前夜から日帰りで山開き前の富士山登って来ました。
6年前の夏に友人とグループで吉田口から登って、
高山病のため吉田口頂上で敗退してるのでリベンジです。
富士宮口五合目P発0:30→新7合1:40→8合診療所前2:30→9合萬年雪山荘3:00→9.5合胸突山荘3:30
→頂上浅間大社4:00→剣が峰4:15
お鉢めぐり後、
御殿場口山頂発5:30→7合目大砂走分岐6:40→宝永山火口7:50→富士宮口五合目P8:15
前夕18:00頃に富士宮口Pの駐車場に到着、散策してると、超軽装(Tシャツ短パン)の大学生風2人と
外人4人のパーティーが登っていくところでした。
中日巨人戦の結果を気にしながら寝ましたが、超軽装の大学生2人はどうなったかちょっと気になる。。。
0:00に起きだしてみると、駐車場は天体望遠鏡を持った天体観測組が5〜6組、
峠仕様の暴走車が数台、爆音が。。。
一台だけある洋式の水洗トイレですっきりして、
ホームセンターで買った999円のヘッドランプをつけ登山開始。
いつもペースをつかむまでの最初は息切らしながらなんで、ここで急登があるとツライのですが
6合目までの15分程は足元しっかりしたゆるい登りで、うまくペースつかめました。
6合目からはガレ場を何度も躓きながらジグザグに高度をかせぐのだけれど、
覚悟してましたが単純な登りの繰り返し。。。
幸い天気は台風一過で良く、素晴らしい星空と下界の夜景がハッキリ見えるので多少慰めになります。
7合目を過ぎ、ほぼ中間点の8合目池田小屋診療所前で小休止。ほぼコースタイム通り。
8合目からは、ガイドブックでは3300メートルを超えるここからがきついと書かれていましたのでちょっと緊張しましたが、
幸い高山病の症状は出ず、ガレ場は少なくなる代わり大きな岩が多くなりますが、そこそこ歩きやすくなりペースアップ。
快調なペースで4:00ちょうどに富士宮口頂上着。
ここまで一人も人間と会わず。山開き後には考えられない。。。
そのまま剣が峰に登って、寒くなったのでフリース着込んで御来光を待つ。
先客が一名だけいましたので、写真とってもらいました。
4:25に御来光、その後測候所のスタッフの方が出てきたのでしばし談笑しました。
昨日は台風で大荒れだったとの事。
周囲は気温が下がって一面の雲海で、雲の上に八ヶ岳や南北アルプス、御岳や乗鞍の頭だけが黒く見えました。
その後お鉢めぐり、火口壁などをざっと見てまわりましたが、その間、10名ほどの団体2つとすれ違い。
さすが富士山、先日の槍ヶ岳や穂高岳のように誰もいないって事は無いみたいです。
下山は御殿場口方面へ道を取りましたが、こっちは小石や砂利のガレ場で
非常に足の負担が少なく降り易い!
靴をのせると、めり込みながら10センチほどズレるので、クッションになってヒザが非常に楽。
淡々とジグザグ下山道を7合目まで降り、楽しみにしてた大砂走りへ。
これは楽しい。小石だらけの砂場を駆け抜ける感じで、一歩で3メートルくらい稼げます。
人がだれもいないので、思わずスピードが出すぎるので、上体を後へ倒し、かかとから着地するようにして
うまくいくようになりました。
宝永山分岐まで1キロほど?の短い砂走りでしたが、十分雰囲気は楽しめました。
宝永山まで山腹を巻いて行き、火口へ向けてのガレ場下り。ここも
砂走りというか小石走りといった感じでズルズル下りますが、大きな石があちこちに隠れてるので
油断できません。砂走りのつもりでスピード出すと足折ります。
おまけに斜めになってるので、バランスを崩し滑落しそうになりました。
うつぶせになって止まりましたが、その時に胸ポケットに入れていたデジカメを地面に打ち付けてしまい、
前面へっこんでレンズカバーが開かなくなってしまいました。トホホ。。。
宝永火口から富士宮口新6合までは10分行程ですが、雲の下まで降りたので雨が降ってきました。
駐車場まで途中でこれから登る複数のパーティーとすれ違いました。
山開き前だからか?いずれも若い学生風のパーティー。
無事下山。頂上は寒かったのにここはちょっと暑いくらい。
車の中で着替えると、顔が灰で黒くなってました。鼻の穴の中までも。
また、砂走りのせいで靴のあちこちが傷んでました。縫い目がほつれたり、磨り減ってたり。
と、いろいろ問題はありましたが、山開き前の静かな富士山でした。
前夜泊ですが、一応日帰りということで。。。