http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20110124-OYT8T01047.htm 氷の滝青く
紀北町を流れる銚子川の上流にある清五郎滝が連日の冷え込みで凍り付き、見事な氷の造形美となった。
清五郎滝は奈良県との県境に近い、標高700メートル付近の谷にあり、五つの滝からなる。水量が少なく、北向きの斜面にあるため、1月から2月にかけて厳しい冷え込みが続くと凍る。
このうち、第3の滝と呼ばれる落差44メートルの滝は、薄い青色の氷がつららを作りながら、滝つぼまで連なっている。また、今年は例年になく積雪が多く、周辺には銀世界が広がっている。
津市から訪れた一木八千子さん(71)は「こんな素晴らしい氷瀑(ひょうばく)は初めて見た。まるで雲みたい」と驚いていた。
清五郎滝を訪れるツアーを企画するNPO法人「ふるさと企画舎」は「周辺は積雪や凍結で大変危険」として、十分な装備で訪れるよう、呼びかけている。
(2011年1月25日 読売新聞)