋に来る?」といったら、チャムは「いいの?」といった。
ぼくは「大丈夫」と言って二人でそろってホテルに入って
フロントのところを通過した。
何も言われることはなかった。
部屋に入って、すぐに抱きしめて、キスをした。
チャムも情熱的なキスで応えてくれた。
そのあとのことは、また次の回に。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200808/07/72/e0021572_8203614.jpg この写真を自分は長らく携帯の待ち受けに使っていたので
これを見るといかにもチャムだなぁーって感じがする。
ぼくの大好きな、黒いメガネちゃん。早く、また会いたい!
▲ # by shigeshogi | 2008-07-23 00:18
273 :
異邦人さん :2008/10/05(日) 22:01:14 ID:Zn1EmSoK
こんなのを愛せるなんて… 女だったら誰でもいいのか
274 :
異邦人さん :2008/10/06(月) 00:28:43 ID:CHUAnItD
>>273 逆だろw
こんな男を愛せるなんて・・・
男なら人間じゃなくてもいいのか
と言うべきだぞ
275 :
異邦人さん :2008/10/06(月) 07:34:10 ID:1CmLbZ8w
276 :
異邦人さん :2008/10/06(月) 10:36:38 ID:4A5fS8/6
自分の話を否定せずに聞いてくれて、やさしくてチンコがデカければ女はこんな男でも 落ちるっていうことでいいの?
277 :
はじめて結ばれる :2008/10/06(月) 11:07:47 ID:SGAxX253
2008年 07月 23日 ぼくとチャムは出会ってからたくさんのチャットやスカイプや 電話やメールやそういうことで心を通わせて、 そしてようやく出会うことができて、 そしてついにこの別府のホテルの部屋で結ばれることができた。 別府のホテルサンバリーのわりと広いツインのお部屋。 この部屋に入ったふたりはすぐに抱き合って、そしてキスをした。 二人ともとても強い気持ちで互いを求めていた。 服を脱ぐのも、もどかしいくらい高まっていた。 ベッドの上でチャムの体に覆いかぶさりキスをした。 手をチャムの下のほうにさしのばすと、 そこはもうあふれるほどにぬれていて すぐにでも入っていかれそうな状態になっていた。 チャムは「すぐに入れて」と具体的な言葉で求めてくれる。 チャムは大きく足を開いて、態勢を整えてくれる。 自分はチャムの入っていける部分に、自分の先をさしあてて 腰を落とすのだけど、緊張のせいで硬さが十分じゃないこととか チャムも久しぶりで締まっていることもあって やはりなかなかうまくいかない。 あせってはいけないと思うけど、焦燥感をどうしても感じる。 チャムもとってもせつなそうな目をしていた。 でも時間はあるし、二人の求める気持ちも強かったから いろいろと試していった。 チャムは手と口を使って自分をいたわるように舐めまわしてくれた。 自分は快感よりも、やさしさがうれしくて奮い立った。 そして体の形を変えながら結ばれようと試みていった。
278 :
はじめて結ばれる :2008/10/06(月) 11:09:40 ID:SGAxX253
そしてチャムが足を軽く開いたままひざをまっすぐのばし ぼくはそれにまたがり覆いかぶさるように腰をのせて 先がちょうどチャムの股間にあたるような姿勢をしていたとき。。。 上下に動かしていると、大切な部分にあたる感触がして そこはとてもあふれているのだった。 そこにぼくの先があたるたびに、チャムは喜びの声をあげてくれ それに唱和するように自分は腰を動かした。 先が少しづつ、チャムの大切な部分に入っていく感じがあった。 そして、それを繰り返していくうちにますますあふれてきて 自分も興奮が高まっていって、硬さを増していって そしてあるときついに、にゅるっという感じで一番奥まで 入ることができたのだった。 その瞬間チャムは「ああっ、すごい」と声を上げた。 自分も「ああっ」とため息がもれた。 一度入ってしまえばあとはスムーズだった。 自分はゆっくり腰を動かしながら、 チャムの体の内側の感触を感じていた。 自分をねっとり包み込んでくれる、そんなやさしい感触だった。 チャムも自分の先がチャムの体のなかのどこかに突き当たるたびに 喜びを感じて声がもれ、腰を海老反るのであった。 次第に最初の体位で動いているだけでは物足りなくなってきた。 入ったままチャムの足を広げて、抜き差しする感触を楽しんだり 入ったままチャムの足とひざを曲げさせて深く入る感触を感じたりした。
279 :
はじめて結ばれる :2008/10/06(月) 11:11:22 ID:SGAxX253
2人は交じり合ったまま、自分が下側になろうと思ったけど それはうまくいかなくて、ずるっという感じで抜けてしまった。 でも自分が仰向けに寝転んで、チャムがまたがってくれて 今度はスムーズに結合することができた。 チャムはぼくにまたがって腰を大きく大きく振った。 すると自分の一部分だけがチャムの感触を強く感じる。 今までの自分の相手はそういう人はわりと少なくて新鮮な感触だった。 チャムが激しく動くと、衝撃が大きくて 「おおっ」と自分も声がもれてしまうのだった。 そして再び自分が上になると、今度は当たり前のように 簡単に結ばれることができるようになっていた。 そして自分が高まっていくのとそんなにかわらないペースで チャムの息も大きくなっていき、腰の動きも大きくなっていった。 二人とも達してしまうときが近いことを感じていた。 自分は「出そうだよ」というとチャムは「いいよ」って言った。 中で出すわけにはいかないと思ったので 「抜くから」と言ったら、チャムは安全なときだから そのまましていいからといった。 二人の動きはますます大きくなって、チャムの声も大きくなって 「すごい!すごい!」を繰り返していた。 自分はもうがまんできないことを感じていた。 ああっというため息と一緒に、チャムの中で放出した。 腕に力が入って強く抱きしめていた。 チャムも強くぼくを抱きしめていた。
280 :
はじめて結ばれる :2008/10/06(月) 11:13:01 ID:SGAxX253
二人ともじっとだきあっていたけど、下半身は小刻みに震えていた。 快感のあと、充足感と、安心感と、倦怠感が順番に襲ってきた。 急に疲れを感じてきた。 チャムを抱きしめたまま下半身を離し、 そしてそのまま体を仰向けにしながら、寄り添う形になった。 チャムに腕枕をしながら添い寝する格好になった。 二人ともしばらくはあまり言葉も言えず、動くこともできなかった。 しばらくして、チャムが起き上がって辺りを調べだした。 イチゴを食べて早める努力をしたけれども まだ生理が少しだけ残っていたことと、久しぶりだったこととか、 自分のが大きいこととかもあったようでチャムは少しだけ出血していた。 それで布団を汚してしまうのがまずいということで 濡れタオルで拭き始めた。 ほんの少しだったので、痕はほとんど見えなくなった。 そのあとシャワーを浴びたいと言った。 二人で一緒にシャワーをあびて、汗を流した。 お湯は温泉なのか、滑らかでやわらかかった。 服を着て、二人は少し話をしたのだと思うけど ちょっと何を話したのか覚えていない。 体の感触が強烈な印象として残っていて 頭が働いてなかったのかもしれない。 時間はもう11時くらいだったと思う。 ホテルサンバリーからチャムの家がある別府駅方面に向かうバスは もうとっくに終了していた。 チャムのうちまでは歩けば、30分に近いほどの道のり。
281 :
はじめて結ばれる :2008/10/06(月) 11:14:29 ID:SGAxX253
ぼくは「大丈夫だから、ここにこのまま泊まっていったらいいよ」 というのだけど、チャムは頑として帰るというのだった。 それで「だったら夜だし、タクシー代を出すからタクシーで帰ったら いいじゃない」と勧めるのだけど、チャムは頑として聞き入れない。 チャムはベトナムから日本にきて お金を稼ぐ大変さを実感しているから これくらいでタクシーにのるなんてありえないことと思うようだった。 それで結局歩いて帰るということになって 自分は一緒にホテルの外まで見送っていった。 このとき浴衣をきてしまっていたので あまり遠くまで出歩けなかった。 そして見えなくなるまでチャムを見送って部屋に戻ったのだった。 そしてベッドに寝転がりながら、 今日のことをいろいろと思い返していたのだった。 このことがあとで問題になった。 いろいろ言いあいになったときにチャムが 「あのときどうして一人で帰したのか。 そのあとこまめにメールをくれなかったのか。 歩きの帰り道がとてもさびしかった」 そういうことを言い出すのだった。 たしかにそうかもしれない。 チャムは意を決して体をささげてくれて結ばれたのに まるでセックスが終わると目的が終わってしまったかのように 歩いて帰らされて、メールもくれなかった。 やってしまって、ぼくはもう満足してしまい チャムのことはどうでもよくなってしまったのか? チャムはそんなふうに感じたのかもしれない。
282 :
はじめて結ばれる :2008/10/06(月) 11:39:55 ID:1XDObPBR
でもぼくからすれば決して悪気はないことなのだった。 その場で言ってくれれば対応してあげたと思うし チャムを喜ばせてあげたい気持ちでいっぱいなのに でも男と女の心のもちようはいつも違うし 自分は女心にうといほうだから 気がついてあげられないだけなのだ。 そのことはたしかに悪いことなのかもしれないけど そんなにも責められないといけないことなのか? 自分の気持ちの中はいつもチャムのことでいっぱいで もっともっと求めてきて、望んできてほしかった。 ぼくもチャムの気持ちをわかって上げられなかったかもしれないけど、 チャムももうちょっとはっきり意思表示してほしかった。 ぼくはチャムをもっともっと喜ばせてあげたくて チャムの笑顔がみたくて、チャムと一緒にいたい一心なんだから 教えてくれればぼくたちの関係はもっともっとよくなれるはず。 (この日の翌日、湯布院での写真。この日に帰りたい・・・) ともあれ、こうして ぼくたちの初めての一日とはじめての一夜は終わった。 自分はチャムの魅力にますますひかれていくのを感じて そして末永く一緒にいたいと感じるようになっていくのだった。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-23 12:29
283 :
チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい! :2008/10/06(月) 11:41:50 ID:1XDObPBR
2008年 07月 23日 チャムとのはじめての1日が終わって、 このあと2日目の湯布院への旅とか、 3日目の別府でのできごとなどが続くのだけど それはいったん中断して、 少し別の面から書いてみたいと思う。 この1年くらい、自分はチャムとの出会いをへて 少しずつ変わっていった。 チャムもぼくと一緒でさびしがりやだったから いつも自分から連絡をくれた。 毎日夜の9時〜11時半くらいのあいだに 必ずスカイプ(インターネットを使った無料の電話) をかけてきてくれるのだった。 (自分が将棋の研究会がある金曜日は休み。 それ以外にスカイプできないときにはメールで 互いに連絡した。もっともそんなことはほとんどなかったが) チャムがぼくに教えてくれた このスカイプはとんでもなく便利なツールで チャムが別府から、ベトナムに帰ったときも、 広島の呉に移った後もかわりなくぼくたちをつないでくれた。
284 :
チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい! :2008/10/06(月) 11:42:56 ID:1XDObPBR
このことが自分にとって、生活の大きなリズムになっていった。 何しろ、毎日その時間にうちにいて パソコンを立ち上げて待っていないといけないのだから ある意味大変なのだけれども それを逆に前向きに利用して、 その時間を勉強などに使うようになっていった。 時にはインターネット対局をしている場合もあって ちょうどチャムがきてくれたので待ってもらったり 時には投げてしまうような場合もあった。 勉強しながらチャムがきてくれるのを待つその時間は ぼくにとって大切な、すてきな時間になっていった。 それと今年に入ったくらいからチャムは とってもおもしろい試みを始めてくれた。 それは体操。 体操、っていうのはあの体を動かす体操のことだ。 もともとチャムはいつも寝る前に簡単な体操をしていた。 このあたりが、日本人とちょっと違うなあって感じで でもチャムのそんなところが大好きだった。
285 :
チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい! :2008/10/06(月) 11:44:32 ID:1XDObPBR
で、チャムはあまりに太っているぼくの健康のことを考えて 一緒に体操することを提案してくれたのだった。 スカイプで話しているときに、毎日15分ほどの体操タイム。 チャムが音楽をかけてくれて、同じ音楽にあわせて体を動かす。 体操の内容はそれぞれで、 自分は最初はちょっとしかできなかったが だんだんと体が動くようになってきた。 今も続けているが現在の内容はラジオ体操1回に 屈伸16回、足の曲げ伸ばしを浅くと深くでそれぞれ16回。 アキレス腱伸ばしも16回。 腹筋16回、腕立て伏せ16回、 仰向けに寝て首と足上げ32拍。 それに股割り、首と足首をまわす運動。 これで一式でこう書くと長いようだけど、15分の内容だ。 終わると結構汗だくになる。 終わったあと、それぞれお茶や水を飲みながら チャムと少し話をするのが、また楽しかった。 一度チャムのうちに泊まったときに いつもと同じように体操をしようということになって やってみたら、お互いに全然違うことをしていた笑えた。 チャムはヒップホップ体操みたいな運動をしていた^^ お互いかなり恥ずかしかったけど、よかった。 またスカイプとは別に携帯でもいつでもメールや話ができて 何かうれしいことがあったとき、 逆に嫌なことがあったとき、 なんでも素直な気持ちで話すことができるチャムの存在は 自分の心の支えになっていった。
286 :
チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい! :2008/10/06(月) 11:46:17 ID:1XDObPBR
それに数ヶ月に1回ではあったけど チャムに会いにいけるということが自分の毎日の生活に どんな大きな楽しみになったかわからないほどだった。 どんな辛くても、悲しくても、がんばっていれば またそのうちチャムと一緒の幸せな時間が来る。 どんなときもチャムがいてくれる。 遠く離れていても心はひとつと信じていた。 いつか必ず結婚して、一緒に暮らそうと思っていた。 もちろんチャムだけではなくて、家族や周囲の人の助けもあったが とにかく精神的にはチャムの存在が大きかった。 やっと本当の愛にめぐり合えたと思った。 いつも将来の希望を与えてくれた。 生活は苦しかったけど、チャムは日本人の感覚からみれば とっても質素な人だったからお金もそんなにかからないし この子と一緒ならささやかでも小さな幸せをつかめる。 こんないい人とめぐりあって、その愛を得た自分は 世界一幸せになれたと思っていた。
287 :
チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい! :2008/10/06(月) 12:40:55 ID:y1jQdgr6
感謝しています。私の大切なチャム。
My Sweet Tram.
大切なぼくだけの、Phan thi minh TRAM !
自分にはあなたしかいない。
今、本当にさびしい。
一人ぼっちで暗闇で苦しみ、もがいている。
あなたなら、ぼくを助けられる。
どうか、どうか、ぼくを助けてほしい。
チャム、ぼくの声が聞こえますか?チャム?チャム?
まだぼくたちには少しだけ時間が残っていると思う。
何かお互いにとっていい方法が残されていると思う。
どうか、連絡を下さい。
一生のお願いです。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200808/07/72/e0021572_6215662.jpg チャムからのメールはいつもこの写真とともに受信していた。
いつもこの写真にキスをしていた。愛してる!
▲ # by shigeshogi | 2008-07-23 20:21
288 :
由布院への旅 :2008/10/06(月) 15:55:14 ID:bTSxu9b5
2008年 07月 24日 チャムとの最初のめぐり合いの話の続き。 初めての一日。初めての交わりを別府ではたした自分たちは 翌日、由布院にでかけるところになっていた。 湯布院は別府からはバスで1本。 最初、自分はこのことをしらなくて、鉄道で行くつもりだったが チャムが別府の駅前から湯布院行きのバスが出ているというので それで行くことにしたのだ。 チャムはその日、午前中、授業か何かで 学校に行かないといけないことになっていた。 それで出発は午後ということにして、 お昼に別府の駅前で待ち合わせということになっていた。 ホテルサンバリーにチェックアウトの時間ぎりぎりまでいて そこから時間があることもあって別府駅まで歩いた。 昨夜チャムが歩いた道だったが、思った以上に遠かった。 旅の途中で荷物が重かったこと、当時自分は運動をほとんどしない 生活で体がなまっていたこともあるが、きつかった。 深夜女の子が一人で歩くには、きっと不安だったろうと思った。 今思えば、本当に申し訳ないことをした。 ごめんね、チャム(;;) 途中、ジョイフルという西日本を中心とした 非常にリーズナブルでいいファミリーレストランで 休憩を兼ねて、朝昼兼用の食事をしたりしながら なんとか別府駅についた。 ジョイフルは、ぼくとチャムのお気に入りになって このあとも何度も一緒に食事をするのだった。
289 :
由布院への旅 :2008/10/06(月) 15:56:22 ID:bTSxu9b5
ちょうどお昼くらいでチャムはもう別府駅にいたと思う。 バスは本数が少ないから、待ち時間が少しあったので 駅前の観光案内所やヤマダ電機などをチャムと一緒に回った。 それから駅の中のベンチでふたりで休憩した。 チャムはぼくが東京で買ってきたおみやげのお菓子を出してくれた。 空港でよく売っているお菓子だけどチャムはとっても喜んでくれた。 そしてチャムのバイト先の温泉ホテルでもらえるという 温泉たまごを出してくれた。 そして、1本のペットボトルのお茶を買って二人でわけた。 二人で食べた別府温泉のたまごは本当においしかった。 ささやかだけど、こういうことが本当に幸せだった。 チャムは本当にいい子なんだって思った。 午後1時半くらいだったか、バスの時間がきて、乗り込んだ。 古臭い亀の井バスはがたごとと別府の街を登っていく。 別府の街の坂の途中でスイカが山積みになって売られていた。 坂で傾いているのにころがりもせず、積まれていた。 ぼくはチャムに、あれがなんかのはずみで動き始めたら コロコロコロコロころがって別府の駅のところまで 転がっていってしまうんじゃないかな?! って言ったら、チャムはおもしろがって笑っていた。
290 :
由布院への旅 :2008/10/06(月) 15:57:30 ID:bTSxu9b5
さらにバスは登っていって 今度は坂の上の切り立ったところに下から見るとそびえるように 建っているパチンコ屋さんがあった。 それでまたチャムに、ねえねえあのパチンコ屋さんが 地震か何かのはずみで壊れたら 中にたくさんあるパチンコの玉がまた コロコロコロコロ転がって、別府の駅のところまで いってしまうんじゃないかな?! って言ったら、チャムはまたその光景が浮かんだのか コロコロコロコロ笑い転げるのだった。 バスは山越えの道を進み、遊園地や山の中の小学校などを 経由しながら由布院に向かった。 バスの中で話をしたり、チャムの携帯プレーヤーで イヤホンを片耳づつにしながら音楽を聞いたりした。 山を登りきって、下りになったな、と思ったら もう湯布院の街は間近だった。 どこで降りればいいのかよくわかっていなかったから とりあえず終点のバス営業所まで乗った。 チャムは別府市内乗り放題のバスのフリーパスを もっていたのだけど、それが運転手にうまく伝わらず ちょっと高く料金を払ってしまったみたいだった。 バスを降りて、由布院の街を歩きはじめると 雨がポツポツと降ってきた。 地図で宿の場所を探したり、そっちに向かって走っていくと けっこういい降りになってきてしまった。 時間は午後3時過ぎだっただろうか? 本当は少し由布院の街を観光してから宿に向かうつもりだったけれど、 仕方ないからまっすぐお宿に向かうということになった。
291 :
由布院への旅 :2008/10/06(月) 15:59:13 ID:bTSxu9b5
292 :
異邦人さん :2008/10/07(火) 09:48:53 ID:hpkRnmgB
こいつの子供がかわいそうだな なんだかんだ言い訳して家族を放棄した訳だし
293 :
由布院の一夜 :2008/10/07(火) 12:38:54 ID:mJB+N6o5
2008年 07月 25日 別府から少し場所を移して、湯布院温泉での一夜のお話。 降り出した雨に追い立てられるように、旅館に着いたぼくとチャムだった。 由布院の温泉は、数年前NHK朝の連続テレビ小説 「風のハルカ」の舞台になっていて、 自分はそんなに熱心にはみていなかったけど けっこうあこがれている部分があった。 特に温泉の質がいいとか、風景もすばらしいと聞いていた。 一方チャムからは湯布院はなんでも高いみたい、ときかされ ちょっと怖かったけど、はじめての出会いで すてきな思い出を作りたかったので いろいろ調べて「御宿 ゆふいん亭」を選んだのであった。 このお宿の特徴はいくつかあるけど、全室離れになっていて 隣が気にならないゆったりした作りになっていること。 大浴場のそばの休憩所でビールと温泉たまごがすきなだけ いただけるというようなことだった。 しかし何しろ全室離れということなので、 ぼくとチャムがチェックインしてお部屋に案内されるにも 雨の降る中を歩いていかないといけない。 でもお宿はちゃんと専用の傘を用意してくれたので ぼくとチャムは相合傘をしながら、お部屋に向かったのだった。 お部屋では浴衣が用意されていたからぼくたちは さっそく着替えようとしたのだけど、 自分は体が大きいのでサイズが合わない。 それで大きい浴衣をもってきてもらって やっと浴衣に着替えられたのだった。
294 :
由布院の一夜 :2008/10/07(火) 12:40:37 ID:mJB+N6o5
何しろ大雨で大浴場に行くのも面倒だったので まずは部屋のお風呂に入ろうよということになった。 部屋のお風呂もちゃんと温泉なのだった。 お湯がたまるまでのあいだはチャムとまったりした時間をすごした。 チャムはお茶を入れてくれた。 チャムは日本のお茶が大好きだと言った。 でもベトナムのお茶も大好きなのだった。 ベトナムのお茶にもいろいろあるけど 一番一般的なお茶はジャスミンティーに近いお茶だと教えてくれた。 ジャスミンティーは沖縄のさんぴん茶とも近いし ますますジャスミンティーが好きになった。 お茶を飲みながら、お宿の用意したお菓子をいただき 写真を撮ったりしながら遊んだ。 チャムがいてくれると何をしていても楽しいのだった。 そのときとったツーショットの写真は以前に載せてしまったので 今回はチャム1人の写真を載せる。 そうこうしているうちにお部屋のお風呂にもお湯が満たされたけど ぼくたちの情熱はおさまることはなくて 畳の上でそのままぼくたちは抱き合うのだった。 抱き合って、お風呂に入って、一緒に横になって休んだ。 雨の音が遠くから聞こえる中、ゆったりした時間が流れていた。 こうなれば、雨も粋な演出のような感じもした。 幸せだった。
295 :
由布院の一夜 :2008/10/07(火) 12:42:18 ID:mJB+N6o5
少し眠ったのかどうか、夕食の時間になった。 夕食は鴨のお鍋料理だった。 料理はどれもこれも趣向がこらしてあっておいしかった。 チャムもぼくも食欲旺盛だから、なんでもたくさん食べた。 特に鴨鍋はだしがいいお味でよかった。 チャムはベトナム人だけど、ベトナム人はなんでも食べるよ って言ってわらっていた。 でも何でもおいしいおいしいとたくさん食べてくれる チャムは本当にすてきだと思った。 世の中には、あれは食べられない、これは残す、という人の なんと多いことか。残念だ。 二人でお皿を取り分けたり、ごはんをよそってもらったり 幸せだなあって思った。 自分たちは何一つ残さず完食したけれども、 そういう人たちはたぶん相当めずらしいのだろうと思う。 お部屋に戻ってみると、もう布団が敷いてあった。 そして枕元に夜食用のおにぎりとミネラルウォーターがおいて あって本当に細やかなサービスのお宿だと思った。 ぼくたちは布団に寝転がりながら、寝物語。 もうどんなことを話したのか、あまり覚えていないのだけど チャムの友達のお話とか、ベトナムのお話とか 自分の過去の話とか、とにかくありとあらゆる話を したんだろうと思う。 大浴場の休憩所に行ってビールをもらって飲んだりも したんだろうと思う。
296 :
由布院の一夜 :2008/10/07(火) 12:44:22 ID:mJB+N6o5
チャムに電話がかかってきて、チャムがベトナム語を 話すところをはじめてきいたりした。 日本語、ベトナム語、そして英語も自在にあやつる 美しくて賢い才女が自分の彼女としてそばにいてくれることが とっても誇らしかった。 チャムはいつも率直な言葉で愛を語ってくれた。 「愛してる」「好き!」「チュッ!」 メールや口での言葉、スカイプ、それら 全部あわせたら少なくても100回以上は聞いただろう。 そして、いつも自分から積極的に体を寄せてきて 求めてきてくれるのだった。 文字で、口で、表情で、手で、下半身で、とにかく全身で あふれる愛と情熱をぼくにぶつけてくれた。
297 :
由布院の一夜 :2008/10/07(火) 12:45:15 ID:mJB+N6o5
湯布院でのお宿での夜中もチャムは強く求めてきてくれたけど 自分の体は求めに応えられなくて、申し訳なかった。 自分も欲求自体はあるのだけど、体がついていかないのだ。 でもチャムはやさしくしてくれるのだった。 もっと若かったら、って思ったけど そのぶんチャムにたくさんの心の愛情をもって 接してあげたいって心に誓うのだった。 チャムはいつも元気に活発に動くから、 夜もいつもぐっすり眠れるみたいだった。 ぼくはいつも悩んだり、不安にさいなまれたり なかなか眠りにつけなかった。 でもチャムを寝顔を見ながら、夜食のおにぎりを頂いたり そんなことをしながら、その日一日の幸せをかみしめて ようやくぼくも眠りについたのだった。 翌日の由布院の街の散策と、別府への帰還についてはまた次回に。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-25 03:39
298 :
チャム散歩 in 湯布院 :2008/10/07(火) 13:17:56 ID:mJB+N6o5
2008年 07月 25日 由布院のお宿で起きるとチャムももう目覚めていた。 雨は上がりすばらしい青空が広がっていた。 一日の始まる幸せを感じた。 一緒に純和風の朝ごはんをいただいた。 いわゆる旅館の朝食といえばそうなんだけど、 ひとつひとつ本格的に作られていて 本当の高級っていうのはこんな感じなんだなあ、って思った。 それから昨日はいけなかった露天の大浴場にも行った。 隣の女湯のチャムと話をしたり楽しい時間だった。 日当たりがいいから、ちょっと焼けてしまうくらいかな。 そのあと、外の休憩所で、ビールと温泉たまごをいただき お部屋でくつろいでいると、 もうチェックアウトの時間は迫っているのだった。 チャムも女の子だから、支度にはいろいろ時間がかかる。 といっても、普通の日本の女の子にくらべればやっぱり早くて、 そのあたりもとってもいいなあって思うのだった。 由布院の街を一緒に散策した。 観光客向けの商店街を歩いていくと、 けっこうお客さんもいていろいろなお店があるのだった。 チャムはその中のガラス細工のお店でチャムがなにやら 一生懸命選んでいる。
299 :
チャム散歩 in 湯布院 :2008/10/07(火) 13:18:45 ID:mJB+N6o5
ぼくはいったい誰に何を選んでいるのか最初わからなかった。 チャムが選んだのは1匹のブタちゃんが体重計に乗ってるガラス細工。 ブタちゃんの丸いおなかがとってもかわいいんだそうだ。 この商品をレジにもっていって、購入。 そしてこの種明かしは後日された。 東京に帰ってしばらくたっての日、うちのポストに なにやらちょっと大き目の包みが入ってる・・・ そう、このときのブタちゃんなのだった。 チャムは「このブタさんはなんかシゲに似てるね!」 と添え書きしてくれていた。 ぼくはこのプレゼントがうれしくてうれしくてたまらなかった。 時給700円ほどでアルバイトしているチャムが 一生懸命稼いだお金で買ってくれたプレゼント。 チャムはぼくの丸いお腹もかわいいと思っていてくれている。 その気持ちがうれしくてたまらなかった。 ずっと、ずっと大切にするからね!チャム!愛してる!!! 君さえいてくれたら、ぼくはもう何もいらないです! お願いします。結婚してください。 チャムはぼくのことを 「丸いおなか君!」ってしばしば呼んでくれて するとぼくはチャムを 「黒いめがねちゃん!」って呼び返すのだった。
300 :
チャム散歩 in 湯布院 :2008/10/07(火) 13:20:27 ID:mJB+N6o5
それから街のはずれの「金鱗湖」まで歩いてみた。 「風のハルカ」では竜が棲む、とされていた湖で 竜が棲むくらいだから、すごく大きくて神秘的な湖かと思ったら そんなでもなくて、周りにもけっこう建物とかあって そんなに大きくもない単にきれいな湖って感じだった。 でもここでチャムとたくさん写真をとって遊んだ。 チャムは池のアヒルと戯れて、それがまたかわいかった。 それから駅のほうに戻るように商店街をもどり 途中のお店などで写真をとったりして遊んだ。 この写真を撮るときは通りがかりの大学生に ちょっと嫌な顔をされながらお願いしたのだった。 アニメのお店で「ゲゲゲの鬼太郎」を知らなかったチャムに その話をしたことを思い出す。 これ以後、鬼太郎がテレビにでたりするたびにチャムは 「ゲゲゲ、ゲゲゲ」って言ってくれるのだった。 由布院の駅でははじめて特急ゆふいんの森号をみたり 近くの公園でSLをみたりするのだった。 観光人力車の料金が高いのに目を回したりもした。
301 :
チャム散歩 in 湯布院 :2008/10/07(火) 13:21:19 ID:mJB+N6o5
駅近くのバスの営業所で、昨日のチャムの料金は払いすぎ だったんじゃないですか?と交渉してみたら 亀の井バスさんは良心的で、ちゃんと精算しなおしてくれた。 ぼくが交渉したことをチャムは喜んでくれたみたいでうれしかった。 帰りのバスは満員に近いくらい混んでいた。 ぼくたちは「冬のソナタ」みたいに一番後ろの席に よりそって座っていくのだった。 ちょうどお昼ごろのバスの中、暑く、 自分は疲れていたのか、いつのまにか眠ってしまった。 目が覚めたら、もう別府の駅前で、びっしょり汗をかいていたけど チャムがハンカチで汗を拭いてくれていたのだった。 幸せだった。 別府駅から当時チャムが住んでいたアパートに向かった。 10分ちょっと歩くくらいの場所で川のほとりの古い建物だった。 大家さんがベトナム人留学生に理解があるということで とても親切にしてくれるということだった。 チャムともうひとり友達の留学生が2階に住んでいて 自分は1階の普段はあまり使っていない部屋を 1日使わせてもらえることになった。
302 :
チャム散歩 in 湯布院 :2008/10/07(火) 13:22:31 ID:mJB+N6o5
広くて卓球場やソファーセットなどいろいろなものがあったけど とにかくモノがたくさんおいてあって、しかもみんな ほこりをかぶっていた。 ところどころ床が抜けそうになっていて、危なかった。 それでもチャムがあらかじめ掃除をしてくれたから ぼくの居住空間はちゃんと確保されていた。 布団はチャムがもってきてくれたのがあったから きれいだったし、ケーブルテレビも映るのだった。 その部屋に荷物をおいて一休みしていると チャムが2Fから降りてきてくれて そして早速また結ばれあってしまうのだった。 ぼくもだいぶ回復していて、かなりはげしく抱き合った。 どんなにせまくて、汚いところでも この子がいてくれれば幸せな気持ちになれる! チャムによれば夜になると2Fには友達が帰ってきてしまうから 今じゃないとできない!のだそうだ。 それでもぼくたちは元気いっぱいで、 そろそろ夕方になろうかという別府の街に繰り出した。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-25 14:31
303 :
別府の街にて :2008/10/07(火) 16:08:39 ID:R+3v5sf5
2008年 07月 26日 自分はチャムと知り合って別府に何度も来るまでは 別府というのは昔ながらの古臭い温泉街なのかと思っていた。 道はごみごみして、なんでも高くて、サービスは悪い。 ちょっとそんな悪いイメージ。 でもチャムに導かれて何度か訪れるようになって そのイメージはまったくかわった。 坂が多い街並みは景色が雄大だし、海は美しいし 安くて良心的なホテルや飲食店もいっぱいある。 またAPU(立命館アジア太平洋大学)のような 本当に国際的な大学もあって、 とても多くの留学生が地域に交わってくらしているのだ。 自分はとても素晴らしい街だと思った。 チャムのおうちから繰り出したぼくたちは とりあえずカラオケ屋さんへ(笑) 「大ちゃん」という留学生ご用達のカラオケ屋さんは 夕方までならフリータイムで1室千円で歌い放題というリーズナブル。 お店も駅前の便利な場所できれいだし、よかった。 チャムとここでカラオケを歌いまくり!^^
304 :
別府の街にて :2008/10/07(火) 16:09:53 ID:R+3v5sf5
夜からはチャムが友達を呼んでもいいかというので チャムの友達と合流。 3人で国道10号をホテルサンバリーのほうに 20分ほども歩いたところにある「くーた」という ラーメン屋さんに行った。 ここがチャムお気に入りのラーメン屋さんなのだ。 料金は普通だけど、替え玉無料!ということで お腹いっぱい食べることができるのだ。 またこのお店で出している、からし菜のようなおしんこが チャムはとっても好きで、まあこれでもか!と バクバク食べているのだった。 やっぱりベトナムは東南アジアだけあって、 ちょっと辛めのものが食べたくなるみたいだ^^ チャムのお友達は中国系ベトナム人で日本語はまだまだ。 日本にいる年数はチャムと同じなんだけど チャムがいかに勉強しているか、ってことがわかる。 それでその友達とは怪しい英語を交えて話をしてみたり どうしても伝わらないときはチャムが通訳したり 中国系ということで、携帯で漢字を表示させて伝えてみたり 大変だけど楽しい時間だった。
305 :
別府の街にて :2008/10/07(火) 16:11:12 ID:R+3v5sf5
おもしろかったのがラーメン屋さんへの帰りの道。 チャムの友達は自転車を転がしながら、 ぼくとチャムは歩いて帰るのだけどそのあいだ みんなで歌を歌いながら帰るのだ。 例の中島みゆき「地上の星」やら「神田川」「涙そうそう」 そういう有名曲を3人で合唱しながら帰る。 日本人ではしらふではちょっとできない感じだけど そんなことを楽しめるのもチャムといてこそだと思った。 今でもこのときのこと、とっても懐かしい! チャムのお友達はベトナムに帰ったそうだが 元気にしているのだろうか? 別府の駅まで帰ってきて、駅前の手湯という手を温める 温泉で遊んでいたら、酔っ払いのおじさんにからまれたり、 つつじが咲いているのをみて、この花には蜜があって 吸うと甘いんだよ、という話をしてみんなで吸ったり そういうことを楽しんだ。 楽しくてかけがえのない時間だった。
306 :
別府の街にて :2008/10/07(火) 16:12:08 ID:R+3v5sf5
チャムの部屋まで帰り着くとチャムとお友達は2階へ。 ぼくは1階にいた。 さすがにお友達がいるということで、 その晩は良い子になって、交わることなく眠った。 この日もまたとても楽しい1日だった。 次はチャムとの最初の出会いの、最後の1日の話になる。 別府公園にて。チャムは花やくだものが大好き。 街を歩いていてもいつもめざとく見つけてくる。 今年のお花見はチャムと一緒に広島の広でした。 一緒にすわって、お花をみて、1本のビールを二人でわけた。 本当に幸せなのんびりした時間だった。 チャムがこの日のこと忘れないでいてくれたら、 ぼくたちはきっと幸せになれると思う。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-26 00:35
307 :
「またね!」 :2008/10/08(水) 12:50:39 ID:MP74Y5iJ
2008年 07月 26日 チャムと最初の会った別府への旅の最後の1日の話。 別府の光町のアパートの1F。 もうおきだしていた自分のところに チャムもおりてきてくれた。 手にはコーヒー。 普通のコーヒーじゃなくて、 一時少しはやったこともあるベトナムコーヒーだ。 かなり強いコーヒーだと思った。 またかなり甘くしてある。香りも独特。 おいしかった。 自分はすごく頭がはっきりするのを感じた。 そしてチャムは歯ブラシをもってきてくれて歯を磨くのだった。 (チャムは歯磨きが大好きでたびたびぼくに歯ブラシをプレゼントしてくれた) そして・・・・いつものパターンで・・・・ ぼくたちは激しく求め合うのだった。 ぼくは肉体的な快感もさることながら、体が結ばれあうことによって、 ようやく相手が近くいることをを感じて心の愛も実感できるのだった。 チャムはどのような気持ちで いつもあんなふうに激しくぼくを求めてくれたのだろう? チャムのアパートにはお風呂がなかった。 そのかわり、徒歩5分のところに温泉があるのだった。 その名も末広温泉。
308 :
「またね!」 :2008/10/08(水) 12:52:20 ID:MP74Y5iJ
別府は日本一の湯の街ともいわれるが ぼくはその通りだと思う。 というのは温泉が観光客のためや 観光資源としてだけあるのではなく 一般の市民の生活に密着する形で存在してるからだ。 別府の街にはもうあきれるほどたくさんの小さい温泉があって 地域住民の人たちがそれを維持している。 その料金は1回たったの100円! 東京の銭湯の4分の1以下だ。 別府の街の家庭にお風呂がある割合は低いそうだが それはいつもみんな地元の温泉に入っているからだ。 これこそがまさに本当の意味で湯の街ということだろう。 末広温泉は午前中は11時くらいまでだったから Hに励んだ後、チャムは急いでいかないと、とぼくを連れ出した。 末広温泉は地元のタバコ屋さんが管理していて チャムは月2千円だかの月ぎめ料金を払って鍵をもらっていた。 自分はタバコ屋さんで100円を払って入れてもらった。 シンプルで何もない、昔ながらの銭湯の風情だけど温泉は温泉。 とてもいいお湯だった。 建物は古いが管理人の人がきれいに掃除をして清潔だった。 人がいなかったから、のんびり入ることができた。 ベトナムでは裸で浴槽につかる風習がないから 最初はチャムはけっこうはずかしかったそうだが 女湯に聞き耳を立てていると、風呂仲間の女性もいるようだった。
309 :
「またね!」 :2008/10/08(水) 12:54:25 ID:MP74Y5iJ
ぼくもけっこう長湯のほうだけど、それでも女の人よりは早い。 温泉をでて、その前にあるベンチに腰掛けてチャムを待つ。 吹き抜ける風が心地よくて、のんびりした気持ちになる。 チャムがでてきてくれる。シャンプーの香りがする。 大好きな彼女がそばにいてくれる幸せを感じる。 そのあと、2人は海のそばにある「一番館」という 焼肉屋さんに向かった。 ここは焼肉食べ放題のお店。 焼肉以外にも、野菜や、ごはん、カレー、お寿司、 ドリンクバー、フルーツ、デザートもついて 平日の昼間ならたったの980円だ。 留学生ご用達のお店らしく、実際いったら留学生だらけだった。 そりゃあ980円で自分の好きなものをお腹いっぱい 食べられるのだから、たまのぜいたくに留学生がくるには ぴったりのお店だろう。 チャムはくだものをいっぱいとって、 ぼくは肉をたくさん食べた。 ぼくもわりとなんでもおいしくいただけるほうなので チャムと楽しい1時間をすごしてお腹いっぱいになった。
310 :
「またね!」 :2008/10/08(水) 12:55:34 ID:MP74Y5iJ
そろそろ、お別れの時間が近づいていた。 少し時間があってチャムの学校、APUを見学に行こうか? という話もあったのだけど、時間的に無理で チャムのアパートに荷物を取りにいったあと その足で別府北浜、トキハ前にある、大分空港行きバス乗り場 に向かったのだと思う。 このあたり、ちょっと記憶があやふやになっている。 チャムが「今度、必ず東京に行くからね」と言ってくれたこと よく覚えている。 実際彼女は後にきてくれる。 自分も「きっとまた来るからね!」と誓った。 バスはやってきた。 係員が「空港行き、お乗りください」と案内する。 バスターミナルの前で、チャムを抱き寄せた。 人前でも、もう恥ずかしくなかった。 そしてキスをした。「じゃあね!」 チャムは「またね!」
311 :
「またね!」 :2008/10/08(水) 12:56:37 ID:MP74Y5iJ
走り出したバスに向かってチャムは手を振った。 ぼくも手を振った、見えなくなるまで振り続けた。 こうして、チャムとぼくの幸せな初デートは完結した。 チャムがよく歌ってくれた大塚愛の歌。 「チューすればするほど好きになる」 ぼくは心と体で愛を感じさせてもらった。 チューすればするほど、抱きしめれば抱きしめるほど チャムのことを好きになっていった。 本当によかった。チャムに出会って。 ぼくは本当に幸せな気持ちだった。 やっと、やっとめぐり合ったんだ、って思った。 その気持ちは今でも変わらない。 ぼくたちのこの日の愛は、今でもずっと生きているんだよ、チャム! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-26 09:42
312 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:10:23 ID:MP74Y5iJ
2008年 07月 26日 自分は(このブログではまだ詳しく書いていないが) 高校生のときに初恋に敗れてとても苦しい経験をしてから このブログにも書いてきたとおり 愛されるためにはたくさんの人に出会って 向こうが好きになってくれた人とつきあうのが一番だ というような付き合い方をしてきてしまった。 その結果、自分のことを好きになってくれた何人もの女性に対して 好意や愛で応えることができず、傷つけてきてしまった。 その最たるものは、じぶんのこどもまで生んでくれた2人で この2人を傷つけたこと、 そして2人のこどもに対することは自分の最大の罪だ。 自分には他にも罪がある。 仕事が嫌いでまじめに働いてこなかった罪だ。 自分は実家の会社で働いていた数年間を除けば フルタイムの社員として毎日8時間の労働をしたことがなかったし その会社にいたときといっても、普通の会社員としての レベルの仕事にはとても達していなかっただろう。 バイトもしてきたが、継続的で長期的な仕事は何一つしてこなかった。 こんなことが今まで通ってしまったのは、 実家が裕福で自分に対して甘かったからで しかし、こんなことがいつまでも通るわけがない。
313 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:11:41 ID:MP74Y5iJ
自分は妻を裏切ったことによって、逆に捨てられてからは、 そのあまりの傷の大きさから それまでのことを反省して、本当に好きな人と 一生かけた愛を育ててみたいと思うようになった。 (歳をとって別れの辛さが身にしみるようになったり 出会いの難しさが身にしみるようになったせいもある) しかし、今までの罪はあまりにも重く そしてまじめな努力をこつこつと積み重ねてこなかった自分は 決して本当の愛を得ることができなかった。 自分が生涯で本当に好きになったといえるのは 初恋の人、そして、公美、 そして今書いているチャム、この3人だけだと思う。 とくに公美とチャムには、一度はその愛を得ておきながら 自分自身の人格の未熟さや愚かさ そして経済力のなさなどからその愛を失ってしまい、 このように苦しみの中でのたうち回ることになっている。 特にチャムに対しては交際期間もけっこう長く そのあいだ自分なりに誠実に、自分なりにがんばって努力して 自分を律しながらがんばってきたのに ひどい裏切りをうけて、こんな仕打ちを受けてしまっているのは 過去の報いを受けているというよりないと感じている。
314 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:13:14 ID:MP74Y5iJ
今、チャムが新しい彼氏とのラブラブぶりを 自分のブログなどで伝えている。 ラブラブ写真をこれ見よがしにみせつけ、 自分の知る限り、しょっちゅう、デートを重ね お泊まり愛を楽しみ、仕事中もさぼってメール三昧 カラオケを楽しみ、花火を楽しみ、映画を楽しみ 今度は誕生日を楽しむのだろう。 人を切り捨てて、苦しみのどん底に突き落とし ほんの数ヶ月前までは、ぼくのことを愛してるといい ぼくにキスを重ねていたその唇で、別の男へ愛をささげている。 自ら「私はHが好きだから」「チャムはH」と言っている チャムのことだから、どうせHもやりまくっているんだろう。 家族公認、会社公認か? 自分はかつて、妻だったゆかりが、自分に対して 激しい嫉妬の気持ちにかられてやり場のない怒りをぶつけてきた ときのことを思い出した。 愛してる人に堂々と裏切られるということは なんて激しい嫉妬を感じさせるものなんだろう。 自分のパートナーだった相手が別の人と性的関係を持つというのは これはもう動物的嫌悪感を感じることだと知った。 その愛が強ければ強いほど、その人に尽くしてきたほど 裏切られたときの激しい嫉妬の炎は強くなる。 自分もチャムのことを今でもとても愛しているけど その反面、どうしようもない怒り、憎しみを感じてしまう。
315 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:15:00 ID:MP74Y5iJ
彼女が人の愛を裏切ったことに反省して悩み苦しんでいる というならまだしも (彼女の内心のことまでは今は話せないからわからないが) いい気になってラブラブ全開で 新しい恋愛は自分の当然の権利ともいわんばかりの態度でいることは どうしようもない怒りを感じる。 なるほど、ぼくのほうに過去の罪はあっただろうし チャムと一緒のときの接し方にも至らない点や 反省すべき点もいっぱいあっただろう。 チャムを傷つけたときもあっただろうと思う。 だからと言って、チャムと付き合いだしてから ぼくはチャムへの愛を一度も裏切ったことはないし いつでも一途にチャムだけを思ってきたし 他の女には触れたこともなかった。 チャムに毎日、一生懸命愛を表明してきた。 この1年間はチャムの生活のいろいろな部分に協力してきたし 微力を尽くしてきたつもりだ。 最後のころには今まではできなかった、 生まれてはじめて、まともな仕事を自らみつけてやりはじめている。 それなのに、それなのに、この仕打ちか!! 遠距離なのをいいことに、連絡を拒否すれば わからないだろうと思ってやりたい放題か! 新しい男が守ってくれるから、自分は安心してラブラブ生活か。 自分がした愛の裏切りへの代償はもう払ったってか!
316 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:16:44 ID:MP74Y5iJ
ぼくに対しては「あなたは自分のことばかり考えてる」とか 「相手の幸せも考えて」とかそんなことをいったくせに 今のぼくの悩み、苦しみ、痛みに対しては 無視していれば事足りるってか! 遠いからちっともわからない、ってか! ぼくがこのまま、自殺でもしてくれれば、いなくなってせいせいか! もうぼくのことなんか、どうでもいいってか! チャム、君はたった3ヶ月前、4月にあったときは ぼくに抱かれて最後に泣きながら「本当にやさしい人でよかった」と言い、 お別れの朝には、まだ眠っているぼくの唇にキスをして 今度はぼくに喜びの涙を流させた。 5月の終わりにも、ぼくが少々強引だったとはいえ ぼくをうちに泊めて、抱き合っているんだよ。 お別れの朝には朝食を作ってくれて、ぼくにやはり涙を流させた。 あなたはずっとぼくの好意を受け続けてきたし 自分でもそれを示し続けた。 それなのに裏切って、別の男とイチャイチャ。 ちっとは反省しろよ。 反省を態度で示せよ。 本当にむかつく。 そんなやり方で幸せになれるとでも思っているのか? 人間はおもちゃじゃないんだ。 嫌いになったからって、ゴミに出すみたいに 捨てることなんてできないんだ。 ぼくに対して、100回を超えるような愛の表明をして ときには愛の誓いもして、一生Hなこともしようね、とも たとえ別れても一生友達だとと言ったりしたんだから、 その責任は逃れられないぞ。
317 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:20:11 ID:Nu3AEwHn
法的にはどうか知らない。 世間一般ではどうなのかも知らない。 でもぼくは絶対許さない! ベトナムでは、こんなにも互いに愛を表明しあって こんなにも数多く抱き合った相手を とくだんの理由もなく一方的にふることが 当たり前に認められているのか? 自分はチャムの愛を信じ続けて それに人生に残った愛をみんなささげてきたんだ。 本当に最後の恋だと思ってきた。 ぼくには本当にチャムしかいない。 ほかに何もない。命をかけている。 そのことはチャムも知っているはずだ。 決して、知らないとか、忘れたとかいわせない。 勝手に過去のことだなんて、決めさせない。 自分がこうして毎日、毎日、悩み、苦しみ続けているのに 何がもう過去だ。 もう責任を果たしたなんて、絶対言わせない。
318 :
嫉妬にかられるとは、こういうことか :2008/10/08(水) 14:21:19 ID:Nu3AEwHn
私の罪は私の罪。 きっと報いを受けることだろう。 だけど、チャムの罪はチャムの罪。 その報いは絶対に受ける。 チャム、今なら、まだ間に合う。 反省して、まずは話し合いの場をもってほしい。 ぼくだって、あなたを憎むよりも許したい。 あなたの言い分だって聞く。 ぼくだってなんとか、まじめに、まともに人生を送りたいんだ。 連絡を待っています。 どうか、今月中に連絡を下さい。 2007.12.26原爆ドームの前にて。この日もまた、楽しいデートだった。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-26 14:57
319 :
異邦人さん :2008/10/08(水) 15:45:28 ID:guMTw29W
この辺はすでにチャムとの仲が終わってから思い出を書き続けていたんだね
チャムが始めて登場する
>>219 の時点ですでに終わったことを書いていたのか
冷静なんだろうか、よくわからないことだね
ずっとこのブログの記事のタイトルを見てくると山田の気持ちをあらわしているのかもしれないと思った
>>312-の記事はかなり、恨み辛みが書き綴られているけれど同情できるものでもないよね
ああここからの1ヶ月後にどうつながるのかが気になるね
320 :
異邦人さん :2008/10/08(水) 16:28:31 ID:5wwI/zm7
>>319 事件は8月7日だから、もう直前まできている
321 :
異邦人さん :2008/10/08(水) 16:53:52 ID:TOi0i5KR
毎回貼ってくださる方乙です! ヘタな小説より面白い。事実は小説より奇なりとはよくいったもんだw 内容的にライトノベルならぬヘビィノベルだな
322 :
ペースアップ〜2度目の別府への旅 :2008/10/08(水) 19:01:00 ID:Ty0vu+No
今まで思い浮かぶまま時系列順に書き連ねてきたけれど この書き方をしていては、 いつまでたっても終わらないことに気がついてしまった。 自分にはそんなに残された時間が多くもなくて 書き残しておきたいことはいくつかあって しかも自分の時間や精神力には限りがあるのに これでは終わらなくなってしまう。 こんなこと、今まで気がつかないのだから どうしてこんなにバカなんだろうって思う。 少しスピードアップしながら書いていこうと思う。 はじめてのめぐり合いを経てからも ぼくとチャムの関係は良好だった。 お互いはっきりとおつきあいする、という意思表示をしたし 自分もこれからは決して他の女性にわき見したりしないで 絶対チャムと一緒に幸せになろうと決意した。 スカイプで毎日おしゃべりして、 それ以外にも携帯で毎日メールを交換した。 今、そのころのメールを見返しても本当にラブラブだった。 そのころ、チャムがレポートなどを書くとき 日本語のチェックをしたり、 また学校のアンケートのレポートに協力したり、 チャムが就職のための面接にいくときに励ましたり 翻訳のアルバイトに日本語を見てあげたりした。
323 :
ペースアップ〜2度目の別府への旅 :2008/10/08(水) 19:03:12 ID:Ty0vu+No
深夜チャムが眠れないときとかに話を聞いてあげたり またHな気分のときはスカイプをつなぎながら ネット配信のHなビデオをふたりでみて (たぶんだけど)チャムのHなことのお手伝いをしたりした。 自分は今までどおり将棋とか毎日の生活のことを がんばっていこうと思っていて、 それまでさぼりがちだった道場通いを再開して 今までバスに乗っていたところも歩いてお金を節約したり ごはんも自炊を増やしたりしてお金をためた。 今思えば、毎日が充実した晴れがましい日々だった。 そして、初めてのめぐりあいから約1ヶ月半くらいたった 6月のはじめに、別府での将棋大会の案内をみつけた 自分はその参加も目的のひとつとして、 そしてまたこの時期ちょうど旅行会社が 大分行きツアーのキャンペーンをやっていて 料金が安い上に、お弁当や、現地でのおみやげなどがついている なんていうことも、大分行きの決め手になった。 それでついに6月の最初の金曜日、ぼくは大分に向かったのだった。 これがチャムとの2回目のめぐりあい。 次回からはこの2回目の旅のことをかいていく。 APUのコンピュータルームにて。 この2回目の旅の最後で自分はこの場所を訪れる。 チャムのいたずらっぽい表情がかわいい! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-27 03:11
324 :
2回目の別府への旅 2 :2008/10/08(水) 19:05:10 ID:Ty0vu+No
2008年 07月 27日 2回目の別府に旅したときの記録と記憶。 2回目のときは利用したツアーの関係で初日の宿泊は別府にできず 大分市内のホテルということになっていた。 また大分市内ははじめてなので一度行ってみたかったこともあって チャムとは大分駅で待ち合わせすることにした。 別府と大分は電車でほんの数駅の距離だ。 大分空港から大分駅まではホーバーという海に浮かぶ乗り物で 行くことができて、一度乗ってみたかったのだけど あまりに高かったのであきらめて、普通にバスでいった。 ホーバーは一応早いが高いうえに、ホーバーを降りてから またお金を払ってバスに乗らないと大分駅まで行かれない みたいな理不尽なこともあって断念したのだ。 大分駅には例によってぼくが先についた。 駅前をぶらぶらしながら待っていると、 駅前商店街でサッカーの大分トリニータのイベントなどが開かれたりしていた。 そうこうしているあいだにチャムは電車きてくれて ぼくたちは再びめぐり合うことになったのだ。 そして、二人が最初に行ったところは・・・・ 例によってホテル(汗 フロントを潜り抜けて部屋へ。 そして小さなシングルベッドで久しぶりの逢瀬を満喫したのだ。 チャムは相変わらずかわいくて、ぼくを満足させてくれた。
325 :
2回目の別府への旅 2 :2008/10/08(水) 19:06:42 ID:Ty0vu+No
少し休んだ後、ごはんを食べに大分の街にでた。 雨が降り始めたりしていたが、アーケードに屋根があったりしたから そんなに気にならなかった。 携帯屋さんを一緒に見たり、本屋さんを見てみたり、 ロッテリアで一緒に100円シェーキを楽しんだりした。 そして、いろいろうろうろした結果、 車輪のマークのおいしそうな洋食屋さんを商店街の中でみつけて そこでばんごはんをいただいた。 店の名前が思いだせないのが残念だけど、 ビジネスランチとかがある、昔懐かしい感じの洋食屋さんで とってもいい感じだった。 いつまでもなくならないでほしいお店だ。 今回はホテルもシングルルームだったし 翌日が大会だったということで、少し早めに大分駅で別れて チャムは家に帰ってぼくはホテルに戻った。 翌朝ぼくは大雨の降る大分駅まで走り、 電車に乗って別府に行き大会に参加するのだった。 チャムは別府駅まで傘をもって迎えにきてくれてありがたかった。 チャムは参加はしないけど、大会をみたいとのことだった。 ぼくはチャムが見ている中で、負けたくないと思った。
326 :
2回目の別府への旅 2 :2008/10/08(水) 19:07:45 ID:Ty0vu+No
そのときの将棋大会は別府公会堂という由緒ある建物で行われ、 そこはチャムのアパートからは徒歩5分の近距離。 地域の定例将棋大会なのだが、 早咲氏という全国クラスの強豪も参加されるということで、 その人との対戦を楽しみにしていいた。 ところが全然調子が上がらず なんと2敗も喫してしまって(3勝2敗)入賞はおろか、 早咲氏と対戦するところまでもいかれなかったのだ。 まあ自分の将棋はムラが大きいので、これも実力というところか。 よもや入賞できないとは思ってなかったので チャムの前でかっこ悪いと思った。 でも大会の合間に盤駒でチャムに将棋を教えてあげたり とても豪華なお弁当だったので、チャムと2人で食べたり そんなところがとっても楽しいのだった。 このときはチャムのアパートの1階に2泊させてもらった。 そして恒例になったカラオケダイちゃん、焼肉一番館、ラーメンくーたをはじめ とにかく歩いて歩いて歩きまわって別府の街を堪能した。
327 :
2回目の別府への旅 2 :2008/10/08(水) 19:12:09 ID:RyefDAID
主だったところではチャムの用事のついでを兼ねて、 別府公園経由で別府市役所に行って、用事をすませたあと 市役所で聞いて市民プールに行ったり(あいにく休業だった)、 チャムが傘を忘れたB−CONとかいうコンベンションセンター まであるいて行って、その後別府観光港まで歩いて ツアー付属のおみやげを引き換えたり 2つの別府のタワーに登ったりした。 古いほうの別府タワーは北浜のところにあって しかし何しろ古くて、危なさを感じるほどだった。 でも一度はいい記念だと思った。 新しいほうのタワーはもともとすごく高い場所にある上に タワー自体も斜めになっていて視界が広いので すごい迫力だった。 閉館間際に行ったら料金の値切りに成功した! 閉館間際の高いタワーの上は貸切状態で チャムとキスをしたり、ラブラブ気分を満喫したのだった。 そうしたら入り口の係員が閉館を告げに登ってきて あわてて離れたりしたのだった。
328 :
2回目の別府への旅 2 :2008/10/08(水) 19:13:16 ID:RyefDAID
とにかく別府の街を毎日1時間以上は歩いていたと思う。 チャムは元気で、それに負けずにぼくも歩かされたのだけど 今となってはいい思い出で、 今のぼくならきっとそのときよりもずっと元気に歩けるし、 またチャムと一緒に街を歩けるときを楽しみにしている。 さて、次回はこの旅で一番楽しかったことなどについて。 チャムは浴衣だって、とっても似合う。 チャムと一緒にまた花火を見に行きたい! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-27 18:51
329 :
異邦人さん :2008/10/08(水) 19:35:03 ID:guMTw29W
>>322 >自分にはそんなに残された時間が多くもなくて
どういう意味だったんだろう?
330 :
異邦人さん :2008/10/08(水) 21:26:12 ID:OET9bmde
>>329 チャムに7月いっぱいまでの返答を要求しているから
もし返答がなかったら公美のドイツの時のように
決着をつけに行くという覚悟じゃないでしょうか
331 :
2回目の別府への旅 3 :2008/10/09(木) 00:18:05 ID:gTTxVF/d
2008年 07月 28日 2回目の別府への旅の物語。 このときのの旅で一番楽しかったのは 杉の井ホテルという別府の山の上にある ホテルのプールに遊びに行ったときのことだ。 炎天下、40分以上は歩いて山登りをしてプールにいったのだ。 そこは「アクアビート」という名前の人工波を起こす施設を備えた、 かなりすごいプールだった。 6月に入ったばかりということでお客さんも少なくて チャムは美しい水着をぼくに披露してくれたのだった。 ブールのかわいいワンピースの水着。 最高のスタイルのぼくだけの美しい天使! 貸切みたいなプールで二人で楽しんだり、 ウォーターシューターに二人でくっつきながら滑り落ちたり 水着で入れるジャグジーの中でちょっとイチャイチャしてみたり・・・ 楽しくて、楽しくて、何時間も泳ぎ続けたのだった。 こんなかわいい彼女がいてくれて、一緒にプールにいけて 自分は本当に幸せものだと思った。
332 :
2回目の別府への旅 3 :2008/10/09(木) 00:19:11 ID:gTTxVF/d
このときの帰りにもちょっとおもしろいことがあって 帰りはさすがに疲れたのでバスで帰ってきたのだけど バスをおりたとき、チャムは傘を忘れて降りてしまった。 チャムのすぐ後ろにいて、それに気がついたぼくは こっそり傘をもって背中に隠して降りたら、 バスが行ってしまった直後それに気がついたチャムが 「あ、傘!」と叫んでぼくをみたとき 「え、どうしたの?」って何食わぬ顔で返して 背中の傘に気がついたチャムが「もういじわる」と 言いながら、とっても笑顔になった、というできごとがあった。 そのほか食べ物系の思い出もいっぱいある。 チャムがお勧めのお店で激辛ラーメンを食べたら あまりの辛さにちょっと気分が悪くなってしまったり 超本格インド料理も強烈だった。 ただ900円くらいでサンドイッチ食べ放題の喫茶店 (おしゃれなお店でおいしいコーヒー付き!) を発見したり、おそば屋さんでおいしいおそばを頂いたりした。 ジョイフルにはたびたび行った。 安くておいしいから、大満足だった。 大分に行った気分を味わえる「とり天定食」なんていうのも 食べられるのがうれしかった。
333 :
2回目の別府への旅 3 :2008/10/09(木) 00:20:18 ID:gTTxVF/d
このとき一度悪かったなあって思い出があって ちょっと気分を害することがあってイライラしているときに ジョイフルに行ったことがあって そのときチャムがドリンクバーを1人分だけしか頼んでいないのに、 2人で飲んだことがあって、それなのに店員さんにみつかりそうな感じで おかわりとか行ったりしていたことがあって そのことが引っかかってしまって、ついつい 「ドリンクバーは1人ずつ頼むのが本当だ」 みたいなことを言ってしまったことがあった。 本当のドリンクバーがどうあるべきかは別として チャムは二人のためによかれと思ってしただけで もっとやさしい気持ちで接してあげればいいことなのに 自分のイライラした気分をかこつけて チャムにぶつけてしまったのだった。 自分はバカだから、ときどきこんなことをしてしまって つまらないことで大切な人を傷つけてしまったりする。 本当に悪いことをしてしまったと思う。 チャムが好きで、いつまでも一緒にいたいのに イライラしてるとき、ついきつい言い方をしてしまったり あるいは、つい黙り込んでしまって ずいぶん困らせて、嫌な思いをさせてしまったと思う。 本当にチャムごめんなさい。 悪いことをしました。許してください。
334 :
2回目の別府への旅 3 :2008/10/09(木) 00:22:22 ID:gTTxVF/d
プールに行った日の夜、インド料理にもいったのだけど その日の夜、チャムは急に、自分の妊娠のことが心配になったらしい。 それで急に妊娠検査薬がほしい、と言って 二人でもうしまりかけた商店街をまわって薬局を探したことがあった。 いくつも回ってみたけど、別府の街のお店がしまるのは早く もう見つけることはできなかった。 チャムもいろいろ不安な気持ちを抱えて 二人とも悩み深い性格なんだなあって思った。 このころもっとチャムと将来のこととかちゃんと話あえばよかった。 ぼくはまだチャムと一緒の時間を楽しむことばかりを考えていて なかなかそんなことまで頭がまわらなかった。 仕事ももっと早く探してチャムを東京に呼ぶ準備をすればよかった・・・ 後悔先に立たず。 でもきっと真心があれば可能性は残っているはず。 そう信じて、今日をいう日をなんとか生きていこう。 次回はこの旅の話の最終回になりそうだ。 2007年12月。チャムさん、出勤前のひととき・・ この数分後、チャムは自転車で会社に向かい、 ぼくは電車に乗って、帰途につくことになる。 ぼくにとってはちょっとさびしい時間。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-28 04:21
335 :
2回目の別府への旅 4 :2008/10/09(木) 00:28:22 ID:tHlFPGYM
2008年 07月 29日 2回目の別府への旅の最終回。 この旅のときも毎晩毎昼といっていいくらい抱き合った。 チャムは体にぴったりのセクシーなパジャマを着て、 アパートの2Fの自分の部屋から、 1Fのぼくの部屋に降りてきてくれて ぼくたちは求め合うのだった。 このときは体調がよかったせいか、 チャムの求めにもしっかり応えられた。 一度印象的だったことがあった。 最初チャムと深くまで体が結ばれていたのだけども チャムをちょっとじらすためぎりぎりまで抜いて、 先だけちょっと入れたままにして腰をうごかしたことがあった。 手でもチャムの体のいろいろな部位を刺激して チャムが求めてくるのを待ってみた。 最初は「ねえ、いれて」「先だけじゃなくて、深く」 と言っていたチャムだけど、次第にがまんできなくなって 自分で腰を動かして深く入れようとしてきた。 でも自分はわざと腰を引いて、チャムをじらせ続けた。 チャムは「ほしい!」「しげ、嫌いよ」「いじわるしないで」 と泣き叫び声に近い声を上げてきた。 最後についに入れてあげるとチャムはようやく満足を得て 腰をすごく震わせながら、達した。 チャムはいった感じのわかりにくい女の子で はっきりいったなあって思ったのはこのときだけだ。
336 :
2回目の別府への旅 4 :2008/10/09(木) 00:30:12 ID:tHlFPGYM
でもチャムはこのときの経験がいやだったのか 悔しかったのか、あとで数回 「このときのシゲがすごく嫌いよ」っていわれた。 ちょっとかわいそうなことをしたかな、という気もしたけど ちょっとうれしいような懐かしい気持ちになる。 旅の最後の夜には、なぜか、地震があった。 その数日、別府では珍しく地震が続いたのだった。 このときの旅の最後に訪れたのはチャムの学校、APUだった。 ぼくが帰る日、大学での就職活動の手続きや 授業があったチャムは一緒にぼくを大学に連れて行ってくれた。 バスは別府駅から別府の街の中を30分も走ったように思う。 APUは山の上にあるので、とっても遠いのだ。 とても広々として美しい学校だった。 別府湾からおサルで有名な高崎山を一望にできて、 雄大な景色が広がっている。 建物も新しくてきれいでゆったりしている。 チャムが卒業してしばらくして「世界水フォーラム」 とやらが開かれて、世界中から王族などのVIPが 訪れたことなどもあるくらい立派なホールもあった。 半分以上が留学生という感じで、学食で一緒に食事をしたけど 良心的な価格のほか、イスラム教徒のためのハラルフードや ヒンズー教徒向けなどなど、さすが国際的と思わせる いろいろなサービスがあってよかった。 チャムは設備の整ったインターネットルームなどを案内してくれて 楽しい最後の一緒の時間をすごした。
337 :
2回目の別府への旅 4 :2008/10/09(木) 00:31:37 ID:tHlFPGYM
おもしろかったのは、このときも地震があって 学内放送で、地震のためエレベータを一時的に止めます という案内をしたのだが、日本語のほか英語でのアナウンスもあった。 ところが、この英語がすっごい下手くそで、 ぼくのヘタな英語と同レベル?!というくらいの怪しさで 思わず笑い出してしまった。 こんな国際的な大学でなぜにあんなアナウンスだったんだろう?! お別れはここ緑美しいAPUのバス停だった。 チャムとお別れのキスを軽くして(チャムの知り合いが多かったので) ぼくはバスに、チャムは授業に向かった。 帰りのバスの中、けっこう大きな地震があった。 バスの中でも感じたくらいだから 震度4くらいあったのだろうか? その直後チャムから、大丈夫?の連絡があって ぼくたちは離れてもいつも心は一緒にいるって思えた。 今回もまた、幸せな旅だったのだ。 ぼくとチャムの幸せな物語はまだまだ続いていく。 チャムを探せ!こんなときもぼくに視線を送って、ピースしてくれている。 いつもぼくのことを見ていてくれたやさしいチャム。 ぼくもがんばるし、チャムをもっともっと大事にするから どうかいつまでもやさしくして。心からお願いします! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-29 00:16
338 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 01:04:34 ID:8Xo1UE/d
今夜は終わりでしょうか。。。
339 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 01:27:14 ID:K8z424+Z
このブログ・・・本当に30代なのだろうか・・? どうもガキっぽいというか、学生時代を思い出させるような内容だわ。 読んでて妙な痛々しさが残る。
340 :
湯布院のこと、ひとつ思い出した :2008/10/09(木) 02:59:25 ID:tHlFPGYM
2008年 07月 29日 そういえば、湯布院での旅のことでひとつ思い出したことがあった。 由布院を離れる前に、何かお昼ごはんを食べようと思って お店を探してみたのだけど、 手ごろなところがなかなか見つからなかった。 そうしたらチャムが「ホカホカ弁当にしようよ!」って 言ってくれて、ふたりで鶏のおかずのほか弁を食べたのだった。 古臭いバス停の待合室でふたりでお弁当を広げて 何にもないけど、すごく幸せな時間だった。 チャムと一緒にいたら、ぜいたくなんかしなくても 幸せは次々やってくるんだな〜って思った。 ねえ、チャム。 ぼくはいろいろなことすごく反省してる。 もっともっといろいろなところ直して チャムともう一度幸せな時間をすごしたい。 どうしようもない自分だけど、 チャムのことが好きになってなんとか まともな人間になりたいって思った。 自分はどうやってもダメだ、幸せにはなれないって思っていたけど チャムに愛してもらって、なんとか一生懸命生きて、 チャムと幸せになりたいって思った。 どうかまた、ぼくに生きていく希望(チャンス)を下さい。
341 :
湯布院のこと、ひとつ思い出した :2008/10/09(木) 03:00:33 ID:tHlFPGYM
今、ぼくは生きていくあらゆることが行き詰ってしまって しかもチャムと話をすることもできなくなって 希望をまったく失って、毎日、毎日悲しみにくれています。 どうか、ぼくを見捨てないで。 チャムの助けを必要としているの。 あなたが好きでただただ信じてきた人のことをもういじめないで。 好きです。好きです。好きです。 お願いします。連絡下さい。 いつも待っています。 ぼくとチャムが知り合う前の写真。 別府の海地獄。ここはバスで何度も通り過ぎた。 髪の毛の長いチャムもまたかわいい。 海で泳いでいるポーズだね!! ▲ # by shigeshogi | 2008-07-29 08:36
342 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 10:09:19 ID:4s9Nkwl0
脅したり縋ったり、忙しい…
343 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 10:11:38 ID:sPha5qiy
依存心と依頼心つよいからひどいなこいつ。
344 :
チャムが我が家にきてくれた! :2008/10/09(木) 11:31:16 ID:J4JVUcI8
2008年 07月 30日 今回からはチャムがはじめてうちにきてくれた 3回目のめぐり合いのことを書きたいと思う。 この3回目のめぐり合いは、チャムが別府から東京の 我が家にきてくれたことによって実現したものだった。 昨年のちょうど今の時期のこと、夢のような楽しい日々・・・・ といいたいところだけど、 今から思えばすごく後悔することが多かった。 もちろん楽しい思い出もたくさんできたのだけど チャムに最高の思い出をもって別府に帰してあげることが できなかったという思いがある。 自分として決して悪気はなかったのだけど 遠くからたくさんの時間を使って あふれるばかりの愛をもってやってきてくれた 大切な大切なチャムのやさしい心を 傷つけたと思うことがいっぱいあった。 すごく、すごく反省している。 なんて浅はかだったろうって自分のバカさにあきれる。 その甘くてほろ苦い思い出を振り返ってみようと思う。
345 :
チャムが我が家にきてくれた! :2008/10/09(木) 11:32:28 ID:J4JVUcI8
普通の日本人の女の子ではなかなか思いつかないことだけど チャムは別府から東京まで青春18切符でやってきたのだった。 青春18切符というのはJRが年に3回くらい発売している 超お得な割引切符で、11500円で期間中の5日間 JR全線の普通電車と快速電車に乗り放題という切符だ。 だから時間がすごくかかることを別にすれば 別府から東京までを4600円くらいでくることができる ということで貧乏旅行にはもってこいの切符だ。 自分も昔はしばしばこの切符で全国を旅したし 去年の暮れにはやはりこの切符を使って、1日かけて チャムの住む安芸川尻という駅まで訪ねていったのだった。 チャムがやってきてくれたのは去年のちょうどいまごろ。 7月30日の朝、電車に乗って別府を出発したのだった。 日豊本線で小倉まででて、そこから山陽本線を何度も乗り換え 下関、広島、岡山とひたすら各駅停車の旅は続く。 自分は時刻表でチャムをおいかけて、おもだった駅に つきそうになるたびにメールを送ったりしてはげました。 チャムが少しずつ近づいてきてくれるのが うれしくてたまらなかった。 相生あたりからはJRの新快速があり結構駅を飛ばすのだが 距離の壁は遠く、時間は刻々と流れている。 姫路につくころにはもう夜の21時近くなっていた。 チャムは23:53米原から 「ムーンライトながら東京行き」(昔の大垣夜行のぼり) に乗って東京までいくつもりだったようだけど この列車は完全予約制で別途料金もかかる、 ということをチャムは知らなかったみたいで 結局この列車に乗ることができなかった。
346 :
チャムが我が家にきてくれた! :2008/10/09(木) 11:34:29 ID:J4JVUcI8
結果大垣で終電がなくなってしまい、 チャムは駅構内で時間をつぶすことになってしまった。 普通の女の子なら、なかなか駅で夜明かしとかしないけど、 チャムはやっぱり根性が入っているので駅でトイレに こもったりしながら、朝をまったようだ。 途中、警官に職務質問されて、外国人登録証を見せろと いわれてすごく嫌な思いをしたとかそういうこともあったようだ。 このとき、チャムはもっともっと励ましのメールが ほしかったと、あとでいわれた。 そのときは思いもしなかったけど、 チャムがメールをくれたらぼくは必ず返事を書くのだけど だまっているから、なかなかメールをしなくて それがすごくさびしかったみたいだ。 夜の23時すぎに電話をしてるけど、チャムは電話は 電話代がかかるからと言って長く話してくれないのだ。 でももっともっとメールをして励ましてあげればよかった。 控えめであまり自分から求めることができない チャムのことをもっと考えてあげれば、よかった。 いつも気がついてあげられないしげで、ごめんね、チャム。 でも、でも、本当はすごく愛してるんだよ。 いつも何とかしたいと思っているんだ。 だから、どうか、しげをもっと教え、導いて!
347 :
チャムが我が家にきてくれた! :2008/10/09(木) 11:35:59 ID:J4JVUcI8
翌日、朝の10時くらいに チャムは熱海からメールをくれた。 熱海までくれば、あとは東海道線で1本で東京までこられる。 自分は電車の時間を調べて、チャムを駅まで迎えに行く準備をした。 チャムがくるのは新小岩駅に13時58分くらいにつく総武快速電車。 時間ちょうどに駅について改札前でチャムを待った。 しばらくまっていると快速電車のホームの階段から 人ごみがどんどん降りていき、その人ごみの一番さいごのころ かわいい旅行用の車輪のついたミニトランクを転がした チャムがやってきてくれたのだった。 チャム、チャム、チャム!チャムが着てくれた!!! 今からほぼ1年前、2007年7月31日13時59分の すてきなできごとだった。 そばにきて、すぐに手を握り締めて、荷物をもってあげた。 キスは・・・たぶんはずかしくてできなかったのだと思う。 でも車まできて、車に荷物を積み終え、チャムを助手席に乗せて 運転席にすわったとき、チャムにキスをした。 うれしかった。うれしかった。愛してる! 駅からは車で10分ほどの距離。 チャムはちょっと疲れていて眠そうなので休ませてあげたかった。 無理もない。別府をでてから30時間以上。 電車、電車の旅で、しかも駅で夜明かし。 どんな健康で元気なチャムだって疲れるに決まってる。
348 :
チャムが我が家にきてくれた! :2008/10/09(木) 11:39:07 ID:J4JVUcI8
うちについて、荷物を置くと・・・・ 抱き合って激しいキスをした。 ずっとずっと会いたかった気持ちが爆発した。 チャムはシャワーを浴びたいといった。 チャムがシャワーを浴びているあいだに、布団を敷いた。 お風呂上がりのチャムはボディラインの美しく見える かわいいパジャマ?(ホットパンツ?)に着替えてくれた。 そして横になったチャムにぼくは添い寝。 そのまま眠ってもよかったのだけど、 チャムはぼくを求めてくれて、そして抱き合ってくれた。 ぼくも数日禁欲してチャムを待っていたので 気持ちはとても高まっていて、やわらかくしなやかな チャムの体の感触を間近に感じてはとても求めずにはいられなかった。 求め合う、ぼくとチャム。 そして体はスムーズに交わりあってお互いの体に 喜びをもららしあった。 二人が高まって1度満たされ合うと チャムは疲れがどっとでたのか「寝たい」といった。 服を簡単に身に着けて、ぼくの腕の中で寝息をたてはじめたのだった。 しばらくチャムと一緒に横になっていたぼくだけど それほど眠かったわけでもないので チャムが完全に眠ったころを見計らって、布団を出た。 そして、チャムの美しい姿を、そばからゆっくり眺めたのだった。
349 :
チャムが我が家にきてくれた! :2008/10/09(木) 11:45:09 ID:J4JVUcI8
http://pds.exblog.jp/pds/1/200807/30/72/e0021572_3475743.jpg この写真は以前載せたものの数分前の写真。
チャムの肌とボディラインが本当に美しい。
すごくゆったりした時間が流れて、
のんびりした幸せがぼくとチャムを包んでいた。
その日の夕方から、二人はおきだして、何かをしたはずだと
思うのだけど、何をしたのか思い出せない。
一緒に、何をした?!
二人で一緒にいたから、携帯とかにも記録が残ってないし
うーん、チャムが覚えていたらぜひ教えてほしい。
二人で布団を並べて、
抱き合ってから寝たことは間違いないのだけどね。
今、自分がいるこの部屋に、
愛する人がいてくれた幸せを思い出して、
しかし今はとってもさびしいことに気がついて、自然涙があふれてくる。
▲ # by shigeshogi | 2008-07-30 03:52
350 :
チャムが我が家にきてくれた!〜2 ひとつめの失敗 :2008/10/09(木) 11:47:27 ID:J4JVUcI8
2008年 07月 30日 2007年8月1日、水曜日。 この日は平日だったけど、江東花火大会という大会があった。 二人で、昼前に起きだしたと思う。 ぼくが起きるとチャムはもうおきていた。 一緒にご飯をしようということで、お餅を焼いて食べた。 チャムは海苔を巻いて、しょうゆで食べる 日本のお餅を食べたことがあまりなかったのかもしれない。 おいしかったととても喜んでくれた。 午後からは二人でカラオケ。 別府のサンバリーのそばにあったのと同じ 全国チェーンのカラオケ店で歌った。 東京は物価が高いので、チャムはそれがちょっと気になるみたいだった。 でも一緒にたくさんの歌を歌って、はしゃいで楽しかった。 夕方からは花火の時間だ。 江東花火大会はそんなに大規模な大会ではないのだけど うちのベランダから見える花火大会なのだ。 もっとも自分自身今のところにすんでもうすぐ6年だけど それを見たことは一度しかない。 期待していたよりも、ずっと小さく、しかも低い位置に見えて ややがっかりした記憶がある。 花火ってかなり遠くからでも見えそうな気がするけど 実際にはけっこう近くにいかないとイマイチなのだ。
351 :
チャムが我が家にきてくれた!〜2 ひとつめの失敗 :2008/10/09(木) 11:48:55 ID:J4JVUcI8
女の子は花火が大好きみたいだけど、チャムもまた花火が大好きなのだ。 夕方、チャムと二人でバスに乗ってでかけた。 会場近くのバス停でおりて河川敷のほうにでる。 途中、焼き鳥を買って、人ごみの中にまぎれていった。 浴衣の人がたくさんでていたけど、 そのときチャムは浴衣じゃなかったように記憶している。 ちょうど葛西橋を超えてすぐの辺り、二人は陣取って腰掛けた。 チャムはカメラで花火の写真や、動画を撮影していた。 葛西橋は、荒川と中川の両方を超える橋だけど、 その真ん中の中洲から花火は打ち上げられているのだった。 ポーン!と乾いた音とともにサァーっと光が広がり そして闇夜にすぅーっと消えていく花火。 そのはかなさが美しく感じるのだろうか? 自分は花火は美しいと思うし、好きだけど ちょっとさびしい気持ちになってしまうことがある。 冬の装いのチャム。ぼくと知り合う前でおそらく別府での写真だと思う。 チャムのおしゃれのセンスはぼくはすごくいいと思っている。 いつもかわいらしく、明るく、まとまっている。
352 :
チャムが我が家にきてくれた!〜2 ひとつめの失敗 :2008/10/09(木) 11:49:59 ID:J4JVUcI8
2007年8月2日、木曜日。 8月2日はとってもバカなことをした日だった。 チャムがうちにきてくれているのに、 将棋の道場に行ったのだった。 チャムも「がんばれ!」なんて応援してくれるから いい気になって行ったりしたんだけど 今思えば、せっかく一緒にいられる貴重なときに 何も道場なんて行く必要なかった。 帰ってきたら、チャムが料理を作っていてくれた。 だいたい東南アジアとかの人は鶏肉が好きな人が多いけど チャムもまたそのひとり。 スパイスの効いた鶏肉のスープを作ってくれた。 香辛料はきいているけど、味自体はすっきりしたあじで とてもおいしかった。 細かく刻んだ鶏肉とトウモロコシがたくさん入っていて とっても元気のでそうな味だった。 ぼくのうちのこげた鍋で作られた料理としては 最高のものじゃなかったんだろうか? ぼくはおかわりをして全部いただいたのだった^^ チャムはその夜、ぼくにいろいろなことを聞いた。 「しげのこと、もっともっと教えて!」って。 ぼくはウソはつかなかったけど、自分の苦しい過去の 全てをすぐに話すことはなかなかできなかった。
353 :
チャムが我が家にきてくれた!〜2 ひとつめの失敗 :2008/10/09(木) 11:54:18 ID:ZEOlOj0f
チャムはぼくのいないあいだに、 ぼくのパソコンをいろいろと調べて このブログの内容を読んだり、いろいろ知っていて それでずいぶん悲しい気持ちになったみたいだった。 自分も相手のこといろいろ知りたくなるタイプだけど チャムもまた同じようなタイプなのだった。 パソコンも携帯もだまっているとみんな見てしまう。
354 :
チャムが我が家にきてくれた!〜2 ひとつめの失敗 :2008/10/09(木) 11:55:10 ID:ZEOlOj0f
それはチャムがぼくのうちにいるあいだ、ぼくがいなくて一人のとき、 いつもパソコンを調べていたみたいだった。 それはそうだよね。 うちに一人でいても退屈だし、なんでもっと一緒の時間を 大切にしなかったのかと、今更ながら自分のバカさ加減にあきれる。 毎日夜寝る前にぼくの過去を聞きだそうとするチャム。 そして悲しくなったチャムを抱き寄せて、 そして抱き合って寝る。 そんな日々が続いた。 今思えば、チャムには何でも正直に言って そして、なんとか苦しく、間違いだった過去を乗り越えて チャムと一緒の新しい幸せをつかみたいということを そのためにがんばる、という気持ちを伝えればよかった。 心からそう思っていたのだから。 チャムにはぼくの心を伝えることができず ぼくとチャムの心のすきまになってしまったみたいだった。 ねえ、チャム、許して。バカなぼくを。 チャムがただ好きで、伝えてしまったがために失うことがこわかったんだ。 でもあなたが好きなんだ。それだけなんだ。 どうか、許して、ぼくを。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-30 07:58
355 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:37:27 ID:EF+npgDZ
2008年 07月 30日 2007年8月3日金曜日 この日もぼくはバカなことをした。 前々から携帯の調子がわるかったぼくは 買い替えが必要な状態になっていて、 二人で携帯ショップに買いにいくことにしていた。 ぼくはちょっと気になっている機種があって それが安くでていたら買いたいと思ったけど 品薄で、最初の店でも次のお店でもみつからなかったのだった。 それでちょっと足を伸ばして新浦安まで行って とても大きな電気店まで行って、ようやくみつけたのだった。 そして、金曜日ということで、夕方から研究会に行った。 もちろんチャムも金曜日だから研究会ということも知っていて 「行ったほうがいいよ」と勧めてくれたこともあるけど でも、でも、今思えば、1日くらい休んだっていいようなものだ。 しかも夕方で時間があまりなかったものだから、 チャムをうちの近くの駅で降ろし、 バスで帰るようにいったけどチャムは歩いて帰ったのだった。 今思えば、なんでかわいそうなことをさせたんだろう。 花の金曜日を、二人で一緒にすごせばよかったじゃないか。 どうして、そのときにそのことに思いが至らないんだろう。
356 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:39:23 ID:EF+npgDZ
チャムはお金も、ものも、そんなものを なんでもむやみにほしがったりしない女の子。 ただ一生懸命な気持ちや、真心、 本当の愛をいつも求めている女の子なのだ。 闇雲に高級なお店なんかに行くよりも、 一緒に安くてしかもおいしいお店を見つけることを 喜んでくれるようなタイプの女の子なのだ。 ぼくは貧乏で、何をしてあげられるわけではないけど 一緒の時間はたっぷりとってあげて、 もっともっとチャムをおもいやってあげて、 一緒の時間が楽しくなるように工夫して、 そんなことはいくらでもできるはずなのだ。 どうして、自分がさしあげることのできる、 チャムが望んでくれているものを、 捧げてあげなかったんだろう。 本当にバカだ。 バカ!バカ!雷に打たれて死んでしまえ。
357 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:40:25 ID:EF+npgDZ
その報いを受けて、今やこの苦しみの毎日だ。 力いっぱいの愛を感じられたら、チャムはどんなに離れていても さびしいからといっても、 決して心変わりをしたりしなかったことだろう。 自分にもたくさん悪いところはある。 チャム、ごめんなさい。許して。 どんな罰でも受けるから。 心から反省しています。 別府か鉄輪のダイちゃんにて。チャムの熱唱中。 チャムとのカラオケは楽しくて、最高だった。 チャムの歌声をまた聴きたい。どうか、お願いします(涙)
358 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:41:35 ID:EF+npgDZ
8月4日土曜日。 この日も、またバカなことをしている。 もう書くのも苦しいくらいのバカなことだ。 今回の中でも最低だのことだ。 この日は江戸川の花火大会の日。 江戸川の花火は江東花火大会とは全然違う大規模な花火大会で 日本全体でもかなりの規模だときいている。 チャムは例によってこの花火を楽しみにしている。 ところが、ところが・・・・ この日、将棋の友達がうちに着たいと言い出したのだった。 さすがに即答はしなかった自分だけど チャムに相談してしまったのだった。 でもそんなふうに相談されたら、 チャムはやさしい女の子だし、ぼくが将棋をがんばっているのを とっても応援してくれている女の子だから 「いいよ。せっかくなんだから、きてもらったらいいじゃん」って 言うにきまっているのだ。 なんで「いや、今日は彼女がきてるから、将棋はできない」って 友達に答えなかっただろう。 そしたら、チャムはぶつぶつ言っても 心の中では自分を選んでくれたことをとっても喜んだと思うのだ。
359 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:43:01 ID:EF+npgDZ
そして、花火には一人で行く、といいだして しかも1時間くらいかかると思うのに歩いていくというのだった。 さすがに途中までは車で送っていったけど でもそこからでも30分くらいはかかる距離。 しかもせっかくはるばる遠く、愛する彼氏のところまできて メインイベントともいえる大きな花火大会なのに 一人で歩いていかなくてはならないのだ。 どんなに、どんなに、チャムの心は傷ついたことだろう。 しかも友達がうちにくるに当たって、部屋を片付けていたぼくは 将棋の友達に、彼女がずっと泊まっているということを 知られるのがはずかしい気がした。 それで、チャムのくつを靴箱に片付け、チャムの洗濯物を しまって隠したのだった。 チャムの性格から言えば、できれば、 ぼくの友達に自分を彼女として紹介してほしい、 と思うほうなんだったと思う。 チャム自身もじぶんの友達を、ぼくに紹介してくれたわけだから。 それなのに、自分はチャムのことを友達に隠す始末。 将棋の関係者は恋愛のことを隠したがる人が多いし また恋愛慣れしていないために、人の彼女と自然に接することが できない人が多いために、ついつい隠してしまったのだけど そのためにチャムにはまたまた誤解を与えてしまった。 自分はぼくの公認の彼女じゃないんだと・・・
360 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:49:48 ID:H6YsSPBU
本当にバカだったと思う。 将棋の仲間が帰ったのはよるの9時すぎだったと思う。 チャムはもううちの近くまで帰ってきて、 近くの公園でさびしくブランコに乗ったりしてるのだった。 部屋に帰って、くつが隠されていることには、 もちろん、気がついた。 チャムの心の傷つき方はいかばかりだったんだろう。 どうしたら、この愚かさ。このバカさの罪を償えるだろう。 どれほどの失点を重ねたのだろう。 その結果は、わりとすぐに現れる。 もう少しあとで書くことだろう。 悲しそうなチャムをなんとかなだめて 一緒にトンカツ屋さんに行った。 チャムは花火の話をいろいろしてくれて カメラで撮った動画を見せてくれた。 しらないおばちゃんが親切に入れてくれた話とかしたけど きっと内心はとってもさびしかったに違いない。
361 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:50:59 ID:H6YsSPBU
チャムはうちにいるあいだに知らないうちに ぼくにだまって、YOUTUBEに花火の動画をたくさんアップしていた。 チャムの悲しみの花火の動画は彼女の名前で検索すれば 見ることができる。 今、思えば、友達はもちろん、せっかく実家は近いのだから ぼくの両親や祖母など家族に紹介すればどんなによかっただろう。 祖母などは自分が大好きな彼女を得たことをどんなにか 喜んでくれたことだろう。 そして、チャムも家族公認になればどんなに愛されている と感じられたことだろう。
362 :
チャムが我が家にきてくれた!〜3 失敗続き :2008/10/09(木) 15:52:10 ID:H6YsSPBU
どうして30年以上も生きてきて、その程度の頭が働かないのか。 本当に大切なものを守っていくために何をするべきか 知恵を使うことができないのか。 あとになっていくら気がついたって遅いのだ。 チャムは東京が嫌いになったみたいだけど これはみんな自分のせいだ。 自分が本当はすてきな思い出になるべきだった チャムの大冒険の旅をすてきなものにしてあげられなかったからなのだ。 これらの失敗の代償はとてつもなく大きくて もしかして、人生を狂わせてしまったかもしれないほどだ。 大げさでなく、そう感じる。 今、毎日、地獄の苦しみを味わっているけど それも自分の愚かさゆえとは思う。 でもどうしてもあきらめはつかないし、 心の苦しみからは逃れられないのだった。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-30 08:47
363 :
砂の城 :2008/10/09(木) 16:03:26 ID:pw0f8MRv
2008年 07月 30日 チャムがこのブログを読んでくれているのか 自分のブログで、おそらく自分に対してだと思われる メッセージを残してくれている。 おそらくというのは、それがベトナム語で書かれているからで ぼくもいつも一生懸命辞書で意味を調べながら 読んでいるのである程度はわかるのだけど それでもどうしても意味が伝わらない部分があるのだ。 チャムに意味を聞きたくても、聞くこともできない。 でもぼくの言葉が届いているのなら、よかったと思う。 なんとか話をできたらいいのに、と思う。 このまま、もし話をすることができないなら きっとぼくたちは話をすることができないまま 悲しい結末を迎えてしまうかもしれないから。 もし、お互いがやさしい気持ちで譲り合えれば ぼくたちにはきっとまだ救いが残されていると信じている。 砂の城、という仏教説話を小さいころに読んだことがある。 こどものころの記憶だから、多少思い違いもあるかもしれないが しかし大筋はあっていると思う。
364 :
砂の城 :2008/10/09(木) 16:04:33 ID:pw0f8MRv
こどもたちが浜辺で砂の城を作っている。 こどもたちは夢中になって、城を立派なものにして 城壁を高くしたり、丈夫にしたりしている。 ときにはそれをめぐってこどもたちが争ったりもする。 ところが、夕方がきて、親がこどもたちを呼びにくる。 こどもたちは親の元に帰って、砂の城は放置されていくのだ。 いつしか、波が城にうちつけ、城は砂浜に返っていく。 この話はいかにも仏教らしい話で、 砂の城はまさに私たちが生きている現世のことだ。 一生懸命築きあげても、一時的なもの、 いずれは忘れ去られ、消え去るもの。 仏教的な教訓を引き出すなら、現世的なことにとらわれすぎて 自らを苦しめてはならない、という感じであろうか。 仏教は無常を底流としていて、その上で自然と一体な生き方や 現状を受け入れてその上で前向きに生きることなどを説いている。 なるほど、この世には簡単には受け入れがたい苦しみや 悲しみが満ちているから、それを受け入れなくて ある程度はあきらめながらでなければとても生きてはいけまい。 私は別にこの考えを否定するつもりはない。 自分も(誰しも)ある程度はそうやって生きているのだから。
365 :
砂の城 :2008/10/09(木) 16:12:41 ID:pw0f8MRv
とはいえ、もし、全てのことを受け入れて 全てをあきらめてしまうならば、生きていることに いったいどんな意味があるというのだろう。 たった一人、さまよい、もがき、ようやくめぐり合った 大切な恋人、愛するチャム。 それをあきらめてしまって、 ぼくたちがこの1年間ずっと大切にしてきたものを 海の波に流してしまうのだろうか? ぼくは、うつろいやすいこの世の中が大嫌いだ。 自分が大切にしてきたものは、 今までみんな時の流れの中に消えてきてしまった。 小さいころの夢、希望、大切だった初恋。 将棋でも決して一流にはなれなかった。 娘には会えなくなってしまった、 ぼくのおじいちゃんも当たり前のようにいなくなった 公美も遠くに行ってしまった。 街も、人も、友達も、みんなかわっていってしまう。 変化はいつもいつも悲しみばかりをぼくにもたらした。 いつか、ぼくをかわいがってくれるおばあちゃんも そして、両親も、そしていつか自分自身も 時間の波の中に消えて行ってしまうのだろう。
366 :
砂の城 :2008/10/09(木) 16:16:20 ID:pw0f8MRv
だけど、自分は一生にひとつくらい せめて、自分が生きているあいだくらい 心から大切なものを見つけて、ずっと大切にしたい。 そのひとつが、チャム。 人生の1%以上はもう一緒にいた。 もう、そんな大切なもの、失いたくないんだ。 全部、全部、全部、大切にもっていきたい。 生きている限り。 ベトナムは精神的には日本人と近いとチャムとしりあって 思うことが多かった。 仏教を基調としながら、儒教やキリスト教の影響も 柔軟に受け入れているので タイほど強い仏教色でもないし、 また中国人や、韓国人と比べれば押しが強くなくて とても人当たりがやわらかい。 中国の強い影響や圧力を受けながら独自の文化を 築いてきた歴史があるし、 アメリカや中国とも現実として戦ってきた。 日本人とベトナム人はこれからもきっと 仲良くしていけるのではないだろうか?
367 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 16:18:25 ID:KNcVt9kh
この辺見るとフラれてもしかたないな 自業自得 逆恨みもはなはだしい
368 :
砂の城 :2008/10/09(木) 16:28:53 ID:pw0f8MRv
チャムのこと、チャムの家族のこと、チャムの祖国のこと 全部受け入れていけると思う。 チャム、愛してる。 会いたいよ!話したいよ!抱きしめたいよ(;;) 去年の暮れ、クリスマスイルミネーションの前にて。 暗い中でうまく写っていないけど、ぼくたちはたしかに一緒にいるよ。 ハートの前いる。たしかにいるよ! ぼくはバカだからチャムが好きなら、バカみたいに、 チャムが好きって言うことしかできない。 打算も計算も駆け引きもできない。 でも本当に、本当に、そうなんだ。好きなんだよ。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-30 10:54 | チャム
369 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 16:37:04 ID:4PjAoVJE
江東花火大会、漏れも行ってた。 近くにいたかも犯罪者。 しかしこいつ学習能力ねぇな
370 :
異邦人さん :2008/10/09(木) 17:22:01 ID:oFFwfkvU
こりゃ振られても仕方ないな。チャムじゃなくても振られるわ。いくら18切符でも、若い女を駅で夜明かしさせるとか…車あるなら迎えに行ったれよ^^;
371 :
チャムが我が家にきてくれた!〜4 小康の日 :2008/10/09(木) 19:13:39 ID:Dz6ZVlu/
2008年 07月 31日 7月ももう終わりになった。 今月末の家賃は払えなかったし、契約が満了になるので 更新料がかなり高くかかる。 それに家賃も一気に8500円も値上げされる。 来月のクレジットカードの支払いもできないことになりそうだ。 2ヶ月連続チャムのところにいって、そのときのお金が相当かかっているので いっぺんに請求がきてかなりきつい。 チャムのことをはじめ、もうありとあらゆることが行き詰まりになって もうどうしようもないという感じ。 チャムはどうして連絡くれないんだろう。 ひどすぎる。 バカにされているのかとも思う。 ぼくは何があったとして、チャムにとって他人ということは絶対ないのに。 でももういいか。どうせぼくは、もう長くこの世界にはいられない。 それなりに一生懸命生きてきたのだから、もうくよくよするのはやめよう。
372 :
チャムが我が家にきてくれた!〜4 小康の日 :2008/10/09(木) 19:15:10 ID:Dz6ZVlu/
8月5日日曜日 この日の記憶がどうしてもない。 日曜日だから、道場に行ったりしたのだろうか? だとしたら、チャムにさびしい思いをさせただろうと思う。 だけど、本当にわからない・・・ 大分宇佐神宮での写真と思われる。 チャムは写真が好きでチャットしながらたくさんの写真を見せ合ったものだ。 8月6日月曜日 この日は二人で渋谷東急将棋祭りに行った。 都営の一日乗り放題の切符を買って、交通機関乗りまくりの一日。 まずはバスで船堀にでて、新宿線で、森下まで。 森下からは大江戸線に乗り換えて勝どきへ。 勝どきはお昼のランチの目的地があった。 以前にも書いたことがあるが「天竹」というランチ超おすすめのお店。 じぶんのじいちゃんともゆかりのあるこのお店に チャムを連れて行ってあげたかったのだ。 勝どきから勝鬨橋を渡って、築地へ。 二人でおいしいかき揚げ丼を頂いて、満足な出だし。 そのあと、築地駅まで歩き、築地から六本木まで大江戸線。 六本木からはバスで渋谷へ。 こんな筋の悪い行きかたなのは、700円の都営一日乗り放題パス で一日を済ませるための方法なのだけど この方法はいやがる女の子も多そうだけど、 チャムにはよかったみたいで、喜んでくれた。
373 :
チャムが我が家にきてくれた!〜4 小康の日 :2008/10/09(木) 19:16:43 ID:Dz6ZVlu/
渋谷東急ではぼくが大会に出ている間、イベントをみたり 他の売り場や、お店を見て回ったり でも東京は物価が高いからか、何も買ったりはしないのだった。 席上対局を見るために座っていた席で 隣のおばちゃんと仲良くなって「うちも旦那が将棋が好きで」 とかいう話をしたりしていた。 ベトナムからきた留学生だという話をしたら、おばちゃんは とっても感心したみたいで、ぼくたちふたりを がんばってね、いつまでも仲良くしてね、と応援してくれるのだった。 大会は128人参加のトーナメントだから、 勝っても勝っても対局が続く。 5回戦くらいで、このブログを読んでいたという あるベテランに負けた。さえない。 でも帰りに二人で乗り込んだエレベータにその日のゲストだった 加藤一二三先生が乗り込んできてくれて ぼくもチャムも二人とも気がついてにんまりするという 楽しいハプニングもあった。 この日は比較的、二人とも楽しい気持ちで過ごせた一日だったと思う。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-31 18:49
374 :
異邦人さん :2008/10/10(金) 01:05:32 ID:ois63+SA
山田は振られたのは自分のミスだと思い込んでるのがそもそもの間違い ミスじゃなくて山田自身の人格の問題
375 :
異邦人さん :2008/10/10(金) 10:30:12 ID:qW6i//l8
自分はいろいろ心変わりしたり妻子捨てたりしてるのに 自分が振られた立場になると、相手ボロクソに書くんだね。こわー。
376 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 10:55:25 ID:OPAWFEJv
2008年 07月 31日 永遠に続くかと思われた、ぼくとチャムの東京での日々。 毎晩布団を並べて眠って、そして毎晩抱き合った。 この日々がぼくたちの心の中でずっとずっと 大切なものでありますように!! 愛しています、チャム! 8月7日火曜日 この日は、チャムと一緒に海に行った! 九十九里の雄大な海だ。 でも、でも、この日もまた失敗があるのだ。 10時くらいに起きて、 この日はチャムがやきそばか何かを作ってくれたのだと思う。 それを食べて、支度をして、さあ行こうかという段。 チャムがお金がないから郵便局でおろしていく、と言った。 時間は11時くらい。 それでチャムをうちの近くの郵便局で下ろして、車で待っていた。 ところが、郵便局のATMの調子が悪かったからかどうか うまくお金がおろせない。 何度も失敗するうちに、ついに、セキュリティが働いたのか カードとかが機械に飲み込まれてしまって それをだしてもらったり、手作業でお金をおろすための 手続きをしたりで、なんだかんだと時間がすぎていく。 海は3時くらいには閉めてしまうところも多いから 時間があまりないのに自分はイライラしてきてしまった。
377 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 10:56:25 ID:OPAWFEJv
それで番号札をとって待っているチャムに 「もうお金なんていいから、出してやるからとっとと行こうよ」 と言ってしまって連れ出してしまったのだった。 そのあともイライラで、ついつい無口になってしまって チャムを心配させてしまった。 今まで何度も何度も繰り返してきたような失敗なのに ここでもまたやってしまったのだった。 せっかくの楽しいドライブを自ら台無しにして本当にバカな人間だ。 でもチャムが気分を盛り上げてくれたので険悪にならず なんとか九十九里浜までついた。 だけど、どこのビーチに行くか決めてなかったので、 ついてからうろうろと回ったり、またバカなことをやっている。 ようやく公営のビーチを見つけて車をとめて海に入ることができた。 チャムのかわいい水着姿を、再び眺めることができた。 しかし、前回のプールといい、 なんで写真をとっておかなかったのだろう。 ずっと大切な記念になったのに。 九十九里の海は外海なので、波が大きく迫力あるのだった。 その日も場合によっては頭まですっかりかぶってしまうような 大きな波で、チャムとぼくは手をつなぎながら いっせいのせ!で、波を飛び越えたり、 波がきそうになったら、ぼくがチャムの体を持ち上げたり 2時間ほども波と戯れたと思う。
378 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 10:57:11 ID:OPAWFEJv
帰りは海の家でシャワーを浴びて、また帰り道。 まだ3時過ぎだったので、ばんごはんにはちょっと早い と思って一般道をダラダラいくことにしたのが運のつき。 今度は千葉市が近づくにつれて渋滞に巻き込まれてしまった。 チャムは、助手席でお昼寝。 きっと疲れていたんだね。 ぼくが疲れさせたのかもしれない。 ごめんね。 でもチャムが助手席でシートを倒して お昼寝しているのはかわいくて、なんかうれしかった。 チャムがお昼寝から覚めても、渋滞は続いていて もうお腹ぺこぺこだよ、ってなるまで ばんごはんを食べることはできなかった。 店の選び方も間違えてしまって きっとチャムはがっかりしただろうなあって思った。 ホント、このときはどうしてこんなに失敗続きなんだろう。 自分が悪かったし、運もすごく悪かった。 せっかくの一緒の時間をどうしてもっとすてきに演出して あげられなかったんだろう。 チャム、ごめん。本当にごめん。 心から謝ります。 どうか、もう一度ぼくにすてきな思い出を作るチャンスを下さい。 一からみんなやり直したい・・・・ ぼくが本当に悪かった。全部悪かった。 許して。。。
379 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 10:58:46 ID:OPAWFEJv
去年の暮れ、広島のクリスマスイルミネーション。 この日もまたチャムはとってもかわいい! ぼくたちの幸せはずっとずっと続くと信じていたよ。 8月8日水曜日 この日はチャムの誕生日。 8日に日付が変わった途端、ぼくは 「お誕生日おめでとう!」を言ったのだった。 ぼくは本当はこの日チャムとディズニーランドに行くつもりだった。 誕生日を楽しむにはふさわしい場所だと思ったし そこでチャムと一緒にすてきな誕生日プレゼントを 選べたらいいなって思っていたのだ。 ところが、ところが・・・・ チャムは、前の日の晩に「今日、帰る」と言い出したのだった。 チャムは1ヶ月くらいいる予定だったので本当にショックだった。 いろいろ考え直すように説得したけど、 チャムの決意は固くて、どうしても変えることができなかった。 あまりにもバカなことをしてきたから 仕方ないことかもしれないけど でも、でも、あまりにも悲しかった。
380 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 10:59:44 ID:OPAWFEJv
チャムはぼくが本当にはチャムのことを愛していない って感じたみたいだった。 そう思うのも無理はなかった。 自分はいつもバカで、わがままで、 いくら好きでも、そのときの感情に負けて 相手を傷つけてしまったり、悲しませたり そんなことばかり、してきたから。 でも、チャム、君を愛してないなんてこと、絶対ないんだよ。 その日の夜、ぼくの部屋で二人は布団を並べて寝ながら あまり話すことも交わることもなかった。 でも明かりを消して、横になっていると チャムはぼくのところにすりよってきてくれるのだった。 ぼくにキスをして、ほおをなで、抱きしめてくれた。 泣いているようだった。 ぼくの下の服を脱がして、ぼくのものを口で愛撫してくれるのだった。 ぼくは無言でそれを受け入れて、喜びを感じた。 しばらくして自分のものが大きくなってくると チャムは自分にまたがってきてくれた。 チャムも下の服は着ていないようだった。 手を指し伸ばすと、そこはもうとても潤っていた。 チャムはぼくの体にまたがったまま、少し体を持ち上げると 仰向けに眠ったままのぼくの上に少しづつ体重を落とし それにつれて、自分のものはチャムの体に包み込まれていくのだった。 完全に奥深くまで、チャムと結ばれた感触があった。 そうするとチャムは腰を激しく振るのだった。 チャムの体のうごきははげしくて、ぼくの口からはため息が漏れ 時には「あ・・・」とか声もでてしまうのだった。
381 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 11:05:33 ID:vpNVC3+I
チャムはびっくりしたみたいに「痛かった?」と聞いた。 ぼくは「ううん、すごくびっくりしただけ。痛くないよ」と答えた。 チャムは「ねえ、私たち友達になろうね。Hをするだけのヤリ友に」 「これからも、ずっとずっとHしようね」 「たとえ離れ離れになっても、ずっとずっとHな友達だよ」 チャムがどういう気持ちで言ったのか、今ではよくわからない。 チャムに一度聞いたことがあったけど「そんなことあったっけ?」と はぐらかされてしまった。 ぼくももちろんチャムとずっとずっとHをしたいし、 そして、ずっとずっと友達でいたい。 でもずっとずっと恋人同士でもいたかったから、 チャムの言うことにどう返答するべきなのか、よくわからなかった。 でも、そのときはとにかく、チャムとずっといられれば、 ぼくはいいと思ったのでそれ以上追求しなかった。 いつしか、ぼくたちは到達して そして寄り添って東京での一緒の最後の眠りについた。 ぼくからのメールの着メロをチャムは大塚愛の「さくらんぼ」に していてくれた。ぼくたちは離れていてもずっとずっと一緒。 二人ともそう信じていたと思う。 でもチャムの携帯がぼくと一緒の会社からソフトバンクにかわったとき 着メロは「鉄道賛歌」に変わってしまったのだった。悲しい。
382 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 11:06:47 ID:vpNVC3+I
日が昇って、翌朝。 せっかくのチャムの誕生日はお葬式のような 別れの一日になってしまった。 その日の夜の「ムーンライト九州」という夜行普通電車に 接続できる電車ということで逆算して 東京を午前中に出発しないといけないからだ。 ムーンライト九州の予約はかろうじて取れて、 チャムに切符を買ってあげることができた。 また新小岩駅まで送って行って、そして駅の改札で別れた。 でもチャムの姿が階段に消えると、 このままいてもたってもいられない気持ちになって スイカを使ってそのまま中に入り、 そしてチャムの姿を追った。 なんとかホームで電車を待つ、チャムにおいついた。 チャムはびっくりしたみたいだった。 快速電車やってきた。 チャムにキスをした。 チャムは泣きそうだった。 ぼくも泣きそうだった。 でも電車は走り出した。 ぼくは電車が見えなくなるまで見送ってそして駅をあとにした。 車に戻ったぼくをまっていたのは、駐車違反で職務質問を しようと待ち構えていた、新米警察官。 でもなんとか職務質問で済んで、切符は切られなかった。
383 :
チャムが我が家にきてくれた!〜5 別れの誕生日 :2008/10/10(金) 11:07:34 ID:vpNVC3+I
車を移動させるとさっそくチャムからメールがきていた。 何度も何度もメールがきた。 きっとチャムは泣いているんだろうな、って思った。 ぼくもチャムにメールを返しながら泣いていた。 でもぼくとチャムとの物語は、まだ決して終わっていない。 これからぼくたちの物語はまだまだ続いていく。 のちにチャムが言った。 「シゲは誕生日に一度しかおめでとうを言ってくれなかった」 まもなく、それから1年。チャムの誕生日がやってくる。 ▲ # by shigeshogi | 2008-07-31 20:28
384 :
<注> :2008/10/10(金) 11:15:30 ID:vpNVC3+I
次回からはいよいよ8月、最後の一週間です。(これがまた長い) 様々な苦難を経て、ストーカー回顧録は最終章にたどり着きました。 ノーベル文学賞の候補にこそなりませんでしたが、 その溢れる文才もこれで見納めです。
385 :
別府へのドライブ :2008/10/10(金) 13:35:33 ID:4I7M6/uU
2008年 08月 01日 チャムと4度目のめぐりあいになる、別府へのドライブの物語。 東京と別府は道のりでは約1200キロ。 平均時速50キロと仮定しても、24時間の旅だ。 しかもそのときは節約のために、高速道路は最低限の使用 ということで行くことを決めたのだった。 時は2007年9月10日。 この日の深夜、愛車NAKEDを駆って、 東京を出発したのだった。 深夜に出発したのは混雑を避けるため。 とりあえず一般道を通って、東京を抜けるが用賀からは東名に入る。 これは深夜100キロ以内50%割引のサービスを利用するためで、 これで箱根を越えて富士の裾野インターまで行かれる。 インターを降りた後、少し道を間違えて、富士のふもとの森の道に 迷い込み、不安を感じるが、なんとか海沿いに戻り それからは国道1号のバイパスをひたすら進んだ。 メールで応援してくれていたチャムもこの辺で寝るとのメール。 夜中1時ごろ、音楽を聴きながら、ひたすら西に向かった。 明け方くらいに名古屋に入る。
386 :
別府へのドライブ :2008/10/10(金) 13:37:21 ID:4I7M6/uU
翌日はチャムには言わなかったが、 実はセイクラブで知り合った友達と会うことになっていた。 れぶんさんというハンドルで年上の主婦の方。 チャムより前にセイクラブで知り合って、 ただお互いに恋愛感情はなくて、友達として チャットしたり、時には電話で話したりしたこともあった。 チャムとのことを喜んでくれて、よく相談にのってもらっていた。 ただの友達だから本当はチャムに隠す必要はなかったのだけど 誤解されるのがイヤでついつい隠してしまった。 でも結局バレるのだが・・・ 名古屋について、駐車場のあるマンガ喫茶で仮眠。 あまり眠れなかったがそれでも3時間くらいは 仮眠できただろうか? 起きて、れぶんさんと東山動物園前で待ち合わせて ランチを一緒に食べて、そのあとトヨタ博物館に行った。 前から一度行ってみたかったので、けっこううれしかった。 クラシックカーをはじめ、実車で振り返る日本車の歴史 というような作りになっていて、とてもよかった。
387 :
別府へのドライブ :2008/10/10(金) 13:38:56 ID:4I7M6/uU
れぶんさんと別れると、再び西へ。 れぶんさんのアドバイスにしたがって、 まずは四日市に向かい、そこから名阪国道を利用することにした。 ここは奈良の天理まで高速国道の無料区間なので とてもお得だとのことだった。 しかし、三重方面に向かう国道は大渋滞。 しかも雨が降って、次第に強くなり、しんどい時間が続いた。 名阪の入り口のところまできて 力尽きて、車を止めて仮眠をとった。 目が覚めてもまだ強い雨が降り続き 名阪の山越えの道を越えるときに雨風が吹きつけ たいへんにこわかった。 天理からは地図もなくて道に迷いつつも コンビニなどで道を調べながら、なんとか堺から大阪湾沿いに。 ちょっと高速を利用したりもしたが、 兵庫に入ってからは国道2号一本になって再び道が わかりやすくなった。 またこのあたりは国道がバイパス化されていて スムーズに走れるのだった。 しかし、兵庫から、岡山、広島は本当に広い。 走っても走ってもつかないという感じ。
388 :
別府へのドライブ :2008/10/10(金) 13:40:02 ID:4I7M6/uU
特に東広島市のあたりなどは永遠に続くかと思うほどだった。 しかし東広島を抜けて、広島に入ったあたりから 夜が明け始めて、明るくなってきた。 なんとか朝の渋滞などにも巻き込まれず、 宮島を通過しながら山口方面に。 山口あたりでは眠くて、限界が近づいていることを感じたので フリータイムで入れるラブホテルをみつけて 眠ることにした。 3千円くらいかかったけれども、お風呂とベッドはありがたかった。 チャムとキスする前に、ひげをそっておくことができたから! 時間ギリギリまで眠ることができて、 そして再び、西に向かった。 しかし、距離の壁は大きく、下関に入るあたりではもう日が落ち 関門トンネルを抜けたところでは完全に日が暮れた。 最後の追い込みで高速道路を少し使い、別府にたどり着いたのが 2007年9月12日の夜9時くらい。 全部合わせると約48時間の旅か。
389 :
別府へのドライブ :2008/10/10(金) 13:42:05 ID:4I7M6/uU
チャムはバイトで鉄輪にいたので、
鉄輪のコンビニで待ち合わせることになっていた。
自分が先にコンビニにつき、チャムを待つ。
車を降りて、腰を伸ばすのが気持ちよかった。
コンビニをうろうろしていると・・・・チャムがきた!
コンビニの駐車場でチャムを抱きしめてキスをすると
チャムははずかしそうだったけど、
抱擁とキスを返してくれたのだった。
時間も遅かったので軽めで、ということで、
思い出のラーメン「くーた」でばんごはんを食べたのだった。
そのあとはチャムのアパートに直行。
そして、そのあとは久しぶりの出会いを
体で確かめ合ったのであった。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200808/01/72/e0021572_14174535.jpg 式典用礼装のチャム。ちょっとおすまししていて、かわいい。
▲ # by shigeshogi | 2008-08-01 14:21
390 :
引越し準備の一日 :2008/10/10(金) 14:18:54 ID:bpqUsYKX
2008年 08月 02日 2007年9月13日 朝、1Fに寝ているぼくのところに 2Fからチャムがやってきてくれて一日が始まる。 たぶん、朝から抱き合ったのだと思う。 外にでると突き抜けるような 別府の青い空が広がっていたことを思い出す。 この日は、引越し準備の一日だった。 荷物はチャムが段ボール箱などにまとめてくれていて それを車に積み込んでいくのだった。 チャムのアパートは車をすぐ横付けできない構造だったので いったん台車にダンボールを積み、石畳のところを ごろごろ転がしながら車まで運び、積み込んだのだ。 チャムと二人の共同作業。 たいへんだったと思うけど、とってもいい思い出だ。 チャムがもてないような重いものを、運んで上げられるのが うれしかった。
391 :
引越し準備の一日 :2008/10/10(金) 14:19:59 ID:bpqUsYKX
車も最初は積みきれるのか、ちょっと自信がなかったけど うまいぐあいに荷物は収まっていき、 なんとか人間2人と、全ての荷物を ぴったり運べそうなことが明らかになっていった。 二人で一緒に汗を流して仕事をした一日はぼくの誇りだ。 一番最後、チャムは音楽のキーボードをもってきて もうしわけなさそうに「これももっていっていいかな?」と言った。 ぼくは別に遠慮することないのにと思って 「もちろん。そりゃ、入らなくて積めないなら仕方ないけど 積めるならなんでももっていこうよ」と言ったら チャムはうれしそうにキーボードを積み込むのだった。 それからチャムと一緒にお風呂に行く。 チャムがずっと月ぎめで通っていた、末広温泉にいくのも チャムはこれが最後の一日なのだ。 お風呂屋さんの管理人に鍵を返し、チャムと一緒に挨拶を させてもらったのだった。 (チャムと最初にこの末広温泉に行ったとき チャムがグリーンのタオルをくれた。 そのタオルは今でも大切なときに使うタオルになっている)
392 :
引越し準備の一日 :2008/10/10(金) 14:21:52 ID:bpqUsYKX
お昼からは一番館で焼肉を食べて、
午後からチャムのいろいろな手続きのお手伝いをした。
大分の銀行の口座を解約するために車で銀行を回ったり
たぶんダイちゃんでカラオケもしたし、
そのあと、APUにも行って、手続きをして
さらに、チャムのバイト先の風月ホテルにいって
給料の精算とかをしてもらったのだった。
そして、その給料のおかげか夜はちょっとぜいたくをして
「水天」でお寿司を食べたのだと思う。
しかもこのときチャムがごちそうしてくれて、
とってもうれしかったことをよく覚えている。
ぼくとチャムが一緒に食事をするときは
たいていはぼくが払うのだけど
何回かに1回チャムが「たまには・・・」って言ってくれて
その心遣いがとってもうれしいのだった。
その日の夜、チャムは「しげも卒業式にでてくれるの?」と聞いた。
自分はいい服など何ももってきていなかったから
ちょっとはずかしかったけど
「こんな服でもよければ出させてもらってもいいかな?」
と言ったら、チャムは喜んでくれるのだった。
自分はチャムの卒業式に立ち会うことになった。
そして抱き合ってから、チャムは2Fに帰って言った。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200808/02/72/e0021572_122167.jpg ▲ # by shigeshogi | 2008-08-02 01:22
393 :
Anh Yeu Em! :2008/10/10(金) 14:23:30 ID:bpqUsYKX
2008年 08月 02日 Tram a, Tram oi! このメッセージを読んでくれていると思います。 ねえチャム、一度でもとにかく話し合いましょう。 いっぺんに問題解決はできなくても 何か解決の糸口は見つけられるはず。 まだ間に合う。なんとか間に合ううちに。 どんな方法でもかまいません。
394 :
Anh Yeu Em! :2008/10/10(金) 14:24:08 ID:bpqUsYKX
私たちは1年以上、なんでも一緒に話し合ってやってきたじゃないですか 知恵を使ってなんとかましな方法をさぐりましょうよ。 私もたくさんあなたの言い分を聞くつもりでいます。 今でもあなたを愛しています。 あなたの繊細で、複雑な心を理解して 尊重しようという気持ちをもっています。 待ってます。もう時間がない。 ▲ # by shigeshogi | 2008-08-02 01:24
395 :
異邦人さん :2008/10/10(金) 17:23:43 ID:H8N6aSw6
事件が「時間がない」の結果なわけか・・・。 気分で人を傷つけるような描写があるからうまくいくはずがないね。 毎回お疲れ様です。ラストスパート、がんばってください。
396 :
異邦人さん :2008/10/10(金) 22:00:42 ID:9jvua4/I
>>379 8月8日ってチャムの誕生日だったのか・・・
山田の話には誕生日がよく出てくるが
何か特別な思い入れでもあるのか
そしてあの事件とも関係があるのか
時間が無いとはどういうことなんだ
397 :
異邦人さん :2008/10/10(金) 23:19:08 ID:qW6i//l8
チャムがこのブログを読んでいる前提で書いているようだから こういう人の「時間がない」っていうのは、相手の同情をひくためだと思う。 もしかして病気なの?とか、もしかして自殺する気じゃ?とか思わせたいんじゃないの。 チャムに返事の期限まで設けてるみたいだし、色々焦燥感にかられてる風にみせて 相手を呼び戻そうとしてると思える。勝手に推測してるだけだけど。
398 :
異邦人さん :2008/10/10(金) 23:54:58 ID:Yae9NIuZ
チャムって可愛い写真とそうでない写真の差が激しいね。
399 :
異邦人さん :
2008/10/11(土) 03:55:11 ID:rnFcrZ35 メタボな金正日顔なのに、基本的ベースの性格は女性的なんだよな。 やたら記念日を気にしたり、そもそも恋愛依存症だしね。 男がアヒルンルンなんて言ってるのは、バカじゃねえと思うんだけど。 クミとかチャムの記述を見ると明らかにキチガイなんだけど、 将棋仲間には親切だったり、キチガイなだけの男でもないんだな。 ブログの最初の方に書いてあるけど、そもそものブログを始める きっかけは民間のカウンセラーに勧められたから。 クミに振られて落ち込んでるときに自分の不満を ブログに書くとよいとアドバイスされたから。 書くことで不満を昇華するというか、気が晴れるというか。 だから、精神的に追い詰められたときに、ブログへの記述が 時系列は関係なく、飛躍的に増大する。 クミやチャムへの連絡の目的もあったろうけどね。 文章に書いて気を晴らす方法もわからないでもないんだけど、 シゲの場合はそれが裏目に出たんじゃないかと思うね。 書くことでますます自分のメチャクチャな妄想を増幅させていった。 もともとはそんなにおかしな人間でもなかったのに、あるときから ドンドンおかしい方向へ振れていったのかなという気もする。 かつて少年院だか、鑑別所に入れられたとか、精神病として診断された 経験もあるとか。 そこらへんの事情はブログを読んでも詳しくはわからないんだけど マトモな精神科医やカウンセラーに出会ってればこうはならなかったかも。