●初心者のための富士山登山入門第54●

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15底名無し沼さん
■テンプレ:気象に関して2

また、「降水確率が低いから大した雨にはならない」というのも間違いです。

>・降水確率の利用
>降水確率予報は、6時間の間に1mm以上の雨が降る確率を表しており、降水確率の値の
>大小は雨の強さや降る雨の量を表すものではありません。
>降水確率が小さな値でも、局地的大雨が発生する場合があります。(14ページ)

つまり、降水確率がたとえ10%であっても、100円の雨合羽では対処できない雨が降る
可能性があるということです。

天気予報とともに、「天気概況」(文章の形式で簡潔に示したもの)を参考にしましょう。
▲重要:特に、以下のような表現には注意が必要です。

>「大気の状態が不安定」「天気が急変する恐れ」「所により雷を伴い」(18ページ)

このような予報が出ている場合は、富士山に限らず、登山を延期、中止しなければいけません。
特に身を隠す場所の無い、富士山のような高山では、落雷は命取りになります。
万が一登山中に雷雨に出くわしたら、山小屋に避難する必要がありますが、夏場の混雑した
山小屋では入れない可能性もあります。ですので、やはり登山は中止するのが一番安全です。


結論としては、天気予報が晴れだとか、降水確率が低くても、ポンチョや100円雨合羽などの
「山では使い物にならない雨具」は避け、ちゃんとしたドローコード(裾を引き絞る紐)付きの、
上下が分かれた雨具を用意して登りましょう。
また、台風など天候の悪化が予想されるときに登らないのは当然ですが、台風一過の晴天でも
風は強く吹いていることがありますので、十分に注意してください。