1 :
ネッカマン:
2ちゃんねらーなら誰だって一度は痴上最凶を目指す!!
・・・・これはそんな2ちゃんねらーたちの物語である。
彼らの目指すもの。
痴上最凶のナマモノ!!
この世界の全ての大元!!
2ちゃんの創造者にして絶対者!!
其の漢の名は「ピろゆき」
人は彼を畏怖して「モナー」とも呼んだ。
そして、その匿名掲示板2ちゃんねるに、君臨する王者!!
「モナー」の血を受け継ぎしもの!!!
主人公は・・・、そう!!グラップラー刃・・・ゲフンゲフン・・・
・、もとい、ヲタップラー「名無しさん」だッッッ!!
「新章・痴刑囚編までのあらすじィィッッッ!!」
20世紀の締めくくりに行われた2ちゃん最悪野郎トーナメント。
その戦いは壮絶を極めた。
激闘の末、数々の猛者(コテハン)を制し、決勝に進んだのは「名無しさん」と「オマエ・モナー」だった。
二人はくしくも痴上最凶のナマモノ「ピロユキ」から生まれた兄弟であった。
そのあまりに壮絶な兄弟喧嘩はとどまるところを知らない。
手数の多さで攻める名無しさん。
禁断の力「アスキーアート」でビルドアップを繰り返すオマエ・モナー。
さらには二人はこれまでのコテハン達の使ってきた技すら発動させる。
名無しさんの「ブラクラ」「差別用語連打」「ネットウォッチ版ではIP取るよ」「スレ大量発射でサーバーダウン」「マジ切れしたネオ麦茶がバスジャック」「ジサクジエン」「ミリオンコピペ」「黒ムツさん」「個人情報公開」「フシアナサン」が!!
オマエ・モナーの「氏ねや、ゴルァ」「ホノボノした顔で、きつい一言」「ナマ暖かい目で見守る」「マターリ行こうよ」「逝ってよし」が!!!
莫大な2ちゃん技の応酬と激闘!!
だが・・・・・、最後の戦いを制したのは、名無しさんだった。
名無しさんの方が、より強くピロユキの、すなわち2ちゃんの力を継承していた。その哀しき煽りがモナーをわずかに上回っていたのだ。
優勝した名無しさんを称える中、オマエ・モナーはピろゆきに煽りを挑む。
しかし、準優勝者オマエ・モナーは、なんとモナー得意のアスキーアートによって、一瞬で敗北する。
ピろゆき「アスキーアートなど、パソコン通信術では基礎に過ぎぬわ!!!・・・、なお、アスキーアートのコピペ時にはズレを計算せねば、全てがおじゃんになる」
レクチャーまでしているッ!!
オマエ・モナーもピろゆきの手のひらの上で踊っていただけだったのか!?
ピろゆき「名無しさんめ・・・、ことごとくオレの予想を覆しやがった」
そして・・・、新世紀が始まる・・・・。
(あらすじセカンド)
「名無しさん」は優勝に増長して、いきなり生意気になっていた。
そんな彼を尋ねる1(このスレの1にあらずッッ)。
「名無しさんよ・・・、キサマはシンクロニティという言葉を知っておるか?(以下略)」
「5人の最強痴刑囚・・・・、「汚狩るティスト」達が、偶然にも一斉蜂起した」
「その五人は一様にこんな文句を書き残している。『敗北を知りたい』とな・・・・その五人の名は・・・!!」
誤島勉(ニセドリアン)
ヴぐぅ(ニセスペック)
岡田斗死汚(ニセドイル)(おたく板のスレ名から無断借用しました)
さらP(ニセシコルスキー)
毒ター赤松(ニセ猛毒・柳)
「(前略)1よ、無理やりすぎんわ、それ」
「い〜や、自然じゃ!」
その頃。
敗北を求め、彷徨う痴刑囚たちの手で、数々のヲタ聖地が蹂躙されていった。
誤島は撫露ッコリーに来襲。
でぢこの留守に店番をしていた「ぷちこ」「うさだ」が秒殺された。
萌えヲタキラーさらPは、第三新東京市コミケ会場を襲撃。
期待のスーパー同人323を舌先一本でズタズタに切り裂き、(精神)病院送りに。
同席していた猪狩シンジは卑怯の限りを尽くして戦うが、同じく、さらPの舌先一本であえなく瞬殺される。
毒ター赤松は人間学園を尋ねていた(涯の顔の傷もかつて彼がきざんたとの事)。
涯一派が油断したところに、熱湯をぶっ掛け、涯を「打ち切り」に追い込む。
岡田はド学会を襲撃し、病本弘を惨殺。
ド学会利権を我が物にする。
そして、ヴぐぅは名無しさんの前に。
ヴ「うぐぅ・・・、握手」
名無しさん「?・・・、ああ」
ヴ「ホイッ」
名無しさん「うっ!!」
ヴ「うぐぐぐぐぐぐ。お宅の大好きな同人作家の残骸だゼェ!!」
その時・・・・、ピろゆきは、モニターに向かい、五人の痴刑囚到来のニュースを読んでいた・・・。
そして・・・・、別々に襲来した彼らは、こぞって同じ瞬間このスレに・・・・
来た。
来た!!
来た!!!
その戦いの匂いによって・・・・。
対峙する五人。
一触即発の空気!
その瞬間、声をかけたのは・・・・1だ!!
「その勝負待った!!!」
「あなたは誰かね?それ以前に我々の闘争を妨害する権利がキミにあるのかね?」
「私は徳川・・・ゲフンゲフン、・・もとい1と呼ばれている。スレ一つ一つの創造者の総意たる存在だ」
「なるほど・・・・この土地の持ち主というわけか。なら、我々は乱入者というわけか」
「わかってくれたところで・・・、君達はどうして、この2ちゃんねるにきたんだね?」
5人は思い思いに口を開いた。
「敗北を知るために来た」
「ここの文字一つ一つに染み付いた血・・・、汗・・・、涙の匂いに惹かれた」
「オタキングじゃ権威が無いからねえ、ブヒヒ、これからは作家よ」
「うぐぅ!!あ〜〜〜〜〜ゆ〜〜〜〜〜〜」
「萌えヲタがうぜえんで」
「1999年も乗り切ったから2011年に向けてだ」
「連載の方の漫画も、同人誌の方の漫画もアシがやってるから、ボクはかまわないよ(んなこと聞いてねえ)」
「なるほど、なるほど・・・・。では・・・、キミたちのお望みの・・・敗北をプレゼントしてあげよう!!」
「あんたにプレゼントしてもらわなくてもねえ」
「ここにいるじゃん、こんなにステキなやつらが・・・」
「ヲタくさいわね・・・」
「たいやき・・・うぐぅ」
ユラァ!!!!!
「ストーップ、ストーップ!!」
一触即発の気配を察した1は、慌てて全員を止めた。
「もうちょっと、まて、もうちょっとな」
「あー、ネムてえ・・・」
その声に1は慌てて振り向いた。
「名無しィ!!」
「・・・なんだよ、1のおっさん・・・。こんなところに呼び出してよ・・」
「おう、来たか、名無しよ!!」
視線を名無しに向けたまま、赤松は口を開いた。
「なんだね、アレは?」
「ヤツ・・・、名無しさんは2ちゃん最凶トーナメントで、並みいる全てのコテハンを沈め、トーナメントを制した漢だ!!・・・・っと、ちなみに漢と書いてヲタと読む」
「ほう・・・、なかなか生暖かくコウバしい香りだ・・・。あれが我々の相手かね?」
「・・・・もう、しばし待ちたまえ。慌てるヲタは萌えが少ないってね」
「我々はヲタというわけではないが・・・」
「何、言葉のあやだ」
今まで黙っていたヴぃぐぅが、ふいに口を開いた。
「うぐぅ!!」
全員がヴぃぐぅの視線の先を追った。
一瞬間を置いて、岡田はヒヒっと小さく笑って言った。
「ブヒヒッ、なるほど、待った甲斐はあったね。面白そうなエサだ」
ドッポでぢこ「お前の言ったとおり集めたにょ、あと三人をにょ・・・」
烈さくら「ほえ〜、ここで何するの〜」
未峰「・・・・」
澤井課長「赤松〜」
以下次号!!
sage
名無しさん!
ドッポでぢこ!
烈さくら!
未峰徹!
澤井課長!
誤島勉!
ヴぐぅ!
岡田斗死汚!
さらP!
毒ター赤松!
5対5でにらみ合う。
1が口を開いた。
「このヲタたちは決してトーナメントの上位順で呼んだのではない」
「ボソ・・・、2ちゃんヲタ系の人気だろ・・・ぐふっ」
ボソリとつぶやいた名無しに1の膝蹴りがヒットしていた。
「彼らは2ちゃんのバトルに参加したことすらない!!!それどころか闘士(闘士と書いてコテハンと読む)ですらないのだ」
「単にコテハンを勝手に出すのが怖いんだろ・・・ゴボ」
またもや名無しの呟きに、アッパーカットを入れる1。
「だが、彼らの存在は2ちゃんの猛者どもに莫大な影響を与えておる・・・・、そう、彼らはネット上よりも、実践で力を発揮するタイプ!!!」
1はそこで一旦言葉を切ると、黒子の差し出したマイクを受け取った。
「でィィィィはァァァ、彼らの紹介をしようゥゥゥ」
1はいきなり燃える司会風の喋りを始めた。
「名無しさん(ニセバギ)ッッッ!!!!トータルファイター!!何でもあり!!!言わずとしれた2ちゃんの顔!!2ちゃんの総意!!いまだかつて彼に勝てたコテハンは存在せず!!2ちゃんの最大勢力だァァッァァ!!!」
「ドッポでぢこ(ニセ愚地独歩)!!!!アルティメット猫耳娘!!毒舌!!撫露ッコリー総帥としてそのあまりにあくどい商法は無敵だァァァ!!!」
「未峰徹(ニセ花山薫)!!あらゆる努力を女々しいものとして拒否!!天から授かったそのヲタ魂のみで戦いつづける伝説のヲタ!!2度のヲタク勃ちはすでに伝説!!究極ヲタトーナメントにて、一回戦VS死汚山戦開始前の『これはあなた方プロと僕達アマ投稿者との戦いです』、戦いの勝利後の『プロやらせとくには惜しいヲタ』などの発言は、今なお熱く我々の心を揺さぶっております!!」
「烈さくら(ニセ烈海王)!!さくら四千年の歴史に死角なし!!『さくら』はヲタの歴史とともに『主役』を勤め続けたのだ!!人型蒸気機関兵器を駆り帝都を護りし聖戦!!!『あの人』を追って世界各国でのストリートファイト!!!古代の魔道士の遺産たるカードの捕獲!!!『さくら』とはその全ての戦いを制した絶対の存在!!他の萌え娘の居た位置など三千年前にさくらが到達しているッ!!そのあまりの存在感にさくら板に隔離されたほどの伝説の萌えマスター!!!!!」
「澤井課長(ニセ渋川)!!!其の発言が2ちゃんのヲタにクリーンヒット!!力ではなく技で勝負の福本流!!ざわ・・・・ざわ・・・」
1「そしてぇぇぇッッ!!勝負方法!!!私はここにヲタデブ方式を提案する!!!!」
でぢこ「まさかにょ!!??あのヲタデブ方式かにょ!!?」
名無しさん「未峰よ、ヲタ何とか方式って知ってるか?」
未峰「かつてヲタに全てをかけたがゆえ、ヲタ行為以外の時間が取れず、勝負の打ち合わせが出来なかったヲタが生み出した勝負方式ですよ」
1「勝負場所は、ネット上でも、狭い闘技場でもない。ヲタとして、秋葉原全てが戦場!!」
「すなわち、目が合ったときに戦う…」
「滅背サンオーでエロゲー発売日に徹夜で並んでいるときでも・・・・」
「ぢゃんぎゃららーめんで、くせえラーメン食ってるときでも・・・」
「刑-BOOKSで、コミケの新刊を転売しているときでも・・・・・・・」
「芸魔ーズで、商品のボッタクリ価格に憤ってるときでも・・・」
「あちこちの常備ノートにシコシコヲタ絵とヲタ文を書いてるときでも・・・」
「人気の無い裏通りで、ドキュンにカツアゲされてるときでも・・・・・・・・・・・・」
「全てが戦場!!!」