【DO】 ダッチオーブン総合 -23個目-【キャンプ&キッチン】

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228底名無し沼さん
しかしなんだかんだ言ってもこのスレは勉強になるね

キッチンやガソリンコンロで使うなら足や蓋のフランジは不要、むしろ蓋の裏にセルフベイスティングの突起やリングがあることの方が重要

*の黒はシリコン塗装なのでシーズニングも鉄分補給も出来ない、使い続けると剥がれてくる
ユニのプレスDOはラッカー塗装で焼くと臭い、しかも、その後でさらにシーズニングをしなければならないので大変
まがい物のプレスダッチは錆に弱く、構造的にも蓋に有効なセルフベイスティングを付けることが出来ない

肉厚の鋳鉄DOは調理性能最高、特に肉料理は秀逸

炭火を使うなら足付きのDOの趣きは何ものにも代え難い愉悦、但しこれを知る者は日本では限られる

229底名無し沼さん:2012/05/23(水) 22:16:01.80
つまり、こういうことなんだろうね。

ロッジがその高い品質に比べ値段が安い理由は、自社製であることや100年を越える長い歴史の中で設備の償却の多くを終えているということも当然あるだろうが
やはりロッジがアメリカ国内で家庭用の調理器具メーカーとして真っ当に販売されており生活用品として適切な値段が付いているためだと考えるのが正しいだろう。
日本国内でロッジがブームを起こした後で雨後の筍のようにDO類似商品を出してきた後追い便乗各社は、安易なOEM品ばかりで品質や使いやすさでも未だロッジには遠く及ばない。
この一覧が全てを物語っているのかもしれないが、なんとロッジ以外で見かけるDOのほぼ全てはロッジが日本国内にダッチオーブンを普及させてから後追いで現われたものなのだ。

ロッジ    ーダッチオーブンー      アメリカ自社工場で生産     米国で110余年の歴史   日本でのDO普及の立役者

コールマン  ーDO便乗品/鋳鉄鍋ー     中国の鋳物工場からOEM供給    10年に満たない
キャプスタ  ーDO便乗品/鋳鉄鍋ー     中国の鋳物工場からOEM供給    10数年         便乗品の中では古参
ロゴス    ーDO便乗品/鋳鉄鍋ー     中国の鋳物工場からOEM供給    10年に満たない
スノピ    ーDO摸倣品/肉薄鋳鉄鍋ー   国内の鋳物工場からOEM供給    10年に満たない     肉厚が薄く熱容量が少ないので通常のDOとは異なる、シリコン塗装品
ユニ     ーDO摸倣品/プレス鍋ー    国内のプレス工場からOEM供給   10年に満たない     プレス品なので肉厚が薄く熱容量が少ないので通常のDOとは異なる

それからもうひとつ、ロッジで特筆すべきなのはロッジロジック、これはシーズニングを不要にするDOの革命だった。
日本に輸入されるロッジの製品は現在ほとんどがシーズニング不要のロッジロジックになっている。
まだシーズニングや防錆塗料の空焼きを必要とする摸倣品の多くは、本家ロッジに大きく水を開けられてしまったようだ。

そして、2011/3東電福島原発大事故の放射性物質拡散と大規模放射能汚染でアウトドアレジャーが衰退しDOも下火になってしまった。
便乗各社は規模縮小を余儀なくされ、便乗DOにとっては更に苦しい時代が続くように思われる。

230底名無し沼さん:2012/05/23(水) 22:16:31.34
いろいろ種類があるんだし自分の用途に合わせて選ぶのが通人でしょJK

キッチンだけでダッチオーブンを使うなら → 脚やふたのフランジは要らない。セルフベイスティングはあった方が良い。空焚きをしないなら琺瑯でも良い。
屋外で「コンロで」ダッチオーブンを使うなら → 脚もふたのフランジも要らない。セルフベイスティングはあった方が良い。
屋外で「焚火で」ダッチオーブンを使うなら → 脚もふたのフランジもあった方が良い。

ただ、ハンパな偽物はやめておいた方がいい、ダッチオーブンの魅力は熱容量の大きさだから厚手の鋳物であることが絶対条件
その上でしっかりした経験のあるメーカーの信頼できる製品を選べば尚良いと思う
日本で売られているロッジ以外のダッチオーブンは、ロッジが切り開いた国内DO市場に商機を見て参入した
アウトドア業者さんの後追い摸倣品で、玉石混交と言うより粗悪な物真似品ばかりといった様相だから、不安ならロッジを選ぶのがいちばん安心だけどね