ネットにないので画像。2008年6月26日 日本経済新聞 39面(2ch有志によるうp)
http://gazoubbs.com/general/img/1168940211/455.jpg みそカツ店を展開する矢場とん(名古屋市)が、韓国で同社の模倣店を
無断営業している現地事業者について、七月に韓国公正取引委員会に申告
するとともに、刑事告訴する準備を進めている。現地の代理人が手続きに
入っているという。アジア各国では日本の特産品名や地名が勝手に現地で
商標登録され、進出に支障が出る例が続出。外食をはじめ中部企業の海外
進出が加速するなか、商標権保護の成り行きに注目が集まりそうだ。
矢場とん側によると、韓国での模倣店は、和風とんカツ専門店
「YABATON」の名前でソウル市に二店舗あり、昨年から今年にかけて
開店。日本の矢場とんとは無関係の二十代と三十代の韓国人男性オーナーが
経営する。看板には矢場とんが使用してきた豚のキャラクターとそっくりの
絵柄が描かれているほか、矢場とんの創業年と同じ「一九四七」の年号が書
かれているという。
模倣店のホームページには、矢場とん本店の写真も掲載され「日本で研修
してきたコック長を迎えた」「遠い名古屋まで行かなくても、韓国で食べる
ことができる」など、日本と関連があるかのような記載が続く。メニューに
みそカツはないが、東京に本社を置く別のとんカツ店の名前を冠したカツ
などがあるという。
オーナー側が韓国特許庁に店名などを商標申請したことを知った矢場とん
側は二月、同庁に異議申し立てを行い、オーナー側と意見書などのやりとり
を続けている。しかし先方は「著名でない商標を模倣し、社会公共の秩序が
乱れたとは考えられない」などと主張。
偽ブランドが登録されてしまえば、矢場とんの韓国進出は難しくなるほか、
韓国の店が“本物”と誤解される懸念もある。オーナー側の申請の無効を求め、
矢場とんブランドの商標申請を目指したい矢場とん側は七月上旬、韓国の表示
・広告公正化法に基づき韓国公正取引委員会に申告書を提出する。公取委の
是正勧告などにオーナー側が従わない場合に備え、刑事告訴の準備も進めている。
鈴木孝幸社長は「損害賠償よりも、日本企業の第二の被害を防ぐことが最大の
狙い」と話す。