神聖さつき教団総本部

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474おたく、名無しさん?
>>469
しばらくの間、こうして1の胸のうちが複雑な感情に
揺れ動いてる時、さつきが不意に口を開いた。
「お兄ちゃんの心臓、ドキドキ言ってる・・・」
『そ・・・そうかな・・・?』
白々しいほどの1の返事に、さつきが追い討ちをかける。
「ねえお兄ちゃん。さつきのこと、どう思う?」
『ど、どうって・・・?』
さつきは1の胸に埋めていた顔を上げ、不安げな表情で
見つめている。1は努めて冷静を装い、諭すように告げた。
『パパもママもお前のことイイ子だって言ってたし、
 学校のみんなも・・・』
「そんなこと聞いてないもんっ。」
そう言って目を曇らせるさつきに、1は観念した口調で答えた。
『・・・好きだよ。結構。』