>>391 カーター政権下の規制緩和で競争が激化した航空業界は、顧客獲得のため様々な新
サーヴィスを展開した。とりわけ特出した機内朝食には下記の3種が挙げられる。
コンチネンタル朝食=COが考案したパンと飲み物の朝食。ヒューストン発着の早朝便
を中心にサーヴィス。好評を博す。
アメリカン朝食=CO朝食にハムやベーコンを加えたAA考案の朝食。大陸横断便を中心
にサーヴィス。CO朝食より内容が充実なため多くの旅客がCOからAAに。結果、CO
は大打撃を受け、1983年のチャプター11申請に至る。
パン・アメリカン朝食=AA朝食に様々な種類のパンを加えたもの。大西洋線・太平洋線
を中心にサーヴィス。しかし、あまりに多種にパンの調達が仇となり1991年倒産。
COはその後、CO朝食を世界のホテル等に普及させ、その普及に呼応するように業績も回復。
1986年、チャプター11の適用除外となる。