サバイバル登山

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1さいとうたかお
岳人誌で服部文祥がやってるようなやつ。どうよ?
ちなみにオレは焚き火の火がまだ満足におこせません。

参考
岳人2004年7月号、ROCK&SNOW BOOKS 沢登り(山と渓谷社)
2さいとうたかお:04/11/09 01:10:51
【ソロ・サバイバルを実践する服部文祥さん】
 裸に近い極限状態で自然に飛び込み、自己を確認しようとする人がいる。その場合、
生命を維持するための水と食料が得られる沢は、最適なフィールドになる。
 服部さんは1969年、横浜生まれの都会っ子。フリークライミングから高所登山まで
何でもこなし、沢登りは最も好きな登山形態の一つだという。
 彼は登山装備も食料も最低限に切りつめて、単独の継続遡行を実行しようとしてい
た。文明を排除し、シンプルライフを実践する旅である。
: 名無し三等兵 投稿日: 02/09/16 00:09 ID:ETN+iUYt

 装備は基本的な服装、ザック、雨具、渓流足袋、ジョギングシューズ、帽子、包丁、
鉈、鍋、ローソク、メタ(着火材)、テーピング、ライター、コンタクトレンズ、古新
聞、タープ、シュラフ、シュラフカバー、3ミリパワーロープ、釣り具、パチンコ、コ
ンパス、5万分の1地形図、キノコ山菜図鑑、カメラが全てだ。
 電池を使うヘッドランプ、ラジオ、時計は文明排除の観点から持参せず、コンロも
持たない。登攀装備をカットできるのはフリークライミングのおかげだという。シュ
ラフはインチキだと思ったが、食糧事情から熱量に不安があり加えた。カメラは文明
品だが記録のためである。
 食料は最大11日間の山行に米5合、黒砂糖300グラム、お茶、塩、胡椒、ほかは現
地調達だ。


3さいとうたかお:04/11/09 01:18:03
コースは南アルプスの奈良田〜黒河内南俣遡行〜奈良田越〜大井川左俣遡行〜井川
越〜大横川下降〜三峰川遡行〜仙丈ヶ岳〜三峰川下降〜南越沢〜南沢下降〜長谷村の
集落という、沢から沢への長大な旅である。
 初日はイワナが釣れなかったため、夕食は途中で見つけたヤマカガシとヒラタケの
スープ、小さな蛙の丸焼き、米一握りという厳しいスタートになった。その後は、イ
ワナを薫製にしたり、フキ、サルナシ、キイチゴ、イグチ(茸)などの収穫が得られた。
 しかし継続遡行自体は、沢慣れた服部さんには困難ではなかった。大横川下降で出
合った大滝も難なく下り、6日目に千丈ヶ岳に達した。まだ休暇は残っていたが、目
的を達して里心がつき、翌日、雨を口実に下山できたことを喜びながら、自分が情け
ないと彼は反省するのだった。
4さいとうたかお:04/11/09 01:22:04
 その後、より食料を切り詰めて東北の沢を単独で4日間、さらに3人で11日間の
同様な遡行を行っている。
 これらの遡行を通して服部さんは、ほんのひとときだが、現代文明から逃れて地
球本来のシステムに近づき、大自然と戦いつつ、同時に生かされながら過ごす
「野生の時間」の充足を感じ得たという。