ウルトラライトハイキング&バックパッキング 14

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37底名無し沼さん
石炭 木炭製品にはない強烈な火力が特徴。しかし着火や火力の調節が面倒、
    高熱を発する故器具を選ぶ、無煙炭でも匂いと煙が出るなどの欠点が多く、
    強力な暖房が必要なときに用途は限定される。初心者にはお勧めできない。

コークス 石炭(無煙炭)を木炭と同様に蒸し焼きし、炭化度を上げたもの。石炭に
      比べて匂いや煙がほとんどないという利点がある。価格も大差ないので
      こちらがお勧め。石や煉瓦の炉が自作・入手できるなら調理も不可能で
      はないが、一般的には暖房用。真冬にルンペンストーブやダルマストーブ
      で豪快に焚き、やかんや鍋を載せておくと最高かも。

豆炭 木炭・石炭の粉を団子状に丸めたもの。じっくりと安定して燃えるのが特徴で、
    煮物・湯沸しやダッチオーブンの上火に便利。専用の豆炭アンカがあれば
    寝床や懐を暖めることもできる。着火はやや面倒だが、「イッパツマメタン」
    なら直接着火することも可能。BBQコンロで使えて安価なのも利点。

練炭 豆炭と組成は似ているが、太い円柱に空気穴を開けた蓮根形をしている
    のが特徴。上から火をつけ、専用の練炭コンロや練炭七輪を使って単独で
    燃やす。暖房には良いが他には煮物や湯沸し程度にしか使えず、専用コンロ
    が必要なのでアウトドアでは豆炭よりは使い道がないかも。最近世間を賑わ
    しているように一酸化炭素の排出が多くなりがちで、その点からもあまり
    おすすめはできない。着火に関しては「マッチレンタン」なら直接着火できて
    便利。暖房用途なら何より安価なのは嬉しい。

消し炭 薪を燃やしてできた赤々とした炭を消壷という壷に入れて(密閉して)
    消し、木炭にしたもの。密度が低くて軽く着火が容易。
    火力は強いが、消耗は速い。
    昔からカマドや薪風呂のある家で自家用に作られてきた。
    主に七輪に入れて煮炊き用に用いる。