ミキちゃんは、学校で大人の人に変な事をされそうになったらどう対処するかも習った
と、泣きながら私に話してくるのです。へんな事をされそうになったら大声を出す事
どういった事がイケナイ事なのか、私は驚きました。私が行った事全てが変質者が
行う行為として学校で習っていたのです。ミキちゃんはしっかり認識していたのです。
ソレをわかっていながら、受け入れた事をミキちゃんなりの言い回しで一生懸命
私に伝えてくるのです。
「だから、だから、触って良いよって言ったもん、ミキが自分で言ったもん」
「くすぐったいけど平気って、ミキ自分で言ったもん」
「ミキ○○君の事好きだもん、悪い事してないもん」
泣きながら繰り返し繰り返し訴え続け、それを聞いた私も涙が出そうでした。
ミキちゃんをグッと抱きしめ、ごめんねと繰り返す事しか私には出来ませんでした。
この時、私は自分の中でミキちゃんに対する気持ちがガラッと変わった事に気が付きました。
最初は自分の好奇心からの行為だったのですが、今は違います。
ミキちゃんを愛してしまったのです。
その夜は一緒にお風呂に入り、体を洗ってあげながら、ミキちゃんの
「赤ちゃんってどこから生まれるの?」の質問をきっかけに性教育の授業となりました。
イヤラシイ感情が微塵もない少女の目を見ながらの説明があんなに大変だとは思いも
しませんでした。世の親が性教育から逃げたがる気持ちが少しわかりました。