俺たちの超サバイバル日記

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115のり太
隊員たちの足元に有ったのは、枝葉でカモフラージュしていかにも隠してありますというような60Lクラスのボストンバックだった。俺達は早速そのボストンバックを(半分土中に埋まっていたが)を掘り出し恐る恐るあけてみた。中身は当然死体などではなく焚き木の連中が置いていったと思われる携帯食料品や携帯コンロそれにエアーガンが数丁とボンベにB.B弾の大袋が3袋、あとこの山周辺のことを綿密に記した地図と使い込んだ一冊の手帳だった。俺達はまず推理した。色々と話し合った結果この周辺で本格的な?サバイバルゲームが行われているようだとの結論に達した。俺と隊員の一人はこのまま何も無かったようにバッグを元の場所に戻し、川原の自分達のテリトリーに戻る事を強く主張した。だが隊長を筆頭に他の隊員たちはこのバッグを自分達で有効に使おうと言い張った。さすがに俺達は空腹感には勝てず、またこのような事で俺達の友情が潰れるのはばかばかしく感じ、代表して俺と隊長がジャンケンして結論を出す事にした。結果は隊長の勝利だった。俺達は交互にバックを背負いながら川原のベースキャンプに辿り着き、早速晩飯にありついた。携帯食料品と言えども空腹の俺達にとってはご馳走だった。多少の後ろめたさを感じながらも飯を口の中に放り込んでいる自分にふと涙が出そうになった。俺達はその夜はあまり口を訊かなかった。そしてその後星を眺めながら眠りのまどろみの中でうつろいでいた俺達だが、隊員の一人の声で眠りから呼び覚まされる羽目になってしまった。どうやらツレがいうには下流の方で怪しい物音が聞こえたと言うのだ。
そう!これからが超サバイバル全7日間の第2日目の夜の出来事・・・まだまだ夜は始まったばかりだった。
いまにして思えば、何故バッグを手に入れたときにあの手帳を調べなかったのか?あの手帳が俺達の生存の鍵を握るものだとはこの時俺や隊長を含め他の隊員の誰一人気が付く者がいなかった。

副隊長このような感じでよろしいでしょうか?
何かアイデアがあればキボンヌ、どんどん取り入れていきましょう。