ラグビー日本代表122

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270名無し for all, all for 名無し

ラグビーでもサッカーでも真相報道は皆無
こんな国にワールドカップ大会を主催する資格なし、今すぐ返上しろ

◆恥の上塗り

 世界との差は縮まるどころか、ますます広がる一方だ。ニュージーランドで行われているW杯で惨敗が続き、予選プール敗退が決まったラグビーの日本代表のことである。

 21日に行われたトンガ戦は地力に勝る相手に防戦が目立った。相手陣内に攻め込みながらもハンドリングミスで自滅を繰り返し攻め切れない。ラインアウトなどセットプレーでのミスも相変わらずで結局、18―31のボロ負けだ。
日本は最近、対トンガ戦は5連勝。すっかりその気になって挑んだのだろうが、何の役にも立たなかった。

 これで日本は3連敗で、勝ち点0のまま予選A組最下位。トライ数などで得られるボーナスポイントもなく、27日のカナダ戦を残して7大会連続の1次リーグ敗退が決まった。

 日本代表のジョン・カーワン・ヘッドコーチは「ボールキープができなかった。後半はチャンスはあったが、ミスが多かった。(カナダ戦は)勝ちたい」と話したが、4連敗は免れない状況だ。

 今大会を前に日本ラグビー協会とカーワン・ヘッドコーチは、91年イングランド大会ジンバブエ戦以来のW杯勝利を目指し、「2勝達成」を公約に掲げた。代表メンバー30人のうち、10人の外国出身選手を補強した。

 しかも、トンガとカナダ相手に2勝を狙って世界一のニュージーランド戦(16日)は主力を温存した。そして満を持してトンガ戦に挑んだはずだったが、それがこのありさま。
トンガのマカ監督は、「日本の速い球出しに対抗するため、タックルだけでなく、すぐ起きてボールに絡む練習をしてきた」と狙い通りの戦い方に満足げ。主力温存、トンガで1勝のカーワン・ジャパンの小細工をぶっ飛ばした。恥の上塗りとはこのことだ。

 スポーツでは五輪、サッカーW杯に次ぐ大イベントであるラグビーのW杯で世界中の笑いものになった。

◆外国人も二流

 そんな弱小国である日本を我が国のスポーツマスコミは「カーワン・ジャパン 悲願のW杯2勝だ」「トンガ、カナダ相手に2連勝を目指す」などとヨイショ。実力差を見極めずに読者をミスリードする記事のオンパレードだった。これはラグビーだけでなくサッカー報道にも見られる。

「それだけ日本のラグビーを取り巻く環境が貧困なのです」とスポーツライターの戸部良也氏がこう続ける。

「力とスピードが勝負のラグビーは体格差、体力差が勝敗を大きく左右するスポーツです。体格に恵まれず、パワーやスピードで劣る日本人には不向きなスポーツといってもいいでしょう。
その上、技術もなければ、強豪国と互角に渡り合うのは到底、無理な話です。日本代表に名を連ねる外国出身の選手にしても、レベルの高い母国の代表に選ばれない選手ばかり。
冷静に戦力を分析すれば、スポーツ紙のような幻想じみた報道などできるはずがない。社会の木(ぼく)鐸(たく)であるべきマスコミが協会、選手寄りの報道に傾いているようでは、当事者たちを甘やかすだけで、日本のラグビーの発展は期待できません」

◆利権目当て

 今大会で日本は1次リーグ3位以内を逃したため、次回15年のイングランド大会での出場権を逃した。19年には日本での開催が決まっているが、8年後のW杯には開催地特権での出場という情けない事態が待っている。

「日本に世界的なスポーツであるラグビーW杯を開催する資格などありませんよ。競技人口が少なければ、育成システムも確立していない。注目度が低い上に、イングランドやニュージーランドのようにラグビーが文化として根付いていない。
結局はラグビー協会の会長を務める森喜朗元首相をはじめとする政治家やラグビー場の建設、整備を行うゼネコン、大会運営に携わる広告代理店を儲けさせるだけです。日本のラグビーの発展など望めるとは思えません。
今からでも遅くはないので、日本は19年の開催を返上すべきでしょう」(戯作者の松崎菊也氏)

 今大会、日本はここまでの3試合で総失点161に対して総得点はわずか46。19年までの8年間で強豪国に追いつくのは到底、不可能なことだ。地元での恥の上塗りを避けるためにも、さっさと開催を辞退した方がよさそうだ。

日刊ゲンダイ 2011/9/22
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=245122&p=1