韓国旅行 Part41

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129異邦人さん
試合中、GK都築の頭上にロケット花火を100発以上打ち込んだスタンドでは、発炎筒が何本もたかれた。
日本から集結した4000人の浦和サポーターが、ゴール裏で花火2発を打ち上げて勝利を誇ると、警備会社がゴール裏に
殺到する異常事態に発展した。
 「あんなのはサッカーではない。勘違いしていて腹が立った。観客にケンカは見せられない。
負けたときは認めないといけない」完封勝利の立役者、DF闘莉王は激怒していた。
相手DF陣が前半4分に先制点を決めたFW田中達、ポンテの足首を狙い、凶悪なタックルを連発。
全北のある選手は中指を突き立て、FWゼカルロは意図的にベンチのオジェック監督に強烈なシュートを直撃させるなど、
昨季王者はルール無用の肉弾戦を仕掛けてきた。
 体を張った守備で最終ラインを支えた闘莉王も犠牲者となった。
後半20分、相手から卑劣なひじうちを受けて昏(こん)倒。
「歯は折れてなかったけど、(唇に)穴が開いた。飲んだ水が出てきた」上唇の右側は完全に裂けていた。
 だが、決して挑発に乗らなかった。「監督からは荒れるだろうと言われていたので、冷静にできた」とMF平川。
ゼカルロから殴られた激情家の都築も必死に耐えた。その結果、全北の2選手が退場となり、前回大会覇者の自滅を誘った。
 敗北を許されない日韓戦を制した赤い悪魔。「日本のサッカー、そして、浦和レッズを世界に見せたい」と闘莉王は言い切る。
準決勝では終われない。アジアの頂点をつかみ取る。