【車椅子世界旅行】最悪の経験【障害者差別大国、韓国】
いよいよ、慶州駅について、降りようとしたそのとき、
ホームから、大きい荷物を抱えた人達が血相を変えて、列車に乗り込んでくる。
ちょっと待て。降りる人がたくさんいるんだよ。車イスが降りるから待ってよ。デッキも狭いんだし。私と、私の肩と体を支えていた友人は、必死に叫んだ。
ちょっと待って!待って! ストップ!ストップ!!ウエイト!!!
しかし、そんなのは聞こえるものでもなく、降りようとする私達を無視して列車に乗ってくる人々。
我々は降りる客、乗ってくる客にサンドウィッチされ、押しつぶされる。
♪おしくらまんじゅう押されて泣くな。
やめてくれ〜
私を支えてくれた友人の手は私から離れ、もろくも私の体は崩れ去った。
ただただ流れに沿って床に落ちていくしかなかった。
それはスローモーションのように、ゆっくりはかなく映像だけが流れるように。
嵐が去った。床に崩れた私は、体中を踏まれ、顔まで踏まれ、どろどろになった。
友人達も同様に、もみくちゃにされていた。
しばらく列車のデッキから動くことなく、互いに顔を見合わせ呆然とした。
呆れるというのを、生まれて始めて経験した。
助けてくれないのも、つらいけど、傷つけられるのは、もっとつらい。
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