岡山・中3女子自殺 ネットいじめ 娘の「叫び」追い続ける母
岡山市のJR山陽線で10月、同市内の中学3年女子生徒=当時(14)=が命を絶った。死を選んだ理由は定かではない。
ただ、人間関係に悩み、大好きで心の居場所だったインターネット上ではいじめも受けていた。<怖い怖い 死んじゃう>。
死の直前に生徒が残したネット掲示板への書き込み。母親は真相を知りたいと、今も「叫び」の意味を問い続けている。
10月31日朝、生徒は自宅近くの線路で貨物列車にはねられ、死亡した。自室には「先に逝きます」との父母への手紙と、
肌身離さず持ち歩いていた携帯電話もあった。
「これに『私』が全部入っているから、との思いでしょうか」。今月半ば、祭壇のあるリビングで母親は携帯の画面を指で
そっとぬぐった。
母親によると、生徒は幼いころから自宅のパソコンで遊んだ。初めはお絵描き。小学校高学年でネットを始め、友達とメール
を交わしたり、自身のホームページも開いた。自分の携帯を持ったのは中学への進学前。母親は「ネットは友達や知識など
娘の世界を広げた」と振り返る。
日常生活が変わり始めたのは中2に進級してからだ。学校の内外で交友関係のトラブルに遭い、
ネット掲示板「2ちゃんねる」で集中砲火を浴びた。
<キモいからアウト>
<うざいから早く消えればいいのに>
学校の仲間が情報交換する携帯電話のサイトでも攻撃された。体育祭を間近に控えた今年9月15日。こんな匿名の書き込みが
残されていた。
山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/12/28/2007122808341615006.html