日本アルプスのほぼ全域が、年間最大5ミリのペースで沈降していることが、国土
地理院の衛星利用測位システム(GPS)観測で22日までに分かった。
一帯は地殻変動で東西から押されているため、本来なら徐々に盛り上がるはず。
沈降は、数年だけの短期的な現象なのか、地殻活動が変化を起こしているのか−。
謎の沈降に、研究者も首をひねっている。
地理院は、全国約1200カ所に配備したGPS観測網で地殻変動を観測している。
村上亮総括研究官らは、1996年から6年間のデータを使い、列島各地の高さの
変化を調べた。
その結果、長野、新潟、富山、岐阜、山梨、静岡県にまたがる北、中央、南アルプスの
一帯が徐々に沈んでいることが、初めて判明した。沈降は、最大で年間約5ミリだった。
こっちが隆起してるから。。。