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異邦人さん:
【北朝鮮フランスでも拉致】
仏で異例の報道=「悪夢」と反響呼ぶ
【パリ25日時事】北朝鮮にフランス人女性3人が拉致されていたとの情報が最近、仏紙
フィガロに異例の大きな扱いで掲載された。拉致事件はフランスではほとんど知られて
おらず、「悪夢のような話」と読者から驚きの声が上がっている。
記事を書いたのはフランソワ・オテール記者。拉致問題への国際世論喚起を目指す
日本政府の招きで3月末に訪日し、拉致被害者支援団体「救う会」の西岡力常任副会長らに取材。
「アジアの富豪の息子」と称する男にパリで誘惑され、中国経由で平壌へ連れ去られた女性を含め、
1970年代末に北朝鮮がスパイにフランス語を教えさせる狙いで拉致したフランス人女性が3人いると
19〜20日付の同紙で2面ぶち抜きで伝えた。
同紙(電子版)の読者欄には「なぜ日本だけが真実を知るために戦っているのか」
「仏政府も事実の解明を進めてほしい」といった声が相次いで寄せられた。24日には
一部メディアが仏外務省に確認を求めるなど反響を呼んでいる。