罵詈で一髪
Kencan dalam bahasa Jepang(日本語でデート)
「Making Out in Japanese」のインドネシア語版。
バリ島のクタ海岸、レギャン通り、そしてサヌール海岸やウブドゥで
日本人女性観光客をハントしようと試みる“ミャムック(インドネシア
語で蚊の意味。転じて、外国人女性観光客、「特に」日本人女性を狙う
地元のガールハンターを指す)”が重宝していると言われる、いわば
“ナンパ言葉”指南書。口語調に訳されたインドネシア語として、
かなりのレベル。表題の「kencan(デートする)」が示しているように、
男女の出会いの会話に始まり、TPOに応じた会話例が盛りだくさん。
同一文章でも、男性用そして女性用の表現方法がきちんと書かれている点
が丁寧かつ親切だ。つまり、“ナンパされたい”と思っている女性に
とっても、指南書としての価値がある。バリへ行ったことのあるあなた。
それが日本人男性で、もしもあちらで「チビ!」、「短足!」、「ガキ!
」、「弱虫!」などと日本語で罵られたことがあれば、間違いなくその
発言者は、この指南書の愛読者。同じように、もしもあなたが女性で、
「ブス!」、「デブ!」などと言われた経験があれば、それもこの本が
悪い!?しかしそれにしても、「ところで、日本の結婚式いくらかかる
の?」なんて表現までインドネシア語で親切に書いてあって、ナンパから
結婚までをカバーしようとする根性に敬服!?ほぼ新書本サイズで全99
ページ。1997年Kesaint Blanc社刊。
カネがかかると言葉ってすぐ覚えられるものなんですね(w
age
age