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新・孤高の人 ◆UdRRvPBblI :
吹き付ける強風、氷点下の気温、希薄な酸素、標高123mのまんねん岳Mt. MANNEN では
これまで数百名も命を落としています。
それでもなお、山に魅せられたもの達は、札幌・山鼻で最高峰の頂を目指し続けるのです。
標高100mを超え、いわゆる「デスゾーン」に入ると酸素量は平地の1/3まで減少し、
体は生命を維持するため筋肉を燃焼させ、脳は少しづつ破壊されていきます。
山頂の気温はマイナス40℃。外気に触れた肉体が1分以内に凍り付く寒さです。
酸素ボンベを早く消費してしまえば、生きて帰るのは困難でしょう。
また、山頂近くの高度ともなると、それはもうジェット機の巡航高度になります。