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在タイ日本国大使館からのお知らせ（テロ関連情報）
平成１５年６月１２日

１．５月１９日付、当館から発出したお知らせ（テロ関連情報）にて、

昨年１０月発生したバリ島テロ事件以降、東南アジアにおけるテロの脅威が高まっている。
米国務省は「アル・カーイダと関連のあるジェマ・イスラミーヤは、
東南アジア全域で活動している細胞組織を有している。
２００２年１０月のバリ島における爆弾テロ事件と同様の攻撃が、
マレーシアを含むその他の東南アジア諸国でおこる可能性がある」と注意喚起している。
旨お知らせいたしました。

２．今般、タイ警察はタイ南部のナラティワート県において、ジェマ・イスラミーヤの一員と思われる
タイ人３名を、バンコク都内等にけるテロ攻撃を計画した容疑で逮捕いたしました。
被疑者３名は現在タイ警察において取調中ですが、この３名はバンコク都内の米国大使館、英国大使館、
オーストラリア大使館、イスラエル大使館、シンガポール大使館、カオサン通り、ナナ通り、
スクムビット通りに所在のショッピングセンター、プーケット、パタヤにおいてテロ行為を計画していた
との報道もなされています。
また、別の本件共犯容疑者１名についても、逮捕状を取って身柄の追跡捜査中とのことです。

３．在留邦人の皆様にあっては、上記状況に鑑み、今後もテロ事件や不測の事態に巻き込まれることの
ないように、テロの標的となる可能性がある施設等、危険な場所にはできる限り近づかない、
大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど、安全確保に引き続き十分に留意
してください。また、テロ事件や不測の事態が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な
安全対策が講じられるように心掛けてください。